Moba Photo Life!!

コスパ的には微妙なライン? ポータブルヘッドホンアンプ「Fiio E11」レビュー

2013 02 10 04 12 12

こんにちは、モバ(@yubile)です。

日テレG+でアメリカのTNAというプロレス団体の番組が放送開始となりました。元WWEのレスラーやWWEでは見られないタイプのレスラーもいる団体で、前々から見たいと思っていたのでありがたい限りです。字幕が慣れてないというか手抜きっぽく感じられるのが少々残念ですが、まあプロレス絡みの英語ならさんざん鍛えられてだいたい分かるのでたぶん問題ないはず。……むしろ、いつ日テレG+が放送を打ち切るかが怖いです。JSPORTSはWWEこそ変わらず続けていますが、新日本プロレスの放送は止めてしまったし。

 

さて、今日はヘッドホンレビューの番外編として、ポータブルヘッドホンアンプ(以下ポタアン)のご紹介。低価格なポタアンを多数揃えるFiioのE11という、エントリーよりちょっと上ぐらいのモデルです。

 

そもそもポタアンとは何ぞや?

アンプはすなわちAmplifier、つまり増幅器のことで、大ざっぱに言えば「音声出力を増幅する機械」です。中でも、iPodなどのポータブルオーディオプレイヤーとヘッドホンを繋ぐ時に使うアンプがポタアンです。

iPodやウォークマンにもそもそもアンプは内蔵されているのですが、バッテリーや携帯性の関係でどうしても出力が大きくできません(※1)。そのため、ヘッドホンやスピーカーによってはパワー不足で音量が出し切れなかったり、イマイチ迫力が不足してしまうということが起きます。そういった時にパワー不足を補うのがポタアンです。特にプロ仕様のモニターヘッドホンや高級オーディオヘッドホンで高出力を要求するものが多く、それらをiPodなどで使うためにポタアンは必須です。

また、ポタアンのみならずアンプ全般に言えることですが、音質に与える影響は小さくありません。オーディオ趣味のパーツのひとつとして、アンプにこだわる方も多いようです。

※とはいえ、iPodはポータブルオーディオ機器の中では比較的出力が高いようで、ボリュームを上げればそれなりにパワーが出ます。もちろんポタアンを通した方が余裕があるのですが。

 

Fiio E11ってどんなの?

Fiioは中国のブランドで、初めに書いた通り低価格なポータブルヘッドホンアンプをたくさん出しています。中にはUSB DAC機能でパソコンに繋いでオーディオ出力できるものもありますが、今回ぼくが選んだのはシンプルなアンプ機能だけのタイプ、E11です。

もっと低価格でAppleデバイス専用(ただしDockコネクタ)のE1などもありますが、そこは汎用性を重視してみました。Dockコネクタ搭載のiPhoneなどと合わせるなら、リモコン機能が使いやすいオーディオテクニカのAT-PHA31iもお勧めです。

ちなみに、iPhoneやiPodとの接続は本体のヘッドホン端子でも良いのですが、DockやLightningから出力した方が音が良くなります。なのでDock – ステレオミニプラグ変換ケーブルを使うことをお勧めします。Lightningの場合、さらにDockとの変換アダプタが必要になります。Dockと違ってLightningにはアナログ出力がないため、アナログ変換を備えた純正の変換アダプタを使いましょう。高いですが。

 

実際に使ってみて

接続したiPodは、第5世代iPod (60GB)と、第5世代iPod touch (赤64GB)+Apple純正Lightning – 30ピンアダプタの2パターン。

ヘッドホンは以前に記事も書いたMay’n御用達(?)JVCケンウッド HA-MX10-Bや、最近のお気に入りであるSennheiser HD25-1:2(ぼくが持っているのはアディダスモデルです)、マイベストオブオールタイムなヘッドホンPortaPro(迫力ある音を出すのであまり印象はありませんが、実はポータブルにしては比較的インピーダンスが高い)、高インピーダンスイヤホンの典型ともいえるEtymotic Research ER-4Sなどいろいろなもので試してみました。

結果、やはりアンプを通した方が音が力強くなります。特に低域がどっしりとしてきて、本体ヘッドホン端子に差してボリュームを上げた時とは違い、大きい音なのにうるさいと感じにくくなります(もちろん限度はありますが)。出力が上がることによってヘッドホンの真価が見える(聴こえる?)ので、愛用のヘッドホン・イヤホンにいまいち迫力が足りないというなら、ポタアンはぜひ検討してみるべき選択肢です。

ポタアンそのもののメリットはそうとして、E11については、音量は大きくなりますが音質そのものは本体ヘッドホン端子と大差ありません。強いていえば低音強調(スイッチでOFF-1-2と3段階に切り替えられます)をすると音がぼやけ気味かな、という程度の変化はありますが、正直なところ音質向上を狙ってE11を買うのはコストパフォーマンス的に微妙だと思います。

もうひとつE11の良いところは、簡単にフタが外せて電池が交換できること。しかもBL-5Bというノキア携帯電話用バッテリー(日本ではドコモNM705i/706iに採用)の同等品なので、通販などであれば比較的簡単に入手できるようです。さらに「E11 アンプ 交換」などでググると分かりますが、オペアンプの交換などちょっとした改造にも人気なようです。

携帯性は、余計な機器を持ち歩く時点でもう諦めるべきなのですが、いちおうシリコンバンドが2本付属し、プレイヤーとE11を束ねておけるようになっています。しかし第5世代touchだと薄すぎてスカスカ。ケースを装着したいところですが、上述の純正アダプタはコネクタタイプだと合うケースがなくケーブルタイプだと長すぎて鬱陶しいという状況のため、E11とtouchの間に何か柔らかいモノでも噛ませて厚みを稼ぐか、別のバンドで巻くのが良さそうです。Lightning – ステレオミニプラグで5cmぐらいのケーブルが出てくれれば万事解決なんですけどね……。

また、残念なことにtouchと組み合わせた場合、Wi-Fiなどの通信が発生すると高確率でノイズが入ります。第5世代iPodを使うか、もしくは機内モードに切り替えてしまえばほぼ問題ない(どのみちシリコンバンドで縛れば音楽以外の用途には使いにくくなりますし)とはいえ、もうちょっと何とかならなかったのかなあとは思います。

 

まとめ

・音にパワーが出る。が、音質についてはハッキリ分かるような向上はない

・電池交換のしやすさ、アンプ交換による改造のしやすさは使う楽しみがあって良い

・touchと使うとノイズが入るのが残念

・Lightning搭載機と組み合わせるのは時期尚早?

Comments are closed.