Sony Readerがカバーを同梱すべきだったと思う3つの理由。

もはやAppleブログではなくSonyブログかという勢いだが(そもそもどちらでもなく写真ブログだったはずなのだが)、構わず書いてみる。

昨日、Reader用ブックカバー&ライト付きブックカバーの2種類を入手してさっそく使ってみた。

Readerの薄型軽量さを多少なりともスポイルするわけで、正直ためらいながらの購入だったが、使ってみたら何のことはない。「カバーを付けた姿こそ真のSony Readerである!」と主張したいぐらいだ。同時に買っておけば良かったとしみじみ思った。

その理由は3つ。

1.電子ペーパー面がむき出しだと鞄やポケットに入れづらい。かといって袋やケース状のモノだと出し入れが面倒。ブックカバーなら少なくとも前後面は守れるしすぐに開ける。

2.カバーを着けた状態の方が、片手持ちしやすい。フリップに指を引っかけて安定させられるからだ。文庫本を片手で支えるのに近い感じで扱える。

3.カバーを閉じる動作が、まさに本を閉じる動作そのもの。開いて読み始め、読み終えて(あるいは中断して)閉じる。電子ペーパーで読む電子書籍の端末として、まさに紙の本の延長線上にある「電子の本」だ(ただし、スライドスイッチを操作する必要があるのが残念。できればカバーの開閉で電源がオンオフできたりすると良かったのだが)。

つまり、カバーがあるだけで、まるで別物のように「本」らしくなるのだ。これが同梱されていたなら、そして店頭でカバーを付けた状態で展示されていたなら…と思わざるを得ない。
“大人の事情”とやらでストアのラインナップ拡充が進まないのであれば(平日に毎日何かしら追加されているようだが、もっともっと頑張って欲しい)、せめてこういうハード側でできることは是非やって欲しかった。
別に純正品である必要はないのだがどうせiPodのようにサードパーティ製カバーなどというものはほとんど期待できないだろうし……。

ともかく、購入宣言やユーザー登録でもらったポイントの使い道として、カバーの購入をお勧めしたい。
ちなみに、ライト付きカバーのライトは柔らかく軽い割に思った所でピタッと止められる柔軟性があり、実に具合が良い。Touch Editionの重さが倍近くなってしまうが、旅行などで持っていく予定があるのなら検討してみても良いと思う。

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SONY MDR-EX600を購入。

いろいろあるとヘッドホンが欲しくなるのがここ数年の悪いクセで、カナル型のMDR-EX600を衝動買いした。19800円。なんだかこのところソニー続きでアレだが簡単にレビュー。

まず、あちこちで指摘されているように、中身の割に化粧箱がかなり大きい。昨今のコンパクトデジカメの方が小さいぐらいかもしれない。
その原因は主に付属のキャリングケースだ。古き良き時代のディスクマンみたいなサイズで、持ち歩くにはちょっと邪魔だ。ケーブルが2種類(1.2mと0.6m)あることを考えてもポータブルでの使用を想定していると思うのだが、このケースはポータブルではないと思う。何か他の収納方法を考えた方が良さそうだ。
ただ、基本的にはラインナップの上位の方なだけあって、付属品や箱の作りを含めて凝っているところは嬉しい。

形状は昨今のソニーのカナル型でおなじみ「バーティカル・イン・ザ・イヤー」(ホントはジ・イヤーじゃないかと思ったり)だが、単にユニットを差し込むだけではなく「フレキシブル・イヤー・ハンガー」と呼ばれる自由に曲がるワイヤーを耳の周りに引っかけることで固定する。ヘッドホン好きにはお馴染みの”SHURE掛け”だ。
このやり方は微調整がしやすいし、耳掛け式でありがちなメガネとの干渉も最小限に抑えられる。ただ、あまり形状がきっちり決まらないために毎回ちょっと微調整が必要になるので、すぐにパパッと装着できないのが難点といえば難点(裏返せば、一度きちんと着ければぴったりフィットする)。

イヤーピースは硬さの違うシリコンを組み合わせた「ハイブリッドイヤーピース」が7サイズ、ハイブリッドイヤーピースの隙間にウレタンを詰めたような形状の「ノイズアイソレーションイヤーピース」が3サイズ、合計10ペアが添付されている。カナル型そのものが苦手というのでなければ(そんな人はそもそもこれを買わないだろうが)、大抵の耳には合わせられそうだ。ちなみにハイブリッドイヤーピースはEX300/500/700時代と同じものなので、コンプライも同様に200シリーズがフィットする。

