ついにやってきた、Xperia Z3 Tablet CompactのAndroid 5.1.1アップデート!

こんばんは、モバ(@yubile)です。 

ついに待望のLollipopアップデートがXperia Z3 Tablet Compact(以下Z3TC)に降ってきましたので、ファーストインプレッションを。

なお、これまでのZ3TC関連記事はこちらです。

(0) (1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) 番外1 番外2

 

 

Lollipopアップデート!

Xperia更新センター

 

Xperiaのアップデート方法としては本体の「更新センター」もしくはPC Companion(MacならSony Bridge)経由がオフィシャルな方法です。今回は更新センターがアップデートを通知してくれたので、そのままOTAでやってみることにしました。

 

アップデート自体は特にトラブルなく完了し、Z3TCは無事Android 5.1.1になりました。

アップデート完了

 

ビルド番号は数日前に始まった海外版Z3シリーズ向けの23.4.A.0.546より少し新しく、23.4.A.0.570となっています。海外版ではその前にAndroid 5.0.2ベースのビルドもありましたが、日本ではそれがスキップされて一気に最新になりました。

 

何が変わった?

ソニーのアップデート案内ページでも分かるとおり、システムフォントがこれまでのモトヤマルベリではなくなりました。PS Vitaのシステムフォントに似ているような。

「画面設定」に「手ぶくろモード」が追加されたり、高画質モードとして「X-Reality for mobile」の他に「ダイナミックモード」が加わりました。

既にXperia Z C6603で5.0.2ベースのLollipopを体験していますが、UIは似たようなモノです。もっと言えば、Nexusシリーズとの差も少ないです。言葉で表現しづらい「Xperiaっぽさ」が減ったような気はしますが、その辺はテーマ機能で補ってくれ、ということなのでしょう。

背景が白ベースになったため、通知領域に常駐するタイプのアプリは見づらくなりました。カスタマイズできるものは多少設定をいじる必要があります。

とはいえ、基本的に見た目が多少変わった程度で、ブラウザ使って電子書籍読んで動画を観る、みたいな用途ではさほど使用感が変わるわけでは無さそうです。

 

いくつか残念なことにも気づきました。

・LDAC対応なし(MDR-1ABTを接続してみたが、aptXとしか認識されず)

・Smart Lockで自動解除できる状態でもスワイプ動作が必要になり、フリップカバーとの連動性が悪くなった

・Wi-Fiモデルなのに、通知領域最上段やロック画面で「通信サービスはありません」と表示されるようになった

 

一つ目は密かに期待していただけに、とても残念です。海外の掲示板で「SoundEnhancement.apkにLDACの項目があった」という記述を目にしていたので、root化もしくはカスタムROMで機能を解放できるのかもしれませんが、普通に使うことはできないようです。

まあ、LDAC対応してたらソニーが案内ページで大々的に紹介するだろうしなあ……。

 

二つ目はセキュリティと利便性のトレードオフとでも言うべきもので、スワイプしなくてはならない代わりに強制ロック(「信頼できる場所」や「信頼できる端末」での自動解除を一時的に無効化する)が可能であるため、仕方のない部分はあります。が、SmartBandと接続してあればフリップカバーを開いてすぐ作業できる、という便利さを失ったのが痛いところ。

三つ目はもう何というか、セルラー通信機能は入ってないんだからいちいち出すなよと。通知領域では横に自動スクロールまでされるので、正直鬱陶しいです。

 

 

まとめ

今回のアップデートが来る前にXperifirmでファームウェアのFTFファイルをダウンロードしておいたので、その気になればflashtoolで元に戻ることはできます。

その上で今回のアップデートを見てみると、いくつか気に入らない点はありますし、動作速度やバッテリーの保ちはしばらく使ってみないと何とも言えません(アップグレード直後はだいたいいろいろ動いていて、動作も多少重たくなりバッテリーも減りやすい)から、もしかしたら1ヶ月後ぐらいに4.4.4に戻している可能性はあります。

ただ、5.0.2では動かないと報告があったTV sideviewや、なんとなく引っかかりそうな気がしていたdアニメストアなどのアプリが無事に動いたので、しばらくはこのまま使ってみてもいいかなと思います。

MacBook Pro Retinaを冷やしたくて・夏

USB水冷静音クーリングパッド

 

こんばんは、モバ(@yubile)です。

艦これ夏イベントがジワジワ近づいてきてて、いつもながら資源の備蓄が気になる時期です。まあ、最近はなかなか腰を据えて遊べないので資源はそれなりに貯まっているんで、今回は大丈夫そうですけどね。お金と一緒で、使わなければ貯まるんですよね……。

 

さて、今日のお題は一発ネタの宝庫、ガジェット界の山芳(わさビーフのメーカーですね)とぼくが勝手に呼んでいるサンコーレアモノショップ謹製、「USB水冷静音クーリングパッド」です。

吸熱ゲルの入ったシートに水のパイプが通っていて、USBの電力で動くポンプによって水を循環させる仕組みですね。

Amazonでも扱っていますが、今回はジャストシステムのJustMyShopで買ってみました。

 

さっそくMacBook Pro Retina 15-inch Mid2015の下に敷いてみたんですが、パッケージ写真から察するに13インチモデルがちょうどいい感じですね。まあ、固いパーツはないのでMacBookが傷ついたりはしないでしょうが、クッションを敷くようなものなのでマウスとキーボードは外付けした方が良さそうです(モバイルで使うものではないでしょうから問題ないはず)。

 

