度付きのJINS PCレンズ(JINS PCカスタム)とJINS Moistureで「作業用メガ ネ」を作ってみた。

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液晶ディスプレイなどが発する青色光を軽減して目の負担を軽くすると謳う「JINS PC」。ガジェット好きは液晶を睨む時間が当然長いわけで、発表当時から気になるアイテムだったのだが、残念なことに度無しレンズしか無かった。

そのJINS PCに待望の度入りレンズが5/28から販売開始し、他のフレームにも(わずかにカット率が落ちるらしいが)入れられるようになるとのことで、先行予約キャンペーンに乗っかってひとつ注文してみた。

上の写真でお分かりいただける通り、レンズは僅かに黄色い。実際かけてみると視界が少し黄色くなる。とはいえ違和感があるほどではなく、蛍光灯を昼光色から昼白色に取り替えたようなもので、慣れれば問題ないだろう。

フレームはドライアイ対策用の「JINS Moisture」で、左右に取り付けられたタンクに水を入れておくと、目の保湿に役立つというもの。
下の写真がその水タンクだ。

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この組み合わせ、青色光とドライアイという、パソコンからくる目の負担をまとめて軽減してくれる……はずなのだが、いかんせん使い始めたばかりで効果のほどはよく分からないというのが正直なところ。

ただ、メガネを外したときに周囲が青っぽく見えてまぶしく感じるのは確かなので、青い光をカットしてくれているのは間違いない。

レビューとしては何とも尻切れトンボだが、とりあえずしばらく使い続けてみて、また記事にしたいと思う。

これ、アリだと思う。ヘッドホンレビュー・オーディオテクニカ"ATH-CKM500"

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貯金して高額なイヤホンヘッドホンを1本買うより、手ごろな価格のものを何本か買う方が変化が楽しめて好きだ。まあ、高級なヘッドホンはプレイヤーやアンプもそれなりに整える必要があるから手が出しにくいという理由の方が大きいのだが。

そんなわけで、ここ1~2年は5000円~1万円程度のものを衝動買いしている。今回はオーディオテクニカのカナル型イヤホン”ATH-CKM500″ブラックを買ってみた。4980円。ネットショップなどでは4000円程度のところもあり、出たばかりにしてはそこそこ値下がりしている。

ちなみにiPhone用リモコンモデルなどもあるが、今回買ったのはそういうものがついていない素のタイプだ。

・外観、取り回しなど
コードはY字タイプで0.6m、付属品は装着済みのものも含めて4サイズのイヤーピース、ポーチ、延長コード(0.6m)。ジャックはストレート型。

カラバリは6色、ハウジングは金属っぽい見た目だが触ってみるとそうではなさそうだ。中身には真鍮削りだしのパーツが使われているとのことだが、特に重たいなどということはない。

コードの長さは最近のiPod nanoやshuffle、あるいはBluetoothオーディオレシーバなどにちょうどいい。オーテクが出しているスマートフォン用リモコン付き延長アダプタ(AT-337iSなど)と組み合わせるのにもぴったりだ。
ただ個人的な好みを言えば、外した時にそのままブラブラさせるには長いし、0.6mという長さは無理やり首の後ろに回して使うにはちょっと短い。できれば分岐はU字タイプの方が嬉しいところ。でなければ、ポーチよりもコードクリップなどを付けて欲しい。
イヤーピースは、ソニーのハイブリッドイヤーピースと比べて外側が柔らかく、中心部は厚みがあって堅めだ。好みや個人差によるところが大きいが、普通に使う分には特に問題を感じない。
装着感は「着けてることを忘れる!」なんてレベルにはないが、特に着けにくいこともなければポロポロ落ちたりもしない。
さすが老舗の定番モデルというべきか、分岐の件以外は特に文句もなく無難だ。

・音について

オーテクについては高級機をいくつか試聴した以外では、手持ちに密閉型オーバーヘッドタイプのA500とカナル型のCK7があるのみだ。そして、手持ちの機種からCKM500も中高音に強い、いわゆるシャリ系だと想像していた。
ところが実際に聴いてみたらぜんぜんそんなことはなく、むしろ「ドンシャリのドン強め」と言っても良いぐらい低音域が出ている。
この価格帯のイヤホンはiPodやウォークマンの付属品から最初にステップアップさせる狙いがあり、恐らくそれを想定したチューニング(外付けアンプなしにそれなりの低音を出す、など)がされているのだろう。
ただし、低音域を売りにしている同価格帯のビクターHA-FX3XやソニーMDR-XB41とはちょっと違う、いわゆる「タイトな低音」だ。場合によっては、低音だけが目立つという印象になるし、もう少し中音域が主張してくれる方が好みなのだが、これはこれで悪くないバランスだと感じる。
サ行などが耳に刺さる感じも少ないが、低音が好きでない人は聴き疲れするかもしれない。女性よりも男性ヴォーカル、しかもロックなどの激しい曲が向いていると思う。
遮音性についてはやや高め、音漏れは普通に使っていれば問題ないようなので、電車で使っても大丈夫だろう。コードのタッチノイズはやや大きい。個人的にはタッチノイズが酷いと言われるER-4Sでもまったく気にならないので問題ないが、気にする方は試聴してみるべきだ(このクラスの安いイヤホンを試聴させてくれる店があるのか微妙だが……)。

