非自炊的電子書籍生活の終焉!? Rabooサービスの閉め方があまりにアレな件。

こんにちは、モバ(@yubile)です。

新しいiPad、MacBook Air、iPhone 5と買ってきて、iPod touch第5世代も控えている中、ついついGoogleのNexus 7をポチっちゃいました。
AndroidスマートフォンもAndroidスティック(最近ちょっとブームになっている、テレビに差すタイプのAndroidマシンです)も持っているのに、Androidタブレットを持っていないとは何事か! ってなわけです。SH-07CがAndroid化できれば良かったんですけどねえ。

 

さて、今日のネタは楽天のRabooという電子書籍サービスについて。「非自炊的電子書籍生活」を標榜するぼくとしては、悪い意味で予想通りの展開。いかに楽天が(むしろ三木谷社長が、でしょうか)ユーザーのことを考えていないかの象徴だと思いました。

楽天、電子書籍販売サービス「Raboo」を2013年3月末に終了 -INTERNET Watch

Rabooとは、あの問題だらけのKoboが始まる前に、楽天が自前でやっていた電子書籍サービスだ。記事にもあるとおり、Koboの発表段階では「何らかの形で統合していく」と三木谷さんがコメントしていたはずだった。

が、結局フタを開けてみれば

  • 購入金額の10%分の楽天スーパーポイント
  • Koboに移行したら購入金額の40%分の楽天スーパーポイントとKobo touchの3000円割引クーポン 

というオチ。まさにあり得ない対応、愚の骨頂だ。

普通に考えたら、Rabooで買った本はそのままKoboに移行できるようにするか、Koboで買い直せるように全額返金(百歩譲ってポイントでも仕方ない)するべきところだろう。

ただ、楽天がKobo発売当時の提供冊数に関する約束を守れなかったり、KoboとKobo Desktopソフトウェアの杜撰さがネットで話題になるのを見ていたから、なんとなくこうなるのではないかという予感はあった。

 

手前味噌で恐縮だが、この二年前の記事で心配していた通り「売り手側の都合で読めなくなる」パターンが発生してしまった。しかも楽天が倒産したというならともかく、新しいサービス始めるんで前のはご破算ね、なんて、どれだけの人が納得してくれるというのか?

手元にダウンロード済みの本はそのまま読めるとして、紙の本より長持ちするデジタルデバイスがこの世に存在するのか? バッテリーが死ぬだけでもうおしまいだというのに。だから電子書籍はいつでもいつまでも再DL可能にするか、DRMフリーで手元に保存しておけるようにするかしなければ永久に紙の本を超えられない。※1

それをあっさりと破棄してしまえばもちろん提供側はラクだろうが、残るのは電子書籍サービスそのものに対する大きな不信感だけ。

非自炊派としては本当に残念だが、電子書籍は紙の本よりずいぶんと早く読めなくなる可能性が高いという可能性を常に念頭に置いて購入しなくてはならない。

現状が一刻も早く改善されることを強く望む。

 

※1
売り手の都合でいつでもダメになるとか、デバイスが壊れたら終わり、というのはiPhone/iPadアプリなんかも同じだが、そもそも紙の本と違ってそのデバイスでしか動かなくても文句を言われない性質のものなので少し状況が異なるか。

※2

もしかすると、Rabooで本を買った人がそもそもほとんどいないのかもしれない。たとえば2〜3000人とか。三木谷さんにとっては無視していいレベルのごく僅かな数だそうだし。ちなみに、RabooはSony Reader対応ということで一冊だけお試しで買ったことがある。Koboにも移行済みなので、40%ぐらいポイントが加算されることだろう。はっきり言って要らないが。

技のWiMAXと力のXi? UQ WiMAX vs. IIJmio高速モバイル/D(ドコモMVNO)を使 い比べてみた!

2012 09 12 04 11 29

こんにちは、モバ(@yubile)です。EOS 6DとかEOS MとかD600とかライカMとかいろいろ出ていますが、PENTAX好きとしては「K-5 II/IIs」と「Q10」、そしてQマウント用レンズ「06 TELEPHOTO ZOOM」に「Kマウントレンズ用アダプターQ」が気になるところ。物欲があふれ出しそうです。

K-7の不満がAF速度なのでK-5 IIの新しいAFシステムは非常に気になりますし、Q10はボディが初めから安価でセンサーが新調されているそうだし(正直本体デザインはビミョーですが)、待望のQマウント用新規ラインナップは35mm換算83-249mmで全域F2.8なのに2万円台だしKマウント用アダプターはメカニカルシャッター内蔵でDAレンズが使えるし、どれもこれも気になって仕方ありません。

