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もともと写真ブログだったはずなのに、最近カメラネタを全然書いていないなあと思っていたところに、おもしろそうなカメラの発表があった。リコーGXR(ニュースリリースと製品情報)。
レンズどころか撮像素子と画像処理エンジンまで一体化したユニットを交換する「ユニット交換式デジタルカメラ」だそうで、同時発売されるユニットは50mm/F2.5レンズ+1200万画素APS-Cセンサーの「GR LENS A12 50mm F2.5 Macro」と、24-70mm/F2.5-4.4レンズ+1/1.7型1000万画素センサーの「RICOH LENS S10 24-70mm F2.5-4.4 VC」の2つ。
最初に見た時に中判カメラのデジタルパックをちょっと連想したが、撮像素子ごと替えるというのはなかなか思いきったアイデアと感じる。GX200やGR Digitalについては「これでセンサーが大きければノイズも減るのに」的な論調をよく見るが、これがリコーの出した答えということなのかもしれない。
このユニット式にデメリットがあるとすれば、マウントアダプタやテレコンバータの類いが一切使えないこと、リコーが一社でさまざまなレンズ(というかユニットか)を出さなければならないことだろうか。普通のレンズ交換式カメラならシグマやタムロンが安いレンズを出してくれるが、この方式だとレンズ以外に画像処理エンジンや撮像素子を準備しなくてはならないわけで、リコーがライセンスでもしない限りレンズメーカーのブランドで出るようなものには思えない。
新しもの好きとしては大いに惹かれるが、ただでさえレンズの少ないマイクロフォーサーズに苦労している今、個人的にはしばらく様子見かなあと考えている。ただ、おもしろい試みではあるので、売れて欲しい。とりあえずリコーから2010年春に追加ユニットが出るということだけは発表されているので、それがどういうラインナップになるかも見てみたい。