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非自炊的電子書籍生活の終焉!? Rabooサービスの閉め方があまりにアレな件。

こんにちは、モバ(@yubile)です。

新しいiPad、MacBook Air、iPhone 5と買ってきて、iPod touch第5世代も控えている中、ついついGoogleのNexus 7をポチっちゃいました。
AndroidスマートフォンもAndroidスティック(最近ちょっとブームになっている、テレビに差すタイプのAndroidマシンです)も持っているのに、Androidタブレットを持っていないとは何事か! ってなわけです。SH-07CがAndroid化できれば良かったんですけどねえ。

 

さて、今日のネタは楽天のRabooという電子書籍サービスについて。「非自炊的電子書籍生活」を標榜するぼくとしては、悪い意味で予想通りの展開。いかに楽天が(むしろ三木谷社長が、でしょうか)ユーザーのことを考えていないかの象徴だと思いました。

楽天、電子書籍販売サービス「Raboo」を2013年3月末に終了 -INTERNET Watch

Rabooとは、あの問題だらけのKoboが始まる前に、楽天が自前でやっていた電子書籍サービスだ。記事にもあるとおり、Koboの発表段階では「何らかの形で統合していく」と三木谷さんがコメントしていたはずだった。

が、結局フタを開けてみれば

  • 購入金額の10%分の楽天スーパーポイント
  • Koboに移行したら購入金額の40%分の楽天スーパーポイントとKobo touchの3000円割引クーポン 

というオチ。まさにあり得ない対応、愚の骨頂だ。

普通に考えたら、Rabooで買った本はそのままKoboに移行できるようにするか、Koboで買い直せるように全額返金(百歩譲ってポイントでも仕方ない)するべきところだろう。

ただ、楽天がKobo発売当時の提供冊数に関する約束を守れなかったり、KoboとKobo Desktopソフトウェアの杜撰さがネットで話題になるのを見ていたから、なんとなくこうなるのではないかという予感はあった。

 

手前味噌で恐縮だが、この二年前の記事で心配していた通り「売り手側の都合で読めなくなる」パターンが発生してしまった。しかも楽天が倒産したというならともかく、新しいサービス始めるんで前のはご破算ね、なんて、どれだけの人が納得してくれるというのか?

手元にダウンロード済みの本はそのまま読めるとして、紙の本より長持ちするデジタルデバイスがこの世に存在するのか? バッテリーが死ぬだけでもうおしまいだというのに。だから電子書籍はいつでもいつまでも再DL可能にするか、DRMフリーで手元に保存しておけるようにするかしなければ永久に紙の本を超えられない。※1

それをあっさりと破棄してしまえばもちろん提供側はラクだろうが、残るのは電子書籍サービスそのものに対する大きな不信感だけ。

非自炊派としては本当に残念だが、電子書籍は紙の本よりずいぶんと早く読めなくなる可能性が高いという可能性を常に念頭に置いて購入しなくてはならない。

現状が一刻も早く改善されることを強く望む。

 

※1
売り手の都合でいつでもダメになるとか、デバイスが壊れたら終わり、というのはiPhone/iPadアプリなんかも同じだが、そもそも紙の本と違ってそのデバイスでしか動かなくても文句を言われない性質のものなので少し状況が異なるか。

※2

もしかすると、Rabooで本を買った人がそもそもほとんどいないのかもしれない。たとえば2〜3000人とか。三木谷さんにとっては無視していいレベルのごく僅かな数だそうだし。ちなみに、RabooはSony Reader対応ということで一冊だけお試しで買ったことがある。Koboにも移行済みなので、40%ぐらいポイントが加算されることだろう。はっきり言って要らないが。

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