MacBook Airをきっかけに、IIJmioのミニマムスタート128プランからBIGLOBE 3Gデイタイムプランへ乗り換えを検討してみる。

こんにちは、モバ(@yubile)です。今日はモバイルに欠かせない通信回線について。MacBook Airを買ったら速い回線が欲しくなったヨ、というお話。


 

IIJmio:高速モバイル/Dを使い始めて4ヶ月弱。今のところ128kbpsという遅さ以外には不満もなく、Xperia rayやb-mobile WiFi(MF30)に適宜入れ替えて活用している。

IIJmioにはオプションのクーポンを買うことで速度制限を解除しLTEエリアでフルスピードを出せるようになる(LTEエリア外はHSDPAの最大速度)仕組みがある。ぼくはミニマムプランなのでオマケのクーポンなども付かないのだが(ファミリーシェアプランなら1GB分のクーポンが付く)これが525円/100MBとかなり高い上に、LTE対応の端末がないのであまり意味がない。

そのため、速さが欲しい時はWM3600RでWiMAX(UQ 1Day)を使えばいいかと思っていたのだが、これが存外たよりないときた……。

 

まあiPadとiPhoneだけなら128kbpsでも意外と何とかなるのだが、最近MacBook Airを買って「スタバでドヤ顔」ならぬ「タリーズでドヤ顔」をやってみたところ、Macで使うには128kbpsが遅すぎることを痛感。

もちろん予想してはいたのでWi2 300を使うためにWM3600Rも持っていったのだが、公衆無線LAN優先にしていてもWi-Fiを掴んでくれず、WiMAXに接続してしまってまったく使い物にならなかった。結局MacBook AirからそのままWi2 300に繋いで使ったが、Wi2 300は一度に1台しかログインできないためルーター経由の方が便利なはずなのだ。

WM3600Rの件は設定を見直してもう一度トライするとして、やはり「もう少し速くて安定して安い回線が欲しい」としみじみ思った。

 

そんな流れで、前々から気になっていたBIGLOBE 3G、中でもデイタイムプラン(20時〜2時までの6時間は通信できない代わりに安い)を検討してみようかなと思ったわけだ。

IIJmio:高速モバイル/D概要

BIGLOBE 3G:FOMAエリアで使える月額1,770円~のモバイル通信 

ぼくが現在使っているのがミニマムスタート128プラン(948円/月)で、検討しているのがBIGLOBE 3Gデイタイムプラン(BIGLOBE非会員なので1983円/月)だ。

料金プランなどについては上の各リンクを見ていただくとして、ぼくにとってのそれぞれの優位な点をまとめると、

IIJmioのBIGLOBE 3Gに対する優位点

  • 時間帯制限なし
  • 契約解除料なし
  • ノーマルSIMかmicroSIM好きな方を選べる(BIGLOBEはノーマルサイズのみ)
  • クーポン購入でLTE(非対応地域ではFOMAのフルスピード)が使える

BIGLOBE 3Gの優位点

  • 常にFOMAのフルスピード

というところだ。

IIJmioに200MBのクーポンをつけて1950円、BIGLOBE 3Gデイタイムプランは1980円。これまでの自分の通信料を考えると、さすがに200MBでは少なすぎる。フルタイムで通信できる利点はあるが、20時〜2時は基本的に家にいるためモバイル回線は使わない。

 

となるとやはりBIGLOBEか! ……と言いたいところなのだが、いわゆる2年縛り&解除料システムが存在するのがネックだ。面倒な上に金も掛かるこの仕組みを許容できるかどうかがポイントだと思う。

いちおう最初の2ヶ月間は解除料が掛からないキャンペーンをしているようだが、個人的にはそんなことよりせめて1年縛りぐらいにして欲しい(MNPで稼げるような回線でもないだろうし)。

 

 

ただ、(大事なことなので何度も言うが)やはり128kbpsはキツい。使いたい時間帯とマッチし、エリアが広く、そこそこリーズナブルなBIGLOBE 3Gはけっこう魅力的だ。

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p style=”font-size: 20px;”>いわゆるMVNOは、同じdocomoの回線を使っていてもいろいろと違いを出している。まずはとりあえず申し込むだけ申し込んでみて、しばらくIIJmioと併用していろいろ確かめてみるのが良いかもしれない。

コレですよコレ、このサイズがちょうどいい! ニンテンドー3DS LLファースト インプレッション

3DS and 3DS LL

 

こんばんは、モバ(@yubile)です。昨日MacBook AirとAndroid 4.0 mini PCが届き、今日は3DS LL。MacBook Airのアクセサリ関係もいくつか頼んだので、空き段ボールがすさまじい量に。
てなわけで、今日のネタはニンテンドー3DS LLです。やっぱりゲームはゲーム専用機でやりたい。

3DS LLが2台(自分用と家族用)やってきた。我が家では20台目、21台目のDSシリーズだ。さっそく自分用を開封してみた。

まず何はともあれ、この画面サイズのインパクトは素晴らしい。無理だと分かっていても「最初っからこれで出せば良かったのに」と思ってしまうぐらいだ。

DSがDSiになった時とは違って機能が追加されたりはしていないので、「単に大きくなった3DS」と見てもいいのだけれど、細かいところでいろいろ変更されている。

たとえば

  • SELECT/HOME/STARTボタンが独立して押しやすくなった
  • 3Dスライダーにクリック感がついた(オンオフが切り替わる直前) 
  • ヘッドホン端子が本体下部真ん中から左端に移動
  • 付属SDカードがLexarのClass4 4GB SDHCに(以前は東芝の2GB)
  • 付属タッチペンが伸び縮みしないプラスチックタイプに 