ケーブルは先にも書いた通り1.2mと0.6mの2種類で、着脱式になっている。別に難しくはないがサッとできる構造でもないので、あまり頻繁に交換して使う感じではない。ただ、断線した時にもケーブルさえ買えば良い、というのは安心感がある。
実は、ケーブルに関してもっとも嬉しいのはタッチノイズが皆無なことだ。服に擦れてもゴソゴソというあの独特の音がしない。カナル型は特にタッチノイズが気になりやすいので(個人的にはER-4Sなど酷いと言われる機種でもあまり気にしないが)、これは人によっては高ポイントなのではないだろうか。

遮音性は意外と高くない。まさに耳栓という感じのER-4シリーズやSHUREに比べると、音楽を流していない時はいちおう外の音が聴こえる。音漏れに関しては大丈夫そうだが、着け方が特殊なのでしっかりフィットさせないとどちらもひどいことになると思われる。

肝心の音質について。
クセが少なくてわりと聴きやすい。最初はよく分からないが、しばらくEX600で聴いてからEX500に戻ると物足りないと感じてしまう。
ただ、どうも曲によって音源の粗が気になる。外出時に使うなら気にならないだろうが、ロスレス音源を用意した方が精神衛生上は良さそうだ。
また、ボーカルが他の音に比べて妙に近く感じる(特に女性)。ぼくは楽器よりも歌声をメインに聴くので遠いよりは近い方が好みだが、これも人によっては気になるかもしれない。

価格的に誰にでも勧められるものではないが(ヘッドホンとしては安いが、そもそも普通の人はヘッドホンごときに2万円も出さないだろう)、トータルで見て、満足できる衝動買いだったと思う。

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SONY Readerユーザー兼Macユーザーとして思う所。

SONY Reader使用開始1週間ということでReader Storeや購入した本の転送に関する記事を書いていたのだが、Togetterで佐々木俊尚 (sasakitoshinao)さんのSONY批判ツイートとそれに対する本田雅一(rokuzouhonda)さん・西田宗千佳(mnishi41)さんの反応というまとめを読んでしまったので内容を変更、ちょっと思う所をまとめてみる。揚げ足取りに近いが

前提として、ぼくのスタンスは
・Macユーザー歴約15年
・SONY Readerユーザー歴1週間(購入した本は15冊)
・現状のSONY Readerはあくまで物好き向けガジェットであり、一般の人々にお勧めできるとはまったく思っていない
であることをお断りしておく。

Mac非対応ということ
Reader付属の管理ソフトeBook Transferは、Windows専用アプリだ。なのでReader本来の使い方をするならWindows環境が必要になる。

佐々木俊尚氏はこの件についてのツイートで「SONY ReaderはMacユーザー率の高いアーリーアダプタ向け製品なのでMac非対応はいかん」という趣旨のことを述べている。
具体的な数字が出せないので反論としては弱いが、アーリーアダプタ層はいろんなモノ/サービスを試すために両刀遣いという人がいちばん多いと思う。Mac非対応を残念に思うことはあっても、使えないからダメ! とまで即断されるほどの欠点だろうか。

もちろん批判されるべきポイントではあると思うが、「私の中では、今日ソニーが完全に死んだ。さようなら。」などという感情的な物言いをするのはまったく建設的ではない。ジャーナリストは一般ユーザーより声を届けやすい位置にいるのだから、冷静な批判を伝えて欲しいものだ。

#もともと、よく訓練された長年のMacユーザーにとって「おもしろそうor役立ちそうなデバイス/ソフトがMac非対応」などというのは日常茶飯事だ。むしろ今は幸せすぎるぐらいMac対応が増えていると感じるぐらいなので、最近乗り換えた人とは感覚が違うかもしれない。
#ちなみに単なるUSBマスストレージなので、Reader Storeを使う気がなく自炊した書籍だけ読むならMacでもいける。この用途ならKindleの方が安くて試しやすいが、ノート機能や辞書搭載ということを考えるとSONY Readerも悪くない。
#そういえば、ウォークマンは未だにMac非対応だ。少なくともmoraを利用する限りは。USBマスストレージで直接ドラッグ&ドロップできるから「Macでもとりあえず使える」だけで、moraで音楽を買ったり、12音解析を使うならやっぱりWindowsが必須である。まあ、CDからの音楽取り込みと紙の本を電子化するのでは手間が違いすぎるので一概に比べられないが。