効果はというと……うーん、期待したほどじゃなかったかな。

パッドを触ってみるとちゃんとMacからの熱は伝わっていますから、効果はあるのだと思います。結露に気をつけて氷水を使えばもう少し効果が上がりそうですが、ただでさえ機械の近くに水を置くわけで、それが氷水となるとちょっと躊躇いますね。

MacBookを含めたノートPCの冷却は、スタンドで後ろにスキマを作ってUSB扇風機などで風を送り込むのがベストである、というのに変わりはないようです。

 

ただ、静音という部分に偽りはありません。静音を売りにするUSB扇風機でも静かな部屋ではそれなりに気になることを考えると、高負荷時よりも普段の熱を和らげる(ファンが回り始めるまでの時間が稼げる)と思えば、悪くないのかもしれません。

ポンプ部分は取り外して別の容器でも使えるようになっているので、魔法瓶に氷水を入れて使ってみるとか、あるいは吸熱ゲルの上に銅板でも敷いて熱のバッファを作るとか、ちょっと工夫を考えてみたいところです。

 

 

※ところで、この記事の内容とはまったく関係ありませんが、冒頭の写真はhonor6 Plusの13メガピクセルモードで撮影しました。8Mカメラ2つを合成して13Mになるモードです。

楽天モバイル、IIJmio、FREETEL SIMの速度比較

こんばんは、モバ(@yubile)です。

楽天モバイル「格安スマホアンバサダー」プログラムで、honor6 Plusと3.1GBパック通話SIMをモニターしています。

ここに書いた通り、動画を観たりテザリングしたりしなければ容量制限は特に気にならないので、快適に使えています。

 

 

さて、月額299円(税別)からというインパクトのある価格に惹かれて、FREETEL SIM「使った分だけ安心プラン」を導入してみました。

具合が良かったら、PSVitaの3G回線用に突っ込んでおこうかなという腹です。

 

というわけで、簡単ながらIIJmioを含めた3社で速度比較。前提条件として、

(1) 測定ハードはhonor6 Plus

(2) 測定アプリはOokla Speedtest

(3) 高速モードをオン/オフで1回ずつ(本当は3回ぐらいずつ測定して平均を取るべきなんでしょうが、FREETEL SIMは100MBを越えると価格が上がってしまうので……)

としています。また、地域や時間帯で結果は大きく変わってくるものなので、あくまで1つのサンプルとしてご覧ください。

 

1.高速モードON

高速モードON

上から順に、

楽天モバイル

IIJmio

自宅Wi-Fi(参考)

FREETEL SIM

となっています。

 

このテストをする前に1回測定した時も同様だったのですが、楽天モバイルはアップロードが速くping値が小さいのが特徴的でした。

FREETELも同様の傾向が見られます。IIJmioはダウンロードもアップロードも平均して速いとは思うのですが、pingがイマイチ良くないのがちょっと気になります。

 

 

2.高速モードOFF

高速モードオフ

今度は、上から

楽天モバイル(間違えて2度計測)

IIJmio

FREETEL

楽天モバイル(こちらが1度目)

となっています。

楽天モバイルはやっぱりping値が小さめで、ダウンロード速度をかなり絞っているようです。スマホのブラウザなら我慢して使えないこともないでしょうが、やはり高速通信OFFにはせず、制限の範囲内で収めるのが快適に使うコツだと思います。

数値を見るとFREETELとIIJmioは近いですが、IIJmioには初速バースト(最初の数秒だけ速度制限しない)があるので、実際にブラウザなどを使うとIIJmioの方が快適に感じます。

 

 

 

まとめ

スピードテストはそれなりに差が出ましたが、ブラウザやtwitter程度なら体感しにくいレベルの差かもしれません。

とりあえず言えることは、高速通信を100MB以下に抑えられなければ、FREETELを選ぶ意味はあまりないということです。

honor6 Plusレビューその2・音楽プレーヤーとしてのhonor6 Plus

おはようございます、モバ(@yubile)です。

楽天モバイル「格安スマホアンバサダー」プログラムで、honor6 Plusと3.1GBパック通話SIMをモニターしています。

モニターしているスマホ、honor6 Plusレビューの概観編から続きです。

カメラに関してはもう少し先送りして、スマホの機能として重要な位置を占める音楽プレーヤーとしての側面を見ていきます。

 

純正カバーの謎のロゴ

 

 

アプリ編

honor6 Plusにはファーウェイ純正の「音楽」アプリがインストールされています。何かとiPhoneやXperiaインスパイア感が漂うhonor6 Plusも、ここはどちらにも似ていません(もしかしてGalaxyと似ているのかもしれませんが、持っていないので何とも)。

プレーヤーとしてはシンプルで割と扱いやすいので、SDカードにいくらか曲を入れて普通に聴く分には特に困ることもないでしょう。

曲の入ったフォルダを指定してライブラリに追加することもできるので、iSyncrなどでiTunesから曲を持ってくるのも難しくありません。

 

ただ、ぼくの場合は少し困ったことになりました。というのは、「音楽」アプリはALAC、いわゆるApple Losslessに対応していないのです。

FLACはOKなのでロスレス全滅というわけではないのですが、iTunesではFLACは扱えません。moraやe-onkyoなどで購入するハイレゾFLACも、ALACに変換してからiTunesに入れています。

というわけで、諦めてALAC対応のPowerAMPに切り替えます(どのみちハード的にハイレゾは非対応なので、非圧縮を聴きたいという気分的な問題なのですが)。が、次にまた些細な問題が。

ファーウェイ純正のフリップカバー(Galaxyなどでおなじみの、閉じると穴の空いた部分から時計なんかが見えるアレです)で音楽プレーヤーを操作できるのですが、ここの操作に対応しているのがどうやら純正アプリだけのようで、PowerAMPはアルバムアートも表示してくれませんし、操作も一切効きません。

