iOS 6.1アップデートでようやく改善! Sony DRC-BTN40などのBluetooth AAC音 飛び問題(※追記あり)

こんばんは、モバ(@yubile)です。センター試験で少し間が空いてしまいました。

さて今日のネタは、先日配布が開始されたiOSの最新アップデートです。Appleが掲示しているのは広告識別子リセット、LTEサポートキャリアの追加、もろもろの脆弱性修正などですが(余談ですが、未だにiPhone 3GSがサポートされているのは凄いですよね。初代iPadはとっとと切られたのに……)、個人的に興味を持っていたのはBluetooth関係でした。

というのは、NFCチップ内蔵&AAC対応に釣られてNexus 7と同時期に購入した、ソニー製BluetoothレシーバーDRC-BTN40とiOS6の相性が非常に悪かったためです。音飛びはもちろん、曲の頭部分が欠けたり、テープ時代の早送りみたいなキュルキュル音がしたりとバツグンにストレスフル。さらに、仮面ライダーフォーゼのED曲「Giant Step」(Astronauts)をこの環境で再生すると、音飛びがエイトビートを刻むぐらいの盛大な飛びっぷりでとても聴くに堪えず、May’nファンとしては悲しいことに、毎回この曲をスキップするしかないという状況に置かれていました。

当初はこの製品だけの問題かと思ったのですが、念のため買ってみたロジテックのapt-X/AAC対応スピーカーLBT-MPSPP50でも似たような状況(とはいえBTN40の方が酷かった)が発生。しかしソニーMW1やソニーエリクソンMW600など、コーデックがSBCのものは普通に使えたこと、iOS5では問題ないらしいという2chやブログなどの情報を見て、どうもiOS 6とAACの組み合わせがダメらしいという推測にたどり着きました。Giant Stepの音飛びも、たぶんAACエンコードをミスったか何かなのでしょう。黎明期のMP3みたいな話です。

でもまあ、それならば、たぶんiOSのアップデートで何とかなる。なるだろう。なるんじゃないかな。なるといいな。そんな希望的観測のもとに我慢してきました。

 

で、待望のiOS 6.1アップデートをした結果はというと、記事タイトル通り劇的に改善。くだんのGiant Stepもまともに聴けるようになりました。まあ、ようやく評価のスタートラインに立ったというか、マイナスがゼロになっただけなので手放しで喜べるモノではありませんが、ストレスを溜めずに使えるようになっただけありがたいです。

なお、DRC-BTN40そのものは至極まともなBTレシーバーで、初めてBluetoothオーディオを使うなら安物を買うよりがんばってこのぐらいのものを買うべきです。敢えて気になる点を挙げるなら、少し大きいことでしょうか。もっとも、大きいことでボタン類が押しやすくなっている面もあるので一概に欠点とは言えないのですが……。

何にせよ、iOS 6.1はBluetoothオーディオ愛用者には救いとなるアップデートのようです。

 

2013/02/04追記
しばらく試してみましたが、あくまで改善であって解決ではなさそうです。 頻度は下がりましたが、曲の頭が欠ける現象そのものはまだたまに起きます。ちなみにぼくの環境では、DRC-BTN40との組み合わせではiPod touch(第5世代)よりiPhone 5の方が頭欠けが多いように感じます。きっちり集計したわけではないのであくまで印象なのですが。

それでもBluetoothオーディオがはっきり改善するのは事実ですし、脆弱性修正などもあるので6.1へのアップデートはしておくべきだと思います。

 

 

 

Kindle本「細かすぎて誰も教えてくれないセンター試験のコツ」発売中。

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p style=”font-size: 16px;”>※参考書ではありません。また、内容は今後の版アップデートで充実させていく予定です。現在、改訂作業をちまちまと始めています。

nasneのために買うのはアリ! 今さら感あふれるPS Vitaレビュー

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こんにちは、モバ(@yubile)です。

Digtal Grapherのこの記事を読んでたらZIPPOハンディウォーマーにググッと物欲が傾いたのですが、Amazonの配送予定が1日遅いので止めました。そういえば、Amazonは「何でも送料無料」を止めるみたいですね。せめてプライム会員ぐらいは維持して欲しかったところです。

