U字ケーブルのイヤホンが最近ないなーとお嘆きの方へ。SPARK by Wizyfab レビ ュー

こんばんは、モバ(@yubile)です。

最近はY字ばっかりで……

新しいイヤホンがどんどん出てきて、だからどんどん欲しくなるわけですが、残念なことがひとつ。
 
ケーブルがみんなY字なんです。
 
Y字とかU字って何なのよ? という方に簡単に説明すると、Y字ケーブルは分岐から右と左に伸びるケーブルが同じ長さ、まあ要するに、iPodやiPhoneの付属イヤホンみたいなヤツですね。
これに対してU字ケーブルというのは、右のケーブルだけが長く作られているものです。何が良いって、 使わない時は首の後ろに掛けておける ことです。コードクリッパーなどを着ける必要がありませんし、外したり着けたりがとてもラク。
 
U字が廃れた理由はよく分かりませんが、おそらくAppleのイヤホンがY字だったことは無関係ではないのでしょう。また、左右の長さが違うと音質にも僅かながら影響があるとも言われています。ですが、外で使うイヤホンなら音質差よりも利便性を選びたいぼくとしては、U字の選択肢がどんどんなくなったのはかなり不満でした。
SHURE掛けするようなイヤホンならそれでもいいんですが、カナルではないインナーイヤータイプのイヤホンなんかはそういうわけにも行きませんしね……。  

一台四役(?)の便利アイテム、SPARK

今年の5月頃、Kickstarterでこんなものを見かけたので出資してみました。
Wizyfab créateur de produit design – Wizyfab
首の後ろから回したループでイヤホンケーブルを固定することで、Y字ケーブルのイヤホンでも首からぶら下がるようにできる、というアイデア商品。イケるかも? と思って出資してから7ヶ月半、12月の中旬に手元に届きました。
簡単に言えば、イヤホンケーブルに固定する針金というところでしょうか。2週間ほど使ってみたので、メーカーが謳う4つの機能

  1. Carrying Earbuds
  2. Earbud Organizer
  3. NFC Connection
  4. Smartphone stand

について簡単にレビューします。

(1) Carrying Earbuds:U字ケーブルの代わりとして

ほぼ目論見通りです。イヤホンで使われるぐらいのケーブルの太さならだいたい何でも合わせられますし、固定は磁石式の割にしっかりしています。慣れてくればイヤホンを装着したままSPARKを着け外しすることもでき、肌触りも気にならないのでこの用途にはまったく文句ありません。強いて言えば、夏に汗ばむとどうなるか気になるところです。

(2) Earbud Organizer:イヤホンケーブルをまとめる

これもなかなかイイ感じです。(1)のケーブル固定用マグネットがそのまま、ケーブルをまとめる時の留め具としても活用できます。しっかりまとまります。磁石なので鞄の中での保管場所を多少考える必要がありそうですが。

(3) NFC Connection:NFCタグ内蔵

SPARKにはNFCタグが埋め込まれていて、対応アプリを使えばいろいろできる……はずです。Xperia Z5と連携させるつもりだったのですが、SPARKを装着した状態だとスマホをNFCタグに当てるのが意外と難しく、結局使っていません。Xperiaの場合、スマートコネクトと合わせて「イヤホンを着ける→SPARKにスマホをかざす→音楽再生開始」なんてことができるんだろうと思うのですが、正直そのぐらいならPebble2やSmartWatch3でいいかな、とも。
とはいえ、あって邪魔というものでもありませんし、夢のある機能だと思います。ちなみに、現在販売中のSPARK BASICはNFCタグ1つで、Kickstarterでぼくが注文したSPARK Connection 2はタグ2つです。安い方で良かったかな……。

(4) Smartphone stand:スマホスタンド

これははっきり言ってぼくにはムリでした。公式サイトにあるような形をなんとか作ってみたものの、うまくスマホを立てられません。というよりスマホなしでもそもそも自立させられません。掛かる手間を思うと、軽量なスタンドを別に持ち歩く方が良さそうです。