などだ。このあたりについては「社長が訊く『ニンテンドー3DS LL』」に書かれているが、個人的にはHOMEボタンが押しやすくなったことが最もありがたい。3DSのゲームはDSと違って電子説明書を内蔵したものが増えてきているので、ゲームを終了させる以外にもHOMEを押す機会が多いからだ。

 

DSiからDSi LLに移行した時に「画面が粗くなったなあ」と感じたものだが(わりとすぐ慣れたが)、3DSから3DS LLへの移行ではさほどその感覚はない。もともとの解像度がDSより少し高いこともあるし、3Dだと解像度が気になりにくいのかもしれない。

また面積は大きいが厚みはさほどでもなく(前述「社長が訊く『ニンテンドー3DS LL』」参照)、個人的にはこちらの方が手に馴染むと感じている。ただし、今遊んでいるのは「ファイアーエムブレム覚醒」や「ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランド3D」などRPG中心で、マリオやマリオカート、モンハンなどのアクションゲームではまだ確かめていない。

 

第一印象まとめ

ただデカくなっただけではなく、ちゃんと使いやすさを考えて作られている。上で書いたとおりフットプリントはともかく厚みではほとんど変わらないので、今から新しく買うならLLをお勧めする。スクリーンの迫力が段違いだからだ。

 

 

 

おまけ

ところで、今回初めて「ソフトとデータの引っ越し」をやってみた。DSiや他の3DSからDL購入したソフトなどのデータを引き継ぐための操作だが、基本的には引っ越し元と引っ越し先の3DSでそれぞれ指示に従って操作するだけなのだが、データ量が多いとそれなりに時間が掛かる。

また、一度引っ越しをすると7日間は次の引っ越しができず、ひとつの本体で引っ越しできるのは5回までという回数制限もついている。まあ、普通の人が5回も引っ越す前に次世代機が出ているだろうとは思うが。

ゴツい見た目と裏腹に"耳に優しい"イヤホン、1万円前後ではお勧めの一品。ソ ニー「EXTRA BASS MDR-XB90EX」レビュー

写真はイメージです

こんにちは、モバ(@yubile)です。今日のネタはソニーMDR-XB90EXです。最近国内メーカーのヘッドホンばかり買ってます……。

 

ソニーの低音重視シリーズ”EXTRA BASS”の最新モデル、MDR-XB90EX(以下XB90)をジョーシンのWebストアで衝動買いした。
MW1で微妙に気落ちしていたところだったのであまり期待していなかったのだが、使ってみたらこれがなかなか好み。特にMay’nの曲をこれで聴くのに妙にハマってしまい、あっという間に「いま俺の中でホットなイヤホン」の座に輝いた次第。

 


 

 

外観と装着感など

MDR-XB90EX

パッケージもなかなか凝っていて、下の黒い部分を横にスライドして中身を取り出すというもの。こういうのがMW1にも欲しかった。
付属品はハイブリッドイヤーピース、ノイズアイソレーションイヤーピース各サイズ1ペアずつ、ポーチ、固定用クリップ。初めはハイブリッドイヤーピースMサイズが装着されているが、即ノイズアイソレーションイヤーピースに交換。

なんといってもハウジングがでかい。16mmドライバーは伊達じゃないといったところか。分かりにくいが同じEXTRA BASSシリーズの1世代前モデル、MDR-XB41EX(以下XB41)と比較してみるとこんな感じだ(上がXB90、下がXB41)。

MDR XB90EX 2

ハウジングの厚みや上方向にせり出した金属パーツ部(直径約11ミリ)など、どこをとってもXB41より大きい。耳の穴だけでなく周囲までみっちりと埋めてしまう様は、さながらソニー製の耳栓と言っても過言ではない。着けていればイヤホンに詳しくなくても目を引くと思われる。

DSC 0263

ただ、大きいからといって着けにくかったり外れやすかったりせず、むしろ位置決めがしやすくてスッと装着できるところが素晴らしい。耳穴よりも入口で支えるような感じになるので、カナル型独特の「耳の穴に押し込むことへの恐怖」を感じる人でも、これなら多少はマシなのではないだろうか。

ケーブルは1.2mのY字型。個人的にはU字の方が扱いやすくてラクなのだが、クリップが付いているのでカバーできる。ただもう少しゴツいクリップでも良かったかと思う。
なおこのケーブル、製品説明に曰く「からみにくいセレーションコード」という溝が刻まれた平べったいものだ。XB41もいわゆるきしめんタイプの平べったいケーブルで、さらにその路線を追求したらしい。絡みにくいケーブルというのは今どきあまり珍しいものでもないが、耐久性が高そうな雰囲気があるところが良い。あくまで雰囲気なので実際に耐久性が高いのかどうかは分からないが……。

ケーブル絡みでもうひとつ気になると思われるのがタッチノイズだ。あまりタッチノイズを気にしない人間の主観で申し訳ないが、これもXB90はかなり抑えられていると思う。

 

