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Microsoft Designerでブログのワンポイント画像を作ってみた。

SONY Readerユーザー兼Macユーザーとして思う所。

SONY Reader使用開始1週間ということでReader Storeや購入した本の転送に関する記事を書いていたのだが、Togetterで佐々木俊尚 (sasakitoshinao)さんのSONY批判ツイートとそれに対する本田雅一(rokuzouhonda)さん・西田宗千佳(mnishi41)さんの反応というまとめを読んでしまったので内容を変更、ちょっと思う所をまとめてみる。揚げ足取りに近いが

前提として、ぼくのスタンスは
・Macユーザー歴約15年
・SONY Readerユーザー歴1週間(購入した本は15冊)
・現状のSONY Readerはあくまで物好き向けガジェットであり、一般の人々にお勧めできるとはまったく思っていない
であることをお断りしておく。

Mac非対応ということ
Reader付属の管理ソフトeBook Transferは、Windows専用アプリだ。なのでReader本来の使い方をするならWindows環境が必要になる。

佐々木俊尚氏はこの件についてのツイートで「SONY ReaderはMacユーザー率の高いアーリーアダプタ向け製品なのでMac非対応はいかん」という趣旨のことを述べている。
具体的な数字が出せないので反論としては弱いが、アーリーアダプタ層はいろんなモノ/サービスを試すために両刀遣いという人がいちばん多いと思う。Mac非対応を残念に思うことはあっても、使えないからダメ! とまで即断されるほどの欠点だろうか。

もちろん批判されるべきポイントではあると思うが、「私の中では、今日ソニーが完全に死んだ。さようなら。」などという感情的な物言いをするのはまったく建設的ではない。ジャーナリストは一般ユーザーより声を届けやすい位置にいるのだから、冷静な批判を伝えて欲しいものだ。

#もともと、よく訓練された長年のMacユーザーにとって「おもしろそうor役立ちそうなデバイス/ソフトがMac非対応」などというのは日常茶飯事だ。むしろ今は幸せすぎるぐらいMac対応が増えていると感じるぐらいなので、最近乗り換えた人とは感覚が違うかもしれない。
#ちなみに単なるUSBマスストレージなので、Reader Storeを使う気がなく自炊した書籍だけ読むならMacでもいける。この用途ならKindleの方が安くて試しやすいが、ノート機能や辞書搭載ということを考えるとSONY Readerも悪くない。
#そういえば、ウォークマンは未だにMac非対応だ。少なくともmoraを利用する限りは。USBマスストレージで直接ドラッグ&ドロップできるから「Macでもとりあえず使える」だけで、moraで音楽を買ったり、12音解析を使うならやっぱりWindowsが必須である。まあ、CDからの音楽取り込みと紙の本を電子化するのでは手間が違いすぎるので一概に比べられないが。

SONY Readerに何が必要か
・リーダーアプリとしてマルチプラットフォーム化(Win/Mac/iOS/Android…など、できる限り多くのデバイスを)
・Reader Storeのラインナップ拡充と、探しやすいストア構成(現状は分類が大ざっぱすぎて、著者や書名の決め打ちでないと探しづらい)
この2点が満たせれば、ハードウェアそのものはドラスティックに変更する必要はない。地道にメモリ容量やバッテリー寿命の拡大、表示の高速化を図ればいい。通信機能はブックマークの同期などで必要になるだろうが、無ければ無いで何とかなる(音楽再生機能は正直ダメ過ぎるが、電子書籍端末としては本質的機能でないので置いておく)。

権利ビジネスである以上いろいろな事情が絡むのだろうが、製品カテゴリーの1つとしてPCやウォークマンと同列に押し出しているわけだし、ぜひがんばってほしい。

それと、佐々木氏には「大人の事情なんてうんざりとか言う前に、買って使ってから意見を述べるべきです。まして「電子書籍の衝撃」などという本を書いてお金をもらっているのなら、日本で手に入るあらゆるデバイスを買って試すぐらいしてください。リサーチは大事なんでしょう?」と申し上げたい。

Posted via email from 物欲スクラップブック

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