 

さて、今日のネタは言わずと知れたソニーのゲーム機、PlayStation Vitaです。

「言わずと知れた」と書きましたが、ぼくの友人のひとりは(発売から1年以上経つにもかかわらず)存在すら知りませんでした。「PSPの後継機なんて出てたんだー」という感じです。まあもともと携帯ゲーム機にはあまり興味がなさそうなので、見かけても気づかなかったのでしょう。山手線などではチラホラ見かけるのですが、興味のない人にはPSPと区別しにくいでしょうし。

 

なぜ今Vitaなのか

いつかは買うつもりでいましたが、大きかったのはVita版torneの登場です。Sony Tablet Pでnasneの動画を観るようになってからVitaへの興味が加速度的に増し、ちょうど店頭でスターターパック(3Gモデル+4Gメモカ+みんゴル6)24,500円というのを見かけて衝動買いしてしまいました。ついでに「真かまいたちの夜」「初音ミク Project DIVA f」「ストリートファイターX鉄拳」も購入。ちょっと一気に買いすぎた気もします。

ちなみにVita OSはバージョン1.03だったので、とっととアップデートしちゃいました。もしかしてコレ、初回出荷分だったりするんでしょうか……。

 

ゲーム機としてのVita

発売から1年と少しが過ぎたVitaですが、もう「現時点で気になるタイトルぜんぶ買っちゃった」という感じです。ちなみに次に買う予定は「閃乱カグラ SHINOVI VERSUS -少女達の証明-」3DSの閃乱カグラはいろんな意味で面白かったので、今回も期待してます。

あと、「みんなといっしょ」はトロクロが可愛くて楽しいです。……まだフレンドがひとりもできていませんが。

ただ、ゲームハードとして考えると悪くないのだけれどいろいろ惜しい、というのが正直な感想です。特にボタンが小さいことと背面タッチ操作に説得力を感じないこと、スピーカーを親指で塞いでしまいやすいことが気になります。とはいえ有機ELはやはり綺麗ですし、操作系も慣れでカバーできる範囲ではあります。ぶっちゃけた話、スマートフォンのタッチパネルで遊ぶことを思えば相当に快適です。

また、後でも述べますが、DL版ゲームやDLCの購入がVita単体かPS3経由かに絞られ、Media goを使ったPC経由での購入ができないのが残念です。Vitaだとダウンロードに時間が掛かるし、PS3だと細かいDLCがたくさんある場合にひとつひとつインストールする羽目になり、非常に面倒(Media goなら複数選択して一括インストール可能)だからです。※勘違いしていました。PS3とVitaのやり取りは「コンテンツ管理」というVita側のアプリを使って行うのですが、PS3にダウンロードしたコンテンツを複数まとめてコピーすることが可能になっています。PSPよりもずいぶん便利になっていました。お詫びして訂正いたします。

 

ガジェットとしてのVita

ブラウザ、メール、twitter、Skypeなどスマホ的使い方は可能ですし、UIがなかなか楽しいのですが、スマホに対する優位はあまりありません。あくまで「〜も出来る」というレベルです。
有機ELを活かしてビデオプレイヤーとして使うのがベストだと思いますが、独自規格のメモリーカードのためVita本体をUSBでPCに接続しなくてはならず、しかもマスストレージとして認識されるわけではないので「コンテンツ管理アシスタント」をPCにインストールする必要があります。

どうせならMedia goが使えれば面倒が少なくていいのですが、上述の通り非対応な模様。「一つのソニー」を謳うのであれば、XperiaもウォークマンもPSVitaもまとめて管理できるソフトをどーんと作って欲しいものですが……無理なんだろうなあ。

