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Logicool Pebble Keys 2 K380sの簡易レビュー

Mac miniとFriioで半自動録画しPS3で観る。

 以前もこの記事で書いたMac miniとFriioの録画サーバに、最近出た薄型PS3を買ったので、それを加えて視聴環境を整えてみた。PS3はFriioが吐き出す拡張子.tsの動画をそのまま再生することができる。容量は食うものの、特にエンコードやトランスコードの必要がないので録画直後に観られるのが便利。また、PSPのリモートプレイで寝転がりながら観られるのも良い。

 下準備は以下の通り。
(1)Boot CampでWindows Vista Ultimateを入れたMac mini(Early 2009)に録画テンポラリ用のUSB接続2.5インチHDD(※1)、スマートカードリーダ(※2)、Friioを繋ぐ。

(2)DLNA機能を持つNASを用意し(我が家ではアイ・オー・データのLANDisk Homeを使用中)、PS3から認識できることを確認しておく。

(3)Mac miniにFriio Viewer、TVRock、mAgicAnimeをインストールし、TVRockとmAgicAnimeはiEPGで連携させる。mAgicAnimeは定期的に番組をチェックする設定と、録画終了後にテンポラリのHDDからNASのフォルダに移動(この時番組情報でリネームしてくれる)するようにしておく。また、スタートアップアイテムにTVRockとmAgicAnimeを登録しておく。

※1 外付けHDDを利用するのは、録画という作業がHDDをけっこう酷使するらしいと聞いたので。また、NASに直接録画すると上手くいかないことが多いので、いったんローカルのディスクに録画する。
※2 スマートカードリーダはB-CASを差すのに使用。Friioはカードリーダ内蔵なのだが、我が家のMac miniでは認識しないことが多いためこの方が確実。

 あとはmAgicAnimeで観たい番組をセットしておくだけで、半自動で番組がNASにたまっていく。
 mAgicAnimeがTVRockに予約を入れる→TVRockがFriioViewerを起動して録画→終了後にmAgicAnimeがリネームしてNASのフォルダに移動→PS3のDLNAクライアント機能で視聴、という流れ。たまに時間情報が狂うせいかPS3が再生できないファイルを生成することがあるが、その場合はTMPGEnc MPEG EditorでCMカットついでにMPEGに変換してしまえば問題なし。
 PS3を無理に使わなくても、WindowsやMacからネットワークボリューム上のファイルをVLCで再生することもできるので、視聴する体勢に合わせていろいろ選べるのが便利。

 Mac miniはACアダプタ込みでもその辺のWindowsマシンより小型なので、録画&エンコード専用機としての役割を期待して購入した。
 最初に想定していたのはFriioで録画した番組をPSP用にエンコードすること(iPhoneやiPod touchよりもPSPの方が動画再生は扱いやすいと思う)で、実際TMPGEnc XPressでエンコードしてPSPで観たりしていた。Mac miniのマシンパワーは決して高くはないが、録画とエンコード以外させないマシンなので問題なかった。

 ところがPS3の登場で状況が一変し、エンコードはほぼ必要なくなった。また、最近PC用のBDドライブを買ったため、保存しておきたい番組はBlu-ray化しておくことができるようになり、時間をかけてH.264化する必要はますますなくなってしまった。エンコードはどうしても出先で観たい動画がある場合だけ、それも画質より速度を優先したエンコードを行うようになった。

 ともかく、3台の機器と3本のソフトウェアを連携させるのであまりスマートとは言えないが、ほぼ半自動でチェックした番組を観られるようになってとても楽しい。Mac miniも薄型PS3も動作音ひかえめなので、特に工夫せずともそこそこ静かなのもポイントだと思う。

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