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最近、iPhone 4用にSony EricssonのBluetoothレシーバー MW600を買ったので、それまで使っていたSONY DRC-BT60と比較してみる。
・マルチペアリングで、オーディオと通話をシームレスに切り替え可能
・FMチューナー
・microUSBによる充電が可能(ただしDRC-BT60はmicroUSBケーブル、MW600はACアダプタが付属) などなど、カタログスペックだけ見ればほぼ同等。唯一MW600だけは日本語曲名表示が可能だそうだが、現在のiOSはAVRCP1.3非対応なのであまり関係ない。相違点は形状による使い勝手の違いと、音質など使ってみなければ分かりにくい点にあるので、レビューとしてはこの2点について比べてみる。 まずは形状について。 MW600はウォークマンのリモコンのような形状で小さく軽いが、操作に多少慣れが必要だと思う。特に音量調整のタッチコントロールはコツを掴むまで少し苦労した。慣れてしまえば、むしろ手元を見ずに操作できることもあって悪くない。というより、手元を見ないで操作する前提で作られていると感じる。ただ、クリップで服に留める時に誤って通話ボタンを押してしまったりすることも多く、持ち方に気を遣わなければならないのが少々難点だ。
また、後述するように音質などに不満はないが、iPhoneに接続したまま何もせずにしばらく放置してから再生ボタンを押すと、うまく接続できずに内蔵スピーカーに切り替わったりしてしまう。レシーバー側から接続し直せばまた使えるが、これも不便だ。DRC-BT60ではこういうトラブルを経験したことはない。 DRC-BT60(型番のPはPhone、すなわち携帯電話アクセサリーということを表し、Pの有無でスペックは変わらない)は軽いことは軽いのだが、縦横4センチに厚み3センチ(クリップ含む)と、かなりゴロッとした形状なのは否めない。また、クリップが回転できるので、どこに着けても操作部の向きを一定にしておけるのは便利だし、これはMW600に無い利点だと思う。ただしこのクリップ、もう少し強くても良いと思う。
操作部はどうかというと、すべてボタンなので分かりやすいし、音量大と再生/一時停止ボタンには小さな突起、通話ボタンだけが凹ませてある(他のボタンは平ら)ことなど、手元を見なくてもボタンが区別しやすいようにしてあるのが良い。ただこれも、クリップで留める時などに誤ってボタンを押すことがたまにあり、ウォークマンのリモコンなどでよくあるHOLD機能が欲しかった。 音質について。 iPhoneと組み合わせてBluetoothオーディオ&ヘッドセットとして使う場合、現状でこれより上を望むのは難しいと思う。
無音時のホワイトノイズが多少あるし(MW600の方が少し大きく感じるが誤差の範囲)、曲によっては高音のひずみが気になることもあるが、それでもBluetoothオーディオとしては音が良い方だと思う。Bluetoothによって得られる利便性を考えれば妥協できるレベルだ。
というわけで音質に文句はないが、DRC-BT60だと音量調整の時に音が一瞬とぎれることがあるのが残念(これが気になり出したのが、MW600を買ってみた理由)。MW600では特にそんなことは起きないが、音量調整の操作に慣れを要する。 まとめ。 小さく軽いが操作にクセがあって接続に多少の不便があるMW600か、操作しやすいが大きめで音量調整の時にちょっと残念なDRC-BT60か。価格はDRC-BT60の方が安いので、上述した難点が気にならないのであればお勧めする。音質にはほとんど差はない。
Sony Ericsson MW600 http://www.sonyericsson.co.jp/product/accessories/mw600/
SONY DRC-BT60 http://www.sony.jp/walkman/products/DRC-BT60/
これらの共通点は ・好きなヘッドホンを差して使える3.5mmジャック付きのBluetoothオーディオレシーバ・マルチペアリングで、オーディオと通話をシームレスに切り替え可能
・FMチューナー
・microUSBによる充電が可能(ただしDRC-BT60はmicroUSBケーブル、MW600はACアダプタが付属) などなど、カタログスペックだけ見ればほぼ同等。唯一MW600だけは日本語曲名表示が可能だそうだが、現在のiOSはAVRCP1.3非対応なのであまり関係ない。相違点は形状による使い勝手の違いと、音質など使ってみなければ分かりにくい点にあるので、レビューとしてはこの2点について比べてみる。 まずは形状について。 MW600はウォークマンのリモコンのような形状で小さく軽いが、操作に多少慣れが必要だと思う。特に音量調整のタッチコントロールはコツを掴むまで少し苦労した。慣れてしまえば、むしろ手元を見ずに操作できることもあって悪くない。というより、手元を見ないで操作する前提で作られていると感じる。ただ、クリップで服に留める時に誤って通話ボタンを押してしまったりすることも多く、持ち方に気を遣わなければならないのが少々難点だ。
また、後述するように音質などに不満はないが、iPhoneに接続したまま何もせずにしばらく放置してから再生ボタンを押すと、うまく接続できずに内蔵スピーカーに切り替わったりしてしまう。レシーバー側から接続し直せばまた使えるが、これも不便だ。DRC-BT60ではこういうトラブルを経験したことはない。 DRC-BT60(型番のPはPhone、すなわち携帯電話アクセサリーということを表し、Pの有無でスペックは変わらない)は軽いことは軽いのだが、縦横4センチに厚み3センチ(クリップ含む)と、かなりゴロッとした形状なのは否めない。また、クリップが回転できるので、どこに着けても操作部の向きを一定にしておけるのは便利だし、これはMW600に無い利点だと思う。ただしこのクリップ、もう少し強くても良いと思う。
操作部はどうかというと、すべてボタンなので分かりやすいし、音量大と再生/一時停止ボタンには小さな突起、通話ボタンだけが凹ませてある(他のボタンは平ら)ことなど、手元を見なくてもボタンが区別しやすいようにしてあるのが良い。ただこれも、クリップで留める時などに誤ってボタンを押すことがたまにあり、ウォークマンのリモコンなどでよくあるHOLD機能が欲しかった。 音質について。 iPhoneと組み合わせてBluetoothオーディオ&ヘッドセットとして使う場合、現状でこれより上を望むのは難しいと思う。
無音時のホワイトノイズが多少あるし(MW600の方が少し大きく感じるが誤差の範囲)、曲によっては高音のひずみが気になることもあるが、それでもBluetoothオーディオとしては音が良い方だと思う。Bluetoothによって得られる利便性を考えれば妥協できるレベルだ。
というわけで音質に文句はないが、DRC-BT60だと音量調整の時に音が一瞬とぎれることがあるのが残念(これが気になり出したのが、MW600を買ってみた理由)。MW600では特にそんなことは起きないが、音量調整の操作に慣れを要する。 まとめ。 小さく軽いが操作にクセがあって接続に多少の不便があるMW600か、操作しやすいが大きめで音量調整の時にちょっと残念なDRC-BT60か。価格はDRC-BT60の方が安いので、上述した難点が気にならないのであればお勧めする。音質にはほとんど差はない。