たぶんメモリーカードの件も含めて、コピー防止用なのでしょう。汎用のメモリーカードだとPCで読み込めてしまいますし、Media goはPCのフォルダにそのままファイルを保存するため解析の足がかりにしやすいからではないかと推測します。

 

nasne用プレイヤーとしてのVita

これが一番の目的だったわけですが、目論見通りのナイスなアプリでした。PS3のtorneアプリをリモートプレイで操作しているかのような感触で、しかも無線LAN越しなのに動作が非常にキビキビしています。チャンネル切り替えも思っていたよりずっと速く、家庭内で使うならポータブルTVとして十分使えます。録画済み番組を再生する時も、ネットワークを介しているとは思えないレスポンスの良さです。

ちなみに、PS3にtorneを繋いでいてもそちらが使えるわけではなく、あくまでnasneしか使えません。汎用DLNAプレイヤーというわけでもありません。その代わりにこの快適さということであれば、個人的には大歓迎です。Vitaとnasneをもう1台ずつ買ってしまおうかと一瞬悩むぐらいです。

nasneをお持ちなら、Vitaを検討する価値は十分にあります。

 

結局どうなのかというと

ぼくのようなガジェット好きにはなかなか楽しいアイテムです。短寿命だの焼き付きだの言われますが有機ELはやはり綺麗だし、ゲームもnasneとの連携っぷりは素晴らしいのひと言。

ただ(上述したとおり恐らくセキュリティのため)独自規格のメモリーカードであることから、32GBより容量が多い物がない・価格が高い・データ出し入れが面倒という三重苦を抱えてしまっています。

特に価格は辛い。当然ながらヘビーに活用する人ほど動画やゲームをメモリーカードに入れるわけで、32GBのmicroSDが2,000円かそこらで買えてしまう今、同じ値段で4GBか8GBしか買えません。32GBだと8,000円ぐらいします。さほど大流行しているとも思えないゲーム機専用のフラッシュメモリなので値下がらないのでしょうが……。

ガジェットとしてもゲーム機としても、このメモリーカードの制限は足を引っ張ってしまっているように思います。どうせVitaでしか使えないのだから、赤字覚悟で思い切った価格で出す手もあるのではないでしょうか。せめてスターターパックには32GBがセットとか。

 

誕生日だったのでK-01を衝動買い!

K-01

こんにちは、モバ(@yubile)です。

ぼくの初めてのKindle本「細かすぎて誰も教えてくれないセンター試験のコツ」発売中です!

※なお、学習参考書ではありません。また、内容は今後の版アップデートで追加していく予定でいます。その際はこのブログやtwitterなどで告知します。

 

さて、今日のネタは久しぶりのカメラ話。ペンタックスリコー製ミラーレスカメラ、K-01です。そろそろ底値を過ぎて逆に値上がり始めたかなというぐらいの価格と、何か自分に誕生日プレゼントを買いたいなという二つの理由で購入。「ビスケットレンズ」ことDA40mm F2.8 XSがセットのレンズキットです(写真で装着しているのはDA35mm F2.8 Macro Limitedですが……。ちなみにこの写真はPENTAX Qで撮影しています)。

色はイエローxブラックを選びました。どうせこのカメラを買うなら、もっともカメラらしくないカラーリングが良いだろうと思ってのことです。

 

ともかく、この数日使ってみてのファーストインプレッションです。

最近ずっとPENTAX Qを使っていたため、ミラーレスにしては大きくて重たい! と、最初はちょっと音を上げそうになりました。ミラーレスとはいえKマウントを維持するだけあって、最低限必要な空間を確保する必要があったためでしょう。ただし、小さく軽いゆえに手ぶれが怖いQよりも、重さが安定性に繋がるK-01の方が安心感はあります。ボディの重心バランスが前寄りらしく、さほど大きくないDA35mm F2.8 Macro Limitedでも前に傾いてしまいます。机の上に置いたりする時は気をつけた方が良さそうです。