まあ妄想するだけならタダなのですが、今年はiPad、MacBook Air、iPhone 5と買ってしまったし、第5世代iPod touchも予約済みなので、ひとまず06レンズとアダプターQだけ買うつもりです。……買えるかな? Nexus 7もちょっと欲しいんだよな……。

 

さて、今日のネタはタイトルで一発ですが、UQ WiMAXIIJmio高速モバイル/Dの力比べ(?)です。XiことLTE回線を使えるL-04Dを中古で安く手に入れたので、速度を測ったり使い勝手を比べたりしてみました。ちなみに、実は2週間ぐらい前に書きためておいた記事なので、速度比較の時期が2週間ぐらい前になっています。

IIJmioから高速モバイル/Dの追加分SIMカードが届いた。ファミリーシェア1GBプランで使える3枚のSIMのうち2枚を標準サイズ、もう1枚をmicroSIMにした。追加分を申し込んだ時点では「1枚ぐらいmicroSIMの方が便利だろう、いざとなればアダプタ噛ませて標準サイズにすればいい」ぐらいに考えていたのだが、ある日L-04Dの中古がえらく安かったので衝動買い。L-04DはminiUIM(microSIM)を使う端末なので、結果的にこの選択が生きることになった。

一方、この記事で書いたWM3600Rの不安定さがファームウェアver.1.2.0でかなり改善されて使いやすくなったこともあり、高速通信の回線2つをいろいろ比べてみると面白そうだということで、チャレンジしてみた。

 

まずは速度比較

現行のWiMAXは、理論値で下り40Mbps/上り15.4Mbps。いっぽうのIIJmioはドコモMVNOなので、回線としては下り75Mbps/上り25Mbps。理論値はあくまで参考ということで、この記事でも使ったAndroidアプリ「SPEEDTEST.NET」をXperia rayにインストールし、無線LAN経由での速度を計測してみた。以下、IIJmio高速モバイル/Dを便宜上Xiと呼ぶことにする。

なお、WM3600R(UQ WiMAX)とL-04D(IIJmio)とでルーターの置き場所や時間をなるべく揃えたところ、WM3600Rはアンテナ2本、L-04Dは3本で安定していた。電波強度の関係でWiMAXが多少不利だったかもしれない。

IIJmio_LTE

結果はご覧の通りで、すべてにおいてXiの方が速い。ただ、どちらもスマートフォンやノートPCで普通にブラウジングするぐらいなら十分な速度だし、理論値に遠く及ばない点も似たようなものではある。

 

エリアについて

普段の生活圏に二つのルーターを持っていって使ってみると、高速通信のエリアはWiMAXの方が広いが、通信できるエリアとしてはFOMA 3Gが使えるXiの方が広い。また、移動中に途切れることもほぼない。ただ、以前よりは少しマシだが屋内に弱いのがWiMAXの弱点か。

しかし結局、どちらもまだまだ自分の行動範囲においてはエリアが足りない、というのが正直な感想だ。

 

回線の使い勝手

WiMAXは今のところ通信量に応じた規制などがない(ただしIIJmioに関しては、クーポンを消費して通信している時は制御しないとのこと)。また、PPTPを使ったVPNでのアクセスは、WiMAXでは可能だがドコモLTEではできない。

ドコモLTEは上述の通り、LTE未整備の地域ではFOMA 3Gに切り替わるため、WiMAXのように全くお手上げという事態はあまりない。

 

ルーターについて

公衆無線LANも設定でき、バッテリーの持ちが良く、細かい設定も可能という点でWM3600Rが優れる。L-04Dはコンパクトなサイズと通信量が把握しやすい液晶表示、バッテリーが交換可能な点はWM3600Rに勝るが、総合的にWM3600Rの方が使い勝手がいい。

L-04Dで少々気になったのはセキュリティ関係。管理画面に入るパスワードが数字4桁しか使えないことや、設定できるのがファイアウォールぐらいしかないことなど、外出時に使うにはちょっと不安を感じる部分もある。

 

 

まとめ

それぞれにメリットデメリットがあるため比較が難しいが、制限が少ないWiMAXとスピードで勝るXiという印象を受けた。

もしドコモのスマートフォンを使っているならXiはテザリングで使える(あるいは買い換えでXi対応機種になる)だろうから、WiMAXを選ぶ方が便利だろう。複数社の回線を持っておけば何かあった時にも対応しやすい(まあ、ドコモが繋がらなくてWiMAXが繋がるケースというのはレアだと思うが)。

Xi対応スマートフォンを使う予定がなく、iPadやノートPCなどで使う唯一のルーターというのであれば、FOMA 3Gも使えるXi対応機種を選ぶのが安全パイだろう。あるいは、au回線とWiMAXを両方使えるWi-Fi WALKER DATA08Wも有力な選択肢になりそうだ。

Instagramでアップロードした画像の位置情報はどうなっているのか?