まとめ

かなり存在感のある大きさでくせ者のように見えるが、実は扱いやすい。ケーブルや付属品も実用的。

 

音の傾向はEXTRA BASSだけあって低音重視だが、ボーカルなどの中音は低音の割に埋もれていない。低音寄りでありつつバランスを取っている印象。やはり何だかんだでXB41に似ているが、XB41に比べて各音域がきちんと出ていて響きが豊か、また空間としては狭いながらも、楽器の位置がラクに想像できるあたりが上位モデルゆえか。基本的にパワフルな曲に向いている。

外で使うイヤホンとしてある意味で音質より気になる音漏れだが、手持ちの5000円〜1万円クラスの機種(XB41、ビクターHA-FXT90、HA-FX3X、オーディオテクニカATH-CKM500など)と比べてもかなり少ない。上の写真でも分かるとおりダクトらしき穴が空いているのだが、イヤーピースの穴を塞ぐとほぼ聴こえなくなることからして、そちらからはほとんど音は出ていないようだ。

また遮音性もノイズアイソレーションイヤーピースとの合わせ技でかなり高く、音量を抑えめにしても低音を堪能できるのが嬉しい。

 

まとめ

低音寄りだがそれなりにバランス良。音漏れしにくいので電車で使うのに向いている。


 

 

 

結論

  • 低音重視だけどそれなりにバランスが欲しい
  • 電車で使うので音漏れしないのがいい
  • 耳がちょっとぐらい目立っても構わない 

という向きにはぜひ検討してみて欲しい。実は見た目と違って優しい良いヤツだ。

 

   

 

次回(?)予告

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p style=”font-size: 20px;”>May’nの所属レーベルはFlyingDog(ビクター系)。つまりビクターのスタジオで録音しているはず。
ということは……コレを狙うしかないでしょう! 
しばらくはMacBook Airのせいで金欠なのでいつになるかは分かりませんが。 

「ねえ、この子どうしよう?」楽天"Kobo touch"レビュー

こんにちは、モバ(@yubile)です。最近ブログのイメージチェンジを狙って、文体などいろいろ試行錯誤しています。

さて今回のネタは楽天の「Kobo touch」です。

 

7,980円という低価格端末と、楽天という良くも悪くもいろいろやらかす会社が出す電子書籍サービスで話題を呼んだ楽天Kobo。

その端末Kobo touchを予約購入し、接続したり購入したりしてみた経緯をまとめてみました。

先に結論を述べてしまえば、

買ってから悩むぜ! と実際買ってみて本当に悩むとは思わなかった。

というところです。

 


 

 

1.外観

Kobo touchKobo touchパッケージ

パッケージはシンプルで良いが、フタの密閉度が高く外すのにかなり苦労した。

Kobo touch 開封Kobo touch 付属品

フタを外したところ。Kobo本体を取り出して上げ底を開くと、ウェルカムガイドなどとUSBケーブルが入っている。

iPadやSony Readerとサイズ比較

新しいiPad(Smart Case入り)、Sony Reader PRS-650との比較。いちおう500円玉も入れてみたがあまり意味がなかったか……。
ちなみに厚みに関してはPRS-650とほぼ同じ。本体の面積も画面の大きさも似たようなものだ。 

ハードウェアの質感としては嫌いではないが、あんまり高そうにも見えない。ただ、画面以外は指紋が残りにくそうな素材なので、気楽に使えるのは利点だと思う。
スタイリッシュカバーというオプションも買ってはみたが、結局この気楽さを優先して着けるのを止めた。 

 

 

2.セットアップ

Kobo touchの初期設定はMacもしくはWindowsマシンと接続し、Kobo Desktopソフトウェアを使って行う。Mac版を利用した。
セットアップの手順についてはその都度Kobo touchの画面にもいろいろ指示が出るのだが、写真を取り損ねたのでMacのスクリーンショットばかりになってしまった。

なお、Koboのアクティベーションは楽天レビューが炎上するほどひどい事態になっていたようだが、朝早くセットアップを開始したおかげなのか何もトラブルなく完了したため、後になって騒ぎを知った。
その後、書籍を買ってみる段階になってひどい目に遭ったが。
Kobo Desktop Mac 

Kobo Desktop Mac
起動するとようこそ画面になり、ログインを求められる。

Kobo Desktop Mac
楽天IDの入力だけで済むのは楽だ。もっともKindleならAmazonのIDを使うのだからアドバンテージにはならないが。

Kobo Desktop Mac
「Koboならびに楽天から」という文言がちょっとだけ気になるが、まあ今後の展開は気になるのでOKする。

 

Kobo Desktop Mac
手続きが終わると「本を探す」画面に移行する。おすすめ情報は好きな本を登録しないと動作しないらしく、現段階では何も出てこない。

 

ここまで終わったら、付属USBケーブルでKoboとMacを繋ぐ。

Kobo Setup

Kobo Setup
楽天会員IDを求められるので入力。

Kobo setup
サーバと接続し、ファームウェアのアップデートをダウンロードする(おそらくアクティベーションもこの時に行われているのだろう)。
Google+やtwitterなどを見ていると、このあたりでサーバトラブルによりつまずく人が多かったようだ。
ちなみにこのスクリーンショットを撮ったタイミング(7/19 AM9:52ごろ)のアップデートで2.0.1になり、その日の夜中に2.0.2へアップデートした。
なお、一度アクティベートしてしまえば、アップデートは無線LANを使って本体で直接行える。 

kobo setup
Facebookとの連携が売りのひとつだが、いろいろ面倒な予感がしたのでスキップする。 

 

ここまで済ませればハード、ソフトともに初期設定はいちおう完了。あとはKoboストアから本を買うなり、自分でePubやPDFを入れるなりすれば良い。
KoboをPC/Macに接続するとごく普通のUSBマスストレージデバイスとして認識されるので、読みたいファイルをドラッグ&ドロップするだけ。

 

 

3.さあ読もう! ……あれ?

