スキップしてメイン コンテンツに移動

Logicool Pebble Keys 2 K380sの簡易レビュー

U字ケーブルのイヤホンが最近ないなーとお嘆きの方へ。SPARK by Wizyfab レビ ュー

こんばんは、モバ(@yubile)です。

最近はY字ばっかりで……

新しいイヤホンがどんどん出てきて、だからどんどん欲しくなるわけですが、残念なことがひとつ。
 
ケーブルがみんなY字なんです。
 
Y字とかU字って何なのよ? という方に簡単に説明すると、Y字ケーブルは分岐から右と左に伸びるケーブルが同じ長さ、まあ要するに、iPodやiPhoneの付属イヤホンみたいなヤツですね。
これに対してU字ケーブルというのは、右のケーブルだけが長く作られているものです。何が良いって、 使わない時は首の後ろに掛けておける ことです。コードクリッパーなどを着ける必要がありませんし、外したり着けたりがとてもラク。
 
U字が廃れた理由はよく分かりませんが、おそらくAppleのイヤホンがY字だったことは無関係ではないのでしょう。また、左右の長さが違うと音質にも僅かながら影響があるとも言われています。ですが、外で使うイヤホンなら音質差よりも利便性を選びたいぼくとしては、U字の選択肢がどんどんなくなったのはかなり不満でした。
SHURE掛けするようなイヤホンならそれでもいいんですが、カナルではないインナーイヤータイプのイヤホンなんかはそういうわけにも行きませんしね……。  

一台四役(?)の便利アイテム、SPARK

今年の5月頃、Kickstarterでこんなものを見かけたので出資してみました。
Wizyfab créateur de produit design – Wizyfab
首の後ろから回したループでイヤホンケーブルを固定することで、Y字ケーブルのイヤホンでも首からぶら下がるようにできる、というアイデア商品。イケるかも? と思って出資してから7ヶ月半、12月の中旬に手元に届きました。
簡単に言えば、イヤホンケーブルに固定する針金というところでしょうか。2週間ほど使ってみたので、メーカーが謳う4つの機能

  1. Carrying Earbuds
  2. Earbud Organizer
  3. NFC Connection
  4. Smartphone stand

について簡単にレビューします。

(1) Carrying Earbuds:U字ケーブルの代わりとして

ほぼ目論見通りです。イヤホンで使われるぐらいのケーブルの太さならだいたい何でも合わせられますし、固定は磁石式の割にしっかりしています。慣れてくればイヤホンを装着したままSPARKを着け外しすることもでき、肌触りも気にならないのでこの用途にはまったく文句ありません。強いて言えば、夏に汗ばむとどうなるか気になるところです。

(2) Earbud Organizer:イヤホンケーブルをまとめる

これもなかなかイイ感じです。(1)のケーブル固定用マグネットがそのまま、ケーブルをまとめる時の留め具としても活用できます。しっかりまとまります。磁石なので鞄の中での保管場所を多少考える必要がありそうですが。

(3) NFC Connection:NFCタグ内蔵

SPARKにはNFCタグが埋め込まれていて、対応アプリを使えばいろいろできる……はずです。Xperia Z5と連携させるつもりだったのですが、SPARKを装着した状態だとスマホをNFCタグに当てるのが意外と難しく、結局使っていません。Xperiaの場合、スマートコネクトと合わせて「イヤホンを着ける→SPARKにスマホをかざす→音楽再生開始」なんてことができるんだろうと思うのですが、正直そのぐらいならPebble2やSmartWatch3でいいかな、とも。
とはいえ、あって邪魔というものでもありませんし、夢のある機能だと思います。ちなみに、現在販売中のSPARK BASICはNFCタグ1つで、Kickstarterでぼくが注文したSPARK Connection 2はタグ2つです。安い方で良かったかな……。

(4) Smartphone stand:スマホスタンド

これははっきり言ってぼくにはムリでした。公式サイトにあるような形をなんとか作ってみたものの、うまくスマホを立てられません。というよりスマホなしでもそもそも自立させられません。掛かる手間を思うと、軽量なスタンドを別に持ち歩く方が良さそうです。

まとめ

主に(1)と(2)については良い出来です。(3)はぼくが使いこなせていないだけですが、(4)は使いこなせる人いるのかなあ……。
現在、SPARKはWizyfabのオンラインショップでひとつ19.90ユーロです(送料込となっていますが、日本への送料は別途掛かるかもしれません)。イヤホンアクセサリーと考えるとやや割高なものの、U字ケーブルの愛好家は妥協策として持っておくのも良いでしょう。

このブログの人気の投稿

最近のパケット事情(または断捨離し損ねた通信契約の話)

