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2013/05/07 アプリのアップデートでカレンダー通知機能が実装された旨を追記。
こんばんは、モバ(@yubile)です。
北朝鮮の瀬戸際外交がどんどんエスカレートして来ていますね。ミサイルがいつ発射されるのか……正直なところ、自衛隊にとっては迎撃を一度ぐらい経験して置いた方がいいとも思うのですが。
さて、今日のネタは以前も少し紹介したスマートフォン連動G-SHOCK、GB-6900AAです。
製品情報 – BLUETOOTH WATCH – G-SHOCK – CASIO
前回の記事はこちらです。
Moba Photo Life!!: iPhoneユーザーは様子見でOK。Bluetooth搭載”G-SHOCK GB6900AA”ファーストインプレッション
アプリはこちら。
G-SHOCK+ 1.0.5(無料)
カテゴリ: ユーティリティ, ライフスタイル
現在の価格: 無料(サイズ: 6.1 MB)
販売元: CASIO COMPUTER CO., LTD. – CASIO COMPUTER CO., LTD.
リリース日: 2012/09/18
現在のバージョンの評価: (4件の評価)
全てのバージョンの評価: (92件の評価)
iPhone/iPadの両方に対応
以前レビューした時との機能の違いは、Twitter/Facebook/Weibo(微博、中国式twitter)の通知に対応したことです。
前回の記事と比較していただくと分かりやすいのですが、レビューしたVer.1.0.3に比べてデザインが少しかっこよくなりました。
ちなみに、アプリをアップデートしてから「携帯探索」を選ぶたびにアプリが落ちるという状況が発生しましたが、アプリの再インストールで解決しました。
というわけで、あらためてGB-6900AA、そしてiPhoneとの組み合わせでの利点と難点をまとめてみます。
利点
(1) 電話、メール、Twitter/Facebook/Weiboの通知
これは割と便利です。ただし制限やG-SHOCKの構造による難点もあるため(後述)、メールが来たら即ピピッと音が鳴って把握、みたいなことは期待しない方が良いです。
(2) iPhoneと距離が離れるなどした場合に通知、また時計の方からiPhoneに指示を飛ばして音を出させる「携帯探索」
通知機能よりこちらの方が実用性が高いかもしれません。鳴らす音をiPodミュージックから選ぶことも可能なので、部屋の中でiPhoneが行方不明、なんてシチュエーションなら役立つでしょう。
(3) iPhoneから時計の時刻合わせができる
地味ですがとてもありがたいです。指が太くてG-SHOCKのボタンが押しづらいので、(誤操作防止のためとはいえ)小さくて固いボタンを長く押し込むのはあまりやりたくないからです。
(4) 上記機能を防水・耐衝撃に定評のあるG-SHOCKに組み込んだこと
防水・耐衝撃で気を遣わなくて済むのは、常に身につけておくモノとして最大の利点だと思います。今話題のJawbone UP(ちなみに予約済みです)も、前世代の失敗を踏まえて防水にはかなり力を入れているそうです。iPhone本体も耐衝撃はともかく防水ぐらいは標準になって欲しいですね。
(5) 機能はともかく、アプリ自体は分かりやすい
最初のペアリング作業もアプリから直にできるようになっていたり、下手に凝った作りにしていないので分かりやすいことは確かです。設定できる項目がさほど多くないからとも言えますが。
難点
(1) 相変わらずiOS版のみSMS/MMS/キャリアメール非対応
個人的にはあまり必要ないのですが、Android版では対応しているそうなので難点に挙げておきます。どうもiOSの仕様という話もありますが(カシオには対応しない理由はないでしょう)。なお、最新バージョンではソフトバンクのEメール(i)(i.softbank.jpドメイン)に対応しています。
(2) メール及びSNSの通知はリアルタイムではなくインターバル式(最短で5分サイクル)
これは難点というより注意点です。リアルタイムだと間違いなくiPhoneとG-SHOCK両方のバッテリーに影響する(=省電力なBluetooth4.0にした意味がない)でしょうし、充電すれば済むiPhoneと違ってG-SHOCKのバッテリー交換はいつでもどこでもというわけには行かないことを考えると、仕方のないところかもしれません。
(3) フォルダを指定してのメール通知ができない
Gmailで使うなら特定ラベルだけ通知して欲しいというケースはあると思いますが、現時点ではそういう細かい設定はできません。ぼくの場合、もともとフォルダ分けを一切やっていないi.softbank.jpへのメールと、大事そうなメールを集めておく専用のGmailアカウントのみ通知させるようにしています。
(4) 近距離にあるにもかかわらず電波を見失ってアラーム音を鳴らすことがある
Bluetoothは無線LANなどと干渉が起きうる周波数帯なので、電波状態が悪いと携帯を見失ったと勘違いすることがあるようです。絶対に音を鳴らしたくない状況の時は、リンクを切っておくことをお勧めします。
要望
(1) 通知表示エリアの拡大
これはもう何よりも優先して改善を望みたいところです。スクロールして表示できる文字数は今のまま(半角18文字)でも構わないので、一覧できる文字数を最低でも今の倍、半角10文字ぐらいには増やして欲しい。アドレス帳に載っている相手なら名前が表示されるので苗字ぐらい見えれば十分ですが、そうでない場合はなかなか困ります。
(2) ソーラー充電式の採用
コストの問題かソーラー充電池だと電圧や電力が足りないのかは分かりませんが、これは是非ともお願いしたいところ。ソーラー充電&電波対応のG-SHOCKを愛用しているのですが、これこそ気遣い無用の最強デバイスのひとつだと思うのです。
(3) スケジュール通知
G-SHOCKアプリでGoogleカレンダーを扱えるようにしてもらって、アラーム通知をG-SHOCKに、なんてのはどうでしょう? アプリ側の改修で何とかなりそうな範囲だと思うのですが……。 → バージョン1.1でカレンダー通知機能が追加されました。iOSの標準カレンダーアプリと連携する仕組みなので、iCloudやGoogleカレンダー、MS Exchangeでも大丈夫なようです。(2013.5.7追記)
(4) スマホの位置情報と連動して通知するToDo
Remember The MilkやiOS純正リマインダーのような、位置情報と連動したToDoというのは使ってみると非常に便利です。G-SHOCKアプリと連携する別の有料アプリという形でもいいので、是非ともやって欲しい機能です。具体的なToDoの内容までは表示できなくても構いません。アラームが鳴って「何かある」とさえ分かれば、後はスマホを見れば良いことですから。
まとめ
ひと言でまとめると、どう見てもマニア向けの製品なのにマニアが気に入るには少々機能不足という感想です。
着信通知と置き忘れ防止なら、価格が1/6程度のプリンストンぶるっトゥースでも良いでしょうし、もっとスマートなものが良ければ、入手が面倒ですがiOSにも対応したMetaWatchや、AndroidユーザーならSONYのSmartWatchという選択肢もあります。まあ、“時計にスマホ連動機能を付けた”ものと“スマホと連動するデバイスを腕時計型にした”ものを比べるのはちょっと違うかもしれませんが。
そんなわけで、便利は便利なのですが「コレだ!」という決め手を欠く状態です。ただ、防水・耐衝撃というG-SHOCKならではの利点はありますし、アプリのアップデートでできることが増える可能性はありますので(SNS通知機能は前回の記事を書いた後に追加されました)、カシオに上記要望はとりあえず送ってみて、今後に期待することにします。