まとめ

主に(1)と(2)については良い出来です。(3)はぼくが使いこなせていないだけですが、(4)は使いこなせる人いるのかなあ……。
現在、SPARKはWizyfabのオンラインショップでひとつ19.90ユーロです(送料込となっていますが、日本への送料は別途掛かるかもしれません)。イヤホンアクセサリーと考えるとやや割高なものの、U字ケーブルの愛好家は妥協策として持っておくのも良いでしょう。

iOS10の着信拒否・迷惑電話ブロッカーを考える

おはようございます、モバ(@yubile)です。
2016年もあと1週間少々で終わりですね。早いものです……(クリスマスに反応したら負けだと思っている)。


VoLTEについて考えていたら

なぜVoLTEを諦めたか

昨年春、こんな記事( iPhone 6 PlusのVoLTEを諦めた話 – Moba Photo Life!! )を書きました。
この時は 「ナンバーブロックができない」 ことを理由に(新しもの好きのぼくとしては珍しく)VoLTEへの切り替えを止めました。

iOS10で事情が変わった

今も相変わらずナンバーブロックはVoLTEオプションと併用できません。が、iOS10でいわゆる迷惑電話ブロッカーが使えるようになりました。着信拒否そのものは以前からできたのですが、拒否すべき番号をアプリが教えてくれるようになったのです。アプリ側のデータベースに一致する番号があると、着信画面や履歴にその旨を表示します。


Whoscall(だれ電)- 迷惑電話をブロック
価格: 無料(記事作成時)
サイズ: 66.7 MB
カテゴリ: ユーティリティ, 仕事効率化
販売元: GOGOLOOK CO., LTD.

LINEが買収した台湾の会社が作っているとのこと。現時点では無料で使えますが、期間限定ということになっています。UIやFAQなどの日本語がやや怪しいのが気になるものの、利用に問題はありません。データベースはユーザーの報告も受け付けているからか、セールスや勧誘の番号に関してヒット率が高いように思います。


迷惑電話ブロック
価格: 無料(記事作成時)
サイズ: 32.3 MB
カテゴリ: ユーティリティ, ライフスタイル
販売元: SoftBank Corp.

ソフトバンクの「iPhone基本パック」に加入していれば無料で使えます。ウィルコム迷惑電話チェッカーで知られる「トビラシステムズ株式会社」のデータベースを利用しているとのこと。マカフィー セーフ コールやそれを元にしたドコモ「あんしんナンバーチェック」にも使われていて、定評のあるデータです。が、振り込め詐欺などはともかく、単なる迷惑な勧誘に関してはあまりヒットしないと感じています。ただ、ハローページ掲載企業の電話番号も表示してくれる機能もあるので、電話の相手が誰なのか知りたい場合、役に立つかもしれません。


これらのアプリとiOS10の組み合わせで、ナンバーブロックと似たような着信拒否ができます(設定のやり方はAppleサポートページの 他社製の App でスパム電話を検出して着信を拒否する – Apple サポート などでどうぞ)。ちなみにソフトバンク側で拒否するわけではないので、不在着信のSMSは届きます。

VoLTEを検討する時がやってきた?

ナンバーブロックは嫌な臭いを元から絶つ感じでスッキリするのですが、設定するのにいちいちダイヤルで入力しなくてはならないこと、直前に掛かってきた番号はワンタッチで登録できるものの、そのためには電話に出なくてはならないことが面倒です(Webから入力できればいいのに)。
そう考えると、iPhone側でサクサク設定できるこちらの方が手軽ですね。
デメリットが消えつつあるなら、新しもの好きとしてはとりあえず試してみたいなあという気持ちが湧いてきました。さてどうしよう……。

gooのスマホ、g07(グーマルナナ)を予約。低価格DSDS機。

おはようございます、モバ(@yubile)です。
昨日は妙に頭がフラフラしてしんどい一日だったので、スマホを衝動買いしました。


gooのスマホ、g07(グーマルナナ)を予約

DSDS機でSIM 360とFREETELデータSIMをまとめたい

gooブランドのスマホに手を出してみることにしました。
g07 – gooのスマホ
 
DSDS(Dual SIM Dual Standby)には興味がありました。理由は小見出しの通りで、ドコモ3GローミングのSIM 360とドコモMVNOのFREETEL SIMならうまく組み合わせられるかなと。あるいはソフトバンクのプリモバイルSIMでもイケるかもしれない。
iPhone 7 Plusがメインで、サブだけど普段使いという微妙な用途。Moto G4 PlusやZenfone 3でさえ予算オーバー。
中華スマホはハイスペック機が送料込みでも安く買える(GearBestとか)けれど、ドコモとバンド的に相性が悪いモノが多くて選びづらい(技適に目をつぶるなら、中華スマホはソフトバンク網と噛み合うものが多いです)。


g07を予約した理由

  1. Moto G4 PlusやZenfone 3より安い
  2. 中華スマホよりは(当然ながら)保証や技適、日本語対応について安心
  3. g07のメーカーCoviaの端末はいくつか使ったことがあり、割と好印象
  4. Android 7.0アップグレード保証
  5. 指紋認証
  6. ドコモとソフトバンクのプラチナバンドを一応押さえている
    といったところです。
     