設定>アプリの管理>デフォルトアプリの設定、とたどれば音楽再生のデフォルトアプリを変更できるようになっているのですが、やはりPowerAMPには効果がありませんでした。

 

そこで、さらにいろいろ諦めてGoogle Playミュージックに乗り換えました。ちなみにGoogle Playミュージックはいつの間にかALACのアップロード(といっても320kbps MP3に変換してですが)にも対応しましたが、24bitだと対応してくれません。FLACならOKなんですけどね。

ともかく、今度はデフォルトアプリをGoogle Playミュージックに切り替えてフリップカバーを閉じると、おお、アルバムアートが! と喜んだのも束の間、再生/停止ボタンを押してみると純正アプリに入っているデモ曲が再生開始される始末。

要するにフリップカバーでいろいろしたいんなら純正アプリを使え、ということのようです。まあ、カバーを開けば普通にロック画面で操作できるんで支障はないんですが、ちょっと悔しい。純正アプリは無効化できないのがまた何とも。rootとりたくなってしまいました。

 

 

ハード編

まず本体スピーカーですが、これはケチったな、という感じです。位置はともかく、穴の見た目で言えばiPhoneとさして変わらない気がするのですが、ショボいです。ドラクエ8やメビウスFFがチープになっちゃいました。ゲームをするならイヤホンがお勧め。

そのイヤホン端子ですが、音は案外悪くありません。出力もそれなりにありそうです。が、哀しいことにタッチパネルを操作するとノイズが入ります。どうもバイブが作動するとまずいようです。バイブをオフにする手もありますが、以前書いた通りタッチプラス機能付きガラスフィルムを貼っている関係でバイブがないと触ったかどうかが分かりにくいため、それはやりたくない。

じゃあBluetoothはどうなのか? と言いますと、ググってみても確実な材料がないのですが、たぶんBluetoothはAACやaptXに非対応と思われます。実際にAAC/aptX対応のMDR-1ABTで聴いてみてもイマイチすっきりしない音なので、やはりSBCなのではないかと。デバイス側でaptXかSBCか分かるロジテックのLBT-AR300なんかがあれば簡単に検証できるのでしょうが……。

 

 

 

 

結論

わりと良さそうな純正アプリ&そう悪くない感じのイヤホン出力があるのに、ツメが甘いかなと。少なくとも、ぼくには合いませんでした。

やはりhonor6 Plusはカメラですかね。これに関しては、もうちょっといろいろ撮ってみて結論を出したいと思っています。

楽天モバイル+honor6 Plusでテザリング

おはようございます、モバ(@yubile)です。

楽天モバイル「格安スマホアンバサダー」プログラムで、honor6 Plusと3.1GBパック通話SIMをモニターしています。

 

昨夜はやらなければならない仕事があり、またAmazonプライムデーも覗きたかったんですが、運悪く自宅プロバイダーのメンテがあり、接続がブツブツ切れてしまう状況に。

というわけで、楽天モバイルSIMとhonor6 Plusによるテザリングに頼ってみました。

 

使用したのはMacなので、テザリングの方法は3通りあります。

(1) USBテザリング

WiFiが混雑している場所でも使えて、最も速度が出て、なおかつ充電までできる(PC側のバッテリーには負担ですが)と、案外あなどれないのがUSBテザリング。ただしWindowsでは繋いですぐ使えるのですが、MacだとHoRNDISというドライバをインストールしなくてはなりません。
まだ余計なドライバを増やしたくない状況なので見送ります。

 

(2) Bluetoothテザリング

遅いのと対応機器がちょっと少ない(honor6 Plusは対応しています)のが難点ですが、バッテリーに優しいのが長所。ただ、MacBook Pro Retinaでやってみようとしたらカーネルパニックを起こしてどうしようもなかったので、これも却下。

 

(3) Wi-Fiテザリング

速度的にはそこそこ出ますし、Wi-FiなのでPC以外のいろんな機器と繋げます。ただしバッテリーにはキツいです。とりあえず自宅で使うのでバッテリーに関しては気にしない方針で、今回はこれを選びます。

 

これらの設定方法は大抵のテザリング対応Androidスマートフォンに共通で、設定>(無線とネットワーク)その他>テザリングとポータブルアクセスから設定できます。詳しくは「Android テザリング 設定」あたりでググっていただくと良いかと。

というわけでテザリングしてみたのですが、さすがに自宅の固定回線+11acルーターに比べてちょっと遅いとは感じるものの(複数のタブをいっぺんに開くときなんかは特に)、おおむね快適に使えます。緊急避難としては十分です。

 

しかし楽天モバイルの場合、3日間の通信量が規定を越えると通信量制限が掛かります。

通信量計測

「本日」が197MBになっています。繋いだのはMacが1台だけ、時間にしてほんの1時間半ほど作業しただけだったのですが、やはりPCでの通信はそれなりに通信量を食うみたいですね。

モニターしている3.1GBプランの場合、3日間の上限は540MBに設定されています。1日平均180MBです。実際は1ヶ月3.1GBという制限もあるわけで、1日100MB程度に抑えるのが望ましいところです(前月繰り越し分が残っていればもう少し余裕は出ますが)。

なので、PCの通信手段としてスマホのテザリングを常用する場合、3.1GBプランはあまりお勧めできません。より容量の大きなプランだと上限も緩和されます(5GBプランは3日あたり1GB、10GBプランは3日あたり1.7GB)し、通信がメインなら他のMVNOでデータ専用SIM+モバイルルーターの組み合わせも考えるべきです。

 