KoboのUIってどうなのさ。

物理ボタンは電源とホームボタンのみで、すべての操作をタッチパネルで行うわけだが、タッチの精度はお世辞にも良いとは言えない。しっかり触れないと取りこぼすことがあったりする。とはいえSony Reader PRS-650よりタッチやメニュー選択への反応速度はマシ。

電子ペーパーは画面書き換えの時に全体を反転させてリフレッシュするという”クセ”があるが、これを最大で6ページごとにまで延ばせるのは嬉しい。ただ、章の切り替わりでは強制的にリフレッシュされるし、設定画面を呼び出したりしてもリフレッシュされるので、読み方によってはあまり意味がないかもしれない。

ソフト的なところでは、ホーム画面に渦巻き状に表示される5冊などは見た目におもしろいが、実用性があるかといえば微妙だ。ホームボタンを押したり読み終わったり時ホーム画面ではなく特定の本棚に飛ぶ設定などがあればいいのだが。 

 

買えない、本屋

せっかくだから1冊買ってみようじゃないか、と思ってKobo Desktopを起動してみる。
ちなみにこの本を選んだ理由は「パピレスに置いていないから」だったりする。同じ文庫でもあったりなかったりするのが電子書籍の難しいところだ。 

Kobo Buying Books

Kobo Buying Books
楽天で使っているカード情報がそのまま使える。まあAmazonに対して(以下略)

Kobo Buying Books
いざ行かん! と購入ボタンを押したらこの有様。そりゃあ皆さんキレますよね……。

ちなみに、Koboストアの日本語書籍点数もかなり少ない。洋書目当てなら悪くないだろうが、アメリカの英語の本だけ読むならインターナショナル版KindleをAmazon.comから買った方がたぶん幸せになれるのではないだろうか。

 

 

じゃあ自分で何とかしますよ。

とりあえず前述の通りごく普通のUSBマスストレージデバイスなので、手持ちのePubやPDFを入れてみることに。
PDFに関してはSony Readerと同じく、「きちんと解像度を合わせて作らないと見づらい 」ということに尽きる。細かい字よりも、図などの大まかな参照で使うぐらいに思っていた方がちょうどいい。まあ、その用途ならiPadなり7インチタブレットなりの方がけっきょく便利だと思うが……。

ePubに関してもちょっとしたトラブルがあった。
インプレスMAGonスタパ齋藤の「モノ・コト」欲望マガジン本田雅一のモバイル通信リターンズを試してみたところ、まずは盛大な豆腐マークの嵐がお出迎え。これはフォント指定をすることで免れたが、今度は見出しの行間が詰まりすぎたりして見づらいことこの上ない。

思わずtwitterでつぶやいたところ、本田雅一さんにリツイートで拾われた。そこでしばらくtwitterで検索していたら「拡張子を.epubから.kepub.epubにすると表示が改善する」という情報があり、試してみたところあっさり解決した。拡張子を変えることで、Koboが独自拡張したePubとみなして開かせることができるようだ。

で、ここまでやってみたはいいが、得られるモノの少なさに絶望した。

ストアで売るのはePubでもいいから、せめて端末はXMDFや.bookにも対応して欲しかったなあ、というのが正直な感想だ。

 

 

4.まとめ

安いのは確かに良い、表示クオリティ、ページめくりや各種動作の速度などについても個人的にはギリギリ許せる。
サーバトラブルも見積もりの甘さ=読み違えるほどの期待度の高さ、と思えばまあ仕方ない部分もあるかもしれない。 

しかしそもそも、KindleやSony Readerに対するアドバンテージが驚くほどない。
何より、圧倒的に読めるモノが少ない現時点で、今すぐ買う必要はない。

<

p style=”font-size: 20px;”>「年末までに20万冊を用意したい」という三木谷社長の言葉が実現すればまだ分からないが、スタートがこれではあまり期待できないかな……。

MacBook Airが来る前にイメトレ!! セットアップ考察

先週末(7/21)に注文したのでまだ製造すら始まっていないだろう状況で気が早いかもしれないが、何せ3年ぶりの新Macだ。MacBook Airが届いたとき参照できるように、自分用のメモをまとめてみる。


 

 

1.買ったもの

まずMacBook Airの構成は

  • Core i7
  • RAM 8GB
  • USキーボード

にカスタマイズ。SSDはデフォルトの128GBのまま。
他に

  • Thunderbolt to GbEアダプタ
  • MiniDisplayPort to HDMIアダプタ

をオプションで注文した。

さらに

を事前準備として注文した。Airにこんなゴテゴテと……と思われるだろうが、今まで使ってきたノート型Macでだいたいやらかしてきたことをすべて防ごうとするとこうなってしまうのだ。

 

