スキップしてメイン コンテンツに移動

わりとテキトーに扱えるのが嬉しい、BeatsX

こんにちは、モバ(@yubile)です。
Nintendo Switch、楽しいですね。ゼルダは実はあまり興味ないので、今のところドラクエヒーローズで満足しています。
次はとりあえずマリオカートかな。

さて、Switchと同じ3月3日に、Apple StoreからBeatsXが届きました。そもそも注文が出遅れたのと、後から発売になったグレイを選んだためにこんなタイミングになってしまいましたが、自分なりの感想を。


気に入ったところ

Bluetooth周り

AirPodsと同じApple W1チップを搭載しているBeatsXなので、AirPods同様に最初のペアリングが簡単、接続デバイスの切り替えも簡単。同じiCloudアカウントに登録されたデバイス同士なら、ひとつとペアリングすれば他のデバイスにもペアリング情報が登録されるというのは想像以上に便利でした。AndroidやWindowsで使うとこのメリットが消えてしまいますが、普通のBluetoothイヤホンとして使うことはできます。ただ、どうもaptXは非対応のようなので、Androidで使うならBeatsXを選ぶ意味はほぼないと思います。
 
また、規格上100mまで通信可能とされるBluetooth Class1対応であるため、同じClass1対応であるiPhone 7 Plusとは接続の安定度も極めて良好。さらにこれもW1チップの効果なのか、ボタン操作への反応も他のBluetoothヘッドホンやレシーバーなどに比べて心持ち速く、有線イヤホン+本体操作に近い感覚で扱えます。

取り回しの良さ

Flex-Formと名付けられた柔らかくて平べったい材質のケーブルは、ズレにくく何となく邪魔になりにくい感じがして、フィット感は上々です。ただ表面の感触からすると、汗をかくと肌に張り付きそうな予感も……この辺は夏にならないと分かりませんが。
 
ハウジングの後部が磁石になっていてくっつくため、非使用時にブラブラしないのはとても便利。この機構を採用したBluetoothはチラホラありますが、もっともっと普及して欲しいと思います。

これらのおかげで割と適当に丸められるので、付属のポーチや100均のチャック付きビニール袋などにさっと放り込めるのがとても気楽でいいです。

イヤーチップはラッキーなことに、最初に装着されているモノがいちばん合っているようです。ただ、他にもいろいろ試してみたかったので、ビクターのスパイラルドットイヤーピースなどを試しています。ちなみに特に工夫せずとも装着できたので、おそらくステム径はコンプライ400サイズでしょうか。
 

 
 

充電

5分で2時間動作、45分でフル充電(8時間動作)、しかも普段iPhoneで使っているLightningケーブルというのがありがたい。MDR-1000Xのように圧倒的にバッテリーが保つ機種はともかく、小型のワイヤレスイヤホンはどうしても出掛ける前にフル充電しないと不安になってしまう質なのですが、BeatsXを使うようになってからすっかりテキトーになりました。
iPhone用のモバイルバッテリーとLightningケーブルは常用のカバンに必ず入っていますし、車にもLightningケーブルとカーアダプタが常備してあります。どこかで5分確保できれば移動時間ぐらいは賄える、そう思うだけでずいぶん気楽になりました。

音質

Beatsのヘッドホンはいつか1本欲しくてたまに試聴したりしていたのですが、どうも(重低音好きではあれど中毒ではないせいか)好みでないものが多く、また街中でBeatsヘッドホンを着けている人がだいたい何というかその……アレだったりして、イメージ的に「デザイン優先音質二の次の、リア充&マイルドヤンキー御用達」という風にずっと感じていました(ゆえに、ある種の憧憬も込みで欲しかったのかもしれません)。

そんなわけで、今回はどちらかというとApple W1チップ搭載機として購入したというか、ぶっちゃけ音質にはあまり期待していなかったのですが、意外にも今まで試聴したBeatsのイメージを覆すバランスの良い低音域と中音域という感じで(高音はやや弱い気もしますが、Bluetoothイヤホンにそこまでは求めません)、正直驚きました。

ひと言でまとめると

いろいろ気楽に扱える割に、素直で良い音!


