スキップしてメイン コンテンツに移動

Microsoft Designerでブログのワンポイント画像を作ってみた。

EaseUS Data Recovery Wizard for Mac無料版を試す。

こんにちは、モバ(@yubile)です。

バックアップネタの次はリカバリーかな、ということで、EaseUS Software公式ツイッターの中の人に声をかけていただいたのをきっかけに、Mac用データリカバリーソフト「EaseUS Data Recovery Wizard For Mac Free」(以下DRWと略します)を試してみることにしました。

Mac用無料データ復旧ソフト – EaseUS Data Recovery Wizard For Mac Free |EaseUS公式サイト

詳しくは上記リンク先を見ていただければ分かりますが、不意のクラッシュやフォーマット、誤って削除してしまったなどで失われたデータを復旧するためのソフトです。


こういう失ったデータを取り戻せる(かもしれない)手段は、普段はあまりお世話になりたくないですが、いざという時のために用意しておきたいものの一つです。
もちろん普段からオンラインストレージに預けておくのも良い手ですが、契約上そういう第三者にデータを預けられないという場合もありますし、やはり手軽なバックアップ&リカバリーは必要となります。特に非常時はパニクって冷静な操作ができないことも想定されるので、できるだけ簡易にできることが大事です。

なお、無料版は復旧できるデータが2GBまでと決まっていること、テクニカルサポートなどが無いこと以外はさほど制限がありません。


というわけで早速テスト。一番簡単な「誤って削除してしまったデータ」の復旧にトライしてみます。
ディスク「名称未設定」のイメージファイル(1GB)を作り、中にスクリーンショットファイルを数十個コピー、その後1つだけゴミ箱に入れてゴミ箱を空にするという、最も簡単なテストです。
スクリーンショット 2018 08 06 13 21 03

DRWのインストールは簡単で、ダウンロードしたディスクイメージをダブルクリックして開き、中の.appをアプリケーションフォルダにコピーするだけ。最近のMacではお馴染みのパターンです。
スクリーンショット 2018 08 06 13 45 11
起動すると管理者パスワードを求められ(ディスクやデバイスへのアクセスのためだと思われます)、こんな画面が表示されます。
スクリーンショット 2018 08 06 13 19 41
右上の”Scan”ボタンを押すと処理が始まり、しばらくすると復旧可能なファイルが表示されます。今回はMacBook Pro内蔵SSD内のディスクイメージなのであっという間でした。
スクリーンショット 2018 08 06 13 21 50
復旧したいファイルにチェックを入れ、画面右上の”Recover Now”ボタンを押すと、復活させたファイルの保存先を聞かれるので指定します……。
スクリーンショット 2018 08 06 13 24 20
見事復活しました!
今回はゴミ箱を空にしただけなので復元しやすい状況と考えられます。近々、USBメモリなどで「誤ってフォーマットしてしまった状態」を再現してテストしてみようと思います。


基本的に「起動してScanしてチェック入れてRecover Nowする」だけでファイルが救出できるので、非常に簡単です。
ただ、復活させたファイルがフォルダ構造になるのは仕方ないとして、その最上位フォルダがボリュームの名前(例えば”Macintosh HD”など)ではなく”HFS+_0001″のようにフォーマット形式で表示されるのは少々分かりにくいと感じました。

とはいえ、最初にも述べたようにこの手のソフトは非常時に慌てていても問題なく使えるぐらい簡単であるべきなので、その点は非常に素晴らしいです。いざという時に無料版でもいいので手元に置いておくことをお勧めします。

2018/08/08追記:メニューバーの”Language”から、日本語UIへの切り替えが可能です。
日本語に切り替えると、こんな感じになります。


このブログの人気の投稿

最近のパケット事情(または断捨離し損ねた通信契約の話)

こんにちは、モバ( @yubile )です。 かれこれ半年近く更新しなかったわけですが、今日もなんとなく生きています。 IIJmioを解約した のが昨年10月のこと。 その後ZenFone 7を衝動買いした結果、持ち歩くスマートフォンが現在4台です。 内訳はこんな感じになっています。 (1) iPhone XS Max(ソフトバンク:ウルトラギガモンスター+)=メイン (2) Zenfone 7(mineo:au回線 10GB通話付きプラン)=サブ (3) OPPO A5 2020(楽天モバイル)=モバイルルーター的用途 (4) Rakuten mini(DENT)=Edy、nanaco、WAON等 Google Pixel 3aも使っていたのですが、5台はさすがに多いのでしばらくお休みしてもらうことにしました。Android 12がリリースされたら真っ先にアップデートして試そうかなと思います。 ……本来のイメージはiPhoneとRakuten miniの2台持ちぐらいで済ませるつもりだったんですが、どうしてこうなった。 あと、Zenfone 7が楽天モバイルに完全対応してくれてれば、(2)と(3)は統合できたんですよねえ。アップデートお願いします>ASUSさま。 ちなみにRakuten miniに入れているDENTのeSIMは、いわゆる海外ローミング回線です。有効期間が365日と長い上に1GBが4.99ドルという、「とりあえず入れておくSIM」にピッタリのヤツです。ローミング先がドコモ回線なのでRakuten miniのロットに左右されますが、電子決済で通信が必要な場合に役立ちます……と言いたいのですが、問題もあります。いずれ別記事で。