こんにちは、モバ(@yubile)です。iPhone 5のおかげで更新が遅れ気味になっています。

そう、iPhoneです。SoftBankオンラインショップで機種変更したので、世間から一日遅れて昨日届きました。マップがダメ、バグが多い、画面に染みや気泡が……といろいろトラブってはいますが、我が家にやってきた白の64GBは今のところ問題なく稼働しています。

3Gの頃からそうですが、ハードウェアはともかくソフトウェアの問題はいずれ解決していく……はずです。マップは目眩がするほど退化しているので時間が掛かりそうですが。

 

さて、今日のネタはiPhone 5……ではなく、今や定番の画像共有アプリ”Instagram”のお話。

Instagram 3.0.1(無料)

カテゴリ: 写真/ビデオ, ソーシャルネットワーキング
現在の価格: 無料(サイズ: 15.5 MB)
販売元: Burbn, Inc. – Burbn, inc.
リリース日: 2010/10/06
現在のバージョンの評価: (625件の評価)
全てのバージョンの評価: (51,845件の評価)
App

バージョン3.0になって位置情報と連動した機能が追加されましたが、イマイチ分からないことがあったのでチェックしてみました。


 

Instagramは、おそらくこのブログを読まれるような方ならあまり説明の必要はないだろうが、iPhoneとAndroidで人気の写真共有アプリだ。

このInstagramがバージョン3.0にアップデートした時、位置情報を元に写真を地図上にレイアウトしてくれる「フォトマップ」という機能が追加された。ちなみにアップデート後に初めて起動すると、「フォトマップを使うか使わないか」「どの写真をフォトマップに載せるか」を選択させてくれるなど、ユーザー側にコントロールをゆだねているあたりは良い。

良いのだが、写真と位置情報の組み合わせはかなり強力な身元バレの原因になりうる。とりあえず調べてみた。なお、あくまで2012年9月23日時点でぼくが自分のアップロードした画像を確認した結果から推測しただけであり、間違っている可能性は多分にある。その場合はコメントで指摘していただけるとありがたい。

 

疑問1:位置情報がこれまでアップロードした画像に入っているのか?

答え1:手元(iPhoneのカメラロールやAndroidの画像フォルダ)に保存される画像には入っており、Instagramにアップロードされた画像には入っていない。フォトマップに載せてある画像についても、画像そのものには位置情報は入っていなかった(PC向けのURLから画像のアドレスに直接アクセスしてDLすることで確認)。

 

疑問2:位置情報が入っていない画像(他のデジカメで撮影した写真やスクリーンショットなど)をアップロードすると?

答え2:「フォトマップに追加する」オプションで取得した位置情報を、画像に書き込んだりはせず直接サーバに送信しているようだ。カメラロールに保存された加工済みの画像にも位置情報は入っていなかった。

 

疑問3:位置情報がもともと入っている画像(例:iPhone純正カメラアプリで撮影した写真)はどうなるのか?

答え3:アップロードする画像は位置情報を削除し、別に取得した位置情報を送信しているようだ。またカメラロールなどに保存される画像は、Instagramに取り込んだ時点でInstagram側の位置情報に書き換えられてしまう模様。純正カメラアプリで撮影した写真と、それをInstagramで加工した写真をMacのプレビュー.appで比較してみたところ、位置情報のうち緯度経度は同じだったが海抜の値が少し違っていたためそう推測した。

 

まとめ:つまりどうなのよ?

答え:少なくともアップロードされている画像そのものには位置情報が入っていないので、フォトマップで不用意に自宅の位置など公開しないように気をつければ良さそうだ。

 

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俺より強いヤツ……はいっぱいいるのでマジ勘弁。でも楽しい!iOSゲーム「スト リートファイター X 鉄拳 MOBILE」

SF X TEKKEN

こんにちは、モバ(@yubile)です。先週今週といろいろ発表された関係で、いつもと更新タイミングをずらしてしまっています。

ついにiOS 6が出ましたね! とりあえず今使っているiPhone 4をアップデートしてみました。

まだ少ししか触っていませんが、iPhone 4で使える分の機能だけでもさほど重たくない印象でひと安心。SBオンラインショップでのiPhone 5予約がまだ完了していない(=いつ届くか分からない)ので、当面はiPhone 4のままかもしれないことを考えるとこれはありがたい話です。

さて、今日のネタはカプコンのゲームアプリ「ストリートファイター X 鉄拳 MOBILE」。格ゲー全盛期に青春を過ごした世代にはたまらない「ストリートファイター」シリーズと「鉄拳」シリーズの夢のコラボゲーム、iOS版です。出ていたことに気づいていなかったのが不覚ですが、ともかくiPhone 4/iOS 6でも大丈夫かどうか試してみました。