    DSDS対応に加えて上記の要素を考慮すると、ぼくにとってはコスパの良さそうな機種に思えました。

やや引っかかる点

  1. 搭載するチップ、MediaTek MT6750Tが未知数
  2. LTEやW-CDMAのバンド21/28(ドコモ)、9/11/41(ソフトバンク&ワイモバイル)をサポートしない
  3. デュアルSIM機にありがちな「2枚目のSIMとmicroSDが排他」というスロット仕様

でしょうか。
MT6750TというとFREETELのRAIJINと同じチップです。もっとも、RAIJINはRAMが4GBなので厳密には違うものなのかもしれません。
オクタコアではありますが、Snapdragonでいえば4xxシリーズと勝負するクラスですから、性能にはあまり期待していません。どのみちデレステはiPhoneで遊びますから、ポケモンGoが最低限動けば万々歳です。
 

RAIJINとの違い

  • RAM/ROM、バッテリー容量はRAIJIN
  • 対応バンド数もRAIJIN
  • RAIJINは発売時からAndroid 7.0を予定
  • 30グラムほどg07の方が軽い
  • 価格は1万円ほどg07が安い
  • 発売は1ヶ月ほどg07が早い(予定)

あと、g07がアルミボディなのに対してRAIJINはプラスチックらしい、とどこかで見ましたが、確定情報ではないので判断に含めません。
FREETELの初物はちょいと様子見した方が良いという話もあり、ひとまずg07に行ってみることにします。


本当に気になるのは

こういうスペック差ではなくて、アプリを追加できるROMの空き容量とか、プリインストールアプリがどの程度あるのかとか、タッチパネルの精度やGPSの掴み、本体の発熱などなど、実際使ってみないと分からない要素なんですけどね……。

期待通りと期待外れが半々。SIM 360のSIMカードを手に入れた。 #SIM360

こんばんは、モバ(@yubile)です。
2隻目のPrinz Eugenをゲットしたおかげで、艦これ秋イベントは想定以上の結果を以て終わることができました。
 
おかげでだいぶ燃料も不足していますし、ぼく自身も寝不足ですが、大満足です。


SIM 360をゲット!

クラウドファンディングIndiegogo経由で、変わったSIMカードを手に入れました。

.

年9.99ドルでテキストメッセージ使い放題を謳う、SIM 360です。
同種のモノとしてはAmazonなどでも販売しているChatSIMが有名ですが、新しもの好きなのでついこちらを買ってしまいました。
通常価格は1枚35ドルで、世界中への送料および1年目の通信量9.99ドルを含みます。
 

#SIM360 has come!

Yuji Mobaさん(@yubile)が投稿した写真 –

SIM 360とは

特徴をまとめると、

  • 9.99ドル/年で、対応アプリのテキストメッセージが使い放題
  • 150カ国で利用可能、105カ国での国際電話着信が無料
  • ViberとSkypeからSIM 360の番号への発信が無料
  • 身分証明などの個人情報なしで利用可能(?)
    などが挙げられています。

ちなみに日本で利用した場合、ドコモの3G網とローミングで接続されます。
 
EE Elisa
電話番号はエストニア局番、回線はフィンランドElisa、運営は米国の会社。でもってSIMカードの発送元はモルドバでした。なんというワールドワイドなSIM……。


セットアップ

必要なもの

まずはSIMフリーのスマートフォンです。回線はあくまでローミングなので、ドコモMVNOのようにSIMロック解除していないものをそのまま使うことはできません。また、技適のない海外スマホもこのSIMを挿せばOKという噂もありますが、実際の所ちゃんと調べていないので分かりません。
それからドコモ回線であるため、安めの(海外モデルをそのまま持ってきたような)SIMフリー機だとFOMAプラスエリア非対応で苦労するかもしれません。GearBestあたりで買える中華スマホはドコモよりソフトバンクの方がバンド的にはちょうど良かったりします。

手順

パッケージには「SIMを挿してブラウザを開くとアクティベーション用のサイトに繋がるよ」的なことが書いてありますが、現時点でサイトはありません。
ではどうするかというと、まずSIM 360のサポートにメールでSIMカードの電話番号を知らせます。すると、SIMへのチャージが完了したことと、アクティベーションのやり方を書いた返信が来ます。
その記載に従ってダイヤルすると、プラン登録が完了した旨のSMSが届きますので、あとはAPNの設定をすれば準備完了です。が……。

現実は非情である

現時点でLINEは使えない

Indiegogoのサイトにはテキストメッセージ送信可能なアプリ(Compatible apps)として12のアプリが挙げられています。日本のユーザーとしてはやはりLINEかFacebook Messengerが気になるところでしょう。
 