ちなみにこの画像で「昨日」が56MBになっていますが、これも実はテザリングです。Chromeで艦これを起動し、遠征を出迎えて送り出すのを1セットやった程度でこれなので、外にいる時間が長いエクストリーム系提督は少なくとも3.1GBプラン向きではないでしょう。

 

楽天モバイルのアプリが案外良かった

おはようございます、モバ(@yubile)です。

楽天モバイル「格安スマホアンバサダー」プログラムで、honor6 Plusと3.1GBパック通話SIMをモニターしています。

パケット通信に(残念ながら)付き物の「速度制限」。ソフトバンクiPhoneユーザーとしては、「通信の最適化」ともども止めて欲しい(せめてオンオフ選べるようにして欲しい)ですがそれはともかく。

ぼくが普段使っているIIJmioの場合、高速通信オンであれば速度制限がありません。実際、Google Playミュージックに音楽をアップロードするため2日で10GBほど使ったりしましたが、その後も特に支障ありませんでした。

一方、楽天モバイルは3日あたりの通信量で速度制限が掛かります。3.1GBプランなら540MB、5GBプランなら1GB、10GBプランなら1.7GBとなっています。まだ引っかかったことがないので制限が掛かるとどのぐらい遅くなるのか分からないのですが、回線への負担をコントロールし、速さを維持するための仕組みなのだと思われます。

とまあ楽天側の都合が何であれ、ユーザーとしては通信量を把握してうまくやりくりするしかないわけで、そのために役立つのが「楽天モバイルSIMアプリ」です(iOS版はこちら、Android版はこちら)。モニター機のhonor6 Plusには他の楽天系アプリともどもプリインストールされています。

 

驚いたのは、楽天とは思えないシンプルで分かりやすい見た目。

楽天市場で何がアレって、重くて分かりづらいページデザインがとても苦手なのですが、このアプリは通信量が数字とグラフで表され、とても分かりやすくシンプルです。高速通信のオンオフもサッと切り替えられます。

楽天モバイルSIMアプリ01

速度制限は直近3日間の通信量で決まりますが、それも素早く確認できます。

直近3日間の通信量

その他のオプションもとてもスッキリしていますし、APNの設定情報もアプリから見られます。ホントに楽天らしからぬ(失礼)アプリ。

楽天モバイルSIMアプリ02

難点というか不思議なのは、「通話明細」に「楽天でんわ」の履歴が残らないこと。楽天でんわは単に指定のプレフィックスを付けて発信しているだけなので、履歴が残らないわけがないのですが……。

 

自分の使用状況からすると、たぶん楽天モバイルの制限は2つとも縁がないものだと思うのですが、それでもこうしてアプリで簡単に確認できるというのは非常に便利です。

 

格安SIMでどれを選ぶべきか? と聞かれた時に、このアプリの存在は大きいと思います。

MacBook Pro Retina 15" (Mid2015)を買いました。

こんばんは、モバ(@yubile)です。

Macを使い始めてちょうど20年。節目というのもアレですが、メインマシンにするべくMacBook Pro Retina 15インチ(以下MBPr15)を買いました。外部GPU付きの上位モデルです。

BTOでUSキーボードにするかどうか最後まで悩みましたが、次の買い換え時にかな入力派の父に譲ることも考え、JISキーボード版をケーズデンキ店頭で購入。代わりと言っては何ですが、だいぶ勉強してもらいました。

 

シビれる速さ、感動の綺麗さ

開封の儀とかレビューはあちこちに書かれているので省略しますが、とにかくSSDの速さにシビれます。単純なファイルコピーが速いのはもちろん、アプリの起動が速いのなんの。

たとえば愛用のテキストエディタ「mi」をMac mini (Early 2009)(ハイブリッドHDDに換装)で起動すると20〜30秒は待たされますが、MBPr15ならアイコンがDockで2回跳ねる前に起動完了します。SSDにはMacBook Airで慣れていたつもりでしたが、このスピードはもう一段レベルが違いますね。

Force Touchトラックパッドは、知らないで触ったら分からないと思います。多少のクリック感や音の違いなんて「これはそういうスイッチ使ってるんだな」ぐらいにしか思いません。人間の感覚って騙されるものなんですね。

あとは初めてのMac用Retinaディスプレイですが、意外と慣れるの早いなーなんて考えていたら、普段使っているデスクトップ用の23インチフルHD液晶(三菱RDT231WM)がちょっと粗く見えて驚きました。これは4Kの導入を真剣に考えるべきかもしれません。

 

 

将来の買い物についてはまた考えるとして、まずはMacBook AirのBootCamp環境をこちらに移すことにしました。

Wincloneという有料ソフトを購入し、指示通りに作業をすると無事に移行完了。BootCamp用ドライバだけ改めてインストールし直しましたが、他は特に困っていません。再アクティベーションで何か起きやしないかと思いましたが、今のところ問題なしですね。まあ、やましいことはしてないので最悪電話すれば済むんですけど。

ちなみにWincloneはBootCampパーティションをイメージファイル化してくれるので、環境移行はもちろん、バックアップツールとしても有用だと思います(そしてその用途ならもうちょっと安いバージョンでOKだったりします)。Winclone専用ファイルなのがちょっと汎用性に欠けますが、そもそも特殊用途なので仕方ないかと。

 

JetDrive Liteで容量対策

さて、BootCamp分も考えると、全てを詰め込むにはちょっとSSDの容量が足りません。そこでTranscend JetDrive Lite 360 128GBモデルを購入しました。MacBook ProやAirのSDカードスロットに最小限の出っ張りで収まるフラッシュメモリです。Macによってスロットの大きさが異なるためいくつかのモデルがありますが、MBPr15 Mid2015の場合は2014年モデルと共通で、360という型番が適合します。