ストリートファイター X 鉄拳 MOBILE 1.00.01(¥250)

カテゴリ: ゲーム, エンターテインメント, アーケード, アクション
現在の価格: ¥250(サイズ: 558.9 MB)
販売元: CAPCOM – CAPCOM Co., Ltd
リリース日: 2012/08/31
現在のバージョンの評価: (44件の評価)
全てのバージョンの評価: (44件の評価)
App + iPhone/iPadの両方に対応
GameCenter対応

 

ある意味iOS 6やiPhone 5よりも楽しみだった「ストクロ」こと「ストリートファイター X(クロス) 鉄拳」。カプコンサマージャムで試遊した時点でかなり出来上がっていたようだったので、いつ出るかいつ出るかと首を長くして待っていたら……既に出ていた。まあ出遅れたおかげで安く買えたのだから良しとしよう。

SF X TEKKEN Title

 

起動直後にGame Centerへの接続を求められるが、Game Centerにログインできずエラーになった。iOS 6アップデート直後で更新されたGame Centerの規約に同意していなかったためのようだ。

ちなみにiPadにも対応したユニバーサルアプリ(ただしRetina解像度ではない)だが、iCloudセーブデータ共有に対応しているようだ。予約済みのiPod touchが届いてもすぐに遊べそうなのがありがたい。

iOS 6にアップデートしたiPhone 4と、iOS 5.1.1の第3世代iPadの両方で試したが、ちゃんと遊べる速度で動いている。iPhone 3GでストIVが遊べるようにしてくれていたカプコンなので(BT対戦はできなかったが)このあたりはさすがだ。

SF X TEKKEN Tutorial

これまでのストリートファイターIVやIV Voltと同じく、画面や操作についてのチュートリアルがちゃんと作られていて、オプションで必殺技の簡単入力やオートガードなども設定できる。間口の広さを意識した作りは、かつての「一見さんお断り」な頃とは隔世の感がある。

ちなみに記事トップの画像でも分かるとおり、タッグ戦だ。ただしキャラがかなり少ない。今後のアップデートで追加されるだろうが、なるべく早いと嬉しいところ。

なお、ネット対戦を堪能したかったが、間の悪いことに自宅回線のプロバイダが障害で今とても不安定なせいか、対戦相手の検索すらまともにいかない(この記事もまともにアップロードできるか怪しいレベルだったりする)。また日を改めてチャレンジしたい。

 

バーチャルパッドの操作感覚は、磨かれてきてかなり完成していると思う。ぼくが今までの作品をプレイしてきて慣れているというのはもちろんあるだろうが、サマージャムの時からすっと思い通りの操作ができた。

ただ、指で画面が隠れてしまうタッチパネルゆえの弱点はどうしようもない。もし可能ならBluetoothの外付けパッドに対応してくれると面白いかもしれない。特に今回はiPad対応なので、ちょっと前に話題になったアーケード筐体っぽくなるレバー&ボタン付きスタンドのようなものがあったら、きっと買ってしまいそうだ。

 

今はキャンペーンで250円(通常価格450円)なので、ストクロやってみたいけどPS3やPS Vitaを買うほどじゃないなー、なんて人もとりあえず購入してみるといいのではないだろうか。

ストリートファイター X 鉄拳 MOBILE 1.00.01(¥250)

カテゴリ: ゲーム, エンターテインメント, アーケード, アクション
現在の価格: ¥250(サイズ: 558.9 MB)
販売元: CAPCOM – CAPCOM Co., Ltd
リリース日: 2012/08/31
現在のバージョンの評価: (44件の評価)
全てのバージョンの評価: (44件の評価)
App +  iPhone/iPadの両方に対応
GameCenter対応

iPhone 5をほんのり先取り気分? ヘッドホンレビュー・Apple "EarPods with Remote and Mic"

EarPods

 

こんばんは、モバ(@yubile)です。iPhone発表週ということもあっていつもより多めに回しております。

iPhone 5(白64GB)と第5世代iPod touch(赤64GB刻印入り)を無事に予約しました。iPhoneは諸般の事情でauへの乗り換えを諦め、SoftBankオンラインショップで機種変更のつもりです。16時開始でしたが16時半頃までまったく繋がらなかったので、果たして22日(オンラインショップなので1日遅れるはず)に受け取れるのかちょっと不安です。

ちなみにiPod touchも16時過ぎに注文できるようになっていましたが、こちらは特に問題なく予約完了です。といっても発売は10月下旬らしいのでまだまだ先ですが……。

 

