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こんにちは、モバ(@yubile)です。今日のネタはスウェーデンはストックホルムのブランド“URBANEARS“のイヤホン“MEDIS”です。NECの携帯と間違えそうな名前のこのイヤホン、北欧生まれというだけでオシャレなイメージ満点ですが、実際のところどうなんでしょうか?
おもしろいイヤホン
今回のURBANEARS MEDISについてはまったくノーマークで(発売されたことさえ知らなかった)、「何かおもしろいイヤホンないかなー」と某量販店のオーディオコーナーをうろついていた時(ヘッドホンマニアにはありがちな行動です)、シンプルすぎるパッケージのインパクトに負けて衝動買いした。6,000円前後だったと思う。
一口で言えば「一風変わったデザインのリモコンマイク付きイヤホン」なのだが、単に奇をてらっただけでなく実用的なところが実におもしろい。
マスタードやインディゴなど。低価格のイヤホンには妙にカラフルな物も多いが、こちらはマットカラーで上品な印象だ。センスの良い方なら服装に合わせてコーディネイトできることだろう。
ケーブルはハウジングやリモコンと同色のファブリックで覆われており、これによってタッチノイズが少なく絡みにくい。10cmほどの延長ケーブル(4極から3極への変換ケーブル)も同じ作りできちんとできていて、統一感がある。
また、ハウジングがかなり独特の形状をしていて、耳穴の入口に置くような感じで装着する。ハウジングの上の方についている突起状のパーツ(Ear Click Constructionと銘打たれている)がハウジングの保持に役立っているようだ。ちなみにサイズ調節はそのパーツを交換することで行う。
全体的に大きいハウジングな上に、カナル型のように押し込むわけではなく耳の入口に固定する感じなので最初は不安だったが、これが意外にも軽くしっかり固定された。その辺のインナーイヤー型(カナル型ではなく)に比べればかなり外れにくいので、ジョギングなどで使うにはかなり便利だろう。
というわけで、単なる変わり種デザインと思ったギミックにかなり実用性があったことに驚いた。ちなみにリモコンマイクはシンプルな1ボタン式のもので、iOSデバイスや最近のMacで通話、再生、曲送り/戻しなどが行える。音量調節はできない。
音質
低域と高域があまり強くなく、ちょっと中音域がこもり気味。前述のPiano Forte、あるいはいわゆるバーチカル型イヤホン(今はもうほとんど無いが)に近い印象。変なクセはなく、聴き疲れしないのは良い。
音漏れや遮音性は普通のインナーイヤー並みで、電車で使うのはあまりお勧めしないレベル。そういう用途ならカナル型のBAGISを使えということなのだろう。
まとめ
ぶっちゃけてしまえば、音質だけ見たらATH-CKM500の方がコストパフォーマンスは高い。上述の実用的なギミックやデザインそのものが気に入ったのならともかく、音質目当てで買うと損した気分になるかもしれない。