残念だと感じたこと

防水防滴非対応

汗かきなのでどうしても不安を感じるというのがひとつと、ケーブルの扱いや充電の気楽さに加えて、防水に関してもあまり気にしなくて済めばものすごくお気楽テキトーに扱える最高のイヤホンになったのになあと思います。

ゲーム(デレステ)プレイにおける遅延

まあ大概のBluetoothイヤホンは音ゲーに向きませんし、BeatsXはaptX-LL(Low Latency)どころか普通のaptXにも対応していない時点で推して知るべしなんですが、手持ちのiPhone 7 Plusではタイミング調整を+10にしてタッチ音オフにすることでいちおうプレイ可能にはなります。
ソニーMDR-1000Xでデレステしてみた時には


こんなことを書いていたわけですが、これだけ見るとBeatsXの方がやや遅延が大きいということでしょうか。
なお、AmazonビデオやHuluなどの動画を観る分には、気になるほどの遅延はありません。


総まとめ

MDR-1000Xは不動のマイベストワイヤレスヘッドホンですが、さすがに気温が上がってくると辛いものがあります。そこを埋めてくれる「暑くなくて扱いやすくてそこそこ音が好みなイヤホン」という希望にピッタリはまったのが、このBeatsXでした。

iPhone、iPad、Mac、Apple Watch、これらのうち2つ以上のデバイスを併用していて、それぞれで音を聴く機会がある場合。要するにApple製品にまみれて生きている場合、お勧めです。W1チップのもたらす気楽さは元に戻れないレベルです。
BeatsXの音が気にくわないなら、AirPodsはもちろんBeats Solo3 Wireless、PowerBeats3 Wirelessという他の選択肢もありますし、W1チップ搭載ヘッドホンはぜひ使ってみてください。

ちなみにAndroidやWindowsがメインなら、aptXもサポートしてBeatsXよりやや安い「Klipsch R6 Bluetooth」がお勧めです。ぼくもBeatsXを買うまでは暑い時期に愛用していました。防水防滴などはないようですし、耳に掛かる部分が大きいためメガネとの相性は微妙ですが、聴いて楽しい音を出してくれます。

このブログの人気の投稿

[自分用メモ] Sony Tablet Pのroot化、Link2SD、Swap設定、フォント変更

こんばんは、モバ( Twitter @yubile 、 G+ )です。 プリモバイル版009Zが届いたのでいじり倒しています。SIMフリーになっていること(BB.exciteのSIMで確認、テザリングも設定を呼び出すアプリを使えば利用可能)と、意外なぐらい動作が速く(ただし純正ホームアプリを除く)防水&ワンセグ付きはありがたいところ。ただデフォルトのAPNだとMMSが送受信できなかったのと、root化の方法がなさそうなのが残念(Android 2.3なのでプリインアプリを凍結するために欲しかった)。   さて今日のネタは、折りたたみ式二画面タブレット、Sony Tablet Pをゴニョゴニョした話。いろいろとクセはありますが面白いマシンであることには変わりないので、root化したついでにいじってみた備忘録です。 ※なお、この記事に書かれていることを実行して何か損害があっても、ぼくや紹介したサイトの方々も補償はできません。くれぐれも自己責任でお願いします。   (1) root化 まず肝心のroot化ですが、Androidをいじり倒そうというなら避けては通れないXDAのフォーラムで、オールインワンツールが配布されています。ちなみに、オールインワンと言っても使用にはAndroid SDKをインストールしたWindows PCなどの下準備が必要です。   S.onyTablet.S v6.4 [ALLinONE] – new: R5A ROOT!!! automatic ICS ROOT!, JB ROOT! – xda-developers         最新の4.0.3 release5aにも対応していますので、うっかりアップデートしてしまった人でもツールの指示に従うだけでroot化が完了します。またroot/unrootだけでなく、公式ファームウェアのアップデート通知が出続ける件を解決するパッチなど、便利なツールもひとまとめになっていてありがたいです。     (2) Link2SD Sony Tablet Pは内部ストレージの容量が1.84GB(設定>ストレージより)と、Sに比べて少ないのが難点です。というわけで、アプリをSDカードにインストールしつつ内部ストレージにインストールしたかのように振る舞う Link2SD を使います。Androidも4.0以降になる