さて、今日のネタはその新型iPhoneやiPodに付属するAppleの新イヤホン”EarPods with Remote and Mic”。3年かけて耳穴を研究しデザインしたという、独特の形状のハウジングが特徴です。今までのシンプルかつオーソドックスな付属イヤホンを置き換えるこのEarPods、どんなものなのか興味が湧いたのでさっそく購入してみました。

EarPods with Remote and Mic(以下EarPods)の特徴は、掃除機の先端のようなちょっと変わった形状のハウジングにある。装着のしやすさや外れにくさを求めて様々な耳穴で実験を繰り返して作ったとのことだ。

AV Watchのレビューでも指摘されている通り、固定する場所はファイナルオーディオのPIANO FORTE IIに近く、耳穴の入口に置くような感じだ。カナルに慣れていると圧迫感が少なくて頼りないような快適なような、少し不思議な感覚になる。またそんな感覚でありながらも、ちょっと頭を振ったぐらいでは落ちる気配がないところがおもしろい。確かにジョギング向きだと思う。

 

コードは旧型純正イヤホンやApple In-Earと同じような手触りと形状なので、たぶん同じモノだろう。端子に金メッキがないのも相変わらず。ただしリモコン部は少し大きくなり、ボタンが押しやすくなった。まあ、ぼくは顔が大きいので、位置的にもう少し下だとありがたいのだが。あとついでに、胴長なのでポケットに入れたiPhoneまで届くよう、もう20cmぐらいコードが長いとなおよい。

リモコンの機能は今までのものと変わらず、音量調節、再生ボタンを使った再生/一時停止、曲送り/戻しも第6世代nanoやiPhone 4、第3世代iPadで確認できた。しかし、なぜか第3世代shuffleだけはリモコンが効かない。注文した時は対応リストに入っていたような気がするのだが、確認してみたら入っていなかった。いちばん使いたかった機器で使えないのは正直かなり痛い。

三角形だったApple In-Earと違い、EarPodsは四角形のケースが付属する。一見ありがたいようにも思うが、フタが閉まるようにキレイに巻くとなるとそれなりに手間が要るため、仕舞っておく時にしか使わない可能性が高い。

 

音質は、まず変なクセが少なく聴きやすい。また低音が旧型純正イヤホンに比べて増しているので、ノリのいい曲には向いていると感じた。個人的好みで言えば低音はまだまだ物足りないし音の迫力が多少不足しているようにも感じるが、特にこだわらない人なら不満を持つことは少ないだろう。

音漏れは上記レビューでも触れられているが、以前の純正イヤホンよりは少ない。ただしカナル型のように過信して音量を上げるのはお勧めしない。遮音性は装着法からすると意外と高いが、やはりカナル型と同レベルを期待するべきではない。

 

少々デザイン優先な面があり、取り回しに関してはあまり良いとは言えないが、装着がラクで外れにくく、音質的にも大きな不満はない。プレイヤー付属品(単体2,800円)なら十分だ。安いので単体で買ってもそれなりに満足できると思う。ただし第3世代shuffleのユーザーは残念ながら現時点ではどうしようもないようなので、諦めてIn-Earや旧型を買うか、サードパーティのものを選ぶべきだ。

新型iPhone登場!もちろん買います。touchもね!

おはようございます、モバ(@yubile)です。この記事を書きながらオンラインApple Storeの再開を待っています。目当ては「EarPods」iPhone 5と新型iPod touch、nanoにはバンドルされるらしいんですが、最速で手に入れるには今から頼むしかないかなと。

早く来い来いApple Store! → 無事(?)ポチりました! 届き次第レビューする予定。

 

Appleの新製品発表イベントが終わったので、感想をまとめてみる。

 

iPhone 5

1136×640 Retinaディスプレイ(4インチ)で縦長になった新型iPhoneは、A6搭載、LTE対応、厚さ7.6ミリ/重量112グラムなどいろいろ気になるポイントはあるが、なんといってもディスプレイとLTE、そしてカメラが気になる(縦長が操作性にどの程度の違いをもたらすのか、LTEのポテンシャルはちゃんと発揮されるのか、などなど)。iPhone 4からの乗り換えなのでBluetooth 4.0も気になるポイント。カシオの時計(10月にiPhone対応版が登場予定)が欲しくなる。

ギーク的見地からだとあまり面白みのないデバイスだが、生活必需品と考えればこれぐらい順当かつ穏当なスペックアップがちょうどいい。iOSデバイスの面白みの大半はiOSとそのアプリにあるからだ。いじって遊ぶ楽しみはAndroidに担当してもらって、日常的なアレコレはすべてiPhoneというのを最近のスタンスにしている(だからXperia rayはroot化したが、iPhoneはJBをやめた)。

予約開始が9/14、販売が9/21からとかなり早いのは予想外で嬉しい。

 

iPod touch 5th gen.