・まとめ
良い点:タイトな低音&悪くないバランス、無難な装着感

気になる点:分岐がY字、タッチノイズ
価格的にも音質的にも、素のiPodとの相性が良さそうだ(ウォークマンでも良いが、最近のモデルだとノイズキャンセリングとの二者択一になってしまうので悩ましいかもしれない)。
個人的にPortaPro的中毒性すら感じるHA-FX3Xは別格だが、これはこれでかなり気に入った。もし「5000円前後のお勧めイヤホンは?」と訊ねられたら、必ず選択肢の一つとして提案するだろう。

IP電話対決! 050 PlusとFUSION IP-Phone SMART βを比較してみる

最近はすっかりスマホ3台(iPhone 4、SH-03C、Xperia ray)持ちだが、もともとあまり電話をしないので、音声回線はiPhoneしか契約していない。そんなわけで、ホワイトプランより通話料が安上がりになる050 Plusは何かと重宝している。

そんな中、フュージョンコミュニケーションズのFUSION IP-Phone SMARTというVoIPサービスをGoogle+で知り、物は試しと申し込んでみることにした。ちなみにまだβ版とのことで、フィードバックを積極的にしておくと良さそうだ。

なお、FUSIONは050 Plusのように専用アプリがあるわけではなく、汎用のSIP (Session Initiation Protocol)クライアントを自分でセットアップしなければならない。
FUSIONではAGEphoneとChiffonを推奨しているが、「どのクライアントを使っても自由だが、保証もしない」というスタンスのようだ。
 

とりあえずカンタンな050 Plusとの比較表を作ってみた。赤文字は比較相手に対して有利と思われる点だ。

 050 PlusFUSION
基本料金315円/月0円
ユニバーサルサービス料5円/月0円
ユーザ同士の通話無料無料
固定電話宛
(課金単位)
2.8円/分
(8.4円/3分)
16.8円/分
(8.4円/30秒)
携帯電話宛
(課金単位)
16.8円/分
(16.8円/分)
16.8円/分
(8.4円/30秒)
国際電話×
番号通知
050番号での着信
留守電×
アプリ専用アプリ汎用SIPアプリ

 

050 Plusは「固定電話宛通話の安さ」「国際電話対応」「留守電サービス」の三つに月額320円の価値を見いだせるかどうかがポイントだろう。

また、専用アプリなので対応機種であれば安心して使えること(非対応機種でもアカウントさえあれば利用可能だし、050 Plusを汎用のSIPクライアントで使う方法もググると出てくるのだが)、利用料金やアカウントの管理がアプリからできるのも専用ならではだ。


一方、FUSIONのメリットは「使わなければ費用ゼロ」「料金体系が分かりやすい」「通話アプリが選べる」などだ。ただ、分かりやすいだけで通話料だけを比べると050 Plusの方が有利だし、まともに動くSIPクライアント(ものによっては着信通知ができなかったりするようだ)を探し、使えるようにセットアップするのは少々めんどうだろう。
と言いながら、今回とりあえずfring(iOS版)を使ってみたらあっさり接続&通話できてしまった。ちょっと拍子抜けだ。
記事を書いていて思いついたが、アプリが選べるということは、すなわち050 Plusでは今のところ不可能なBluetooth通話もアプリ次第で可能になるはずだ。これはアプリが選べることのメリットと言って良いだろう。 

 

通話音質は軽くテストしてみただけだが、回線状況が同じぐらいなら音質もそう変わらない印象だ。混雑気味の3G回線では通話が辛いのも同様だと予想される。このあたりはいずれもっとテストして確認してみたい。

 

乱暴にまとめると、050 PlusはiPhone的(提供側の思惑に乗ればスムーズに事が運ぶ) で、FUSIONはAndroid的(選択の自由はあるが自己責任の比重が大きく、ハードルが高い)と言えるだろうか。


iPhoneのイコライザはゴミだ!もっとトンがった音を!という方にお勧 め。"StagePass"レビュー。

ウォークマンとiPodの比較をすると、「ウォークマンの方が音質が良い」という話がよく出る。
実際のところ、素の音質について(外でイヤホンを使って聴く分には)さほど大きな差は無いと思うのだが、少なくともイコライザに関してはウォークマンの方が便利だと思う。

iPodのイコライザは音質そのものは以前に比べてマシになっているが、全体的に万人受けというか、大人しいセッティングが多い。また、プリセットから選ぶだけの方式なのは変わらず、iTunesでカスタムしたイコライザをインポートする、というようなこともできない。

