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Microsoft Designerでブログのワンポイント画像を作ってみた。

Music UnlimitedをiPhoneとSony Tablet PとPS Vitaで使い比べてみた

こんばんは、モバ(@yubile)です。 今日は竹島の日ということで、島根県主催の式典が行われました。案の定、抗議やら遺憾表明やらが来ているそうですが、もともと持っていたモノを返せと主張するだけなのですから、遠慮する必要はないはずです。尖閣諸島についてもそうですが、政府と与党は変な”配慮”をせずに、貫くべきところを貫いて欲しいと思います。

 

さて、いつになく政治的(?)な書き出しですが、本題はお気楽に。つい最近PlayStation 4も発表したソニーの定額制音楽配信サービス、Music Unlimited(以下MU)です。2011年の記事で書いていたAudiogalaxyが昨年12月にDropboxに買収されてしまったため、代わりのサービスを探すついでに試してみることにしました。

昨年7月に日本でサービスインしたMUですが、PC/Macのブラウザ用以外に、AndroidやiOS用、PS Vita用なども用意され、機器をまたいでお気に入りやプレイリストが共有できることを売りにしています。とりあえず30日の無料体験期間があるので試してみてもいいでしょう。ただし登録にはクレジットカード情報が必要で、さらに30日過ぎると自動更新されてしまうため、継続利用する気がなければ自動更新を忘れずにオフにしておかなければなりません。

※利用にはSEN(Sony Entertainment Network)アカウントが必要ですが、これはPS3やPSPでPSN(PlayStation Network)アカウントと呼ばれているものと同じです。PSNが映像や音楽配信のQriocityと統合してSENになったと理解して良いようです。ちなみに同一アカウントで2台以上の機器では同時再生できず、エラーが出ます。

配信されるのはHE-AAC 48kbps(着うたフルなどでお馴染みでしょうか)で、現在のところ対応した曲のみPC/Mac/PS3では高音質モード(AAC 320kbps)が使えるそうです。また、チェックを入れた曲をあらかじめダウンロードしておくオフライン再生モードがありますが、ダウンロードされるのは48kbpsの方だそうです。3G回線でのストリーミングを考慮してのビットレートのようですが、iPhoneやVitaのスピーカーはともかくイヤホンで聴くとちょっと残念に感じることがあります。たとえばWi-Fi経由なら320kbpsをダウンロードできるとか、そういう仕組みが欲しいところです。

 

 

そんなわけで、音質などはひとまず置いておいて、iPhoneとSony Tablet PとPS Vitaのアプリとしての印象について、それぞれ再生画面のキャプチャといっしょに簡単にまとめてみました。

 

その1. iPhone

Music Unlimited 1.2.2(無料)

カテゴリ: ミュージック
現在の価格: 無料(サイズ: 3.4 MB)
販売元: Sony Network Entertainment International LLC – Sony Network Entertainment International LLC
リリース日: 2012/07/18
現在のバージョンの評価: (3件の評価)
全てのバージョンの評価: (112件の評価)
App

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一見して分かるとおり縦長画面に非対応です。再生画面では問題ありませんが、チャンネルを選ぶ場合などは手狭で一覧できる情報量が足りない印象を受けました。チャンネルやプレイリストを作ったりマイライブラリに曲を追加するのはPCやMacで行う方がラクです。また、オフラインモードが未実装(そもそも予定があるのかも分かりませんが)なのもちょっと痛いところ。

普段はPCやMacで聴く人がついでに使うぐらいなら良いですが、iOS版だけ使いたくてMUに加入するのはちょっと考えにくいです。

 

その2. Sony Tablet P(Androidスマートフォン用はこちら、Androidタブレット用はこちら

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キャプチャを撮ると一枚ですが、実際は二画面なので上半分にジャケット写真、下半分に曲名などが表示されます。iOS版よりも手狭な感じが少なく、これ一つでもやっていける感じがします。オフラインモードもあります。しかしSony Tablet Pの本体スピーカーがショボいこととSony Tablet Pはそもそもバッテリーが保たないこと、高音質モードに非対応なことが気になります。もっとも、高音質モードについてはアプリのアップデートで対応する予定のようなので期待して待つしかなさそうです。

 

その3. PS Vita(PlayStation Storeよりダウンロード可能)

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解像度の数字としてはiOS版とさして変わらないのですが、横長の方がチャンネルやプレイリストをたどりやすく扱いやすいです。高音質モードはありませんがオフラインモードはあり、その気になれば十分使えると思います。またiOSやAndroidと違って、本体にPSNアカウントが登録されていればアプリをダウンロードして起動するだけで自動サインインします。

ステレオスピーカーなのでクレードルに置いてラジオ代わりに流しっぱなしにしておくような使い方もアリです(画面はオフにしておけるので焼き付きの心配も要りません)。問題はゲーム機の使い方としてもったいない気がすることと、音楽専用機ほどはバッテリーが保たないことでしょうか。Vitaひとつで何でも済ませたい向きには検討の余地あり、かもしれません。

 

どれが良いかと訊かれれば

iOS/Android/Vitaで選ぶなら、やはりAndroid版でしょうか。

この記事を書いている現在、Android版はトラブル(機種によってアプリが起動できない)が起きているようなので手放しでお勧めというわけにはいきませんが、高音質モードの対応予定もあります。たとえばモバイルルーターとAndroidウォークマンの組み合わせなら、普段はウォークマンで音楽を聴きつつ、飽きたらラジオの代わりにMUという感じの使い方で楽しめそうです(Androidウォークマンを持っていないので、そもそもインストールできるのかすら知りませんが)。

定額制配信の長所は、普段まったく興味も関心もないようなジャンルの音楽に手を出しやすいことです。フルで聴ける試聴システムみたいなものです。ぼくの場合、MUで気に入ったらiTunesやMoraやAmazonで買うというパターンを既に何回かやりましたし、興味を広げるという意味ではけっこう楽しめてるんじゃないかなと思います。

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