SONY Readerに何が必要か
・リーダーアプリとしてマルチプラットフォーム化(Win/Mac/iOS/Android…など、できる限り多くのデバイスを)
・Reader Storeのラインナップ拡充と、探しやすいストア構成(現状は分類が大ざっぱすぎて、著者や書名の決め打ちでないと探しづらい)
この2点が満たせれば、ハードウェアそのものはドラスティックに変更する必要はない。地道にメモリ容量やバッテリー寿命の拡大、表示の高速化を図ればいい。通信機能はブックマークの同期などで必要になるだろうが、無ければ無いで何とかなる(音楽再生機能は正直ダメ過ぎるが、電子書籍端末としては本質的機能でないので置いておく)。

権利ビジネスである以上いろいろな事情が絡むのだろうが、製品カテゴリーの1つとしてPCやウォークマンと同列に押し出しているわけだし、ぜひがんばってほしい。

それと、佐々木氏には「大人の事情なんてうんざりとか言う前に、買って使ってから意見を述べるべきです。まして「電子書籍の衝撃」などという本を書いてお金をもらっているのなら、日本で手に入るあらゆるデバイスを買って試すぐらいしてください。リサーチは大事なんでしょう?」と申し上げたい。

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Sony Reader Touch Edition ファーストインプレッション補足。

日本版のSony Readerには通信機能がない、ということは発表時点から分かっている弱点であって、今さら指摘する必要はない。というより、使えば使うほどツッコミたい点が増えて、正直「通信機能なんてささいなこと」という心境になりつつある。

メモリカード内の音楽を全曲ランダム再生できない
これはReader本体メモリにあらかじめ入っている「ユーザーガイド」に明記されているので、仕様らしい。アルバム単位でのみ再生可能とのこと。オプションでのシャッフル再生も、あくまでアルバム内のみ。
8GB程度のMSやSDが安価で手に入る時代、アルバム1枚をWAVで入れた所で10枚分は軽く収まるわけで、まさかこんな所にMD時代を引きずっているとは思わなかった。これなら、iPodやWalkmanを別に使う方が遥かに便利だ。「音楽を聴きながら読書」を売りにしているのに、なんという為体!

「コレクション」機能の貧弱さ
音楽プレイヤーでいうところの「プレイリスト」機能に当たるのが「コレクション」なのだが、「コレクションの保存先と同じ場所にあるファイルしか入れられない」という制限がある。たとえばコレクションをSDカードに保存する場合、リストに追加できるのはSDカード内の書籍ファイルだけ。カードを抜き差しすることを想定した仕様なのだろうが、あまり親切とは言えない。書籍ファイルには場所を示すアイコン(内蔵メモリには何も付かない)があるため判断に困るわけではないが……。

批判するばかりというのも何なので、良いところも。
音楽再生時の音質
さすがソニーというべきか、悪くないと感じた。ただ、ちょっと音量が不足しているような感じがする。ER-4Sのようなインピーダンスの高いヘッドホンを使うと、音量がとれなくて困るかもしれない。

便利そうなマーカー、メモ
書籍の文字をハイライトするマーカー機能、手書きメモ機能は便利。とくにマーカー機能は、マーカーをつけた場所を一覧できるので学習などにも使えそうな感じだ。ソフトウェアキーボードを呼び出して使うテキストメモ機能は、キーボード自体のレスポンスは悪くないがわざわざ使うかというと微妙な感じ。

ちなみに、前回の記事で書いたPDFの解像度が低いという点については、元ファイルの画質が良ければかなりマシにはなる。ただし漫画などではあまりお勧めできない。文字サイズによっては吹き出しがかなり読みづらいためだ。活字よりも描き文字の方が読みやすかったりする。セリフを重視しないタイプの漫画ならイケなくもないが、そこまでしてReaderを使うべきとも思えない。

一方で、収録されている立ち読み版のXMDFなどは(当然だが)普通に楽しく読める。やはり、明日オープンするReader Storeの品揃えがすべてを決めるということだろう。

#ところで、サンプル書籍の中に「スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン―人々を惹きつける18の法則」が入っているのは、いわゆるソニージョークというやつなのだろうか?

