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ラブプラス
コナミデジタル…
ロープライス ¥5,219
or 新品 ¥5,219
プライバシーについて
「ドリームクラブ」で世の中の基本原理を知った後、今度はコナミのニンテンドーDS用ゲーム「ラブプラス」に手を出してみた。というかコナミスタイルの限定セットとソフマップの通常版合わせて2本買いしてしまった(個人的に、ドラクエ以外でこういう買い方をすることは滅多にない)。
このラブプラスのストーリーは、十羽野(とわの)市の高校に引っ越してきた主人公(プレイヤー)が、三人の女の子と親交を深め、そのうちの一人と付き合うようになり…というもの。
ヒロインから告白されるまで(友達モードと呼ばれる)は、ときメモやパワプロでおなじみの毎日の行動でパラメータをアップしていくタイプのゲームだ。100日という制限時間の間に目的の女の子が絡むイベントをこなしていくと、最終的に告白されるイベントが起きる。この告白を受ければ晴れてカップルとなり、スタッフロールを拝んでめでたしめでたし。ここまでは言ってしまえばありがちなギャルゲーだ。
ラブプラスがユニークなのはこの後の恋人モードだ。
DSの内蔵時計で生活するヒロインに合わせて日々パラメータ(彼氏力という)をアップしつつ、平日は電話で呼び出してイチャついて(タッチペンでスキンシップを図って)みたり、日曜日にはデートしてみたりなどなど、付き合っている日々を楽しむのこそが本番、というコンセプトで作られている。
というわけで、購入から10日ほどプレイしてみて思ったこと。
1. 音声付きで名前を呼んでくれる、が……。
苗字や名前によっては発音できないため、本名でプレイしたい人は残念な気分を味わうこともあるかもしれない。ぼくの場合は本名の苗字が発音できなかった。ちなみに友達モードでは苗字で呼ばれ、告白後のイベントで呼び方を選ぶことが出来る。
2. ラブプラスモード(音声認識でコミュニケーションをとる)について。
ぼくの声ではいまいち認識率が高くない。もともと脳トレやお料理ナビなどでもあまり芳しくなかったので、ぼくの個人的な問題だとは思うがちょっと残念。
3. メールのバリエーションが少ない。
これがいちばんがっかりかもしれない。外で会ったりした後などにメールが届くことがあるのだが、その文面にバリエーションがなさすぎる。実際に会っている時の会話はかなり豊富なので、なんとなく画竜点睛を欠く点だと思う。
糸井重里はMOTHERシリーズで「テキストは容量食わないから遊べる」というようなことを言っていたし、音声まで収録するデート時の会話などと比べれば容量を食わないはずだし、もうちょっとがんばって欲しかった。
この3点が気になったところだ。なんとなく重箱の隅をタッチペンでつつき回しているような気分ではあるが率直に書いてみた。
なんだかんだでユニークなゲームであることには違いなく、グラフィックの雰囲気、起用している声優さん、コンセプトも込みで楽しめている。
ところで、あちこちで言及されているが、このゲームはかなりiPhone向きだとぼくも思う。もともとがタッチのみのUIだし、音声入力、スピーカー、きれいな液晶、スクリーンこそ1つしかないものの処理能力はDSより断然上となれば、よりきれいなグラフィックでラブプラスiPhone版を作ることは不可能ではないはず。
何よりiPhoneを耳に当ててしゃべれば、普通の音声入力よりよっぽどあやしくないと思うのだがどうだろう……?
iPhone用アプリではDDR、パワプロ、サイレントヒルなど、それなりに力が入っているように見えるコナミ。ぜひiPhone版を作ってもらいたいところだ。