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こんにちは、モバ(@yubile)です。
何だか随分と間が空いてしまいましたが、NetflixやAmazonプライムビデオ(とそれらに刺激されたhuluのラインナップ拡充)、あと艦これ秋の秋刀魚漁で更新をサボりまくったのが主な原因です。
そんなわけで、今日のネタは先月末にリニューアルされたAmazon Kindle Fireタブレットです。正式にはFireタブレット(第5世代)であり、電子ペーパー端末と違って”Kindle”が付かないらしいので、以後Fire 2015と呼ぶことにします。
9月30日発売ですが、ぼくの手元に届いたのが10月11日でした(これでも18日予定だったのが1週間ほど早くなったのですが)。ちなみにブラックです。
この記事を書いている10月21日深夜だと、12月7日発送予定らしいので相当な品薄ぶりのようです。
まあ、プライム会員なら4,980円という価格のインパクトは絶大ですしね。
ハード・外観
高級感はありませんが、値段も相まって気軽に使えると思います。
見た目より重たいものの、幅がさほど大きくないので片手でしっかり掴んで縦持ちできます。ただまあ、プライムビデオ用と考えると縦持ちする機会はあまりなさそうなのですが。
スイッチや端子類は縦持ち時の上側に集中しており、microSDスロットのみ右側面。ボリュームボタンはその時の本体の向きに合わせて切り替わる仕組みなのがちょっと親切。
ちなみにHDMI端子はこの最下位モデルには付いていませんので、TV出力を望むなら上のモデルか据え置きのFire TVを選ばなければなりません。
スピーカーはモノラルで音量も音質も案外悪くないですが、イヤホンを用意した方が楽しめます。
液晶は1024×600の7インチで、予想していたよりずっと綺麗でした。
1万円を切るタブレットでもこのぐらいの液晶が使えるのかと思うと隔世の感がありますが、明るさがちょっと足りません。屋外で使うにはちょっと頼りない。
また、予想はしていましたが解像度的に電子書籍を読むには向きません。
気になるのは、Wi-Fiの感度が少し弱いこと。自宅内で他のタブレット(iPad mini 2やXperia Z3 Tablet Compact)で問題ない場所でも、電波が掴めなかったりしました。
ソフト・使用感
Fire OSはAndroidベースなので、Androidタブレットを触った経験があればさほど違和感なく始められます。
違いがあるとすれば、Androidが常にアプリを起点に始まるのに対して、Fire OSはコンテンツを起点に始まるということ。
たとえば電子書籍を読むなら、リーダーアプリを起動してそこから読みたい本を選ぶのが普通ですが、Fireではコンテンツ専用のエリアがホームに用意されていて、読みたい電子書籍の表紙をタッチすれば自動的にリーダーが起動するようになっています。
電子書籍、ビデオ、アプリ、そして買い物と、Amazonが扱うコンテンツはすべてホーム画面に専用のエリアを持ち、素早くアクセスできるように設計されています。
月並みですが、ハードを売るApple、広告を売るGoogleとは違う、モノを売るAmazonならではのアプローチと言えそうです。
全体的な動作速度は「決して速くはないがストレスを感じないギリギリ」という印象です。ヘビーなアプリは試す気になりませんが、本を読みビデオを再生し、たまにチラッとブラウザで検索する程度なら問題ないでしょう。
ただし標準搭載のSilkブラウザはWi-FiとCPU性能が相まってかあまり速くなく、スマホなどがあるならそちらを使った方が快適でしょう。
おもしろいのは、先に書いたとおりWi-Fiの感度がちょっと怪しいのに、いざプライムビデオをストリーミングで見始めるととてもスムーズなこと。何かFireに最適化された工夫がありそうです。また、電子書籍も購入後ダウンロード完了を待たずにストリーミングで読み始められ、遅くても気にならないように工夫されています。とはいえ、コレが活きるのはコミックや雑誌など画像が中心な(Fire 2015では読みづらい)コンテンツで、高解像度液晶の上位モデルだとWi-Fiアンテナが増えてダウンロードが速いそうなので、恩恵が少ないかもしれませんね。
バッテリー
Amazonオリジナルドラマ「アルファハウス」シーズン1第1話(24分)をストリーミング再生してみたところ、6%ほどでした。一方、ダウンロードしてからの再生でもほとんど同程度だったのは少し意外でした。
作品によってはHD画質でないものもありますし、アニメと実写でも違ってきそうですが参考までに。
ちなみにスペックが控えめなおかげか、スリープ時の消費電力はかなり少ないです。フル充電してから一晩放置しても100%表示を保っていました。
まとめ
タイトルにも書いたとおり、プライムビデオには最適です。本やWebブラウザには解像度と処理能力的にキツいかと思います(Amazonレビューにも同じような感想を書かれている方がいらっしゃいました)。
また、Android版アプリなら可能な動画の連続再生が、Fire 2015だとなぜかできないのも気になります(2015/11/18追記:できるようになっていました。作品によって可・不可が違うんでしょうか?)。
とはいえ、プライム会員4,980円という本体価格を考えれば、十分すぎるお得度でした。