個人的にiPhoneよりも気になるのが新型touchだ。4インチ1136×640ディスプレイとA5搭載、かつカラフルな背面。iPhoneは何かと容量が足りなくなりがちなので、64GBのtouchを買ってiPhone 5と分担をさせようと考えている。

 

iPod nano 7th gen.

iPod nanoシリーズは今までもっとも形状変化を繰り返してきたが、2.5インチディスプレイ(第6世代と同じくマルチタッチ対応)とホームボタンを搭載した。まだ実物を見ていないので何とも言えないが、4/5世代nanoからホイールがホームボタンになった分だけ小さくなったような印象だ。

touchが発表される前はこちらを買おうと考えていたが、touchが欲しくなったのでやめた。とはいえ「初めてのiPod」には向いていそうだ。ただ、できれば32GBモデルがあるとなお良かった気がする。

 

新コネクタ”Lightning”

Dockコネクタのリニューアルはずいぶん前から噂に上っていたが、事実だったようだ。iPhone 5、そして新型touchとnanoにはLightningコネクタが搭載される。今までの30ピンコネクタより80%小さく、方向を選ばないリバーシブルなコネクタとのこと。
今までのアクセサリが使いづらくなるのは残念だが、まあこの手の”切り捨て”はAppleにはよくあることだし、たぶんそう経たないうちにLightning対応アクセサリが増えるだろうと思う。 

ちなみに従来のDockコネクタとの変換ケーブルが発売されていたので、品薄を予想してさっそく予約しておいた。

 

新イヤホン”EarPods”

耳穴の形状を研究し3年かけてデザインされたイヤホンとのことで、 音質はともかくフィット感がとても気になる。
実はこのブログでアクセスが多い記事の大半はヘッドホン・イヤホン絡みだ。そんなわけで新しいイヤホンと聞いては試さないわけにいかない。さっそく2つポチった。 

 

他にもiTunes PC/Mac用アプリの刷新やフォトストリームの共有、進化したSiri(touchにも搭載!)などいろいろ話題はあるが、そのあたりは実際触ってみてから記事にしたい。

iPadでnasneはどこまで使えるのか?(※追記あり)

こんばんは、モバ(@yubile)です。先月リリースされたWWEのオフィシャルアプリはなかなか良い出来なのですが、WWEの日本での放送(JSPORTS)は現地から10日遅れなのが悩ましいところ。YouTubeにアップされた現地放送を見たところで、twitterで行うリアルタイム投票に参加できるわけでもありませんしね。まあ、かつては10日どころか3週間ほど遅れていたことを思えば、だいぶマシにはなったんですけどね。

 

さて、今日のネタはソニー「nasne」です。地デジ&BS/CSチューナー搭載型NASというべきシロモノで、7月に発売されたもののトラブルで全回収&無償交換の憂き目に遭った曰く付きのガジェット。
我が家に届いた分は普通に動作したので交換はやめようかと思ったのですが、時間が経ってからトラブルになると困るなと思い、結局交換してもらいました。

そんなわけでやっと本格的に稼働したnasne、我が家にはPS3ぐらいしか対応商品がないので、iPadでどこまでできるかチャレンジしてみました。


 

nasneとの連携を謳っているのは

  • VAIO
  • PlayStation 3
  • PlayStation Vita
  • Xperia
  • SONY/Xperia Tablet

だ(詳しくはこちらを参照)。もっとも自由度が高いのがVAIO(Blu-rayやDVDに保存したいならVAIOを使うしかない)で、次がPS3だろう。

PS3との連携は呆気ないほど簡単で、LANにnasneを接続し、PS3にtorne(トルネ)アプリをインストールして起動するとセットアップできる。ちなみに我が家のPS3にはすでに(ハードウェアの方の)torneを接続していたので、アプリをアップデートしてセットアップした。

PS3からは2つのチューナーと2つの録画先が見えるだけで、予約録画や視聴の基本操作はtorneもnasneも違いはない(速度的な差はあるが)。nasne単体で録画できるので、録画のためだけにPS3を起動しなくて済むのは便利だ。また、CHAN-TORUに登録すると外出先で予約操作ができるのも良い。ただ、CHAN-TORUの番組表はtorneアプリほど使いやすくも速くもないので、予約操作はやはりPS3を使うのがラクではある。

 

さて、nasneはDLNAサーバでもあるので、nasneにある動画はDLNAクライアントを使えば観ることができる。ただし、nasneで録画した番組(著作権保護されたもの)はDTCP-IPに対応していないと再生できない(※1)。

ところが、iOSアプリでDTCP-IPに対応したものは今のところ存在しない(Android版は既に対応済みのTwonky Beamがバージョンアップでの対応を表明しているが、この記事を書いている2012/09/08時点ではまだリリースされていない)。