 

exFATフォーマット済みで、差し込むだけで認識されます。速度も内蔵SSDと比較するのは酷ですが、決して遅くはありません。

ただ、うちの環境だと二つほど難点があります。ひとつはスリープ解除すると認識されなくなる場合があること。もうひとつは、「写真」アプリのライブラリをJetDrive Liteにコピーしようとしても、エラーが出てコピーできないことです。

なので、BootCampとOS X間のファイル交換をメインに使おうと思っています。これなら64GBで十分だったかなあ……。

 

 

まとめ

高いノート型Macを買うのは10年以上ぶり(PowerBook G4 Titanium)ですが、とても快適です。

少なくとも2020年ぐらいまでは、このMBPr15で戦っていけるかなと思っています。

honor6 Plusにタッチプラス機能付きガラスフィルムを貼ってみて感じたメリッ ト、デメリット

こんにちは、モバ(@yubile)です。

今朝の記事の中で、もう少し詳しく取り上げておきたいと思ったガラスフィルムと、オマケで純正フリップカバーについても触れます。

このタッチプラス機能、イベントの中で質問された方(ガジェットショットさんであったようです。お話ししてみたかった……)がいらっしゃったのですが、ファーウェイの中の人もあまり把握していない機能で、ゆえに(?)日本での発売予定はない、ということでした。

それは興味を惹かれる! ということで、久しぶりに普通の、日本語サイトなんかないような海外通販サイトを巡って注文したわけです。

 

 

そもそも保護ガラスとしてどうなのか

購入はB2CBuying.comというサイトから行いました(商品ページはこちら)。購入時の価格は送料込み25.99ドル。普段が32.99ドルらしいので、iPhone 6 Plusでいえばクリスタルアーマーなどの有名メーカー品並みの価格ですね。パッケージから何から簡体字で自信がないのですが、たぶんファーウェイの純正品だと思います。

 

まずガラスフィルムとしては最低限、まともな防指紋性とラウンドエッジを持った普通の一品です。補助ツールもついていて、下手に国内で買う安物より貼りやすかったかもしれないです。英語の説明すらありませんでしたが、まあこの手のガラスフィルムを貼った経験があれば、やることはだいたい一緒です。

あっさり綺麗に貼れた上に手触りもなかなか良いのですが、この通話スピーカー部まわりはやはりどうにもこうにも。

くっ!保護が足りない!

上にあるのが近接センサーなので、誤動作防止のためガラスで覆わないという選択をしたんだとは思いますが、ちょっと豪快すぎますよね……。まあ、唯一無二の機能を付けてくれるアイテムなので、我慢します。

主な動作については今朝の記事でも書いたので、メリットとデメリットを簡潔にまとめます。

 

メリット

・ソフトキーをなくせるので、画面をめいっぱい使える

・追加されるショートカットボタンもあんがい便利

画面外を触っているのに機能が発動するというのは、正直ちょっと楽しいです。これだけでも買って良かったかもって思っちゃいます。また、これまではいちいち通知バーから呼び出す必要があったスクリーンショットも、ショートカットボタン一発で撮れるようになりました。ゲーム画面のキャプチャなんかも捗るでしょうから、今後もブログを書く時に重宝しそうです。

 

 

デメリット

・誤操作が起きやすい

・ボタンが見えず操作しづらい

・ナビゲーションキーの並べ替えができない

・ちょっとダサい

誤操作というのは、上下の額縁が狭いために起きます。パターンとして(1)画面外を押さえたらボタンに触れてしまった、(2)ボタンは作動しないが近くに指があるため、他の操作ができなくなる、の2つです。後者はそうしょっちゅう起きることでもないのですが、前者は持ち方をよく考えないとホームボタンや戻るボタンが思わぬ時に動作して、ストレスのもとになりそうです。

 

 

総括

機能追加パーツと思えばガジェオタ的には燃えるギミックではあるんですが、物としてのメリットとデメリット、そして現時点では入手が割と面倒という点を差し引くと、まあ無理して買わなくてもいいんじゃないかな? というのが正直な感想です。

ソフトキーは、普段隠しておいて必要なときに下からスワイプして出すという設定も可能ですし、キーの順番も変えられます。通知バーを引き出すボタンも追加できます。

ナビゲーションバー設定

これらはフィルムナビゲーションキーにはできないことです。

ナビゲーションバー設定できない

とはいうものの面白いアイテムであることには変わりありません。日本でも普通に販売して欲しいものです。

 

 

オマケ・純正フリップカバー

純正カバー

本体色に合わせてゴールドをゲット。こちらは楽天のファーウェイVモールです。

本体をはめ込む部分は柔らかめのプラスチックでできていて、脱着しやすいけどがたついたりもしません。失礼ながらけっこうまともです。

かなり敏感にできていて、ちょっとフタがずれただけでロック解除しようとするのが残念です。

また、フタを閉じた状態だと時計と音楽プレイヤーの操作が可能なのですが、対応しているのが内蔵の純正「音楽」アプリだけのようで、PowerAMPを使いたい(ファーウェイ純正アプリはApple Losslessに対応してくれませんでした……)ぼくには無用の長物です。

とはいえ、いちいちボタンを押さずともフタの開閉だけでオンオフできるのはやはり便利です。

honor6 Plusレビューその1・概観

おはようございます、モバ(@yubile)です。

JスポーツがWWE NXTの放送をやめてしまいました。もともとイタミ・ヒデオことKENTAが登場している期間だけと予告されていましたが、彼が負傷して一時離脱することになったためです。
確かにKENTAはいなくなっちゃったけど、新日本ジュニアのファンにはおなじみフィン・ベイラーことプリンス・デヴィットが日本公演でNXTチャンピオンになったし、ここからの展開も観たかったんだけどなあ……。

