スキップしてメイン コンテンツに移動

Microsoft Designerでブログのワンポイント画像を作ってみた。

MacBook Pro Mid 2015でTMPGEnc Video Mastering Works 6を使う

こんばんは、モバ(@yubile)です。

昨日(4月3日)、幕張メッセの「Trident THE LAST LIVE – Thank you for your “BLUE”」に行ってきました。
「蒼き鋼のアルペジオ」というアニメから結成された声優ユニットなんですが、今までライブに一度も行けなくて(くじ運が……)、ようやく初参戦でした。解散ライブが初ってのもちょっとフクザツですが。ともあれ、ライブは最後らしくぜんぶ詰め込んだトータル5時間の大ボリュームで、足腰にはかなりキましたが素晴らしい時間でした。

さて、今日はMacというかBootCampで動画エンコードするお話です。

 

 

dGPUなMacBook ProはIntel QSVが使えない!?

ちょっとエンコードをやる必要ができたので、アップグレードするだけしてほとんど使っていなかったTMPGEnc Video Mastering Works 6を引っ張り出しました。

以前、Mac mini Early 2009では遅いながらもCUDAが使えたのですが、今使っているMacBook Pro Mid 2015はAMD Radeon M9 370x搭載なので、今回はIntel Qucik Sync Videoを使ってみようと思っていました(今回は速さ優先で画質や容量は二の次という用途だったので)。

ところが、エンコーダーやデコーダーの設定を覗いてみると、QSV対応なら出てくるはずの「Intel Media SDK Hardware」という選択肢が出てきません。フリーウェアのHandbrake(Windows版のみQSV対応)でも試してみましたが、やはりQSVは使えない模様。

調べてみたところ、ディスクリートGPU搭載のMacBook ProにおけるBootCamp環境では、常にディスクリートGPUのみが働くようになっていて、これはもうMacのハード的な仕様の問題で、Appleがそういうドライバを作らない限り無理なのだそうです。

 

TMPGEncがAMDのGPUエンコードに対応してた

仕方なく、x264でCPUもファンもぶん回そうと覚悟を決めてTMPGEncをアップデートしてみると、映像エンコーダー設定に見慣れない「AMD Media SDK」の文字列が。どうやらAMD GPUを使ってエンコードができるみたいです。

CUDAと違ってフィルター処理などには適用できないらしいのが残念ですが、ともかく一度やってみよう! ということでAMD Media SDK(以下AMS)に設定し、100分ほどの動画(1080p/h.264)を720pにリサイズ(1パスVBRビットレート固定、fpsは維持、フィルターは音量ノーマライズのみ)するというエンコードに挑戦。

結果、音声フィルターの処理込みで約50分。実時間の半分程度で終了しました。正直、実時間と同じぐらいで済めば御の字かなと思っていたので驚きました。画質も思っていたよりはずっと良く、x264使用時よりも手に感じる熱が少ないことからマシンへの負担も少なそうなので、今回の用途には十分だと判断しました。

 

 

 

 

昔はよく知らなかったからとりあえずTMPGEnc買ってアップグレードし続けてるけど、フィルターも使わないこの程度の作業だったら宝の持ち腐れかもしれないな……。

このブログの人気の投稿

最近のパケット事情(または断捨離し損ねた通信契約の話)

こんにちは、モバ( @yubile )です。 かれこれ半年近く更新しなかったわけですが、今日もなんとなく生きています。 IIJmioを解約した のが昨年10月のこと。 その後ZenFone 7を衝動買いした結果、持ち歩くスマートフォンが現在4台です。 内訳はこんな感じになっています。 (1) iPhone XS Max(ソフトバンク:ウルトラギガモンスター+)=メイン (2) Zenfone 7(mineo:au回線 10GB通話付きプラン)=サブ (3) OPPO A5 2020(楽天モバイル)=モバイルルーター的用途 (4) Rakuten mini(DENT)=Edy、nanaco、WAON等 Google Pixel 3aも使っていたのですが、5台はさすがに多いのでしばらくお休みしてもらうことにしました。Android 12がリリースされたら真っ先にアップデートして試そうかなと思います。 ……本来のイメージはiPhoneとRakuten miniの2台持ちぐらいで済ませるつもりだったんですが、どうしてこうなった。 あと、Zenfone 7が楽天モバイルに完全対応してくれてれば、(2)と(3)は統合できたんですよねえ。アップデートお願いします>ASUSさま。 ちなみにRakuten miniに入れているDENTのeSIMは、いわゆる海外ローミング回線です。有効期間が365日と長い上に1GBが4.99ドルという、「とりあえず入れておくSIM」にピッタリのヤツです。ローミング先がドコモ回線なのでRakuten miniのロットに左右されますが、電子決済で通信が必要な場合に役立ちます……と言いたいのですが、問題もあります。いずれ別記事で。