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Sony Reader Touch Edition ファーストインプレッションという名のツッコミ。 (訂正有り)

※(2010/12/09 22:09) 間違いがあったので訂正しました。

今日届いたSony Readerの大きい方ことTouch Editionについて、気がついたことなど。
良いと感じる所
・軽い。iPhone 4より軽いと錯覚するぐらい。
・(思ったよりは)表示速度が速い。電子ペーパーも進歩している。
・(思ったよりは)グレースケールもキレイ。
・(思ったよりは)タッチ操作への反応も遅くない。
・SDスロットとMS Duoスロットが別。音楽用と書籍用を分けて使うのが妥当?
・著作権保護がなければ、メモリカードに直接ファイルを入れられる(=Macでもある程度は使える)
・メモリカードを差すと中のファイルを自動的に読み込む

気になる所
・何か操作をする度に画面が反転する(電子ペーパーの仕様らしいので仕方ないのだが)
・解像度が低く、書籍PDFは見づらい
PDFの表示倍率が切り替えられない (訂正。これは可能だった)
・プレーンテキストを縦書き表示できない(これは正直意外だった)
・プレーンテキストの禁則処理がされない(これもかなり残念)
・MacからSDカードにファイルをコピーすると、”._”で始まるファイルも読めないファイルとしてリストアップされる

明日のReader Storeオープン前に結論を出すのは早計なので止めておくが、現時点では「薄くて軽い」「ソニー」の「電子ペーパー」ということ以外にあまり価値は見いだせない。
自炊したファイルを読むのがメインなら、iPad(i文庫HDやComicGlass、CluodReaderなど選択肢はいろいろある)かGALAPAGOS(アプリ面はわからないが、少なくとも解像度は高い)の方がお勧めだ。

非自炊的電子書籍生活~角川「Book☆Walker」編~

さて今回は、個人的にとても注目していた角川書店の電子書籍ストア「Book☆Walker」について。
昨日(12/3)ストアがオープンしiPhone/iPadアプリがリリースされたので、さっそく試してみた。なお、レビューのスクリーンショットはiPadで撮影しているが、このアプリはユニバーサルだ。

アプリの起動画面。ビューア部はボイジャーのT-Timeがベースらしい

ライブラリ画面。2冊の「立ち読み版」が収録されている

ストア画面。ライトノベル/コミック/文芸・新書/新入荷/ランキングの5カテゴリーに分かれている。デフォルトでは文芸・新書が開くようになっている。ハルヒのシリーズ一覧はちゃんとハルヒが背景にいたり。それにしても2冊だけとは物足りない

 
ビューアとしての使い勝手は、Voyager Booksアプリや単体の書籍アプリでよく採用されているものとまったく同じだ。初回起動時にフォントのインストールを促されたりするのも同様。ページめくりがスライドではなくアニメーションしてくれないかなと細かいことを思うぐらいで、機能に不満はない。
 
ストアはなかなかカラフルでビジュアルを多用していて何となく楽しい。ただ、本のもう少し詳細な説明ページが欲しいと感じた。
読み込みでさほど待たされないのは良い。実際に本を購入してみてもダウンロードも速いのはありがたい。とはいえiPadで11n接続しているから当たり前という気もするので、いずれb-mobile WiFiとU300で試してみるつもりだ。
 
今回、ライトノベル、コミック、文芸・新書からそれぞれ1冊ずつ買ってみたが、コミックの解像度がいまいち高くなくてiPadで見るとボヤけ気味。読めなくはないがもう少しクッキリしているとありがたいので、後で要望を出してみようと考えている。あと、ラインナップは少なすぎる。一刻も早く増やして欲しい(理想書店のスタート時よりはマシだが)。
 
 
ちなみに課金はApp Storeのアプリ内購入システムを利用している。書籍の値段部分をタップすると「1個のアドオンを○○円で購入しますか?」というお馴染みのダイアログが出る方式だ。

この方式の利点は2つ。
1.ライトノベルやコミックなどの読者層と想定される、クレジットカードを使えない若い世代でも気軽に買える
2.(同一Apple IDと紐付けされたiOSデバイスであるかぎり)iPhoneやiPadを複数持っていても本を買い直す必要がない

逆に欠点は、Apple製iOSデバイス以外で読めないこと。つまり読みたければiOSデバイスを買い続けるしかないし、想像しにくいことではあるがAppleに何かあってiOSデバイスの生産がなくなってしまった場合、本はいずれ二度と読めなくなる。

