torneも加わって複雑化した半自動録画システム。勝利の鍵はPSP!

 これまでこの記事この記事この記事などで書いてきた、Mac mini + Friio + NAS + PS3 + PSPによる「半自動録画システム」。
 といっても特に難しいことはなくて、BootCampでWindowsマシン化したMac miniにFriioを繋いでセットアップし、録画データの保存先をDLNA機能のあるNASにしておけば、PS3(とPSPのリモートプレイ)で楽しめますよ、というお話だ。

 そしてさらに今回、ようやくPS3用地デジチューナー“torne”を入手することができたので、換装して容量がダダ余りのPS3内蔵HDDを活用するためにもさっそく繋いでみることにした。

 が、アンテナ配線さえ気をつければ何の問題もなく接続が完了し、記事のネタにするようなことも起きず、あっさりとPS3で地デジが見られるようになってしまった。正直拍子抜けだが、これぐらい簡単でなければ家庭用ゲーム機の周辺機器としては失格とも言える。
 肝心のtorneの使用感だが、ゲーム機のようなUIで番組表をめくるのはなかなか楽しい。画質はアンテナに左右されるところが大きいのだろうが、我が家では視聴中ときどき音が飛んでいたような気がする。ゲーム中の同時録画も対応しているらしいが、反応がシビアなゲームなどでは止しておいた方が良いのかもしれない。

 torneはPSPリモートプレイ対応(ただしインターネット経由での接続はダメらしい)で録画および視聴がすべて操作可能であり、ダビング10の範囲ならばPS3でエンコードしてPSPのメモリースティック(もしくはPSP goの内蔵メモリ)に書き込むこともできる。特に意図したわけではないが、PSPを軸にしたモバイルビデオ環境が出来上がりつつあるようだ。

 保存や応用が利く代わりにPCから録画設定をしなくてはならないFriioか、融通が利かない代わりにリアルタイム視聴も可能なtorneか。どちらか一方ではなく、選べるという意味はかなり大きい。

 とりあえず、保存しておきたい、何度か見返したい番組はFriioであらかじめ録っておき、見たいことは見たいが見終わったら捨てる可能性の高そうな番組はtorneに任せる。BGM代わりに流しておくのは普通のTV。その気になれば3チャンネルを同時に視聴することもできる。連動などするわけではないので少々面倒ではあるが、自由度の高い仕組みが出来上がったと言えるのではないか。……ある意味ヒキコモリ養成システムという気もするが。

MacでRAW現像と写真管理、ちょっとした悩み。(2)

 画像管理ソフトについて、手元にあった選択肢は三つ。
(1) iPhoto’09
(2) Picasa 3
(3) ArcSoft PhotoBase Pro

 (1)は言わずとしれたApple純正環境で、手軽な簡易補正や「人々」「撮影地」機能はなかなか楽しい。2月のデジタルカメラRAW互換アップデート3.1によってK-7/E-P1ともにOSレベルで対応したため、候補に入った。

 (2)はGoogleのPicasa Webアルバムと連携するGoogle謹製ソフト。ちゃんとRAW現像をしているのか埋め込みのJPEGを処理しているのかイマイチ判然としないが、iPhotoよりも前からK-7/E-P1のRAWファイルを読み込めていた。また、検索を彷彿とさせる“I’m feeling lucky”ボタンなども含めて、iPhotoとはまた違った感じの手軽な補正ツールが便利だ。

 (3)はアクトツーで優待版をキャンペーン販売していた時に衝動買いしたArcSoft社の製品で、他の二つと比べてより画像ブラウザ的であるだけでなく、ビデオやサウンドなどもまとめて管理できるようになっている。ホームビデオなども視野に入れているのだろうか。とりあえず動画にはあまり興味がないので、あくまで画像管理ソフトとして判断する。

 この三つを、ちょっとずつ使って比較検討してみた。

 iPhotoは自動補正もなかなか的確だし、使い慣れたApple的UIだし、Flickrのアルバムを自動同期してくれるのは、proアカウント持ちとして非常に便利。ただ、(できなくはないが)iPhotoライブラリファイル以外の場所に置いた画像の管理が弱い。パッケージ化されたライブラリファイルを丸ごとバックアップするのも面倒。

