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※今まで特に更新タイミングを決めていなかったのですが、今週から水・土曜を目安に更新することにします。
iPad用GLAS.t |
iPhone用GLAS.t |
古くはニンテンドーDSやPSPの頃から、とりあえず液晶には保護フィルムを貼らないと落ち着かなかった。 iPodは意外と(?)気にならなかったが、全面タッチパネルのiPod touchやiPhoneはもう真っ先にフィルムを探し、いろいろな製品を片っ端から試した。
アンチグレア(非光沢)フィルムならミヤビックスのOverlay Plusシリーズ(iPhone 4S/4用、新しいiPad/iPad2用)、グレア(光沢)フィルムならマイクロソリューションズの撥水高防汚低反射光沢 PRO GUARD ARSH HDシリーズ(iPhone 4S/4用、新しいiPad/iPad2用)が現時点でベストだと思っている(ただし、アンチグレアフィルムを新しいiPadに着けるとRetinaの見栄えが悪くなるらしい)。
パワーサポートも定番だが、微妙な感触の差でミヤビックスとマイクロソリューションズの方が好みだ。
ただ、やはり極薄のフィルムなのでどうしても耐久性は高くない。ひっかき傷がついてしまうこともあるし(特にPRO GUARDは付きやすい印象だ)、防指紋コーティングも効果が永続するわけではない。むしろ使えば使うほど早く摩耗する。
そんなわけで、0.4mmガラスで傷にも汚れにも強いという触れ込みのGLAS.tを試してみることにした。
最初はiPhone用を買って貼ってみたのだが、これが思った以上に凄かった。特に感心したのが汚れに強いこと。指紋汚れが付かないなんてことはさすがにないのだが、付いても軽く拭き取れる。それもメガネ拭きなどでなくても、シャツの裾やハンカチでサッと拭いてもOKだったのには驚いた。効果も張り替え(詳しくは後述)まで1ヶ月以上きちんと続いていて、まさに防汚コーティングと呼べるレベルだった。
また、滑りの良さも素晴らしい。何も貼っていないiPhoneの手触りに近いからか、指でもスタイラスでも非常にスムーズに使える。
貼ってもRetinaディスプレイの見え方に(分かるほどの)影響はなく、多少の厚み以外はほとんど変化がないと云っても過言ではない。
半信半疑で使い始めたが、あっという間にハマってしまった。
実は、数日前にBUFFALOのポリカーボネート製「耐衝撃スマホガード」に張り替えてみたのだが、スタイラスとの相性が悪い上に静電気が帯電するのかホコリがくっつきやすかったため、すぐに諦めてGLAS.tを買い直したほどだ。
その時に意を決してiPad用もいっしょに買ってみたのだが、これが実に気分爽快!
気楽に使えるものだからついつい触りまくってしまい、バッテリーがすぐ無くなる勢いだ。
ただし、難点もいくつかある。
まず第一に価格が高い。iPhone用が3,000円弱、iPad用が7,000円弱。ミヤビックスやマイクロソリューションズのものも比較的高い部類に入るフィルムだが、GLAS.tはさらに高い。
加えて貼るのが難しい。
堅い板なので位置合わせなどは簡単なのだが、ホコリが入った時に一部だけめくってテープで始末する小技がほとんど使えない。
さらにフチの部分がホコリをひきつけるため、一度剥がすと周辺部がホコリまみれになってしまいやすい。
かくいうぼくも一度目はど真ん中近くと周辺部にホコリが入ってしまい、iPhoneを使う度にちょっと残念な気分を味わった(二度目では無事成功したが)。
ホームボタンが押しにくくなるのもデメリットだ。ただ、iPhone用にはホームボタン用シールが付いている。かなり薄めに作られているので誤動作の心配も少なく、割と安心して貼ることができる。iPad用にシールがついていないのが不思議だが、iPhone用付属のシールは6枚セットで余っていたので流用した。
最後に、ケースやバンパーに干渉する恐れがあるのもデメリットだ。フィルムでも干渉してしまうものはあるが、GLAS.tは何せ0.4mmものガラスなのでケースによってはシビアだろう。ケースと併用する場合は、あまりiPhone前面のフチに出っ張ってこないようなものを選ぶしかない。
ちなみに、ぼくが今愛用しているmagpulのiPhoneケースはまったく干渉しない上に、薄型軽量ながらかなり頑丈にできている。GLAS.tと併せて使うのがお勧めだ。
うまく貼れさえすればかなり幸せになれる一品。高いが挑戦してみる価値はある。