2.目的

MacBook Airの想定用途は

  1. ブラウザ、メール、ブログ更新
  2. Adobe Lightroomでの写真管理
  3. Windows環境でしか動かないいくつかのアプリ

といったところ。 1はもちろん問題ないが、2と3はひと工夫が必要そうだ。
ちなみに、書類はほぼすべてローカルNAS/Evernote/Dropbox/Pogoplug/Skydrive/iCloudのどれかに保存することで、できるかぎりローカルにはデータを残さない方針。 

 

3.最初にするべきこと

 

4.使いたいアプリケーション

容量を考えると、最小限に絞って残りはクラウドに頼ることになるだろう。
オンラインストレージはインストールせず、WebUIだけで使うことも検討すべきかもしれない。 

  • Evernote
  • Dropbox
  • Pogoplug
  • SkyDrive
  • 1Password 
  • iWork
  • ATOK(ATOK Passport)
  • egword universal 2
  • Lightway Text
  • mi
  • RapidWeaver 
  • Chrome
  • Firefox
  • XCode
  • Switch
  • LogMeIn
  • DayOne
  • MarsEdit
  • Skitch
  • Adobe Lightroom
  • DiskAid
  • Sophos Anti-Virus for Mac
  • Little Snitch
  • Parallels Desktop or VMware Fusion

 

 

5.WindowsはBootCampか、仮想環境か?

BootCampのメリット

  • フルパワーを出せる(※ただしCTOでCore i7にしていると、Turbo Boostがきかない不具合がある模様。こちらを参照)
  • 仮想環境より互換性の面で確実なことが多い

BootCampのデメリット

  • 切り替えに再起動が必要
  • データの共有が面倒
  • 内蔵SSDに一定の領域を占領される
  • Windows 7しか使えない

 

仮想環境のメリット

  • 切り替えに手間が掛からない
  • データの共有が楽
  • いざとなれば外付けHDDに逃がせる
  • トラブルの被害を抑えられ、フルバックアップもしやすい
  • Windows XPやLinuxも面倒なく使える

仮想環境のデメリット

  • ネイティブよりは遅い
  • メモリを食う

 

使いたいアプリケーションはAirに全力を出してもらうほどのものではないこと、既に持っているXPのライセンスを使いたいことから考えると、仮想環境を使うのがベターか。
ParallelsかVMwareかはまた別に考える予定。 

 

6.セットアップ完了したら

まずフルバックアップ。3で作ったLionリカバリメディアで起動し、128GB SSDのディスクイメージを適当なUSB外付けHDDに作っておく。
Time Machineバックアップはいちおう別途行うが、基本的にこの状態のディスクを復帰させるだけで環境を戻せるようにしておきたいところ。

 

 

7.いざ使用開始!

……というのが想定しているプラン。さらに可能ならiTunesを削除したりして少しでも空き容量を増やしたいところだが、それはまた状況を見て決めようと思う。

 

 

8.番外編:Ubuntu 12.04をUSBメモリからブートさせる

Windowsと違って特別な手順ぬきにUSBブートが可能なUbuntuなら、必要なときだけ差して使うこともできて便利。
ぼくがコマンドラインで使うような程度のツールはOS Xにもだいたいあるのだが、パッケージのインストールなどはUbuntuの方がラクだし何か失敗してもOS Xの環境を汚さないで済むのが嬉しい。
これに関してはまた別に記事を書く予定。 

参考(にする予定)
MacBookAirでUbuntuブータブルなUSBフラッシュメモリを作ってみた

MacBook ProでUbuntuのUSBブート: 晩飯とパソコンとブログ

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May'nライブとWiMAXとMW1 ※追記あり

昨夜、May’nワールドツアー”Rock Your Beats”の横浜BLITZ公演に行ってきた。開演前にちょっとチェックしてみたらなかなか個性的なSSIDが並んで、なんとなくファン層が分かるなあと思ったり。


 

 

 

※ちなみにMay’nの衣装はホットパンツが多く、ファンには「太股クラスタ」がいる。今年の3月に行われた横浜アリーナでのライブより。

さて、ライブの話自体は収拾がつかなくなりそうなのでやめておいて、昨日はWM3600RをUQ 1Day契約して実戦投入したのだが……これが惨憺たる結果だった。

WiMAX自体は繋がっているようなのだが、WM3600RからiPhoneへの無線LANがとにかく繋がらなさすぎる。SSIDが見えているのに接続できなかったり、しばらく使えたと思ったら突然繋がらなくなったり。

原因は電波干渉だと思うのだが、どうも原因は周囲の無線LANスポットなどではなく、iPhoneにBluetooth接続していたSONY MW1のような気がしている。というのは、MW1の音楽再生が乱れたタイミングとWM3600Rに繋がらなくなったタイミングがほぼ一致していたからだ。

とはいえ結局原因が掴みきれず、行程の大半をXperia rayのテザリング(IIJmioの128kbps回線)でしのぐ羽目になった。WM3600Rのインジケータを見る限り、思ったよりちゃんとWiMAXの電波を掴み続けていたようなので、改めてまたトライしてみたい。

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※2012/09/12追記 8月にリリースされたファームウェアver.1.2.0ではかなり安定性が増した。どうもApple製品との相性があまり良くなかったようだ。