Facebook Messenger、LINE、Whatsapp、BBM、Viberを試してみたところ、LINEとBBMは送受信できませんでした。その旨をサポートにメールしてみたのですが、「WhatsappやFB Messengerを使え」的な返信が来ただけであまり建設的な回答は得られず……。
Whatsappをしばらく使ってみたのですが、通信制御をしている関係かほぼリアルタイムで届く時とだいぶ掛かってから届く時とがあり、過信は禁物です。

通話もうまくいかない

謳い文句のひとつ「SkypeやViberからの発信無料」に関して、今のところ成功していません。SkypeOutもViberOutも、クレジットが足りなくて掛けられないと言われてしまいます。ちょっとでもチャージしてあれば掛かるということなのかもしれませんが、普段どちらも使わないのでチャージがもったいないなーと、二の足を踏んでいます。
 
この件についても、メールで「もしかしてまだサービス始まってないの?」的なことを聞いてみたところ「もう始まってるよ」という感じの返答でした。うーん……。

通信制御について

おそらく、指定のトラフィック以外はぜんぶ弾く仕組みなのではないかと思います。ですからChatSIM利用時のように「バックグラウンドデータ切らなきゃ」とか「画像読み込みオフにしなきゃ」などアレコレ考える必要がないのは利点です。ただ将来的にマルチメディアデータを有料で使えるようにするみたいなので、結局は今だけのメリットでしょうね。


可能性は感じる、が……。

SkypeやViberからタダで掛けられないかぎり、エストニアへの国際通話になってしまうわけで、海外渡航時の連絡先として使うには弱いと思います。通話関係をまるっと無視してテキストメッセージ専用SIMだと考えても、LINEがない、まして対応アプリと掲げているのに利用できないのは日本人的にいただけないかなと。
現時点ではマニアのオモチャでしかない(DSDSなSIMフリースマホの第2スロットにちょうどいいですよね)ので、今後の改善に強く期待します。

Pebble2いいゾォ〜って書こうとしたら終わった 件 #Pebble2 #Pebble #PebbleXFitbit

こんばんは、モバ(@yubile)です。
今日はSIM 360の話題について書こうとして、記事もほぼ完成していたんですが、衝撃的なニュースが飛び込んできたので予定を変更しました。


Pebble、Fitbitに買収される

FitbitのPebble買収により、Pebbleのサービスは縮小・停止へ | TechCrunch Japan

 
こういうのを、青天の霹靂って言うんですかね。
クラウドファンディングサイトKickStarterのBacker(出資者のこと)向けに出されたリリースを読んで仰天しました。
公式ブログにも記事が載りました。
 
上記の公式ブログ記事で言及されていることを訳すと

  • Pebbleは製造及び販売を終了
  • デバイスの機能に関して、ただちに影響が出ることはない
  • ただし、いずれサービスは縮小される
  • Pebble 2の予約を含め、Pebble.comでの注文受付は停止
  • 保証も終了する。サポートページとフォーラムは継続
  • 12/7までに返品された分については返金する
  • 販売店での購入分は販売店の返品ポリシーに従う
  • 充電ケーブルなどの代替品ははAmazon.com、GadgetWrapsClockwork Synergyなどで
  • その他の疑問はこちら

といった感じで、もうスッパリと完全に畳む気なんですね。

Pebbleチームはどうなるのか?

どうやら、Fitbitに吸収されてFitbit製品のソフトウェア(wearable software platform)開発に関わるようです。
Fitbit Oneを長いこと使っていますが、Fitbit製品はあくまでヘルスケア用であり、PebbleのPilotっぽさというか、スモールコンピュータ的な楽しみとはだいぶ方向性が違います。

いずれ空く左腕をどうするか?

今日明日にどうこうなるわけではないのはひと安心です。ですが、スマートフォンアプリおよびクラウドサービスとの連携を前提にした製品である以上、いずれは使えなくなります。そして、おそらくそう遠い日ではないように思います。
しかし正直言って、今さらスマートウォッチを持たない生活に戻る気にもなれません。
Android wearのSONY SmartWatch3 SWR50も長いことモデルチェンジしていませんし、来年登場予定のAndroid Wear 2.0をサポートするか怪しいところです。それにそもそも、iPhoneとの相性は抜群とは言えない。
これはいよいよ、Apple Watchを真剣に検討する時が来てしまったようです。


※こうした事態を予期していたわけではありませんが、普通の腕時計をスマートウォッチにするガジェット「Chronos」もずいぶん前に注文しました。これが来てくれれば当面は凌げそうです。ただ、海外向けの出荷が始まっているはずなのですが、果たしていつ届くのやら……。

Ankerの飲食店とな