 PicasaはWebアルバムと手軽に同期できるし、iPhotoと違って画像の場所を動かさずに見られる(割には高速だ)し、監視するフォルダを細かく設定できるのが良い。Bloggerにブログする機能もあるなど惹かれるところはあるのだが、Flickrを使いたいと思うとPicasaが生かせないのはジレンマ。また、うちの環境ではたまに文字化けしたりなぜかiPhoneの画像が読み込めない(インポートしようとしてもボタンが押せない)などの細々とした問題がある。

 PhotoBase Proは最初期待していたのだが、思ったほど速く感じない。ファイルの数を把握するまでサムネイルどころかアイコンさえ全く表示しないため、体感では逆に遅く感じるらしい。また、拡大してプレビューを見るのにはPhoto Viewerという別アプリを起動することになり、これの読み込みはもっと遅いのでかなりストレスを感じる。何より、K-7のRAWファイルで表示される色がまったく違う(ズレているというより反転している?)ため、現時点では使えないと判断した。

 あまり面白みの無い結論だが、やはりiPhoto’09を使うしかなさそうだ。母艦がWindowsならPicasaを選ぶところか。もしかしたらPhotoBase ProもWindows版なら正しい色で表示してくれるのかもしれない。そのうち試してみたい。

 本当はAppleよりもRAWへの対応が早いAdobeのLightroomを使いたいのだが、ネットワークドライブにライブラリを置かせてくれない仕様なので断念した。といっても1.x時代の話だ。もしかしたら今は仕様が違うかもしれないので、ちょっと調べてみようと思う。

MacでRAW現像と写真管理、ちょっとした悩み。(1)

 いま愛用のカメラはペンタックスK-7リミテッドシルバーとオリンパスE-P1。カメラに比べて撮影者に腕がないことや、現像であれこれ楽しみたいということもあって、基本的にRAWで撮影している。そして、K-7では付属のPENTAX Digital Camera Utility 4(以下DCU4)、E-P1ではOLYMPUS Studio 2(以下OS2)を購入して現像をしている。

 ただ、画像管理となるとちょっと悩ましい。どちらもそれぞれのカメラ(というかメーカー)の画像しか管理できないのは仕方ないとして、併用するにもちょっとストレスが溜まる。

 たとえば、DCU4は100枚ほど画像が入ったフォルダにアクセスしようとすると途端にもっさりする。起動時にデフォルトで開くフォルダにたくさん画像が入っていると、起動するのもちょっと時間が掛かる感じだ。Mac版だからかと思ってWindows環境でも試したが大して変わらないので、CPUとHDDがそれだけ遅いということなのだろう(2006年のマシンだからしょうがないとは思う)が、画像管理にはあまり使いたくない。K20Dまでと付属ソフトの名前が変わったのでちょっと期待していたのだが、その辺はさして変わりないようだ。逆に、閲覧と編集でソフトが分かれていた頃と違って、コンテキストメニューの「このアプリケーションで開く」からDCU4を指定しても「このファイル形式は開けません」と怒られて編集させてもらえなくなった。このあたり、個人的にはむしろ退化したような気さえする。

 ではOS2はどうかというと、カレンダー表示での画像管理は日記みたいで楽しいし、DCU4のようにもっさりもしない(ネットワーク上のドライブでも我慢できるスピードなのは正直感心した)点は非常に良いのだが、アプリケーションメニューに“終了”がなかったり、Command+Qによるアプリケーション終了ができないことが気になる。ウィンドウクローズボタンで閉じるか、Dockのアイコンから終了させるしかない。些細なことではあるが、Mac用アプリとして正直この仕様はどうかと思う(クローズボタンを使うあたり、Windowsを基準に作られているのだろう)。