全俺が待ぼ……あれ? ソニーモバイル「スマートワイヤレスヘッドセット MW1」 レビュー (2)使ってみた篇

さて、前回に続いてのMW1レビュー、今度は実際に使ってみてどうだったかというお話。
※2012/7/30 時計表示はiPhoneのみ接続した時でも可能でした。お詫びして訂正します。



 

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まず良い点。
(1)ハード面での操作性はかなり改善。
MW600の悩ましかった点のひとつであるタッチセンサー式ボリュームコントローラ。この記事でも述べたとおり、慣れるまで時間が掛かることやボリューム以外の操作でも使うことなどが難点だったわけだが、MW1ではすべての操作がごく普通のボタンになった。
ボタンも浅いとはいえクリック感がちゃんとあるので、操作に確信が持てるというのはやはりありがたい。


(2)通話や音楽の音質は問題なし。
Bluetoothヘッドセットとして基本のキとも言えるヘッドセットとしての音質はMW600同様に良い。ヘッドホンの種類によるが、静かな部屋で少しホワイトノイズが聞こえることはある。ただし気になるほどではないし、ノイズの少ないヘッドホンを選んで回避することが可能なのが良い。
ワイヤレスヘッドホンにありがちな音飛びもない。ただし、人の多いところや電器店の店頭など電波が飛び交っていそうな場所ではたまに途切れることはある。今まで何台か使ってきたBluetooth機器の中では強い方だ。


(3)マルチポイント接続が扱いやすくなった。
2台同時接続そのものはMW600でもできたが、(1)の通りボタン周りが改善したためちょっとした操作などがやりやすくなった。ちなみにマルチポイント接続では「主要電話」というデフォルトで繋ぐ電話を選ぶのだが、選ばなかった方でも着信などはちゃんと受けられる。




そして、今度は使ってみて残念な点。
(1)ディスプレイの表示文字数が少ない、そして文字化けする。
曲名表示がされる有機ELディスプレイは便利だ。MW600の1行表示から2行表示にグレードアップしたのは良いことだが、一度に見える文字数が全角8文字までとなりMW600の全角9文字から減ってしまった(実際にはMW600もMW1も♪などのアイコンが入るためさらに1文字減る)。
また、項目が長い場合は文字化けする時があるのも困りものだ。

さらに、アドレス帳に登録された電話番号から掛かってきた場合は相手の名前が表示されるはずなのだが、ぼくのケースでは「?? ??」と文字化けしている。
iPhone 4しか音声通話回線がないためXperiaでも同様なのかは確認できていない。もしかしたらiOSデバイスと組み合わせた場合のみ起こるケースかもしれないが……。


(2)Xperiaと連携させないと実力を発揮できない。
もちろんこれはXperia用オプションの1つとして売られている以上しかたないことなのだが、iPhoneなどとの組み合わせだと(使うアプリを選べばそれなりに)便利な通知機能どころか、時刻表示さえされない。通知はともかく時計ぐらいは出して欲しいところだ。→(2012/7/30訂正)時計もちゃんと表示されました。何を勘違いしたんだろう?


(3)通知がたまると面倒になる。
LiveWareマネージャと組み合わせていろいろな通知を出せる(SmartWatch MN2用のこれも使えた)ので、たとえばメールやtwitterの新着を読めるのはとても便利だ。
ただし貯まった通知はひとつずつ表示させないと消えてくれない仕組みのようなので(最大何件までたまるのかは未確認)、twitterリプライなどがたまってしまうとMW1の小さなボタンをぽちぽちやりながら少しずつ(8文字x1行)文章を読むはめになる。
一括消去さえできれば何の問題もないのだが、現状はなるべく必要最小限の通知のみ表示するようにうまく設定をやりくりすべきだ。




まとめ。
Bluetoothヘッドセットとして必要な機能はちゃんと満たしているのだが、売りになっているプラスアルファの部分(通知や着信表示など)がどうにも一押し足りない。
またmicroSDカードを差して単体MP3プレーヤーとして使える機能は、手持ちライブラリの9割5分がAAC(しかも大半はApple Lossless)のぼくには使いようがないし、MP3プレーヤーとして持ち歩くならそれこそウォークマンでいいわけで、ハッキリ言ってmicroSDカード入れ以外の用途が思いつかない。

また、コンセプトの関係上仕方ないことだが、iOSデバイスでは機能をフル活用できないのも残念だ。

Xperiaがメインの携帯なら買う価値はある。iPhoneがメインだというぼくのようなケースではイマイチしっくり来ない可能性は高い。




というわけで、バッテリー動作時間の短さは覚悟しつつDR-BT150NCをポチってしまったのであった。

全俺が待望の! ソニーモバイル「スマートワイヤレスヘッドセット MW1」レビ ュー (1)外観篇




昨日の記事( http://mobaphoto.blogspot.jp/2012/07/mw600mw1.html )で書いたソニーのMW1が夕方到着した。

MW1 | アクセサリー | ソニーモバイルコミュニケーションズ
http://www.sonymobile.co.jp/product/accessories/mw1/index.html

Bluetoothオーディオレシーバ、ヘッドセット、そしてAndroidと連携したさまざまな通知機能、さらには単体FMラジオ&MP3プレーヤーという、ちょっと詰め込みすぎの感すらある多機能ガジェットだ。
今回はレビュー第1回として、充電から接続までで気づいたことなどをまとめてみる。