ひとまずそちらは置いておくとして、とりあえずDLNAサーバとしての機能をチェック。
適当な動画(720pのH.264動画)をPCからコピーし、App Storeを「DLNA」で検索して出てきたいくつかの無料アプリで試してみたところ、なんとも微妙な結果に。

Fusion Stream:サーバはすぐ見える、フォルダもファイルも見えるが、再生はできない
iMediaControl:サーバは見えるが動画ファイルが表示されない
Twonky Beam:再生までは問題なく進むが、一度再生させると、アプリを完全に終了させるまで他の動画が観られなくなる(※2)

あくまで我が家の環境での話だし、有料アプリを探せばまともに再生できるものもあるかもしれないが、あまり試す気にはなれない。ただTwonky Beamはいい線を行っているので、DTCP-IP対応アップデートを期待して待ちたいところ。

 

 

※1
PS3はもちろん対応なので再生できる。
ちょっと便利なのは、XMB(クロスメディアバー)からそのまま動画を観られるため、torneアプリを立ち上げる必要がないこと。torneアプリは起動に時間が掛かるので地味ながら嬉しい。ファイル数が多いとで探すのが少々めんどうなのが難点か。
ちなみにフォルダをたどると「ライブチューナー」という項目があり、現在放送中の番組をストリーミングで観ることができる。TVに繋いでいる場合はあまり意味がないが、TVチューナーのないPC用ディスプレイなどでPS3を使っている時は便利かもしれない。

※2
Xperia rayにAndroid版Twonky Beamを入れて繋いでみたところ、著作権保護ファイルを除いて(Android版はDTCP-IP対応のはずだが、OS4.0以降が必要なため)問題なく再生できた。

 

 

2012/12/06追記

iOS版Twonky Beamがアップデートされ、DTCP-IPに対応。iPhone 5、iPod touch 5G、第3世代iPad(いずれもiOS 6.0.1)でnasneに接続できるようになった。また、Nexus 7ではできなかった標準モードの録画ファイルも再生できた。ただ、コピーやムーブなどは非対応であくまでストリーミング再生のみであること、再生開始まで少し時間が掛かること、早送りや巻戻しをすると挙動がおかしくなること、何よりiPhone 5やiPod touch 5Gのワイド画面にアプリが非対応なのが残念だ。

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p style=”font-size: 20px;”>ちなみにroot化したNexus 7だとDTCP-IPは非対応だが、脱獄したiOSデバイスについては未確認なので、iPod touchを脱獄する機会があれば試してみたいと思っている。

データ回線が多すぎるので整理したい!

こんばんは、モバ(@yubile)です。WWEには二世、三世レスラーがとても多いのですが、個人的にはエディ・ゲレロの娘ラクエル・ディアスと、リッキー・スティムボートの息子リッチー・スティムボートが気になるところ。あ、あとビッグバン・ベイダーの息子ジェイク・カーターも。WWE NXTで三人とも活躍しています。噂ではリック・フレアーの娘もデビューに向けてトレーニング中だとか。楽しみです。
それにしても、ラクエル・ディアスやマイケル・マクギリカティ(Mr.パーフェクトことカート・ヘニングの息子)のように、ファミリーネームを使わない割に「○○の子ども」であることを隠していないパターンはちょっと不思議。

 

さて、前置きが長くなりましたが今日は最近流行りの(?)ドコモ回線MVNOについて。この記事この記事この記事で書いたとおり、現在ぼくは三つの業者のMVNOを利用していますが、三つとも維持するのはちょっとムダなので整理しなくては、というお話。

よろしくお付き合いください。

今、BIGLOBE 3Gデイタイムプラン(以下BIGLOBE)のSIMをb-mobile WiFi(MF30)に、IIJmio 高速モバイル/D ミニマム128(以下IIJmio)のSIMをXperia rayに、そしてDTI Serversman SIM 3G 100(以下SMSIM)をSH-03Cに入れて使っている。

スマートフォンは基本的にWi-Fiのみで運用できるとはいえ、SIMカードがそれぞれ差してあった方が便利なのだが、BIGLOBEが1,980円/月、IIJmioが945円/月、SMSIMが490円/月で合計3,415円となり、価格的にはあまり安くない。

そうなると、「IIJmioのファミリーシェア1GBプランの方が良いのでは?」という疑問が出てきた。

 

IIJmio ファミリーシェア1GBプラン(詳しくはこちらを参照)は

  • 3枚までSIMが使える
  • 毎月1GBまでは制限なく通信(LTE対応)
  • 1GBを3枚のSIMで分け合える
  • 使い切ったら128kbpsに制限 