 また、先ごろオリンパスはOLYMPUS Master/Studioをやめて、OLYMPUS Viewerという新しいソフトに切り替えることを発表した。このOLYMPUS Viewerは無償で、しかもSnowLeopard/Windows7フル対応。加えてE-P2用アートフィルター「ジオラマ」「クロスプロセス」をE-P1のRAW画像に適用できるなどの新機能(残念ながらE-PL1の「ジェントルセピア」は非対応らしい)も含まれているそうだ。
 別にE-P1専用ソフトというわけではないから、旧来からのEシリーズユーザーにはどうということのない話なのかもしれないが、E-P1からの新参者としては「わざわざ有料版を買ったのに1年もたずに消えるのかよ」という気持ちが強い。

 ともかく、それぞれのメーカーの画像を管理するだけでも微妙に使いづらいと感じていた。そこで管理には別のソフトを使おうと考えたのだが、やっぱりそれはそれでいろいろと悩ましいことに。(続く)

iPhoneやiPod touchのいろいろな「困った」への対処法・母艦編(ただしMac向 け)

 昨日に続いて、困った時にとりあえず試してみる手法、今日は母艦編。母艦はトラブルの原因が多岐に渡るため、優先順位ではなく思いついた順に一般的な対処法をまとめておきたい。なお、昨日と同じくこの方法でトラブルが解決するかどうかは保証できないことをご承知の上で、お読みいただきたい。

1.USBケーブルの差し込み口を変える。
 違うハブにしてみる、ハブではなく本体に直に差す、など。iPhoneやiPod全般が認識されない時などには真っ先に試すべき方法。他に「ケーブルそのものを変える」という手も。

2.一度すべてのデータを消して(ミュージックやアプリを同期するチェックマークを外す)から、もう一度入れ直す。
 復元は時間が掛かるし、バックアップの状況によってはまれに失敗することもある。その前に一度iPhoneからすべてのデータを削除し、改めて入れ直すと調子が良くなることがある。

3.iTunesライブラリを再構築する。
 同期に失敗する原因で意外と多いのが、iTunesのデータが壊れてしまった場合。音楽ファイルがどこかに消失することもあれば、ファイル情報を管理するiTunes Library.xmlが壊れてしまう場合もある。後者の場合はiTunes ライブラリおよびプレイリストを作成し直す方法を試してみると良いだろう。前者の場合は、ファイル復元ソフトなりCDから取り込み直すなりするしかない。

4.OS Xをアップデート(あるいはダウンデート)する。
 一時期、脱獄愛用者の間で特定のバージョンのOS XでDFUモードに入れないことが話題になった。普通に使っていれば気にする必要はないはずだが、コンピュータというのは結局動かしてみるまで結果がわからないものだ。OSのバージョンで調べてみると意外と同じ症状に悩む人が見つかったりする。

5.アプリをいったん捨てて、ダウンロードし直す。
 同期しようとしたがiTunesにエラーを出された、あるいはインストールはできたものの起動できないなどの場合に、地味だがたまに効果のある方法。今はあまりないがOS2.0の頃はDRMが上手く処理されずにアプリが起動できないトラブルが頻発していた。元のアプリファイルを捨てて再度購入することでDRMの処理を再度やってもらおうというアイデア。実際にそうなっているのかはApp Storeの仕組みを知らないので何とも言えないが。

6.ディスクユーティリティで修復。
 OS Xの付属ツール「ディスクユーティリティ」で、アクセス権を修復するという気休めに近い手。だがたまに効果がある(気がする)ので侮れない。Macの付属ディスクやリテール版OSのディスクで起動し、ディスクの修復をするのも気休めとしては有効かもしれない。

 以上、Opera mini for iPhoneのニュースを横目に簡単にまとめてみた。

iPhoneやiPod touchのいろいろな「困った」への対処法・本体編

1.待ってみる。
 最近は3Gなどには特に荷の重いアプリが増えた。また、脱獄環境ではさらにメモリが不足しやすいため、どうしても遅くなりやすい。まずは待ってみること。もしかしたらフリーズしたように見えるだけで、裏で必死に動いているのかもしれない。

