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Logicool Pebble Keys 2 K380sの簡易レビュー

DropBoxを無料版で済ませるためにフォルダアクションを活用してみる

こんばんは、モバ(Twitter@yubileG+)です。

オンラインストレージは世の中にいろいろありますが、知名度や連携可能なアプリの数から言って、DropBoxがデファクトスタンダードでしょう。

個人的には、スマートフォンの写真やPCに読み込んだデジカメ写真などをまとめてくれる「カメラアップロード」機能が特に気に入っています。

しかし、無料版(かつ紹介をしない状態)では5GB+αの容量しかなく、写真以外のデータも入れておきたいとなればストレージは不足しがち。ソースネクストがヨドバシカメラで100GB/8,500円のパックを出していますが、30GB/3,000円ぐらいならまだしも、ちょっと持て余しそうです。

 

というわけで今試しているのが以下の方法です。

(0) 必要なもの

・常時稼働のMac(Automatorとフォルダアクションが使える10.5 Leopard以降のOS Xが必要。今回は10.8 Mountain Lionにて)
・オンラインストレージのアカウント 

 

(1) 他のオンラインストレージを用意

既にアカウントを持っているサービスの中から、候補として「Copy」「Box」「SkyDrive」をチェック。

いずれも使い勝手ではDropBoxに譲るものの、容量が多い(Copy:20GB、Box:50GB、SkyDrive:25GB)こと、他の用途に使っておらず容量が遊んでいること(GoogleドライブはGmailなどで使うため容量を空けておきたい)を重視して選びました。

 

(2) Mac用クライアントをインストール

どのサービスもMac/Windows/iOS/Androidのネイティブクライアントが用意されていますので、Mac版をインストールし同期用フォルダを指定します。SkyDriveのみ、同期用フォルダをネットワークボリュームに置くことができません(DropBox、Copy、Boxはいずれも可能)。

 

(3) Automatorでカメラアップロードフォルダにフォルダアクションを関連づける

スクリーンショット 2013 06 22 17 56 52

Automatorの新規作成で「フォルダアクション」を選びます。

スクリーンショット 2013 06 22 17 57 20

赤く囲んだ所で関連付けるフォルダを指定し、青く囲んだ所で保存する先のフォルダ(この場合はCopyフォルダ内のPicsフォルダ)を指定して、ワークフローを保存&終了。

こうすると、DropBoxのカメラアップロードフォルダにファイルがコピーされる度、そこから指定のフォルダにコピーされます。今回はCopyを選びましたが、SkyDriveやBoxでもやり方は同様。DropBox側のファイルはタイミングを見計らって削除してしまえば、容量が節約可能というわけです。

ちなみに、フォルダアクションのワークフローをテストしてみたい場合は「指定されたFinder項目を取得」というアクションを最初に入れて、関連付けたいフォルダを指定してやらないと動きません。逆に、実際にフォルダアクションで使う時には不要です。

 

(4)この方法のメリットは?

DropBoxの容量節約以外のメリットは、実はあんまりありません。強いて言うなら複数のストレージを使うことでのバックアップ、ちょっとした自動化ができたことでの自己満足、それとスマートフォンのバッテリー節約ぐらいでしょうか。

DropBoxやCopyには撮影画像をその場でアップロードする機能があるのですが、バックグラウンド動作に制限のあるiOSと違い、Androidでは裏で通信してアップロードするため、即時性は高いもののバッテリーにはやはり影響が大きくなります。そこで、DropBoxにまずアップロードし、残りは自宅のMacに肩代わりしてもらおうというわけです。

 

(5) 応用編:フォトストリームもどきとか

まだ試行錯誤中ですが、Automatorアクションの「Finder項目にフィルタを適用」を使って、撮影から一定時間が経った写真を自動的に削除するようにすると便利かなと考えています。たとえばDropBoxは容量に余裕がないので2週間、Boxは余裕があるので60日、など。あるいはSNS投稿用に自動で縮小したものを別のストレージ(と同期したローカルフォルダ)にコピーするというような操作も自動化できます。というかこのワークフローは単なるFinderでのコピーなので、写真以外のファイルをバックアップする用途の方が便利かも……。 

ともかく、Automatorとフォルダアクションはかなり簡単に作業の効率化ができるツールなので、Macをお持ちならぜひ試してみることをお勧めします。

 

(6) 番外編:Pogoplug Cloud + Pogoplug Backup

Pogoplug Cloudはキャンペーンで2,980円/年の時に申し込んだのですが、何と言っても容量無制限なのが魅力。ただクライアントがいまいち不安定なこと、サービスの仕様変更が激しいこと、何より遅いことが気になります。

とはいえ、やること自体はとても簡単。Pogoplug Backupアプリを起動し、DropBoxのカメラアップロードフォルダを指定するだけ。Pogoplugはアップロード先に関係なく「写真」というくくりで時系列順にサムネイルが表示できるので、複数のスマートフォンを使っている場合などは便利です。反面、あらゆる画像をリストアップしてしまうので、クリップアート的なものとかアイコン類まで取り込まれてしまって面倒な部分もあります。

ちなみに~/Library/Mobile Documentsを指定するとiCloud書類のバックアップができたり、~/Library/Application Support/iLifeAssetManagement/assets/sub/を指定するとフォトストリームの画像をバックアップできたりします(ただ、サブフォルダがたくさんできるのであまりお勧めしません)。

容量無制限なのを活かして、他のオンラインストレージと同期しているフォルダを丸ごとバックアップしてしまうのもアリかもしれません。

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