 

ではさっそく開封。1万円以上するモノにしてはちょっと箱がつまらない気もする。

ちょっと光沢がありすぎて逆に安っぽいかもしれない。光沢の黒はキレイなんだけど指紋が目立ちやすいので、こういう指で触りまくるデバイスに使うのはもう止めていただきたいところなのだが……

MW600や第6世代iPod nanoと並べてみた。

キャップを外すとmicroUSB端子とmicroSDスロットが現れる。

class4/4GBのmicroSDが付属。microSDHCに対応しているかどうかは未確認。

その他の付属品はこちら。イヤホン&交換用イヤーピース、イヤホンケーブル用クリップ、microSDカードリーダ、microUSB<->USBケーブル、ACアダプタ。イヤホンはMW600ともちょっと違うようだが、どうせ使うつもりはないのであまり気にしない。

microSDカードリーダ(上の写真右側)が妙にかっこいい。ソニー・エリクソンのロゴ入り。

使用開始前に充電するのがこの手の機器のお約束。
充電ランプなどは本体にはなく、何かボタンを押すと画面に電池アイコンが表示される。完全に充電されると、ボタンを押しても何も出なくなるようだ。

接続は今までBluetooth機器を扱ったことがあればまったく躓くところはない。最初に電源を入れるとそのままペアリングモードになるので、繋ぎたい機器のBluetooth設定を開いて”Smart Wireless Headset pro”に繋げば良い。

ちなみに、2台までのマルチポイント対応なのでiPhoneにも繋いでみた。すでにペアリング済みの機器があってさらにペアリングする場合、マルチポイントモードかシングルモードか選べるようになっている。また、マルチポイントを選ぶと「主要電話」をどちらにするか設定できる。

さて、初回接続にはXperia rayを使ったので、ペアリング後にこんなメッセージが出た。

「はい」を選ぶとGoogle Playストアが開くので、必要なアプリのインストールをする。
環境によっては上記のLiveWareマネージャをまずインストールする必要があるかもしれないが、ぼくの場合はインストール済みだった。

 

インストールすると画面左上にMW1のアイコンが現れる。また、通知領域にも表示される。

起動してみると、通話、カレンダー、メール、SMS、電話の探索といったアドオン(Smart Extrasと呼ぶ)がリストアップされていて、それぞれの項目をタッチするとGoogle Playのインストールページに飛ぶ。
またここに挙げられている以外にもtwitterやFacebook、Gmailなどの通知アプリもある。上の「アプリケーションを検索」を押すと、サードパーティ製も含めたSmart ExtrasをGoogle Playで検索してくれる。

ぼくはXperiaで普通の音声通話やSMS/MMSを使っていないので、Calendar reminderとFind Phoneのみインストールした。また、検索してみるとGmailのSmart Extraもあったのでインストールしてみた。

さて、ここまで特に迷うことなくセットアップはスムーズだったが、気になったことがいくつか。

(1)スタートアップガイドのフォントが明らかに中華系。かつて流行ったメモリースティックの偽物のようでなんだか微妙。
(2)表示が英語になっている。日本語の設定がないのかと思ったらそういうわけでもなく、単にデフォルトが英語のままなだけだった。特に難しい操作はないので支障はないが……。


もう少し日本向けの配慮が欲しいところだと思う。まあ初期ロットだからかもしれないのであまり深くは突っ込まないが。

次回は実際にSmart Extrasを使ってみたりしたい。

レビューの続きはこちら

ついに出たMW600の後継機? 「スマートワイヤレスヘッドセットMW1」を注文。

Sony Ericsson製BluetoothレシーバMW600を使い続けて早2年近くになる。 

MW600についてはこのブログでも記事を書いた(Moba Photo Life!!: iPhoneで使うBluetooth機器比較レビュー:Sony Ericsson MW600とSONY DRC-BT60P)。 

タッチセンサー式ボリュームコントロールの扱いにくさ(音量調整だけなら慣れれば十分イケるのだが、マルチポイントの機器切り替えなどにもこのタッチセンサーを使うのでやりにくい)、クリップの微妙な形状、コーデックがSBCのみであることなど不満点はある。

ただ、Bluetoothにしてはノイズが少なめで接続も安定しており、最近のiOSなら曲名や電話番号まで表示してくれる有機ELディスプレイもあり、何より好きなヘッドホンを差して使えるという点で他に代えがたい存在でもある。 

MW600はとても気に入っているものの、操作がすべてボタン式になり、クリップが改善され、コーデックにAACが追加された後継機を待ち望んでいたのも確かだ。

そんなMW600と似た型番(おそらくMobile Wirelessの略ではないだろうか)のMW1が発表された。
MW1 | アクセサリー | ソニーモバイルコミュニケーションズ

大いなる期待を持ってその後継機をチェックしてみたのだが、出てきたものは正直なところ少し期待はずれだった。
2行表示になった代わりに大きくなったボディ、あまり使いそうにないmicroSDスロットとMP3プレーヤー機能、そして何よりコーデックがSBCのみということにがっかり。

同じタイミングで、ノイズキャンセリング付きのDR-BT150NCも発表されたので大いに迷った。
このブログでもアクセスの多いMDR-NWBT10Nの上位機種で、通話機能が追加された上にAACコーデック対応という点でとても惹かれるものがある。

