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Microsoft Designerでブログのワンポイント画像を作ってみた。

[自分用メモ] Sony Tablet Pのroot化、Link2SD、Swap設定、フォント変更

こんばんは、モバ(Twitter @yubileG+)です。

プリモバイル版009Zが届いたのでいじり倒しています。SIMフリーになっていること(BB.exciteのSIMで確認、テザリングも設定を呼び出すアプリを使えば利用可能)と、意外なぐらい動作が速く(ただし純正ホームアプリを除く)防水&ワンセグ付きはありがたいところ。ただデフォルトのAPNだとMMSが送受信できなかったのと、root化の方法がなさそうなのが残念(Android 2.3なのでプリインアプリを凍結するために欲しかった)。

 

さて今日のネタは、折りたたみ式二画面タブレット、Sony Tablet Pをゴニョゴニョした話。いろいろとクセはありますが面白いマシンであることには変わりないので、root化したついでにいじってみた備忘録です。

※なお、この記事に書かれていることを実行して何か損害があっても、ぼくや紹介したサイトの方々も補償はできません。くれぐれも自己責任でお願いします。

 

(1) root化

まず肝心のroot化ですが、Androidをいじり倒そうというなら避けては通れないXDAのフォーラムで、オールインワンツールが配布されています。ちなみに、オールインワンと言っても使用にはAndroid SDKをインストールしたWindows PCなどの下準備が必要です。

 

S.onyTablet.S v6.4 [ALLinONE] – new: R5A ROOT!!! automatic ICS ROOT!, JB ROOT! – xda-developers

 

 

 

 

最新の4.0.3 release5aにも対応していますので、うっかりアップデートしてしまった人でもツールの指示に従うだけでroot化が完了します。またroot/unrootだけでなく、公式ファームウェアのアップデート通知が出続ける件を解決するパッチなど、便利なツールもひとまとめになっていてありがたいです。

 

 

(2) Link2SD

Sony Tablet Pは内部ストレージの容量が1.84GB(設定>ストレージより)と、Sに比べて少ないのが難点です。というわけで、アプリをSDカードにインストールしつつ内部ストレージにインストールしたかのように振る舞うLink2SDを使います。Androidも4.0以降になるとroot化のメリットは薄れてきますが、このアプリの存在はroot化の理由としてまだまだ大きなものです。

さて、SDカードはPが対応する最大容量かつできるだけ速いものをということで、32GB Class10のmicroSDHCがベストでしょう。個人的にはSanDiskがお勧めですが、Amazonでは現在、並行輸入品しか扱っていないようです。その場合どうしても偽物の問題などがつきまとうので、正規品のトランセンドを買う方がいろいろと安心かもしれません。

 

 

Link2SDを使うためには、SDカードにパーティションを切る必要があります。ぼくはMiniTool Partition Wizardを使いました。

Free download Magic Partition Manager Software, partition magic alternative, free partition magic, partition magic Windows 7 and server partition software – Partition Wizard Online
無料のHome EditionでOKです。

 

 

 

ext2/3/4やLinux swapなどのフォーマットに対応したツールなら大丈夫でしょう。

Partition Wizardの使い方はググれば出てくるので省略しますが、ポイントは「すべてLogicalではなくPrimaryを選ぶこと」「先頭パーティションがFAT32、2つめがLink2SD用のext、3つめがLinux Swapの順番にすること」です。ちなみにぼくはLink2SD用パーティションにext3を選びましたが、機種によってはext2や4でないと上手く行かないケースもあるようです。

あとはSDカードを本体に差し込みLink2SDを起動、第2パーティションのフォーマットを聞かれるのでリストから選び、指示に従ってリブートするだけ。今回は4GBをLink2SD用に、Linux Swapに1GBを割り当ててみました。

ストレージの心配が薄れるといろいろと気持ちが楽になるので、root化できて内部ストレージの容量が少ない機種にはお勧めです。

 

 

(3) Swap設定(不安要素あり)

メモリが少ない機種には定番のSwap、Sony Tablet Pは1GB搭載(ただしVRAM共用なので、アプリ実行に使えるのは740MB弱)なのでそんなに困らないとはいえ、せっかくなので試してみることにします。

今回はSwapper 2 for rootBusybox Installerという2つのアプリをGoogle Playからインストール。まずBusybox Installerを起動してBusyboxをインストール(パスはデフォルトの/system/xbin)し、その後Swapper 2を起動します。

メニュー>Settings>Advanced preferencesとたどり、”Use swap partition”にチェック、Swap partitionをタップしてSwapに指定したパーティションのパスを入力(今回のケースでは/dev/block/mmcblk1p3でした)、Busybox location/commandをタップしてBusyboxのパスを指定(/system/xbin/busybox)します。

もとの画面に戻ってONボタンをタップすると、指定のパーティションがスワップとして設定されます。メニュー>InfoでSwapのところに指定したパーティションの容量が表示されていれば成功です。

ただ、Tablet Pで使うと不安定なところがあるようで、突然Swap容量が0KBと表示されたりします。Xperia ray(カスタムROM Super JellyBean)だとパーティションサイズ以外ほぼ同様の設定で快調に動いてくれているのですが……。

それに、ぼくの使い方だと効果があるのかどうか微妙なところですね。SDカードの容量をムダに遊ばせているだけのようにも思えるので、そのうち止めるかもしれません。

 

 

(4) フォント変更(ICSのみ)

Sony Tablet Pデフォルトのフォントはモトヤシーダ3等幅なのですが、個人的にはJellyBean以降の機種やソフトバンクのGingerbread機などに使われているモトヤマルベリ3等幅の方が好みなので、変更してみることにします。本当はヒラギノ丸ゴシックにしたいところですが。

Ice Cream Sandwich機におけるフォント変更の基本は

/system/fontsにフォントをコピー、パーミッションを644に

/system/etc/fallback_fonts.xmlに変更したいフォントのファイル名を書き込み、リブート

なのですが、もうひとつのポイントとして

/system/vendor/etc/fallback_fonts.xmlが存在し、そちらがまず読み込まれる(=優先される?)

というものがあります。最初は上の方しか知らなかったためSony Tablet Pではまったくフォント変更がされず、しばらく悩む羽目に。

そこで念のため/system/etc/fonts/system/vendor/fontsの両方にフォントをコピーし、/system/etc/fallback_fonts.xml/system/vendor/etc/fallback_fonts.xmlの両方にフォントのファイル名を書き込んでリブートしてみたところ、めでたく成功!

フォント変更は失敗(うっかりパーミッション変更を忘れるとか)するとブートループになりやすいので要注意です。とくにSony Tablet Pは同じソニーのXperiaシリーズと比べてリカバリが面倒ですし。

 

 

(5) おまけ・Adaway

AdawayはGoogle Playストアから閉め出されてしまいましたが、f-droid.orgというFOSSレポジトリにて更新されています。インストール方法はこちらの記事を参照。

徒然覚書: 広告消しアプリ AdAway 2.2 or 最新版をインストールする。 

 

 

 

 

日本の広告用hostsファイルはこちらの記事を参照。

Androidでウザい広告を消す方法 hostsファイルと「AdAway」の使い方 | SmartAll(スマータル)

 

 

 

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