honor6 Plusレビューその1・概観

おはようございます、モバ(@yubile)です。

JスポーツがWWE NXTの放送をやめてしまいました。もともとイタミ・ヒデオことKENTAが登場している期間だけと予告されていましたが、彼が負傷して一時離脱することになったためです。
確かにKENTAはいなくなっちゃったけど、新日本ジュニアのファンにはおなじみフィン・ベイラーことプリンス・デヴィットが日本公演でNXTチャンピオンになったし、ここからの展開も観たかったんだけどなあ……。

 

さて、楽天モバイル「格安スマホアンバサダー」でモニターしているファーウェイのスマートフォン「honor6 Plus」、10日ほど使ったファーストインプレッションをまとめてみたいと思います。

なお、なるべくフェアに書きたいとは思いますが、販売価格4万5千円の端末に1600円x12ヶ月の通信料をタダでもらったということで、評価が甘めかもしれません。そのあたりを割り引いてお読みください。

 

外観

名前からして既にもうアレですが、正面がiPhoneで側面にXperiaを足したような感じです。iPhone 6と違ってレンズが出っ張っていないのはグッド。iPhone 6 Plusより縦が短くてコンパクトですが、そのぶん片手持ちでシャッターボタンが押しづらい時があります。持ち方を工夫する必要がありそうです。

 

 

動作速度、操作感

Kirin 925というオクタコアCPUに3GBメモリ。Kirinシリーズは初めてなので、Geekbench 3でベンチマークを取ってみました。

Geekbench3総合スコア

Geekbenchシングルコア比較Geekbenchマルチコア比較

シングルコアだと2014年モデルGalaxy Note 10.1並み、マルチコアはGalaxy S5より上、という結果です。

ちなみにGeekbenchのiOS版でiPhone 6 Plusを測定してみました。まったく同列に比べることはできないでしょうが、デュアルコアでもOSとプロセッサが最適化されるとこれだけの能力を引き出せる、ということでしょうか。

Geekbench iPhone6Plus

 

ともかく、最先端・最高速というわけではありませんが、十分ハイスペックではあります。普通に使う上で引っかかることはまずありません(スマホゲーム「メビウスファイナルファンタジー」の高画質モードがiPhone 6 Plusに比べてちょっとカクつく気はしましたが、そもそもiOS/Android両対応のゲームはだいたいiOSの方が滑らかに動きますしね)。発熱はけっこうありますが、持てないほど熱くはなりません。

メモリ3GBはさすがに余裕があって良いです。iPhone 6 PlusだとSafariから他のアプリを操作して戻ってきた時にだいたいリロードが入りますが、honor6 Plusならリロードせずに済む率はかなり高いです。アプリ切り替えの時にメモリの残量がチェックできるのも気が利いています(そういうことをユーザーに意識させないのがApple流なのかもしれませんが)。

 

 

UI

ハードよりもっとiPhoneインスパイアです。ファーウェイのEmotion UIはホーム画面とアプリケーションドロワーの区別がなく、アイコンのフラットな見た目も併せてiOS7のような雰囲気です。

ナビキーの並び順がカスタマイズできたり、通知バーに表示するショートカットも項目がたくさんあったり、見た目のフラットデザインぽくてシンプルそうな印象とは裏腹に、細かくいろいろ詰め込まれています。 正直ちょっとゴチャゴチャしている感は否めませんが……。

 

そして、こんなものをゲットしました。

 


 

このフィルム(ちなみにいわゆる強化ガラスフィルムです)を貼り、設定で「タッチプラス」「フィルムナビゲーションキー」をオンにすることで、画面外に5つのボタンが追加されます(写真の赤丸部分)。 

タッチプラスフィルム装着後

下の3つが戻る/ホーム/切り替え、左上と右上はダブルタップで起動する機能を選べるショートカットボタンです。

ダブルタップに割り当てられる機能

もっと任意のアプリを起動する機能も欲しいところですが、ダブルタップでスクリーンショットを撮れるのもけっこう便利です。

このタッチプラス機能、フルHDの画面をめいっぱい使える点はとても良いです。ただ、ソフトキーなら可能なキーの並び順変更ができないこと、ボタンの位置が分かりづらいこと、額縁が狭いのでボタンに誤爆しやすいことが難点です。「フィルムナビゲーションキー」をオフにすればショートカットボタンだけ使えるので、場合によってはそれもアリかなと思います。

KickStarterでiPhone 6/6Plusの下側に戻るボタンを付けるHaloBackというガラスフィルムに出資したのですが、原理としてはこんな感じなのでしょうね。

なお、ガラスフィルムとして見ると指滑りや画面の綺麗さには文句がないのですが、通話スピーカー部がとても大きく切り取られていて、純正オプションだしもうちょっと何とかならなかったのかなあと思います。

 

 

Android 4.4→5.0になるのか?

せっかくの高機能・高性能端末、できれば出荷時から5.0であって欲しかったな、とは思います。ググってみるとアップデートの予定そのものはあるようで、予定通りなら7月にβテストが始まるようです。

とはいえ、OSのアップデートでカメラ機能がダウンしたりするのもイヤなので、安定していればこのままで良いのかもしれません。……しかしそもそも、果たして楽天モバイルとファーウェイジャパンにアップデートを行う気があるのか?

イベントの質疑応答では「検討中です」という趣旨の返答で終わってしまったので、気になるところです。

 

 

 

いったんまとめ

ハードウェア的にもソフトウェア的にも、iPhoneインスパイアな部分とAndroidっぽい部分とファーウェイ独自カスタム部分とが混じり合っています。思ったよりパチモノ感は少ないですが、良くも悪くも盛り沢山で、全体としての統一感はあんまりないかなと。

個人的には、その辺がいかにも中華ガジェットっぽくて好きです。