2.アプリの強制終了をしてみる。
 基本はホームボタン長押し。トラブルによっては効かないケースも多いと感じる。
 ちなみに強制終了とはちょっと違うが、Safariは新規白紙ページだけを開いた状態で終了すると、メモリを解放するというクセがある。メモリ不足で起動しないアプリがある場合、試してみよう。

3.電源を普通に切ってみる。
 スリープボタンを長押しすると電源のスライドバーが現れる。アプリが起動しない時は、とりあえず電源を切って入れ直してみるのが手っ取り早く成功率も高い対処法。脱獄環境でSBSettingsなどを入れている場合、再起動にあたるRebootやスプリングボードだけ再起動するRespringなどもある。

4.強制再起動をしてみる。
 スリープボタン+ホームボタンの同時長押し。林檎マークが表示されたら手を離しても良い。というかそのまま押し続けるともう一度強制再起動する。ある一定のタイミングでスリープボタンだけ離してホームボタンを押し続けると、脱獄者にはおなじみのDFUモードにも入れる。

 番号の若いものから順に試すのが良いと思う。ただし、これでトラブルが解決するという保証はできないのでご了承いただきたい。

PS3でDMM.TVを使ってみる。

 栗山千明のCMでお馴染み、PS3で使える動画配信サービスDMM.TV for Blu-ray Discを使ってみようと思い立ち、ディスクを取り寄せて使ってみた。

 DMM.TV for Blu-ray DiscはBD-LIVE(はてなキーワード)を利用したもので、恐らく使おうと思えばPS3以外のBlu-ray機器(BDレコーダーなど)でも使えるのだろう。ただし「インターネットに繋がり、BD-ROM Profile 2.0に対応し、1GB以上のストレージを持つ機器」という条件が付くため、PS3専用のようにアピールした方が分かりやすいということなのだろう。

 ディスクを入れて起動する(以下、キャプチャが録れないので画像は割愛する)と、最初にDMM.comへのログインもしくは新規登録を要求される。一度ログインしてしまえば基本的に自動ログインになるようなので、その辺はストレスが少なくて良い。
 また、いわゆる視聴制限コンテンツに対するペアレンタルコントロールとして、4桁の暗証番号を登録することを求められる。ちなみにこの番号はオプションで自動入力させることもできるので、視聴制限を気にする必要がないなら記憶する設定にしておけば良い。

 基本的な操作はさほど迷うことはない。単に十字キーと決定ボタンのだけで操作するまどろっこしいタイプでもなく、ページ送りやトップメニューに戻るボタンなどがPSコントローラに合わせてあり、PS3専用になっていることがよく分かる。注意点としては、Blu-rayであるため、キャンセルのつもりで×ボタンを押すと「再生を停止しますか?」と聞かれること、キーワード検索の時にソフトキーボードでの入力なのが多少面倒なぐらいか。DVD-PGなどのDVD-ROMを用いたコンテンツに比べればレスポンスも速く、ごく普通に使える。

 動画の探し方はカテゴリ(洋画/邦画/アニメ/スポーツなど)、ランキング、シリーズ、メーカー、キーワードなど一通りは揃っている。また、個別の作品情報から主演俳優などがハイパーリンクとして設定されており、そこから関連作品を検索することもできるなど、画面デザインは全く異なるもののDMMのPC向けとさほど違和感なく使える。
 肝心の画質についても、PS3の動画再生機能のおかげなのか、SDでも不満の少ない画質だ。とはいえ大画面TVではなくPC用の23インチフルHD液晶での感想なので、大型液晶TVで見るとまた違うのかもしれないが。

 さて、ラインナップを見てみると思ったよりもずっと豊富で、見たところアニメがなかなか充実しているようだ。同じPS3向けのPS Storeビデオと被るところはあるかもしれないが、両方をうまく使うと幸せになれそうだ。
 ただ、DLした後いつでも見られる買い切りタイプの動画があまり多くない。アニメで言えば一話300円程度で視聴期限の数日を過ぎると見られなくなるというのが主流のようだ。このスタイルはPS Storeも似たようなものだが、正直これならレンタルの方が安い(DMMの月額オンラインレンタルなら1枚あたり250円程度)。