 

さて、楽天モバイル「格安スマホアンバサダー」でモニターしているファーウェイのスマートフォン「honor6 Plus」、10日ほど使ったファーストインプレッションをまとめてみたいと思います。

なお、なるべくフェアに書きたいとは思いますが、販売価格4万5千円の端末に1600円x12ヶ月の通信料をタダでもらったということで、評価が甘めかもしれません。そのあたりを割り引いてお読みください。

 

外観

名前からして既にもうアレですが、正面がiPhoneで側面にXperiaを足したような感じです。iPhone 6と違ってレンズが出っ張っていないのはグッド。iPhone 6 Plusより縦が短くてコンパクトですが、そのぶん片手持ちでシャッターボタンが押しづらい時があります。持ち方を工夫する必要がありそうです。

 

 

動作速度、操作感

Kirin 925というオクタコアCPUに3GBメモリ。Kirinシリーズは初めてなので、Geekbench 3でベンチマークを取ってみました。

Geekbench3総合スコア

Geekbenchシングルコア比較Geekbenchマルチコア比較

シングルコアだと2014年モデルGalaxy Note 10.1並み、マルチコアはGalaxy S5より上、という結果です。

ちなみにGeekbenchのiOS版でiPhone 6 Plusを測定してみました。まったく同列に比べることはできないでしょうが、デュアルコアでもOSとプロセッサが最適化されるとこれだけの能力を引き出せる、ということでしょうか。

Geekbench iPhone6Plus

 

ともかく、最先端・最高速というわけではありませんが、十分ハイスペックではあります。普通に使う上で引っかかることはまずありません(スマホゲーム「メビウスファイナルファンタジー」の高画質モードがiPhone 6 Plusに比べてちょっとカクつく気はしましたが、そもそもiOS/Android両対応のゲームはだいたいiOSの方が滑らかに動きますしね)。発熱はけっこうありますが、持てないほど熱くはなりません。

メモリ3GBはさすがに余裕があって良いです。iPhone 6 PlusだとSafariから他のアプリを操作して戻ってきた時にだいたいリロードが入りますが、honor6 Plusならリロードせずに済む率はかなり高いです。アプリ切り替えの時にメモリの残量がチェックできるのも気が利いています(そういうことをユーザーに意識させないのがApple流なのかもしれませんが)。

 

 

UI

ハードよりもっとiPhoneインスパイアです。ファーウェイのEmotion UIはホーム画面とアプリケーションドロワーの区別がなく、アイコンのフラットな見た目も併せてiOS7のような雰囲気です。

ナビキーの並び順がカスタマイズできたり、通知バーに表示するショートカットも項目がたくさんあったり、見た目のフラットデザインぽくてシンプルそうな印象とは裏腹に、細かくいろいろ詰め込まれています。 正直ちょっとゴチャゴチャしている感は否めませんが……。

 

そして、こんなものをゲットしました。

 


 

このフィルム(ちなみにいわゆる強化ガラスフィルムです)を貼り、設定で「タッチプラス」「フィルムナビゲーションキー」をオンにすることで、画面外に5つのボタンが追加されます(写真の赤丸部分)。 

タッチプラスフィルム装着後

下の3つが戻る/ホーム/切り替え、左上と右上はダブルタップで起動する機能を選べるショートカットボタンです。

ダブルタップに割り当てられる機能

もっと任意のアプリを起動する機能も欲しいところですが、ダブルタップでスクリーンショットを撮れるのもけっこう便利です。

このタッチプラス機能、フルHDの画面をめいっぱい使える点はとても良いです。ただ、ソフトキーなら可能なキーの並び順変更ができないこと、ボタンの位置が分かりづらいこと、額縁が狭いのでボタンに誤爆しやすいことが難点です。「フィルムナビゲーションキー」をオフにすればショートカットボタンだけ使えるので、場合によってはそれもアリかなと思います。

KickStarterでiPhone 6/6Plusの下側に戻るボタンを付けるHaloBackというガラスフィルムに出資したのですが、原理としてはこんな感じなのでしょうね。

なお、ガラスフィルムとして見ると指滑りや画面の綺麗さには文句がないのですが、通話スピーカー部がとても大きく切り取られていて、純正オプションだしもうちょっと何とかならなかったのかなあと思います。

 

 

Android 4.4→5.0になるのか?

せっかくの高機能・高性能端末、できれば出荷時から5.0であって欲しかったな、とは思います。ググってみるとアップデートの予定そのものはあるようで、予定通りなら7月にβテストが始まるようです。

とはいえ、OSのアップデートでカメラ機能がダウンしたりするのもイヤなので、安定していればこのままで良いのかもしれません。……しかしそもそも、果たして楽天モバイルとファーウェイジャパンにアップデートを行う気があるのか?

