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ウォークマンとiPodの比較をすると、「ウォークマンの方が音質が良い」という話がよく出る。
実際のところ、素の音質について(外でイヤホンを使って聴く分には)さほど大きな差は無いと思うのだが、少なくともイコライザに関してはウォークマンの方が便利だと思う。
実際のところ、素の音質について(外でイヤホンを使って聴く分には)さほど大きな差は無いと思うのだが、少なくともイコライザに関してはウォークマンの方が便利だと思う。
iPodのイコライザは音質そのものは以前に比べてマシになっているが、全体的に万人受けというか、大人しいセッティングが多い。また、プリセットから選ぶだけの方式なのは変わらず、iTunesでカスタムしたイコライザをインポートする、というようなこともできない。
原音にこだわる方からは言語道断と言われるだろうが、イコライザで自分好みに音をいじるのはやはり楽しい(その意味では現状のウォークマンも物足りない所はあるのだが、今回は割愛する)。化学調味料のようなもので、慣れると普通の音では物足りなくなるのだ。
そんなわけで、StagePassという音楽リスニング用アプリをよく使っている。一時はトップアプリに並んでいたこともあるようなので、ご存じの方も多いかもしれない。
かつてと違いiPodライブラリの曲を再生できるアプリもいろいろ出ているが、このアプリの特徴は”Venue”と呼ばれる、全米各地のライブハウスなどの音響効果を再現したプリセットだ。
残念ながらぼくは洋楽に詳しくないので名前を聞いてもピンと来ないし、その音響効果がそれらしいのかどうかを判断することもできないのだが、それぞれにかなり個性的なセッティングになっている。
各Venue名の横のiマークを押すと情報が見られる。
Equalizerタブから微調整が可能。もう少し細かいとなお良いのだけど。
画面下側のタブは編集可能。SetlistsはiPodのプレイリストのこと。
再生画面。Venue名をタップするとエフェクトのオンオフが可能。画面上部真ん中のイコライザマークをタップするとイコライザ画面に移動する。
なお、このアプリは雰囲気で分かるとおり、クラシックや静かな曲にはあまり合わない。”コンサート”ではなく”ライブ”の空気といえばいいだろうか。
Venueの数が多くいちいち試す手間はあるが、うまくハマった時の「ライブ感」は素晴らしい。かなり個性的で好みが分かれるVenueもあるが、数が多いのでどれかは気に入る可能性は高いだろう。
Venueに使われているライブハウスを知っている方ならもっと楽しめるのではないかと思う。
ちょっと気になるのは、昨年11月のリリース以来アップデートがないことか。せっかくなのでVenueを増やす(たとえば米国外のライブハウス)などして欲しいものだ。
とはいえ安定性については問題なく、今のところiOS 5.1.1でも特に動作がおかしかったりはしない。なので、App Storeの説明に書かれているライブハウスのリストを見て「おっ」と感じたなら行ってみてもいいと思う。