原音にこだわる方からは言語道断と言われるだろうが、イコライザで自分好みに音をいじるのはやはり楽しい(その意味では現状のウォークマンも物足りない所はあるのだが、今回は割愛する)。化学調味料のようなもので、慣れると普通の音では物足りなくなるのだ。

そんなわけで、StagePassという音楽リスニング用アプリをよく使っている。一時はトップアプリに並んでいたこともあるようなので、ご存じの方も多いかもしれない。

かつてと違いiPodライブラリの曲を再生できるアプリもいろいろ出ているが、このアプリの特徴は”Venue”と呼ばれる、全米各地のライブハウスなどの音響効果を再現したプリセットだ。
残念ながらぼくは洋楽に詳しくないので名前を聞いてもピンと来ないし、その音響効果がそれらしいのかどうかを判断することもできないのだが、それぞれにかなり個性的なセッティングになっている。

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各Venue名の横のiマークを押すと情報が見られる。

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Equalizerタブから微調整が可能。もう少し細かいとなお良いのだけど。

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画面下側のタブは編集可能。SetlistsはiPodのプレイリストのこと。

再生画面。Venue名をタップするとエフェクトのオンオフが可能。画面上部真ん中のイコライザマークをタップするとイコライザ画面に移動する。

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なお、このアプリは雰囲気で分かるとおり、クラシックや静かな曲にはあまり合わない。”コンサート”ではなく”ライブ”の空気といえばいいだろうか。

Venueの数が多くいちいち試す手間はあるが、うまくハマった時の「ライブ感」は素晴らしい。かなり個性的で好みが分かれるVenueもあるが、数が多いのでどれかは気に入る可能性は高いだろう。
Venueに使われているライブハウスを知っている方ならもっと楽しめるのではないかと思う。

ちょっと気になるのは、昨年11月のリリース以来アップデートがないことか。せっかくなのでVenueを増やす(たとえば米国外のライブハウス)などして欲しいものだ。

とはいえ安定性については問題なく、今のところiOS 5.1.1でも特に動作がおかしかったりはしない。なので、App Storeの説明に書かれているライブハウスのリストを見て「おっ」と感じたなら行ってみてもいいと思う。

エレコムの「通話のできるキーボード」は買っちゃダメ!

エレコムの通話ができるBluetoothキーボードTK-MBD041をポチった! – Moba Photo Life!!
http://mobaphoto.blogspot.jp/2012/04/bluetoothtk-mbd041.html

この記事でも期待していたエレコムの「通話ができるキーボード」ことTK-MBD041だが、もし買おうと思っている人がいたら、悪いことは言わない、絶対に止した方が良い。

せっかく買ったものにはなるべくポジティブな見方をしたい主義の自分が、これはあまりにもひどいので返品手続きをしようと思っているぐらいだ。

ひとまず、何が良くないのか書いてみよう。ちなみにこの商品のターゲットになっているiPhoneでの利用だ。


・キーボードとしてダメな点
iOS対応キーボードとして備えているべき「ホームキー」がない。エスケープキーがないためだろうか。
また、カギカッコなどそれなりに入力したいキーが見当たらない。シフトやスペースを大きめに2つずつとる余裕があるのなら、そのあたりに配慮して欲しかった。


・オーディオレシーバとしてダメな点
再生、停止、早送り、巻き戻し、音量調整などすべてシフトキーとのコンビネーションになっているため、片手で気軽に操作できない。
曲を再生していないときのノイズがひどく、聴くに堪えない。しかも、手でつかむ場所を変えるとノイズもそれに合わせて変化する!


・ハンズフリーとしてダメな点
これだけは幸いにも致命的なものはない。あえて言うなら、キーボードのない面を耳に当てて通話する関係上、発話/終話ボタンが手探りで分かりにくいことか。メーカーサイトの写真からも想像できていたし、他のキーと大きさが違うので慣れればカバー可能な範囲だろう。

3つが複合したデバイスなのに、そのうち2つがダメというのは器用貧乏にもほどがある。13,000円以上出してババをつかまされるとは。
Amazonはパソコン関係で開封済みの商品だと原則50%の返金になってしまうらしいが、どのみち使わないモノを置いておくぐらいなら、手間が掛かってもたとえ半額でも取り返したい。

Bluetooth関連アイテムはこういうことがあるから難しい、としみじみ痛感した一品だった。

Ankerの飲食店とな