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こんばんは、モバ(@yubile)です。
Xperia Z3 Tablet Compactを買いました。レビューっぽい記事の1回目です。
タブレットの話としていきなりアレなんですが、Z3 Tablet Compactの音楽機能について、しかも用途として多そうなスピーカーをスルーして、ヘッドホンで聴く場合について見てみます。
買う前はさほど気にしていなかったのですが、Z3 Tablet Compactはハイレゾ対応であり、内蔵WalkmanアプリはApple Lossless対応だと知って、でっかいiPod touchのように扱えるか確かめてみたくなったためです。
また、愛用のヘッドホンMDR-1RBTMk2は、有線接続すればハイレゾ対応ということになっています。ハード的に最低限のハイレゾ環境は整いました。
ちなみにZ3シリーズ共通のセールスポイントとして
(1) 本体ヘッドホンジャックがハイレゾ対応
(2) 圧縮音源をハイレゾに近づける”DSEE HX”
(3) 対応ヘッドホンとの組み合わせでデジタルノイズキャンセリング
というのがあります。
DSEE HXやノイズキャンセルについては、Walkmanアプリのメニューボタンから「設定」を開き、
サウンドエフェクトを選ぶと出てきます。
ClearAudio+をオンにすると、このあたりの設定は自動で最適化されるようです。Xperiaのカメラでいう「プレミアムおまかせオート」みたいなものでしょうか。
イコライザ含め自分でいじりたい場合、ClearAudio+のチェックを入れずに「サウンドエフェクト」をタップすればOK。
聴き比べてみた感じでは、ClearAudio+をオンにするとDSEE HXもオンになっているように思います。
ちなみにノイズキャンセル設定をしたい場合、2枚目のスクリーンショット真ん中にある「ヘッドホン」をタップして、使うヘッドホンを選択してから接続し設定します。
NW-M505付属のイヤホンで試してみました(NWNC33相当?)が、同等ぐらいのノイズキャンセルはされていそうです。
なお、ノイズキャンセルのためだけでなく、いくつかのイヤホンには最適化した設定があるようなので、使う場合は確認した方が良さそうです。
さて、iTunesとAndroidデバイスの連携といえば定番なのが、iSyncrというアプリ(無料版はこちら、有料版はこちら)です。これを使うと、iTunesライブラリからAndroidデバイスの指定したフォルダに音楽とプレイリストを転送してくれます。
普通はこれでそのままWalkmanアプリから使えるのですが、Xperia Z版WalkmanアプリはApple Losslessが再生できません。仕方なく、PowerAMPというサードパーティ製プレイヤーアプリを使っています。
PowerAMPの機能や性能に文句はないのですが、ソニーのデバイスを使っている以上、上述のDSEE HXだとか、ClearAudio+なんていうソニーならではの音質向上機能を使ってみたいわけです。
ここで面倒なのが、KitKatの外部SD書き込みに関する制限。iSyncrも例外ではなく、Wi-Fi経由でファイルを転送する場合、iSyncr専用の場所にしか入れられません(そしてそこにWalkmanアプリはアクセスしません)。
iSyncr作者もこのことは認識していて、「USB転送なら制限を受けず好きな場所にファイルを置けるよ」と言っています。
音楽ファイルはなるべくmicroSDに置いて内部ストレージを節約したいので、USB接続を選ぶしかないのですが……USBポートはキャップ付きなので、防水機能を考えるとあまり頻繁に開け閉めしたくないのが悩ましいところです。
外部ストレージへの制限がふたたび緩くなるという噂のAndroid 5.0 Lollipopアップデートを待つか、root化して外部ストレージにフルアクセスできるようにするか。まだ発売したばかりのデバイスですし、どのみちしばらく先のことになりそうです。現状はよく聴く曲だけUSB接続で入れて、あまり頻繁に入れ替えないのがベターですね。
とまあ面倒なことはあるものの、いざ聴いてみるとなかなか楽しいです。なんというか、余韻がついて音が豪華になった感じがします。いずれハイレゾ音源も買っていろいろ聴いてみたいと思いました。
ただ、初めからわかりきったことですが、いくらタブレットとして小さく薄くて軽くても、WalkmanあるいはiPod的に使うにはデカすぎます。
ましてハイレゾ(もどき)を堪能するなら有線接続必須となると、取り回しはなかなか大変そうです(まあ、MDR-1RBTMk2はBluetoothでaptXという手もあるんですが……それならiPod touchでAAC使っても音楽聴く分には大差ないでしょうし)。
そういう意味で常用するのがいろいろ難しくはあるんですが、工夫を考えたくなるぐらいには聴いてて楽しい音質になるのも確かです。