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Microsoft Designerでブログのワンポイント画像を作ってみた。

ServersMan SIM 3G 100ファーストインプレッション&IIJmioやBIGLOBE 3Gと速 度比較してみた。

SMSIM

こんにちは、モバ(@yubile)です。今日のネタはDTIの月額490円SIM、「ServersMan SIM 3G 100」(以下SMSIMと書きます)。100kbpsという速度制限は日本通信のイオンSIMと同じ理論値ですが、月額がイオン100kbpsプランの半額、しかもSkypeなどVoIPでの利用を公式サイトで紹介している点が異なります。

ただ、DTIはハイブリッドモバイルプランがずいぶん遅くて不評を買った”前科”がある上に、今どき100kbpsで何ができるのやら。一抹の不安を抱きつつも使ったり測ったりしてみました。 

 

どんなサービス? 

SMSIMの特徴は

  1. 100kbpsで490円/月
  2. オンラインストレージ「ServersMan@Disk」が1GB無料で使える
  3. IPv6対応
  4. 追加料金で増速(現時点では未対応) 

といったところ。このうち3はまだなくてもあまり困らないし(IPv6への移行があまり進んでいないということ自体は困ったものだが)、4はまだ開始していないサービスなので、現時点では安さとオマケが売りと言えるだろう。

ちなみに地味だが重要なポイントとして、端末レンタルをしなければ契約期間の縛りや解除料などがないのは嬉しいところ。

 

まずはブラウザやtwitterなどを使ってみる。

IIJmioのミニマム128プランSIMを入れていたXperia rayにSMSIMを差してみた。
twitterは画像などを読み込まなければさほど違和感なく使えるが、ブラウザは体感速度で理論値よりも速度差がある(もちろんIIJの方が速い)ように感じた。
感覚的な表現で申し訳ないのだが、IIJmioの128kbpsは何となく我慢できるのに比べて、SMSIMの100kbpsだと「まあ490円だしなあ」というある種の諦めに似たイラつきがあるのだ。ただ、IIJmioで我慢できるのもあくまでスマートフォンやタブレットで使う場合だけで、パソコンで使うとかなりストレスの溜まる遅さではある。

ともかく、速度計測をしてみればその差がハッキリするだろうと思い、測ってみた。

 

速度を測ってみた!

今回はAndroidアプリ「SPEEDTEST.NET」をXperia rayにインストールして計測した。サーバは手動で東京に設定し(オートにしておくとアモイやソウルに繋がることがあったため)、それぞれ3回ずつ計測した。結果は下の画像の通り。

IIJvsDTI

 

公称値は128kbpsと100kbpsでせいぜい20%程度の差だが、計測値ではかなり差が出た。公称128kbpsで実際は160kbps出ているIIJmioと、公称100kbpsで90〜100kbpsぐらいのDTIというところ。

もっとも、SMSIMはまだサービスが始まったばかりだし、しばらく様子を見て判断すべきなのかもしれない。

※なお、これらはあくまでぼくの環境での測定結果であり、時間帯や場所によって状況が異なる可能性は大いにあるということをご了承願いたい。

参考までに、同じアプリを使ってBIGLOBE 3Gを計測した結果はこちら。IIJmioやSMSIMよりはもちろん速いが、公称値7.2Mbpsとか14.4Mbpsじゃなかったっけ? と考えた瞬間に「ああ、しょせんベストエフォートか……」とため息が出る。

BIGLOBE 3G

自宅Wi-Fiで計測した結果はこちら。特にネットワーク的な工夫などをしなくても圧倒的だ。各キャリアがWi-Fiスポットを置きたがる理由がよく分かる。

自宅Wi-Fi

 

 

VoIPはちゃんと使えるのかちょっとだけ試した。

以前こちらの記事で書いた050PlusFUSION IP-Phone SMART βを使っているので、それぞれ通話を試してみた(050PlusはXperia rayにインストールした純正アプリを、FUSIONはSH-03CにインストールしたサードパーティのChiffonを使用)。

VoIPのポートを制限していないので確かに繋がるが、時々雑音が入ったり音声が遅れたりするし、音質も多少落ちる。使えなくはないものの、さすがにメインの電話にするには心細い。

 

まとめ・感想

個人的にはおサイフケータイ専用機になっているSH-03Cに入れて、おサイフ絡みの通信(マクドナルドのかざすクーポンとか)で使おうかなと思ったものの、そこまでする必要があるか微妙だなと感じている。

 

たしかに490円/月という価格は魅力的ではある。しかし公称値実測値ともに100kbpsクラスに過ぎないので、メールやtwitter程度ならまだしもPC向けサイトを見るのは辛いし、もちろん動画やFLASHなどは望むべくもない。少なくともルーターやテザリングに使うのはお勧めできない。

使用頻度が低いけどネットに繋げるようにしておきたいスマホやタブレットを維持するためのサブ回線用というあたりが妥当だ。使用頻度によっては倍近い価格でもIIJmioを選ぶべきだし、PCと使うならもっと速い回線が良い。

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