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Logicool Pebble Keys 2 K380sの簡易レビュー

わりとテキトーに扱えるのが嬉しい、BeatsX

こんにちは、モバ(@yubile)です。
Nintendo Switch、楽しいですね。ゼルダは実はあまり興味ないので、今のところドラクエヒーローズで満足しています。
次はとりあえずマリオカートかな。

さて、Switchと同じ3月3日に、Apple StoreからBeatsXが届きました。そもそも注文が出遅れたのと、後から発売になったグレイを選んだためにこんなタイミングになってしまいましたが、自分なりの感想を。


気に入ったところ

Bluetooth周り

AirPodsと同じApple W1チップを搭載しているBeatsXなので、AirPods同様に最初のペアリングが簡単、接続デバイスの切り替えも簡単。同じiCloudアカウントに登録されたデバイス同士なら、ひとつとペアリングすれば他のデバイスにもペアリング情報が登録されるというのは想像以上に便利でした。AndroidやWindowsで使うとこのメリットが消えてしまいますが、普通のBluetoothイヤホンとして使うことはできます。ただ、どうもaptXは非対応のようなので、Androidで使うならBeatsXを選ぶ意味はほぼないと思います。
 
また、規格上100mまで通信可能とされるBluetooth Class1対応であるため、同じClass1対応であるiPhone 7 Plusとは接続の安定度も極めて良好。さらにこれもW1チップの効果なのか、ボタン操作への反応も他のBluetoothヘッドホンやレシーバーなどに比べて心持ち速く、有線イヤホン+本体操作に近い感覚で扱えます。

取り回しの良さ

Flex-Formと名付けられた柔らかくて平べったい材質のケーブルは、ズレにくく何となく邪魔になりにくい感じがして、フィット感は上々です。ただ表面の感触からすると、汗をかくと肌に張り付きそうな予感も……この辺は夏にならないと分かりませんが。
 
ハウジングの後部が磁石になっていてくっつくため、非使用時にブラブラしないのはとても便利。この機構を採用したBluetoothはチラホラありますが、もっともっと普及して欲しいと思います。

これらのおかげで割と適当に丸められるので、付属のポーチや100均のチャック付きビニール袋などにさっと放り込めるのがとても気楽でいいです。

イヤーチップはラッキーなことに、最初に装着されているモノがいちばん合っているようです。ただ、他にもいろいろ試してみたかったので、ビクターのスパイラルドットイヤーピースなどを試しています。ちなみに特に工夫せずとも装着できたので、おそらくステム径はコンプライ400サイズでしょうか。
 

 
 

充電

5分で2時間動作、45分でフル充電(8時間動作)、しかも普段iPhoneで使っているLightningケーブルというのがありがたい。MDR-1000Xのように圧倒的にバッテリーが保つ機種はともかく、小型のワイヤレスイヤホンはどうしても出掛ける前にフル充電しないと不安になってしまう質なのですが、BeatsXを使うようになってからすっかりテキトーになりました。
iPhone用のモバイルバッテリーとLightningケーブルは常用のカバンに必ず入っていますし、車にもLightningケーブルとカーアダプタが常備してあります。どこかで5分確保できれば移動時間ぐらいは賄える、そう思うだけでずいぶん気楽になりました。

音質

Beatsのヘッドホンはいつか1本欲しくてたまに試聴したりしていたのですが、どうも(重低音好きではあれど中毒ではないせいか)好みでないものが多く、また街中でBeatsヘッドホンを着けている人がだいたい何というかその……アレだったりして、イメージ的に「デザイン優先音質二の次の、リア充&マイルドヤンキー御用達」という風にずっと感じていました(ゆえに、ある種の憧憬も込みで欲しかったのかもしれません)。

そんなわけで、今回はどちらかというとApple W1チップ搭載機として購入したというか、ぶっちゃけ音質にはあまり期待していなかったのですが、意外にも今まで試聴したBeatsのイメージを覆すバランスの良い低音域と中音域という感じで(高音はやや弱い気もしますが、Bluetoothイヤホンにそこまでは求めません)、正直驚きました。

ひと言でまとめると

いろいろ気楽に扱える割に、素直で良い音!


残念だと感じたこと

防水防滴非対応

汗かきなのでどうしても不安を感じるというのがひとつと、ケーブルの扱いや充電の気楽さに加えて、防水に関してもあまり気にしなくて済めばものすごくお気楽テキトーに扱える最高のイヤホンになったのになあと思います。

ゲーム(デレステ)プレイにおける遅延

まあ大概のBluetoothイヤホンは音ゲーに向きませんし、BeatsXはaptX-LL(Low Latency)どころか普通のaptXにも対応していない時点で推して知るべしなんですが、手持ちのiPhone 7 Plusではタイミング調整を+10にしてタッチ音オフにすることでいちおうプレイ可能にはなります。
ソニーMDR-1000Xでデレステしてみた時には


こんなことを書いていたわけですが、これだけ見るとBeatsXの方がやや遅延が大きいということでしょうか。
なお、AmazonビデオやHuluなどの動画を観る分には、気になるほどの遅延はありません。


総まとめ

MDR-1000Xは不動のマイベストワイヤレスヘッドホンですが、さすがに気温が上がってくると辛いものがあります。そこを埋めてくれる「暑くなくて扱いやすくてそこそこ音が好みなイヤホン」という希望にピッタリはまったのが、このBeatsXでした。

iPhone、iPad、Mac、Apple Watch、これらのうち2つ以上のデバイスを併用していて、それぞれで音を聴く機会がある場合。要するにApple製品にまみれて生きている場合、お勧めです。W1チップのもたらす気楽さは元に戻れないレベルです。
BeatsXの音が気にくわないなら、AirPodsはもちろんBeats Solo3 Wireless、PowerBeats3 Wirelessという他の選択肢もありますし、W1チップ搭載ヘッドホンはぜひ使ってみてください。

ちなみにAndroidやWindowsがメインなら、aptXもサポートしてBeatsXよりやや安い「Klipsch R6 Bluetooth」がお勧めです。ぼくもBeatsXを買うまでは暑い時期に愛用していました。防水防滴などはないようですし、耳に掛かる部分が大きいためメガネとの相性は微妙ですが、聴いて楽しい音を出してくれます。

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