スキップしてメイン コンテンツに移動

Microsoft Designerでブログのワンポイント画像を作ってみた。

iPod対応オーディオ機器、Panasonic MW-10をモニター購入。

 パナソニックの新しいオーディオ機器、MW-10のモニター販売に好奇心から応募してみた所、あっさり当選してしまった。
 いずれモニター用アンケートなりレポートを書く時のために、感想をつらつらとまとめてみる。

 メーカーサイトはこちら。
 MW-10/MW-7トップページ | ミニコンポ | Panasonic

 MW-10は簡単に言うと、FM/AMラジオ付きiPod対応SD/CDプレイヤー+9インチ液晶デジタルフォトフレーム(パナソニックは「マルチメディアオーディオシステム」としてミニコンポ内の1カテゴリーに入れている)。本体背面にDockが付いていて、iPodを載せることができる。Universal Dockに使うDockアダプタを流用できるようになっているので、どの機種でもだいたいそれなりに固定できる(だいたいというのは、Dockアダプタを固定できるようにはなっていないため)。

 対応したiPodはこのページにある通りで、2009年9月発売のtouch/nano/classicにも対応している。記載されていないのはiPhoneと、Dockコネクタを持たないShuffleシリーズだ。iPhoneはまだ試してはいないが、touchが使えるなら恐らく大丈夫だと思われる。ただ、背面のDockに差すとnanoなどは液晶部で完全に隠れてしまう寸法なことを考えると、iPhoneを差してもあまり便利ではない気がする。

 今回購入した本体色はブラック。パッと見、液晶テレビのミニチュアみたいな色とデザインだ。iPod内の動画(iPodで撮影した動画は除く)を再生する機能もあるので、知らなければ超小型テレビに見えるかもしれない。
 付属品はACアダプタ、FMアンテナ、リモコンの3つ。リモコンは大きめの文字が印刷された見やすいものだが、iPod/CD/SDそれぞれに再生/一時停止ボタンがあるのがちょっとややこしいかもしれない。

 さて、肝心の使用感についてだが、機能の割には操作に迷う所は少ない。最近のデジタル機器(特にパナソニックのもの)を扱ったことがあればそんなに迷わないと思う。恐らくこの機種を買う人はiPodを繋ぐと思うのだが、そのままiPodのメニューのような階層構造で表示される。リピートやランダム再生もボタン一つで切り替えられるので、iPodを差してすぐに音を鳴らす所までいけるだろう。

 音質については語れるほどの経験はないが、少なくともサイズの割に音量は出ていると思う。ただし、デフォルトのイコライザが「ヘビー」になっていて、かなりドンシャリ寄りの調節がしてあるのは小細工っぽくてあまり感心しない。かといって「フラット」は大人しすぎるので、「マニュアル」で高音や低音を好みにいじった方が(さほど自由度は高くないが)良さそうだ。ちなみに、定位とか音場を気にするような人にはお勧めできない、平面的な音だ。

 今、机の上において目の前で鳴らしながらこの記事を書いているのだが、目の前で聴くよりもちょっと離れた方がアラを感じなくて良い音に聴こえる。部屋の片隅やベッドサイドに置くインテリア的なオーディオだから、そういう調整がしてあるのかもしれない。

 もうひとつの目玉と思われる写真表示機能は、少々使いにくいと感じた。SDカードを差し込むと、そのままカード内の画像を見るか内蔵メモリーにコピーするかなどを選べるのだが、コピーを選んだ場合の動作が少々もっさりしている。1枚の画像を全画面表示するモードの時に、次の画像に切り替わるまでもちょっと遅い。自動で切り替わるスライドショーがメインだとしても、このあたりはちょっと残念だ。
 液晶の精細感は悪くない。デジタルフォトフレームとしては及第点。ただ、撮った青空の写真などでグラデーションがちょっと段々に見えるのと、光沢タイプなので映り込みもそれなりにあるのがちょっと残念(今回の記事に写真がないのは、準備なしにパパッと撮れそうになかったからだったりする……)。
 気になるのが、16:9液晶だということ。デジカメ画像はだいたい4:3か3:2なわけで、ちょっと左右がもったいない。画面の半分に時計やカレンダーを表示するモードがあるので、とりあえずそれを使っている。

 それと、iPod内の動画を見られる機能については、正直期待外れだった。640*480の動画も勝手に横に引き延ばされるし、静止画で感じるような精細感が皆無。この機能を目当てに買う人はそういないとは思うが、お勧めできない。
 ファームウェアアップデートが可能なように作られているみたいなので、できれば動画の画質や静止画の表示速度を改善するバージョンアップを望みたい。

<まとめ>
 価格は45000円前後。モニター販売のおかげで安く手に入ったからいいようなものの、普通に買うかと言われるとちょっと躊躇う。iPod対応スピーカーとデジタルフォトフレームを別々に買っても余裕がありそうな金額だからだ。
 ただ、あまりPCに強くない人には便利かもしれない。デジカメで写真を撮り、そのSDカードを差し込んで好きなCDを流しながら飾るというような使い方なら悪くない気がする。ぼくも、家族に使ってもらえる場所に置こうと思っている。