ウォークマンNW-S760(32GB、スヌーピー刻印)レビュー・ハードウェア編

この秋に発表されたソニーのウォークマンは、”最高音質”を謳うAシリーズやAndroid搭載Zシリーズの注目度が高い。 ガジェット好きとしてはやっぱZかなあ、Android版iPod touchみたいな感じで使えるのかなあなどと考えていたのだが、気がついたらSシリーズを買っていた。理由はただひとつ。スヌーピーだからだ。 写真は純正クリアケースを装着後。背面の刻印は3種類(+ソニーストア実店舗限定のものが1つ)から選べる。 スピーカー付属モデルやBluetoothイヤホン( 以前の記事 で書いたMDR-NWBT10N)付属モデルもあるが、今回はウォークマン本体だけを購入。本当はスピーカー付属が欲しかったのだが、32GBの設定がない。今までの経験から言って8GBや16GBではすぐに足りなくなると踏んだため、19800円の32GBモデル(型番NW-S766)を注文した。ちなみに写真の通り、色はゴールド。 昔からスヌーピーものには目がない。「スヌーピーだから」という理由で、以前ラナが出していたiPod nanoのスヌーピー刻印モデルを予約購入した(第1世代、第2世代ともに)ぐらいだ。いくつかのオマケ付きとはいえ、たしか本体の倍近い価格だった。しかも容量が少ないモデルがベースだったため、すぐに使わなくなってしまった。 それに比べれば、今回のウォークマンは刻印と壁紙以外のオマケは無いものの値段が通常モデルと変わらないわけで、えらく良心的に感じる。 ひとつ気になるのは、刻印モデルの販売期間が終わったあとに修理に出すと、刻印が保証されないということ。せっかく3年ワイド保証に入ったのに、迂闊に修理に出せないというのは困ったものだ。まあ、壊れたら壊れたでオブジェとしてとっておく気まんまんなのだが。 そんなわけで、機能性能に惚れ込んで買ったわけではない分ちょっと冷静にレビューしてみよう。 見た目は正直なところ、iPod nano第5世代とよく似ている。クリックホイールでもないしボタン数も違うのだが、でもやっぱり雰囲気は近い。裏を返せばiPodユーザーにも違和感が少ないともいえるか。第5世代nanoより少し厚みがあることと、裏面の金属質感のおかげで取り落としにくそうなのは嬉しい。また、本体にストラップホールがあるのもiPod/iPhoneには無い利点だ。 前世代のS750シリーズと比べると

非自炊的電子書籍生活・BookLive!編「自炊お断り!」な専用端末Lideoを買って みた!

こんばんは、モバ( @yubile )です。 PQIのAir Cardと、 加賀ハイテックのTAXAN MeoBank SD という、目的の被りそうなアイテムを同時に注文しちゃいました。届いたらレビューを書くつもりです。   さて、今日のネタは電子書籍サービス BookLive! の専用端末「Lideo(リディオ)」です。Sony Reader(PRS-650)、楽天Kobo touch、Amazon Kindle Paperwhite 3Gと来て電子ペーパー4台目、電子書籍端末という意味ではSH-07Cもあるので5台目です。iPadとNexus 7とSony Tablet Pだって電子書籍を読むのに使ってます。いやはや。iPad miniを買ってアプリ使い分けた方がよっぽどラクじゃねえの? とか自分に囁きたくなります。 そんなLideoですが、先に結論を言っちゃいますと 「WiMAXで本を買うの意外と快適」「凸版明朝&ゴシックが割と綺麗」「足りないものは解像度とフロントライトとまともな同期機能」「BookLive!&Lideoしか使わないならアリかな」「自炊派の方は選択肢たり得ません」 といったところ。 では行ってみましょう。なお、前述の他サービスや端末との細かい比較についてはInternet Watchの こちらの記事 をどうぞ。 Lideoハードウェアと初期セットアップについて  Lideoは「読書好きだが電子機器やインターネットには疎い」という層に向けて作られた端末だ。 だからボタン類は「本棚」「書店」「メニュー」「戻る」「文字」そして「電源」と、すべてに日本語表記がしてあったり、 “利用を開始するにあたってBookLive!のウェブサービスのアカウントなどは不要で、Lideoの電源投入後に誕生日、性別、パスワードを設定するだけで初期設定が完了する。メールアドレスさえも登録する必要がない” ( “インターネット要らず”の電子書籍端末「BookLive!Reader Lideo」発売 -INTERNET Watch より)のが特長だ。 ぼくの場合はもともとiPadとNexus 7でBookLiveを利用していたので、そのアカウントを入力してアクティベーションした。この場合、BookLiveに登録した他の端末としおりや本棚の同期ができるし(ただし後述するが残念な