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いま愛用のカメラはペンタックスK-7リミテッドシルバーとオリンパスE-P1。カメラに比べて撮影者に腕がないことや、現像であれこれ楽しみたいということもあって、基本的にRAWで撮影している。そして、K-7では付属のPENTAX Digital Camera Utility 4(以下DCU4)、E-P1ではOLYMPUS Studio 2(以下OS2)を購入して現像をしている。
ただ、画像管理となるとちょっと悩ましい。どちらもそれぞれのカメラ(というかメーカー)の画像しか管理できないのは仕方ないとして、併用するにもちょっとストレスが溜まる。
たとえば、DCU4は100枚ほど画像が入ったフォルダにアクセスしようとすると途端にもっさりする。起動時にデフォルトで開くフォルダにたくさん画像が入っていると、起動するのもちょっと時間が掛かる感じだ。Mac版だからかと思ってWindows環境でも試したが大して変わらないので、CPUとHDDがそれだけ遅いということなのだろう(2006年のマシンだからしょうがないとは思う)が、画像管理にはあまり使いたくない。K20Dまでと付属ソフトの名前が変わったのでちょっと期待していたのだが、その辺はさして変わりないようだ。逆に、閲覧と編集でソフトが分かれていた頃と違って、コンテキストメニューの「このアプリケーションで開く」からDCU4を指定しても「このファイル形式は開けません」と怒られて編集させてもらえなくなった。このあたり、個人的にはむしろ退化したような気さえする。
ではOS2はどうかというと、カレンダー表示での画像管理は日記みたいで楽しいし、DCU4のようにもっさりもしない(ネットワーク上のドライブでも我慢できるスピードなのは正直感心した)点は非常に良いのだが、アプリケーションメニューに“終了”がなかったり、Command+Qによるアプリケーション終了ができないことが気になる。ウィンドウクローズボタンで閉じるか、Dockのアイコンから終了させるしかない。些細なことではあるが、Mac用アプリとして正直この仕様はどうかと思う(クローズボタンを使うあたり、Windowsを基準に作られているのだろう)。
また、先ごろオリンパスはOLYMPUS Master/Studioをやめて、OLYMPUS Viewerという新しいソフトに切り替えることを発表した。このOLYMPUS Viewerは無償で、しかもSnowLeopard/Windows7フル対応。加えてE-P2用アートフィルター「ジオラマ」「クロスプロセス」をE-P1のRAW画像に適用できるなどの新機能(残念ながらE-PL1の「ジェントルセピア」は非対応らしい)も含まれているそうだ。
別にE-P1専用ソフトというわけではないから、旧来からのEシリーズユーザーにはどうということのない話なのかもしれないが、E-P1からの新参者としては「わざわざ有料版を買ったのに1年もたずに消えるのかよ」という気持ちが強い。
ともかく、それぞれのメーカーの画像を管理するだけでも微妙に使いづらいと感じていた。そこで管理には別のソフトを使おうと考えたのだが、やっぱりそれはそれでいろいろと悩ましいことに。(続く)