こんにちは、モバ( @yubile )です。 かれこれ半年近く更新しなかったわけですが、今日もなんとなく生きています。 IIJmioを解約した のが昨年10月のこと。 その後ZenFone 7を衝動買いした結果、持ち歩くスマートフォンが現在4台です。 内訳はこんな感じになっています。 (1) iPhone XS Max(ソフトバンク:ウルトラギガモンスター+)=メイン (2) Zenfone 7(mineo:au回線 10GB通話付きプラン)=サブ (3) OPPO A5 2020(楽天モバイル)=モバイルルーター的用途 (4) Rakuten mini(DENT)=Edy、nanaco、WAON等 Google Pixel 3aも使っていたのですが、5台はさすがに多いのでしばらくお休みしてもらうことにしました。Android 12がリリースされたら真っ先にアップデートして試そうかなと思います。 ……本来のイメージはiPhoneとRakuten miniの2台持ちぐらいで済ませるつもりだったんですが、どうしてこうなった。 あと、Zenfone 7が楽天モバイルに完全対応してくれてれば、(2)と(3)は統合できたんですよねえ。アップデートお願いします>ASUSさま。 ちなみにRakuten miniに入れているDENTのeSIMは、いわゆる海外ローミング回線です。有効期間が365日と長い上に1GBが4.99ドルという、「とりあえず入れておくSIM」にピッタリのヤツです。ローミング先がドコモ回線なのでRakuten miniのロットに左右されますが、電子決済で通信が必要な場合に役立ちます……と言いたいのですが、問題もあります。いずれ別記事で。

ウォークマンNW-S760(32GB、スヌーピー刻印)レビュー・ハードウェア編

この秋に発表されたソニーのウォークマンは、”最高音質”を謳うAシリーズやAndroid搭載Zシリーズの注目度が高い。 ガジェット好きとしてはやっぱZかなあ、Android版iPod touchみたいな感じで使えるのかなあなどと考えていたのだが、気がついたらSシリーズを買っていた。理由はただひとつ。スヌーピーだからだ。 写真は純正クリアケースを装着後。背面の刻印は3種類(+ソニーストア実店舗限定のものが1つ)から選べる。 スピーカー付属モデルやBluetoothイヤホン( 以前の記事 で書いたMDR-NWBT10N)付属モデルもあるが、今回はウォークマン本体だけを購入。本当はスピーカー付属が欲しかったのだが、32GBの設定がない。今までの経験から言って8GBや16GBではすぐに足りなくなると踏んだため、19800円の32GBモデル(型番NW-S766)を注文した。ちなみに写真の通り、色はゴールド。 昔からスヌーピーものには目がない。「スヌーピーだから」という理由で、以前ラナが出していたiPod nanoのスヌーピー刻印モデルを予約購入した(第1世代、第2世代ともに)ぐらいだ。いくつかのオマケ付きとはいえ、たしか本体の倍近い価格だった。しかも容量が少ないモデルがベースだったため、すぐに使わなくなってしまった。 それに比べれば、今回のウォークマンは刻印と壁紙以外のオマケは無いものの値段が通常モデルと変わらないわけで、えらく良心的に感じる。 ひとつ気になるのは、刻印モデルの販売期間が終わったあとに修理に出すと、刻印が保証されないということ。せっかく3年ワイド保証に入ったのに、迂闊に修理に出せないというのは困ったものだ。まあ、壊れたら壊れたでオブジェとしてとっておく気まんまんなのだが。 そんなわけで、機能性能に惚れ込んで買ったわけではない分ちょっと冷静にレビューしてみよう。 見た目は正直なところ、iPod nano第5世代とよく似ている。クリックホイールでもないしボタン数も違うのだが、でもやっぱり雰囲気は近い。裏を返せばiPodユーザーにも違和感が少ないともいえるか。第5世代nanoより少し厚みがあることと、裏面の金属質感のおかげで取り落としにくそうなのは嬉しい。また、本体にストラップホールがあるのもiPod/iPhoneには無い利点だ。 前世代のS7...

FMV Comfort Keyboard KB800(FMV-KB800T)を買ってみた(簡易レビュー的メモ)

 こんばんは、モバ( @yubile )です。 正直、正直なところ、PCのキーボードはタイプライターと見紛うほどのカシィンカシィンと鳴るメカニカルキーボードが好きです。が、昨今は自宅でも出先でも静かにやりたいことがとても多く、もはや時代の流れには抗えません。 そんなわけで半ば衝動買いしたのが、富士通の FMV Comfort Keyboard KB800 です。この記事を書いている今、Amazonには入荷しておらず、メーカーのオンラインショップでも品切れ中のようです。 ちなみに私は、近所のケーズデンキに1台残っていたのを運良く衝動買いできました(?)。直前に同じケーズデンキで Logicool K380s を買ったばかりだった(でもって、そちらはそちらでとても良かった)んですけどね……。 ファーストインプレッションとしては、 テンキーを含むフルキーボードとしてはコンパクトで良い キートップは小さめに感じるが小さすぎもしない絶妙な大きさ キーストロークは見た目より深いが軽いタッチでも反応する 総じてタイピングが気持ちいい Bluetoothに加えてUSBドングルも使えるので、有線キーボードが必要な部分をカバーできるのが便利 カラバリがあったら欲しい といったところ。今のところちょうどいいケースがなくてモバイルしづらいことを除けば、けっこう気に入っています。