Book☆Walker自体は他のデバイス向けにも展開する予定だそうだが、アプリ内で買った本の購入データをPC向けストアなどで把握することはたぶん不可能だ(紐付けすべきIDはAppleが握っているわけだし)。
そういう意味では、Voyager BooksやAmazon Kindleのように販売者側で管理する方がまだマシだ。まあその場合も、角川書店がアプリ&サービスを引っ込めてしまった時点でおしまいなわけで、「売り手側の都合である日とつぜん読めなくなる」という、電子書籍特有のやっかいな問題は何ら解決していなかったりする。

まとめると、

ビューアもストアも手堅く安定
ただし冊数は少な過ぎ
購入システムは気軽でいいけどApple縛りなので汎用性ゼロ

という具合か。売る側としても手探りな感じがありありと伝わってくる。
ただ、アニメやコミックに強い角川書店という有名所が乗り出してきたのはヲタク的には嬉しいことであり、電子書籍好きのヲタクとしてはいろいろ試してみてきちんとフィードバックしたいと思った。

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SONY Readerを予約。ただし大きい方。

ほんの8時間ほど前にはReaderの小さい方(Pocket Edition)を買うつもりでいたのだが、気がついたら大きい方(Touch Edition)を予約していた。
理由は、Pocket Editionに外部メモリスロットがないこと。手持ちの漫画PDFなどを入れることを考えた場合、内蔵メモリの1.4GBだと不足する可能性が考えられたからだ。

ちなみに、前回の記事で懸念した「複数のデバイスで本を読む」件については、ITmediaの「Sony Reader、その使い勝手を試す(ソフトウェア編)」という記事を読む限り大丈夫そうだ。何より、Kindleと同様にiPhone/iPad/Android向けのビューアを提供する予定というのがありがたい。

ともかく、現物が来るのを楽しみに待ちたい。

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GALAPAGOSメディアタブレットかSONY Readerか、購入を前提に検討してみる。

シャープ “GALAPAGOS”メディアタブレット、SONY “Reader”という2つの電子書籍端末が、ちょうど数時間後に予約開始される。
iPadユーザーとしては、より薄くて軽くて小さい5インチタイプが気になる。というわけで、小さい方を買うこと(そして人柱になること)を前提にいろいろ比較してみた。

GALAPAGOSメディアタブレットの良さそうな点
・通信機能
・Androidベース(=いじる楽しみがありそう)
・液晶はキレイかつ高解像度(カラー対応)
・8GB microSDHCやACアダプタが付属

GALAPAGOSメディアタブレットの気になる点
・購入方法が面倒そう
・本も本体も購入がクレジットカード限定
・IDはブックストアではなく端末にひも付けらしい(つまり複数のデバイスを持つと本を別々に買う必要がありそう)
・CEATECで触った限り、5.5インチモデルのトラックボールはちょっと微妙だった(慣れでカバーできるとは思うが)
・39800円はちょっと高いと感じる

Readerの良さそうな点
・155gで、220gのメディアタブレットより軽い
・(原理的に比較しにくいが)たぶんバッテリーは長持ち
・目に優しい
・GALAPAGOSより安い

Readerの気になる点
・16階調グレースケール、600×800ドットという電子ペーパーの画質
・通信できないのでPC接続が前提(iTunes的に使うと思えば分かりやすくはあるが)
・モデルチェンジした途端にアクセサリが使えなくなったりするソニーの売り方

挙げた中でもっとも気になっているのは、「複数デバイスで同じ本を読めるか」という疑問。PC Watchでも指摘されていたが、GALAPAGOSの方の仕様が怪しい。というか、ハードの方はモバイルと自宅用で2台売れるかもしれないのに、肝心の本でそんな商売したら絶対に売れない。

Sony Readerの方はそのあたりの詳細がよく分からないが、PC接続が前提であるし、iTunes StoreやPlayStation Storeのように「同一のストアIDで5台まで利用可能」であってほしいところ。ただ、SCEがやっててもSONY本体が同じことをするとは限らないのがソニーのクオリティ……。

そもそも、本来いちばん気にするべきコンテンツの量がどっちもどっち(2〜3万冊)でまだまだ足りない。なので、ハードだけ見るとiPadと被る部分が多そうなGALAPAGOSはパスして、電子ペーパーへの興味でReaderに行ってみようかなと現時点では思っている。

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Ankerの飲食店とな