という仕組みだ。

月額2,940円なので、今より500円ほど安くなる。またプランも一本化できる上に、IIJmioは契約縛りがないという点も嬉しい。また以前の記事で述べた通り、128kbpsとはいえIIJmioは数字より体感が速く、少なくともスマートフォンで使う限りは我慢できる。
LTEが使えるUIMカードなのもポイントだ(BIGLOBE 3GとDTI SMSIMはLTE非対応の普通のFOMAカード) 。

LTE対応端末を持っていないので速度的なメリットは活かせない。だから問題は1GBという通信量で、それをコンスタントに超えるのであれば現状維持の方が良さそうだ。

 

そう考えてこの3週間ほどBIGLOBEでの通信量をチェックしていたのだが、自分としてはいつもより頻繁に使ったつもりでも、3週間で600MB程度だった。4週間で800MBほどと考えれば、1GBの枠には十分収まる計算だ。

となるとIIJmioへの一本化はかなり有効かもしれない。ただ、今のミニマム128プランから直接乗り換えができず、新規申し込みになるため事務手数料3,150円が新たに掛かることがちょっと悩ましい。

しかしグズグズしていると先月申し込んだBIGLOBEの契約解除料9,975円が発生してしまうので(ぼくが申し込んだタイミングでは、契約の翌月までは発生しないキャンペーンをやっていた)、これまた悩ましいところだ。

 

さてどうしたものか。

英語の発音を試されるBluetoothヘッドセット「Plantronics M55」を購入。

こんにちは、モバ(@yubile)です。「閃乱カグラ Burst -紅蓮の少女達-」をやり始めたため、更新が遅れ気味です……。半蔵側ストーリーは前作のを引き継げればラクだったのになあ。

さてそれはともかく、今日のネタは「Plantronics M55」音声操作が特徴の片耳用Bluetoothヘッドセットです。片耳用のは久しぶりだったので、技術の進歩に驚きました。

そんなレビューもどきをどうぞ。

 

購入の動機

ぼくが初めて手にしたBluetooth搭載携帯電話はVodafone 902SHだった。

ただ、その頃はまだBluetooth機器の種類が少なく高価だったので、ちゃんと使い始めたのは702NKIIに乗り換えてからだ。型番は失念したが、モトローラの片耳用ヘッドセットだった。その年のコミケで友人と連絡を取り合う時に使い、雑音がひどくて失望したのをよく覚えている。

なので片耳用=音質が悪い、というイメージが染みついてしまい、iPhoneでさらにBluetoothの使用頻度が上がってからも両耳用(つまりオーディオ用途が中心)のものしか買わなかった。

ところが、最近すこし生活スタイルが変わって運転の機会が増え、運転中に通話することも多くなった。iPhoneのハンズフリーを使うにしてもiPhoneを触らなければいけないし、通話が可能とは言っても両耳が塞がるのは論外だ。

それなら片耳用ヘッドセットをとりあえず試してみようと思い、メジャーなメーカー(プラントロニクスはヘッドセットの世界シェア1位とのこと)の比較的安いものを、ということでM55を購入してみた。ちなみにBluetooth機器は基本的に高い物が多いが、経験則からすると安い物は安いなりでしかないので、あまりケチりすぎないことをお勧めする。

 

感想

良いと感じたところ

  • 付属のフックを使わなくても意外にしっかり装着できる
  • 通話に違和感を持たず、相手にも持たれない程度の音質
  • 掛かってきた電話に”Answer”という音声操作で出られる
  • 普通のmicroUSBなので充電の選択肢が豊富 
  • iPhoneのステータスバーにバッテリー残量が表示される
  • A2DP対応なので、通話以外の音も聴ける 

 

残念なところ

  • 通話ボタンの面積が大きすぎて、間違って押してしまうことが多い
  • 音声操作はかなり英語らしい発音でないと認識してくれない(カタカナっぽく「アンサー」ではほぼ無理) 

 

 

さすが世界シェア1位のメーカー、音質に関しては6年前のモトローラ製ヘッドセットとは雲泥の差で、片耳用ヘッドセットに持っていた悪いイメージをすっかり塗り替えてくれた。高価な上位機種ならもっと高音質なのだろうが、個人的にはこのぐらいでも十分だ。
また上には書かなかったが、SONY MW1で(電波の関係で)音飛びしてしまう場所でも特に問題なく使えたところも嬉しい。音楽の音飛びは自分が我慢すれば済む話だが、通話はそういうわけにはいかないからだ。 いずれ、コミケのような混雑する場所でも試してみたいものだ。

残念なところも挙げてみたものの、工夫や慣れで乗り切れる範囲だし、シンプルで目立たないデザインも好感が持てる。割とお勧めだ。

Ankerの飲食店とな