ウォークマンNW-S760(32GB、スヌーピー刻印)レビュー・ハードウェア編

この秋に発表されたソニーのウォークマンは、”最高音質”を謳うAシリーズやAndroid搭載Zシリーズの注目度が高い。 ガジェット好きとしてはやっぱZかなあ、Android版iPod touchみたいな感じで使えるのかなあなどと考えていたのだが、気がついたらSシリーズを買っていた。理由はただひとつ。スヌーピーだからだ。 写真は純正クリアケースを装着後。背面の刻印は3種類(+ソニーストア実店舗限定のものが1つ)から選べる。 スピーカー付属モデルやBluetoothイヤホン( 以前の記事 で書いたMDR-NWBT10N)付属モデルもあるが、今回はウォークマン本体だけを購入。本当はスピーカー付属が欲しかったのだが、32GBの設定がない。今までの経験から言って8GBや16GBではすぐに足りなくなると踏んだため、19800円の32GBモデル(型番NW-S766)を注文した。ちなみに写真の通り、色はゴールド。 昔からスヌーピーものには目がない。「スヌーピーだから」という理由で、以前ラナが出していたiPod nanoのスヌーピー刻印モデルを予約購入した(第1世代、第2世代ともに)ぐらいだ。いくつかのオマケ付きとはいえ、たしか本体の倍近い価格だった。しかも容量が少ないモデルがベースだったため、すぐに使わなくなってしまった。 それに比べれば、今回のウォークマンは刻印と壁紙以外のオマケは無いものの値段が通常モデルと変わらないわけで、えらく良心的に感じる。 ひとつ気になるのは、刻印モデルの販売期間が終わったあとに修理に出すと、刻印が保証されないということ。せっかく3年ワイド保証に入ったのに、迂闊に修理に出せないというのは困ったものだ。まあ、壊れたら壊れたでオブジェとしてとっておく気まんまんなのだが。 そんなわけで、機能性能に惚れ込んで買ったわけではない分ちょっと冷静にレビューしてみよう。 見た目は正直なところ、iPod nano第5世代とよく似ている。クリックホイールでもないしボタン数も違うのだが、でもやっぱり雰囲気は近い。裏を返せばiPodユーザーにも違和感が少ないともいえるか。第5世代nanoより少し厚みがあることと、裏面の金属質感のおかげで取り落としにくそうなのは嬉しい。また、本体にストラップホールがあるのもiPod/iPhoneには無い利点だ。 前世代のS750シリーズと比べると

非自炊的電子書籍生活・BookLive!編「自炊お断り!」な専用端末Lideoを買って みた!

こんばんは、モバ( @yubile )です。 PQIのAir Cardと、 加賀ハイテックのTAXAN MeoBank SD という、目的の被りそうなアイテムを同時に注文しちゃいました。届いたらレビューを書くつもりです。   さて、今日のネタは電子書籍サービス BookLive! の専用端末「Lideo(リディオ)」です。Sony Reader(PRS-650)、楽天Kobo touch、Amazon Kindle Paperwhite 3Gと来て電子ペーパー4台目、電子書籍端末という意味ではSH-07Cもあるので5台目です。iPadとNexus 7とSony Tablet Pだって電子書籍を読むのに使ってます。いやはや。iPad miniを買ってアプリ使い分けた方がよっぽどラクじゃねえの? とか自分に囁きたくなります。 そんなLideoですが、先に結論を言っちゃいますと 「WiMAXで本を買うの意外と快適」「凸版明朝&ゴシックが割と綺麗」「足りないものは解像度とフロントライトとまともな同期機能」「BookLive!&Lideoしか使わないならアリかな」「自炊派の方は選択肢たり得ません」 といったところ。 では行ってみましょう。なお、前述の他サービスや端末との細かい比較についてはInternet Watchの こちらの記事 をどうぞ。 Lideoハードウェアと初期セットアップについて  Lideoは「読書好きだが電子機器やインターネットには疎い」という層に向けて作られた端末だ。 だからボタン類は「本棚」「書店」「メニュー」「戻る」「文字」そして「電源」と、すべてに日本語表記がしてあったり、 “利用を開始するにあたってBookLive!のウェブサービスのアカウントなどは不要で、Lideoの電源投入後に誕生日、性別、パスワードを設定するだけで初期設定が完了する。メールアドレスさえも登録する必要がない” ( “インターネット要らず”の電子書籍端末「BookLive!Reader Lideo」発売 -INTERNET Watch より)のが特長だ。 ぼくの場合はもともとiPadとNexus 7でBookLiveを利用していたので、そのアカウントを入力してアクティベーションした。この場合、BookLiveに登録した他の端末としおりや本棚の同期ができるし(ただし後述するが残念な