アルミ製ダイヤルやスイッチ類、グリップ部のゴムなどパーツごとの感触は非常に良好です。唯一ペンタックスユーザーとして残念なのは、グリーンボタンが遠くて押しづらいこと。何かとグリーンボタンに頼るクセがあるぼくとしては、できれば右手親指が自然に伸ばせる位置にボタンを全て集めて欲しかった。たとえば露出補正ボタンをAF/AEロックの右に持ってきて、そこにグリーンボタンとか……。

ハード的には文句がありますが、ソフトのUIについてはいつものペンタックスです。慣れもあって快適に操作できます。

K-01ボタン

 

いろいろ考えた末、DA35mm F2.8 Macro Limitedをメインのレンズとして使おうと考えています。ビスケットレンズは薄くて軽くて魅力的ですし、そのベースになったと思われるDA40mm F2.8 Limitedというリミテッドレンズも持ってはいるのですが、どちらも最短撮影距離が多少遠め。

スナップにはちょうどいいのですが、たまに寄って撮りたいと思う時に不満なので、マクロの名を冠したDA35mmを選びました。ちなみにファームウェア1.00の時はDA35mmのAFが遅い上に上手く合わなかったりしたのですが、1.01にアップデートしたらかなり改善しました。それでも時々迷いますが、だいたいマクロ域で起こることなのでMFに切り替えれば解決します。

ペンタックスは伝統的にAFが遅いと言われている上、一眼レフの位相差AFに比べて速度面で不利と言われるコントラストAFで果たしてどうなのかと購入前はちょっと不安でしたが、ペンタックスのAFに身体が慣れているぼくにとっては十分な速度です。動きモノを撮るのは止めた方が良さそうですが、ぼくはもともとそういうのをあまり撮らないので問題ありません。ちなみにAF速度を稼ぐために回転が速くなっているだとかで、レンズの動作音はかなりやかましいです。

画質は、K-7を基準に判断するとノイズが少なめで個人的には十分です。K-7のISO3200は用途による、という印象でしたが、K-01なら6400ぐらいまで許容範囲を広げてもいいかな、と思います。それと、悔しいですが自分でK-7のファインダーを覗いてMFで合わせるより、K-01のコントラストAFに任せた方がピントがよく合います。というか、同じレンズでもK-7よりしゃっきり写る感じがします。デフォルトの設定がK-7よりカジュアルな方(色鮮やか&シャープネス強め)に振ってあるのかもしれません。

 

ところで、ペンタックスユーザーにはお馴染みのカスタムイメージとデジタルフィルターは相変わらず搭載されていて、カメラだけで完結できます。

付属のPC用現像ソフトはQあたりからSilkyPixのペンタックスバージョンに変わったのですが、以前のペンタックスデジタルカメラユーティリティ(エンジンはSilkyPixだそうです)の時と違い、カスタムイメージやホワイトバランスのCTE設定など、ペンタックス独自の項目が省かれてしまったようです。普段のRAW現像はApertureとLightroomで行っているので要らないと言えば要らないのですが、カスタムイメージをとっかかりにいじるのが好きだったので、この改悪は残念です。

 

主観を交えた5段階評価でまとめると、

携帯性    3(仕方ないとはいえせめて軽量化してほしい)
画質     5(十分に綺麗だし、ノイズも気にならない)
操作性    4(グリーンボタンの件でマイナス)
デザイン   4(イエローなだけで話の種になりそう)
付属ソフト  2(付いてるだけマシ、というレベル)

ぐらいでしょうか。

特に制限なく普通にKマウントレンズが使える、一風変わったデザインのミラーレスカメラというのはなかなか面白いと思います。安く買ったから言えることかもしれませんが……。

Ankerの飲食店とな