このブログの人気の投稿

[自分用メモ] Sony Tablet Pのroot化、Link2SD、Swap設定、フォント変更

こんばんは、モバ( Twitter @yubile 、 G+ )です。 プリモバイル版009Zが届いたのでいじり倒しています。SIMフリーになっていること(BB.exciteのSIMで確認、テザリングも設定を呼び出すアプリを使えば利用可能)と、意外なぐらい動作が速く(ただし純正ホームアプリを除く)防水&ワンセグ付きはありがたいところ。ただデフォルトのAPNだとMMSが送受信できなかったのと、root化の方法がなさそうなのが残念(Android 2.3なのでプリインアプリを凍結するために欲しかった)。   さて今日のネタは、折りたたみ式二画面タブレット、Sony Tablet Pをゴニョゴニョした話。いろいろとクセはありますが面白いマシンであることには変わりないので、root化したついでにいじってみた備忘録です。 ※なお、この記事に書かれていることを実行して何か損害があっても、ぼくや紹介したサイトの方々も補償はできません。くれぐれも自己責任でお願いします。   (1) root化 まず肝心のroot化ですが、Androidをいじり倒そうというなら避けては通れないXDAのフォーラムで、オールインワンツールが配布されています。ちなみに、オールインワンと言っても使用にはAndroid SDKをインストールしたWindows PCなどの下準備が必要です。   S.onyTablet.S v6.4 [ALLinONE] – new: R5A ROOT!!! automatic ICS ROOT!, JB ROOT! – xda-developers         最新の4.0.3 release5aにも対応していますので、うっかりアップデートしてしまった人でもツールの指示に従うだけでroot化が完了します。またroot/unrootだけでなく、公式ファームウェアのアップデート通知が出続ける件を解決するパッチなど、便利なツールもひとまとめになっていてありがたいです。     (2) Link2SD Sony Tablet Pは内部ストレージの容量が1.84GB(設定>ストレージより)と、Sに比べて少ないのが難点です。というわけで、アプリをSDカードにインストールしつつ内部ストレージにインストールしたかのように振る舞う Link2SD を使います。Androidも4.0以降になる

非自炊的電子書籍生活・BookLive!編「自炊お断り!」な専用端末Lideoを買って みた!

こんばんは、モバ( @yubile )です。 PQIのAir Cardと、 加賀ハイテックのTAXAN MeoBank SD という、目的の被りそうなアイテムを同時に注文しちゃいました。届いたらレビューを書くつもりです。   さて、今日のネタは電子書籍サービス BookLive! の専用端末「Lideo(リディオ)」です。Sony Reader(PRS-650)、楽天Kobo touch、Amazon Kindle Paperwhite 3Gと来て電子ペーパー4台目、電子書籍端末という意味ではSH-07Cもあるので5台目です。iPadとNexus 7とSony Tablet Pだって電子書籍を読むのに使ってます。いやはや。iPad miniを買ってアプリ使い分けた方がよっぽどラクじゃねえの? とか自分に囁きたくなります。 そんなLideoですが、先に結論を言っちゃいますと 「WiMAXで本を買うの意外と快適」「凸版明朝&ゴシックが割と綺麗」「足りないものは解像度とフロントライトとまともな同期機能」「BookLive!&Lideoしか使わないならアリかな」「自炊派の方は選択肢たり得ません」 といったところ。 では行ってみましょう。なお、前述の他サービスや端末との細かい比較についてはInternet Watchの こちらの記事 をどうぞ。 Lideoハードウェアと初期セットアップについて  Lideoは「読書好きだが電子機器やインターネットには疎い」という層に向けて作られた端末だ。 だからボタン類は「本棚」「書店」「メニュー」「戻る」「文字」そして「電源」と、すべてに日本語表記がしてあったり、 “利用を開始するにあたってBookLive!のウェブサービスのアカウントなどは不要で、Lideoの電源投入後に誕生日、性別、パスワードを設定するだけで初期設定が完了する。メールアドレスさえも登録する必要がない” ( “インターネット要らず”の電子書籍端末「BookLive!Reader Lideo」発売 -INTERNET Watch より)のが特長だ。 ぼくの場合はもともとiPadとNexus 7でBookLiveを利用していたので、そのアカウントを入力してアクティベーションした。この場合、BookLiveに登録した他の端末としおりや本棚の同期ができるし(ただし後述するが残念な

最近のパケット事情(または断捨離し損ねた通信契約の話)

こんにちは、モバ( @yubile )です。 かれこれ半年近く更新しなかったわけですが、今日もなんとなく生きています。 IIJmioを解約した のが昨年10月のこと。 その後ZenFone 7を衝動買いした結果、持ち歩くスマートフォンが現在4台です。 内訳はこんな感じになっています。 (1) iPhone XS Max(ソフトバンク:ウルトラギガモンスター+)=メイン (2) Zenfone 7(mineo:au回線 10GB通話付きプラン)=サブ (3) OPPO A5 2020(楽天モバイル)=モバイルルーター的用途 (4) Rakuten mini(DENT)=Edy、nanaco、WAON等 Google Pixel 3aも使っていたのですが、5台はさすがに多いのでしばらくお休みしてもらうことにしました。Android 12がリリースされたら真っ先にアップデートして試そうかなと思います。 ……本来のイメージはiPhoneとRakuten miniの2台持ちぐらいで済ませるつもりだったんですが、どうしてこうなった。 あと、Zenfone 7が楽天モバイルに完全対応してくれてれば、(2)と(3)は統合できたんですよねえ。アップデートお願いします>ASUSさま。 ちなみにRakuten miniに入れているDENTのeSIMは、いわゆる海外ローミング回線です。有効期間が365日と長い上に1GBが4.99ドルという、「とりあえず入れておくSIM」にピッタリのヤツです。ローミング先がドコモ回線なのでRakuten miniのロットに左右されますが、電子決済で通信が必要な場合に役立ちます……と言いたいのですが、問題もあります。いずれ別記事で。