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前回の記事を書いた後に気がついたこと、思ったことなど。
1.○が決定、×がキャンセルなのは日本仕様?
友人から指摘を受けてちょっと調べてみたところ、初代プレイステーションの頃から少なくとも欧米では×が決定ボタンだったらしい。なので、11/1に発売される日本版PSP goは心配するまでもなく○ボタンが決定になるのだろう。
ちなみに、こちらの記事によると「SELECT+START+△+□を押しながら電源を入れると○ボタンが決定になる」らしいのだが、手元のPSP goでは初期設定が起動するだけでボタンの入れ替えは出来なかった。
友人から指摘を受けてちょっと調べてみたところ、初代プレイステーションの頃から少なくとも欧米では×が決定ボタンだったらしい。なので、11/1に発売される日本版PSP goは心配するまでもなく○ボタンが決定になるのだろう。
ちなみに、こちらの記事によると「SELECT+START+△+□を押しながら電源を入れると○ボタンが決定になる」らしいのだが、手元のPSP goでは初期設定が起動するだけでボタンの入れ替えは出来なかった。
2.ゲームの「一時停止」について
PSP goならではの機能として、プレイ中のゲーム状態を保存したままXMBに戻れる「一時停止」がある。エミュレーターで言う「フリーズ」と同じで、最近のDS版ドラクエで実装されている「中断」機能に近いものだと思えばいい。ゲーム内でのセーブをせずに状態をおいておけるのは、あればあったで便利だ。ちなみにこの機能で停止中のゲームがある場合、他のゲームを起動すると中止データは破棄されてしまう(もちろん警告は出る)。いろんなゲームを保存したまま、というわけにはいかない。
3.PSP go特有の細かい違い
(1)スライド式の液晶を閉じてコントローラ部を隠すと、初期設定では画面に大きなアナログ時計が浮かび上がる。クロスメディアバーと雰囲気が統一されていて、クレードルに乗せて置いておくことを想定したデザインだと思われる。時計モードの時にLとRを同時に押すとカレンダーに切り替わる。また、本体の設定を変えると、液晶を閉じた時にスリープさせることもできる。
(2)Bluetoothを搭載しているので、Bluetooth機器設定(PS3と同様のもの)があるのはもちろん、ネットワーク接続の設定にBluetoothモデムの項目がある(試していない、というより試せないのだが)。
(3)「セーブデータ管理」のアイコンがPSP-3000はメモリースティックだが、PSP goではフォルダになっている。
ついでに、前回の記事の結論に補足。
PSP goが売れる必要条件は「ダウンロードタイトルが充実すること」と書いたが、「ダウンロード独占タイトルが充実すること」という方が正しいと思う。
PSPにカスタムファームウェアを適用してあれこれすると、手持ちのUMDをISO化してメモリースティックから起動することができる。そんな状況下で、たとえば5040円のUMD版を既に買った人が、3990円のDL版を買うだろうか? これはたとえば、CDを持っているのにiTunesで同じ曲のデータを買うようなものだ。普通、わざわざそんなことをしようとする人はいないだろう(ちなみにゲームアーカイブスはまた別だ。新品で初代PS用のゲームを入手できることはまずないし、一部タイトルを除けば価格もそれなりに手ごろだと思う)。
この状況を変える手段としては、UMDからゲームデータを吸い出し、PSP goにインストールする手段を提供するという方法がある。特定のPSP goとひも付けたUSB接続の外付けUMDドライブを用意すれば不可能ではないだろう。ただ、UMDを想定して作られたゲームがフラッシュ上で上手く動かないなどがあり得るし、どんなにがんばってもクラックされるのが常なわけで、そもそもこんな売り方をソフトハウス側が了承するとは思えない。
となればより建設的に、「ダウンロードでしか買えないおもしろいゲームをたくさん出す」という選択肢を選ぶしかないはずだ。さらに価格を抑えれば、少なくともカジュアルコピーは減る。正当な方法で手軽に安く手に入るなら、わざわざ面倒なことをしないでちゃんと買ってくれる。iTunes Storeの(日本ではともかく)アメリカでの成功(※)はそういうことではないのだろうか。
とはいえ、ダウンロード独占タイトルが増えたからといってPSP goが売れることに直結はしない。なぜなら、PSP-3000とメモリースティックでもDLゲームは遊べるからだ。DLゲームしか遊べないPSP goを買う理由にはちょっと弱い。個人的には良い買い物だったと感じているが、あくまでそれはガジェットマニアとしてだ。人には「よく考えて買った方がいいよ」と言うだろう。
PSP goが売れるかどうかは、ゲーム以外の部分と小型軽量がどこまで評価されるかで決まると思う。
※AppleはiPod touchをゲーム機として訴求し、イベントではPSPやニンテンドーDSと比較して「ソフトの種類が多く、価格が安く、入手しやすい」と主張していたが、今のApp Storeは飽和状態だ。音楽では成功したが、アプリでは検索性/一覧性の悪さから玉石混淆になってしまったこと、低価格化が進みすぎたことなどから、いわゆるアタリショックに近い状況にある。
PlayStation StoreがiTunesのような種類と価格を実現するのは不可能だろうが、ゲームの質という点では(現時点の乏しいラインナップでも)iTunesよりもレベルが高い。そこを突いて差別化していくことはできそうなのだが。