イベントの質疑応答では「検討中です」という趣旨の返答で終わってしまったので、気になるところです。

 

 

 

いったんまとめ

ハードウェア的にもソフトウェア的にも、iPhoneインスパイアな部分とAndroidっぽい部分とファーウェイ独自カスタム部分とが混じり合っています。思ったよりパチモノ感は少ないですが、良くも悪くも盛り沢山で、全体としての統一感はあんまりないかなと。

個人的には、その辺がいかにも中華ガジェットっぽくて好きです。

楽天モバイル「格安スマホアンバサダー」イベントに参加しました。その2

おはようございます、モバ(@yubile)です。

少し間が空きましたが、前回の続き。今度はファーウェイジャパン吉本さんの、honor6 Plusに関するお話です。

 

キッズケータイやみまもりケータイなどに縁がない独り身男なので、ファーウェイといえばイーモバイルのモデムやルーター、あるいはIDEOSのイメージでした。他に印象に残っていたのは、ネットワーク設備も作っていて、アメリカ政府に安全保障上ファーウェイの機器は入れないと言われた件でしょうか。

Ascendシリーズの存在を知ってはいましたが、SIMフリーが国内市場に投入されるまで「ふーん」という感じで無関心だったのは確かです。

そこに現れたのが、honor6 Plus。2008年からずっとiPhoneをメイン機種にしてきて現在6 Plusを愛用するぼくとしては、いろんな意味でとてもとても気になる代物でした。

honorシリーズは通販のみで販売され、Xiaomi(小米)への対抗商品でもあるそうです。うーん、ややこしい。

さて、お話が始まる前に、噂のhonor6 Plusが参加者に配られました。

 

 

 

honor6 Plus

外装をぱっと見た印象は「iPhone 4にXperia Zのエッセンスを足して5.5インチに拡大した」という感じ。フルタッチスクリーンだし、デザインのバリエーションに限界はあるんだろうなーでも名前からして意識しまくりだよなーとしみじみ。

Androidにかぶせたファーウェイの「Emotion UI」は初体験でしたが、ロック画面だとiOSのコントロールセンターそっくりのパネルが呼び出せたり、アイコンの雰囲気がiOS7っぽかったり、アプリケーションドロワーの概念がなくてアプリがホーム画面に並ぶのもiOSっぽいなーと。逆に、iPhoneからAndroidに移る時の違和感は少ない、かもしれません。

プレゼンは、やはりというべきかiPhone 6 Plusとの比較(一部サムスンGalaxy Noteなどもありましたが)が散りばめられ、意識しているのだなと思わせました。直接的な比較広告は日本ではあまり見られませんしね。もっとも、本社の人間がプレゼンするともっとすごいことになる、自分はソフトな方だ、とのコメントもありましたが。

 

iPhoneを意識したプレゼン

 

セールスポイントがいろいろ説明されましたが、気になったのは

・ダブルレンズのカメラ

・オクタコア+3GBメモリ

・大容量3600mAhバッテリー

・ジャパンディスプレイ製のIPS液晶

といったところでしょうか。特に液晶はとても美しく、カメラと相まって写真を撮るのがとても楽しそうです(このあたりは今後、別にレビューしたいと思います)。

honor6 Plusセールスポイント

 

いちばんの売り、カメラ機能はたしかに面白そうでした。また、オクタコアの恩恵なのか動作もキビキビしていて好感触。ただ、ワイドアパーチャ機能は使いこなすのにちょっと練習が必要そうだなと感じました(ちなみに、露出補正のUIもiPhoneによく似ています)。

せっかく特徴的なカメラなので、サードパーティアプリで利用できるようにしないのか質問してみましたが、特にそういう動きはなさそうでした。残念です。あと、ダブルレンズを活かして3D撮影とかできないのかなと思ったのですが聞きそびれました。

弱点というか残念なのは、やはりLTE対応周波数ですね。

FD-LTEはBand1/3/7のみでドコモのBand19(800MHz帯)に非対応、ドコモのBand3はいわゆる東名阪エリアなので全国展開ではありません。

Band3の場合、もしかするとワイモバイル(とダブルLTEで乗り入れてるソフトバンク)の方がマシだったり……?ちなみにTD-LTEもBand41対応というのは間違い(日本のそれと微妙に周波数帯がズレている、とのこと)だそうで、AXGPやWiMAX2をどうにかというのも無理そうです。

普段の生活圏ではBand1だけでさほど支障ないことは分かっているので個人的には良いのですが、日本に持ってくるならもう一歩カスタマイズして欲しかったなーとは思います。

ともあれ、何だかんだでハイエンドであることには変わりありませんし、もしもらえたら嬉しいなーと大穴予想した機種ですから、喜びは一入です。

 

オマケその1

電源投入時にデカデカと「楽天モバイル」のロゴが出ること、楽天がらみのアプリが大量にプリインストールされています。ロゴに関しては、ファーウェイが公式オンラインショップ「Vモール」で単体販売しているのも同じモノだそうなので、端末は欲しいけど楽天モバイルは要らないな、という向きにはちょっとつらい話です。

オマケその2

ファーウェイ製端末には日本製の部品が多く使われていて、部品の購入額はファーウェイジャパンの売り上げを上回るとか。ただちょっと不安なのは、メインCPUが自社(というか子会社)製なことでしょうか。同じく自社製のExynosを使うサムスンGalaxyでは、バックドアとして使える脆弱性が発見されていますし、気になるところです。

楽天モバイル「格安スマホアンバサダー」イベントに参加しました。その1

おはようございます、モバ(@yubile)です。

ついにApple Musicが始まり、さっそく登録してみました。今のところ、WWEがらみの曲ばかり聴いてます(AWAやLINE MUSICでは聴けないので)。

さて、今日のネタは去る6月29日に開催された、楽天モバイルの「格安スマホアンバサダー」向けブロガーイベントです。場所は渋谷の楽天カフェ。

楽天カフェ

 

格安スマホ アンバサダープログラムイベント

週アス+に掲載されていたので、レポートはそちらを……という手抜きはまずそうなので、ぼくなりにまとめてみます。

上記記事の写真でも何となくお分かりいただけると思いますが、けっこう狭いです。そもそもカフェの客席であって、こういう用途はあんまり想定していない作りに見えます。

3月に行われた同様のイベントに関するブログを見ると、テーブルがあったようなのですが、今回は椅子のみ。物を食べたりメモを取ったりスマホのセットアップをしたりがけっこう大変でした。