最近のパケット事情(または断捨離し損ねた通信契約の話)

こんにちは、モバ( @yubile )です。 かれこれ半年近く更新しなかったわけですが、今日もなんとなく生きています。 IIJmioを解約した のが昨年10月のこと。 その後ZenFone 7を衝動買いした結果、持ち歩くスマートフォンが現在4台です。 内訳はこんな感じになっています。 (1) iPhone XS Max(ソフトバンク:ウルトラギガモンスター+)=メイン (2) Zenfone 7(mineo:au回線 10GB通話付きプラン)=サブ (3) OPPO A5 2020(楽天モバイル)=モバイルルーター的用途 (4) Rakuten mini(DENT)=Edy、nanaco、WAON等 Google Pixel 3aも使っていたのですが、5台はさすがに多いのでしばらくお休みしてもらうことにしました。Android 12がリリースされたら真っ先にアップデートして試そうかなと思います。 ……本来のイメージはiPhoneとRakuten miniの2台持ちぐらいで済ませるつもりだったんですが、どうしてこうなった。 あと、Zenfone 7が楽天モバイルに完全対応してくれてれば、(2)と(3)は統合できたんですよねえ。アップデートお願いします>ASUSさま。 ちなみにRakuten miniに入れているDENTのeSIMは、いわゆる海外ローミング回線です。有効期間が365日と長い上に1GBが4.99ドルという、「とりあえず入れておくSIM」にピッタリのヤツです。ローミング先がドコモ回線なのでRakuten miniのロットに左右されますが、電子決済で通信が必要な場合に役立ちます……と言いたいのですが、問題もあります。いずれ別記事で。

非自炊的電子書籍生活・BookLive!編「自炊お断り!」な専用端末Lideoを買って みた!

こんばんは、モバ( @yubile )です。 PQIのAir Cardと、 加賀ハイテックのTAXAN MeoBank SD という、目的の被りそうなアイテムを同時に注文しちゃいました。届いたらレビューを書くつもりです。   さて、今日のネタは電子書籍サービス BookLive! の専用端末「Lideo(リディオ)」です。Sony Reader(PRS-650)、楽天Kobo touch、Amazon Kindle Paperwhite 3Gと来て電子ペーパー4台目、電子書籍端末という意味ではSH-07Cもあるので5台目です。iPadとNexus 7とSony Tablet Pだって電子書籍を読むのに使ってます。いやはや。iPad miniを買ってアプリ使い分けた方がよっぽどラクじゃねえの? とか自分に囁きたくなります。 そんなLideoですが、先に結論を言っちゃいますと 「WiMAXで本を買うの意外と快適」「凸版明朝&ゴシックが割と綺麗」「足りないものは解像度とフロントライトとまともな同期機能」「BookLive!&Lideoしか使わないならアリかな」「自炊派の方は選択肢たり得ません」 といったところ。 では行ってみましょう。なお、前述の他サービスや端末との細かい比較についてはInternet Watchの こちらの記事 をどうぞ。 Lideoハードウェアと初期セットアップについて  Lideoは「読書好きだが電子機器やインターネットには疎い」という層に向けて作られた端末だ。 だからボタン類は「本棚」「書店」「メニュー」「戻る」「文字」そして「電源」と、すべてに日本語表記がしてあったり、 “利用を開始するにあたってBookLive!のウェブサービスのアカウントなどは不要で、Lideoの電源投入後に誕生日、性別、パスワードを設定するだけで初期設定が完了する。メールアドレスさえも登録する必要がない” ( “インターネット要らず”の電子書籍端末「BookLive!Reader Lideo」発売 -INTERNET Watch より)のが特長だ。 ぼくの場合はもともとiPadとNexus 7でBookLiveを利用していたので、そのアカウントを入力してアクティベーションした。この場合、BookLiveに登録した他の端末としおりや本棚の同期ができるし(ただし後述するが残念な