しかし、それでもMW1を予約した。
まず、LiveViewと同様のスマホ連携機能が面白そうだと感じた。そろそろLiveViewを買うつもりでいたので、バッテリーへたり気味なMW600の買い換え+LiveViewと思って行ってしまおうというわけだ。

また、7月21日発売予定なのにもかかわらず、ソニーストアでは7月14日お届け予定となっていたこともダメ押しになった。あと2日で手に入るならまあいいか、と。

純粋なMW600の後継機ともちょっと違う「スマートワイヤレスヘッドセット」とはどんなものか、とても楽しみだ。
届いたらiPhone/iPadなどと接続したり、Xperia rayと連携させていろいろ試してみたい。

高いだけのことはある0.4mmガラスプロテクター。"Spigen SGP GLAS.t" iPhone用とiPad用まとめてレビュー。

※今まで特に更新タイミングを決めていなかったのですが、今週から水・土曜を目安に更新することにします。

iPad用GLAS.t
iPhone用GLAS.t

古くはニンテンドーDSやPSPの頃から、とりあえず液晶には保護フィルムを貼らないと落ち着かなかった。 iPodは意外と(?)気にならなかったが、全面タッチパネルのiPod touchやiPhoneはもう真っ先にフィルムを探し、いろいろな製品を片っ端から試した。

アンチグレア(非光沢)フィルムならミヤビックスのOverlay PlusシリーズiPhone 4S/4用新しいiPad/iPad2用)、グレア(光沢)フィルムならマイクロソリューションズの撥水高防汚低反射光沢 PRO GUARD ARSH HDシリーズiPhone 4S/4用新しいiPad/iPad2用)が現時点でベストだと思っている(ただし、アンチグレアフィルムを新しいiPadに着けるとRetinaの見栄えが悪くなるらしい)。
パワーサポートも定番だが、微妙な感触の差でミヤビックスとマイクロソリューションズの方が好みだ。

ただ、やはり極薄のフィルムなのでどうしても耐久性は高くない。ひっかき傷がついてしまうこともあるし(特にPRO GUARDは付きやすい印象だ)、防指紋コーティングも効果が永続するわけではない。むしろ使えば使うほど早く摩耗する。

そんなわけで、0.4mmガラスで傷にも汚れにも強いという触れ込みのGLAS.tを試してみることにした。

最初はiPhone用を買って貼ってみたのだが、これが思った以上に凄かった。特に感心したのが汚れに強いこと。指紋汚れが付かないなんてことはさすがにないのだが、付いても軽く拭き取れる。それもメガネ拭きなどでなくても、シャツの裾やハンカチでサッと拭いてもOKだったのには驚いた。効果も張り替え(詳しくは後述)まで1ヶ月以上きちんと続いていて、まさに防汚コーティングと呼べるレベルだった。

また、滑りの良さも素晴らしい。何も貼っていないiPhoneの手触りに近いからか、指でもスタイラスでも非常にスムーズに使える。
貼ってもRetinaディスプレイの見え方に(分かるほどの)影響はなく、多少の厚み以外はほとんど変化がないと云っても過言ではない。

半信半疑で使い始めたが、あっという間にハマってしまった。

実は、数日前にBUFFALOのポリカーボネート製「耐衝撃スマホガード」に張り替えてみたのだが、スタイラスとの相性が悪い上に静電気が帯電するのかホコリがくっつきやすかったため、すぐに諦めてGLAS.tを買い直したほどだ。

その時に意を決してiPad用もいっしょに買ってみたのだが、これが実に気分爽快!
気楽に使えるものだからついつい触りまくってしまい、バッテリーがすぐ無くなる勢いだ。

ただし、難点もいくつかある。
まず第一に価格が高い。iPhone用が3,000円弱、iPad用が7,000円弱。ミヤビックスやマイクロソリューションズのものも比較的高い部類に入るフィルムだが、GLAS.tはさらに高い。

加えて貼るのが難しい。
堅い板なので位置合わせなどは簡単なのだが、ホコリが入った時に一部だけめくってテープで始末する小技がほとんど使えない。
さらにフチの部分がホコリをひきつけるため、一度剥がすと周辺部がホコリまみれになってしまいやすい。
かくいうぼくも一度目はど真ん中近くと周辺部にホコリが入ってしまい、iPhoneを使う度にちょっと残念な気分を味わった(二度目では無事成功したが)。

ホームボタンが押しにくくなるのもデメリットだ。ただ、iPhone用にはホームボタン用シールが付いている。かなり薄めに作られているので誤動作の心配も少なく、割と安心して貼ることができる。iPad用にシールがついていないのが不思議だが、iPhone用付属のシールは6枚セットで余っていたので流用した。

最後に、ケースやバンパーに干渉する恐れがあるのもデメリットだ。フィルムでも干渉してしまうものはあるが、GLAS.tは何せ0.4mmものガラスなのでケースによってはシビアだろう。ケースと併用する場合は、あまりiPhone前面のフチに出っ張ってこないようなものを選ぶしかない。
ちなみに、ぼくが今愛用しているmagpulのiPhoneケースはまったく干渉しない上に、薄型軽量ながらかなり頑丈にできている。GLAS.tと併せて使うのがお勧めだ。

うまく貼れさえすればかなり幸せになれる一品。高いが挑戦してみる価値はある。

Ankerの飲食店とな