「プロに教わる賢い格安スマホ選び」というテーマだったので、雑誌やWebでケータイ関連の記事を書くライターの方でもいらっしゃるのかと勝手に考えていたのですが、楽天モバイルの鈴木さん、ファーウェイジャパンの吉本さんという「中の人」がプレゼンをされました。

……まあ、「回線のプロ」&「端末のプロ」ではありますね。

楽天モバイルの鈴木さんは、「今はまず格安スマホの認知度を上げて、業界そのものを盛り上げていきたい」とのことで、基本的にMVNO全般に通じる特徴やメリットを解説されました。その中で、気になったことをピックアップします。

楽天モバイル01

 

・縛りが少ない、安い

キャリアではおなじみの2年縛り、解約できるのは決まった1ヶ月間だけ、それ以外は高額な解約手数料という名の違約金……基本的にこんなひどい縛りはありません。いわゆるMNP弾として使われないように音声通話SIMには1年縛りがあったりしますが、キャリアに比べれば遙かに自由です。

そういうところも含めて、トータルで安いのは間違いありません。ただし「通話をあまりしない人」という条件が付きます。楽天でんわを使うなど多少の工夫の余地はありますが、それでも単純計算で月に135分以上スマホで電話をかける場合、キャリア通話定額がお得になります。その意味では、ワイモバイルのプラン(条件付き通話定額とそこそこのパケット)が魅力的に見えるかもしれません。が。

 

・ドコモ/auのネットワークを使っているため、エリアが安定

ワイモバイルは旧イーモバイル&ウィルコムです。EMチャージで使っていたこともある経験からすると、正直イーモバイルは田舎に弱い印象が拭えません。その点、au回線を使うmineo以外のMVNOはドコモ回線なので、エリアもドコモに準じます。これは確かに強みです。すべてのMVNOに共通なので差別化はできませんが。

差が出るのは、借りた帯域にどこまでユーザーを詰め込むか、またMVNOからインターネットへのバックボーンがどれだけしっかりしているか、という点です。OCNやIIJmioが人気なのは、そのあたりの信頼が高いからと言えます。

楽天モバイルの場合、割と厳しめの制限(今回モニターするプランだと3日間で540MB)を掛けることでクオリティをコントロールしているとおもわれます。

ところで、この「ドコモやauのネットワークを借りている」という概念が、MVNOというものをよく知らない人に誤解されやすいのではないでしょうか。知り合いにも「楽天やOCNが格安スマホとかいうのを出してる=アンテナとかも自分たちで建ててる」と思いこんでいる人がいましたし。

 

・好きな端末が使える

楽天モバイル04

これをメリットと呼べる人は、それなりのガジェットマニアなんじゃないかな……。
MVNO各社が懸命にラインナップを増やしてはいますが、国内で使用可能なSIMフリー端末はまだまだ多くありません。マニアなら様々なリスクを負って海外スマホという選択肢がありますが、いわゆる「素人にはお勧めできない」方法なので、気軽にやるべきではありません。

となると、必然的にドコモやauの端末を流用することになります。今まで使っていた物をそのままMVNOで使うか、中古でいわゆる白ロムを手に入れるか、です。しかし、使わない(使えない)キャリアアプリが消せない、テザリングができないなど、自由って何だっけ? というレベルで、細々と面倒です。

MVNOが販売している端末もセットで買ってしまうと面倒は少なくなりますが、それでもハードルは決して低くないはずです。SIMカードは店員さんが入れたり出したりするモノ、というぐらいならまだしも、そもそもカードの存在自体をよく知らない人さえいたりしますから。

さてここまでは一般論ですが、楽天モバイルならではのメリットだと感じたこと。

 

・リアル店舗がある

楽天モバイル03

渋谷楽天カフェを含む3カ所で、実際の端末に触れたり回線契約ができるそうです。ビックカメラもBIC SIMカウンターとして店頭で手続きができるようになっていますし、ヨドバシもSIMカウンター(複数社の格安SIMを扱っているそうです)を設けています。

オンライン手続きを中心に、サポートコストを削って価格を下げるのがMVNOの基本線だと思うので、あまりショップを増やすわけにも行かないでしょうが。

 

・ポイントが貯まる

楽天モバイル06

これは楽天市場ヘビーユーザーには大きいと思います。ぼくは楽天市場のあのごちゃついたデザインがどうも苦手で、基本的にAmazon派ですが、最近はサンクスに行く機会が増えたので意外と貯められそうな気がします。

 

・端末の種類が多い

楽天モバイル05

上でまだまだ少ないと述べたばかりですが、楽天モバイルは端末ラインナップをがんばって揃えていると思います。スマホ8機種、タブレット3機種、ルーターもあります。この辺は、そもそもが販売業であるゆえの強みでしょうか。

 

 

まとめ

難しいところだなと思うのは、機種を増やしてリアル店舗を設置して……となると、限りなくキャリアに近づいてしまうんですよね。ポイントシステムも始められちゃいましたし。

「格安SIM」以前に、「携帯電話にはSIMというモノが差さっていて、交換可能である」というところから啓蒙を始める必要があるのかもしれません。

 

 

オマケ

質疑応答で「au回線を使ったサービスを始める気はないのか」と質問してみましたが、「ニーズがあればやります、検討中です」という返答でした。

まあ、いざauのMVNOとなるといろいろややこしそう(LTEしか使えない、au VoLTE機はMVNOで使えないなど)ではありますし、エリア的にもドコモとそう大きな差はなさそうですし、よほど大きなニーズを感じない限り実現しないと見て良さそうです。

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