 自宅にいながらにして大量の作品をチェックし、好きなものを好きなだけ見られるという夢のような環境のはずなのに今ひとつときめかないのは、間違いなくこの料金体系のせいだろう。
 価格設定だけで言えばアダルト動画の方がよっぽど魅力的だ。SD/HDの画質別に加え、DL買い切り/DL期限あり/ストリーミングなど多彩な選択肢を用意した動画が数多い(すべてではない)。権利関係なども含めて一般作品よりフットワークが軽いのかもしれないが、それにしても選択肢が多いというのは素晴らしいことだと思う。これはぜひ一般向け動画でもスタンダードになって欲しいやり方だ。

 そもそも、物理的なディスクを売るのは良くて、DL後いつでも見られる動画を売るのはダメというのがよく分からない。
 PS3のHDD内にある動画をPCに吸い出したり、Windows Media VideoのDRMを解除したり(前者はともかく後者は可能ではある。かなり面倒だが)することに比べれば、DVDやBlu-rayのようなディスクメディアをリッピングする方がはるかに簡単だ。後者のハウツー本はそれこそ星の数ほど出回っている(正直、これらの出版社を訴えた方がいいんじゃないかと思うぐらいだ)から、カジュアルコピーの被害はこちらの方が多いのではないだろうか。

 どんな手段を講じようが、プロテクトを破ることに命を懸ける連中は必ず破る。そして何をどうしようが、買わない人は絶対に買わない。だがその方法が一定レベルより面倒なら、大多数の人は手を出さないだろう。そしてそこに正規の方法で安価に手に入る手段があれば、わざわざ手間のかかることはしない。普通の社会人にとって「時は金なり」だからだ。例外はお金がなく好奇心と時間の余っている学生で、これはまたややこしい問題ではあるのだが……。

 だいぶ話が逸れてしまったが、DMM.TVはPS3向けにきちんとUIが作られているし、レスポンスも悪くないし、画質も悪くなく、思ったよりも普通に使える印象だった。問題は動画の権利者がちょっとケチ過ぎるんじゃないの? と言いたくなる価格設定&視聴期限にある。そのあたりが気にならないのなら、一度試してみるのも悪くないと思う次第だ。

これはさすがに食いつかざるを得ない。次世代iPhone OSが4月8日ベールを(ち ょっとだけ)脱ぐ!?

 iPadの登場で沸き立つApple界隈にまたひとつニュースが到来した。

 Apple iPhone OS 4 Revealed on April 8 – GIZMODO

 以下、米ギズモードより引用。

 Apple’s just sent an invite “for a sneak peek of the next generation of iPhone OS software” on April 8 at 10AM Pacific. That’s in three days!
 アップルから「次世代iPhone OSをこっそりお見せします」という招待状が届いた。日時は4月8日10時(太平洋時間)。なんと三日間!

 さあ、何が出るのやら。
 個人的には、マルチタスクと純正メールアプリの進化(フィルタリングなど)、あと趣味の領域だがメールの着信音もいじれるようになると嬉しい。

iPhone向けページをリニューアル。

 しばらく前から使用不能になっていたらしい(まったく気付きませんでした…)iPhone向け表示をやめ、iポーさんのブログ表示サービス”touch my blog”iPhone向けページを作っていただいた。アドレスはhttp://ipor.jp/blog/mobaphotoだ(iポー管理人さんの迅速な対応に感謝します)。
 ブログのRSSを整形して表示するものだそうだが、Google BloggerはRSSに全文が載るはずなのでたぶん問題ない。

 もともとデジタル一眼レフを買った勢いで写真ブログを目指したのが始まりだったが、今はiPhoneやMac、ゲーム関係も含めデジタルガジェット全般の話題が多い。
 特にiPhoneを取り上げるようになってからは、アクセスの1割ほどがMobileSafariからのものだ。そんなわけでiPhone対応はできる限りしておこうと考えて実際にそうしていたのだが、まさかページごと消えているとは思いもしなかった。

 というわけで、iPhone/iPod touchでご覧の方はぜひMobileSafari向け表示をご利用いただければと思う。

iPhoneに"彼女"たちがやってきた!ラブプラスiシリーズ発売!(あるいは iPadを買うべきもう1つの理由)※追記有り

ラブプラスiMタイトル画面ラブプラスiNタイトル画面ラブプラスiRタイトル画面

 「国民的ガールフレンド」のキャッチコピーで昨年秋に発売されたニンテンドーDS用ソフト「ラブプラス」(こちらも参照)。3人の女の子から1人選んで、DSの時計と連動したリアルタイムな「恋人生活」を楽しむというコンセプトで人気を誇った。
 ぼくも通常版とコナミスタイル限定版の合わせて2本を買い、このブログでもバーチャルと言うよりポータブル彼女と呼ぶべきかもしれないゲーム、ラブプラスについていろいろ考えてみた(iPhone版とか)。や、姉ヶ崎寧々さんとの300日を振り返りつつ、ラブプラスについて考えてみる。という記事で取り上げた。
 実際、新しもの好きで飽きっぽいぼくにしてはずいぶんと長く遊んでいるわけで、開き直ってしまえばとても楽しいゲームだと思う。

 そんなラブプラスがiPhoneで登場するという情報がtwitterで流れたのもつかの間、4/5発売開始の情報とともに、昨日4/4の11:00~14:00に秋葉原ソフマップで体感イベントも行われたそうだ。そしてちょうど日付をまたぐ頃、App StoreにラブプラスiM/iN/iR(各600円、2010年4月5日現在)という名前で登場した。

 ラブプラスiM icon
icon
 ラブプラスiN icon
icon
 ラブプラスiR icon
icon

 このアプリはDS版の移植などではなく、ゲーム的要素もあまりない。現時点での機能は(コナミは有料か無料かは不明だが、アップデートやアプリ内購入による機能追加を示唆している)

・時計(起動時に曜日についてコメントしたり、タッチすると時刻をしゃべってくれる)
ラブプラスiM(COMMUNICATIONモード)ラブプラスiN(COMMUNICATIONモード)ラブプラスiR(COMMUNICATIONモード)

・カレンダー(背景のキャライラストは月表示モードのみ?)
ラブプラスiM(CALENDARモード月表示)ラブプラスiN(CALENDARモード月表示)ラブプラスiR(CALENDARモード月表示)

・ARカメラ(画面は3アプリ共通)
ラブプラスiシリーズ(AR CAMERAモード)

の3つ。ゲームというよりはコミュニケーションを楽しむツールと考えた方が良さそうだ。ARカメラがどう使われるのかがいまいち分からないが、AppBankさんがレビューを予定されているので、ARカメラなどについてはきっとそちらの方が詳しく紹介されると思う。楽しみに待ちたい。

※いまいち用途の分からなかったARカメラだが、かごおたさんのiPadのキラーアプリ登場!!iPhoneアプリ「ラブプラス i」シリーズ登場!という記事によると、コナミのiPhone/iPod touch向けサイト“Touch KONAMI”から画像をダウンロードして印刷し、壁や床に設置してiPhoneで撮影するというものだそうだ。リンク先には実例も載っていて(プリントアウトではなく、MacBookの液晶に表示して撮影したそうだが)参考になる。

 というわけでさっそく撮ってみた。うちのレーザープリンタもトナー切れのため印刷ができず、苦肉の策としてiPod touchでの撮影だ。
iPod touchにARマーカーを表示してみた。3iPod touchにARマーカーを表示してみた。1iPod touchにARマーカーを表示してみた。2
 印刷物とは違って視野角の問題があるため、3種類のマーカー(壁掛け、床置き大、床置き小)のうち楽に撮れるのは壁掛けだけ。しかも液晶の輝度をうまく調節しないと、iPhoneのカメラが周囲に合わせて露出を変えてしまい、にじんだり白飛びしたりしてしまう。思ったより大変だった。

※2 AppBankさんのレビューで、スタンプ機能の存在を知る。とりあえずスクリーンショット撮って満足してたからそこには気付かなかった……。

 さすがにニンテンドーDSよりグラフィック性能が良く画面解像度も高いため、よりキレイな彼女を拝めるのは素晴らしい。が、代償としてかなり起動が遅く、時計機能はとても重たい。メモリも相当食うようで、1ページだけ開いていた状態のSafariがあるだけでも起動できなかった。App Storeレビューを見るとiPhone 3GSでもかなり重たいようなので、できればコナミには今後の高速化に努めていただきたい。
 性能だけでなく、機能面でも(有料追加でも構わないので)いろいろ頑張って欲しいところ。特にマルチタッチを生かしたコミュニケーションがあると楽しいかもしれない。キスとかキスとか、あるいはキス。KISSCOMIシリーズとコラボレーションすればおもしろいのではないだろうか。

 ところで、このラブプラスiシリーズ、たぶん画面サイズと要求スペック面のどちらから行っても、iPadで遊ぶのが相当に楽しそうだ。聞く所によるとベンチマークでiPhone 3Gの7倍の速度をたたき出したというiPadなら、彼女たちもぬるぬるスイスイ動いてくれるに違いない。
 電子ブックも新聞も始まらない日本のiPad市場に、思わぬキラーアプリが出たと言えるのではないだろうか?

スクリーンショットのまとめはこちら

K-7リミテッドシルバーで再びレンズ沼の誘惑に駆られ、iPad資金が尽きたお 話。

溶
K-7リミテッドシルバー+DA 55-300mm/F4-5.8 ED

Tega-numa Pond
K-7リミテッドシルバー+DA 40mm/F2.8 Limited

 3月13日に発売になったペンタックス K-7の1000台限定リミテッドシルバー
 「限定」という言葉に弱く、またここのところペンタックスのカメラは黒いものばかり買っていた(K100D/K10D/K20D)ため、キャッシュバックも無いのにビックカメラでガッツリと予約購入してしまった。12万円ちょっと。iPadの3G付き64GBモデルを狙おうかなどと考えていたのだが、レンズと合わせて完全にその夢は潰えた。

 K-7リミテッドシルバーについて、詳しくはこちらが手っ取り早いが、
・シルバーボディ(Shake Reductionロゴが金色)
・フォーカシングスクリーンが黄金分割タイプ(別売の予定無し)
・液晶モニタ表面が強化ガラス製
などが主なポイント。

 正直に言えば、ノーマルK-7のレンズキットが10万以下で買えてキャッシュバックもあり、3万円を超える価格差は肯定しづらいのだが、そこはやはり「1000台限定」の魔力。
 K100Dを買った直後にK100D Superが発売され(これは別に限定モデルではないが)、K10Dを買った直後にグランプリパッケージが発売され、K20Dを買った後にチタンカラーが発売され……と、ペンタックスの限定モデルにはなかなか縁がなかったため、今回こそは! という衝動に後押しされた。まあ正直、どうせ限定モデルならもう2万ぐらい上乗せしてシルバーのレンズキットがあれば完璧だったと思う。

 さて、新しいボディを買うと新しいレンズが欲しくなるのが人の常(?)。タムロンorシグマの70-200mm/F2.8、シグマAPO 150-500mm/F5-6.3など超望遠レンズにだいぶ心揺れたのだが、今回買ったのはペンタックスDA 35mm/F2.8 Macro LimitedとDA 55-300mm/F4-5.8 EDの2本。さほど高くないレンズとは言え、2本いっぺんに買うとものすごい贅沢をした気分になった。

 あいにく、カメラを持って出られる日が天気の悪い日ばかりだったのであまり良い写真はないが、とりあえず色々撮ってみたのでリンク先のFlickrアルバムをご覧いただければと思う。

Ankerの飲食店とな