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こんばんは、モバ(@yubile)です。
NUboard + shot noteのためにホワイトボードマーカーを買ったのですが、B5サイズで使うのにはちょっと太すぎたかもと思い始めました。付属の黒と赤以外の色を使いたい! というだけで先走ったことを少し反省。とはいえ、ササッと書いて写真撮って消すなら実はちょうどいいかもしれませんので、とりあえず使ってみることにします。
さて、今日のネタは今日リリースされたSony Tablet Pのアップデートについて。もうアップデートなどしないだろうと思っていたので正直すこし驚きました。しかも「どうせ単なるセキュリティアップデートだろ?」と思っていたら、標準アプリの変更や新機能の追加などいろいろ盛り込まれていて二度ビックリ。
内容についてはこちらとこちらをご覧いただくとして、Sony Tablet Pの3Gモデルユーザーとしてアップデートの感想をまとめてみます。
今回のアップデートで良い! と感じたのは三つ。
(1)nasneからのワイヤレスおでかけ転送
(2)日本語手書き入力対応
(3)スモールアプリの追加とウィジェットのスモールアプリ化
(1)nasneからのワイヤレスおでかけ転送
nasneしか持っていないのでこう書いたが、もちろんソニー製Blu-rayレコーダとも連携する。
やり方はこちら(Xperia Tablet用だが)に書いてある通り、「ムービー」を起動→Devicesを選択→使いたいnasneを選ぶ→転送したい動画を長押しするとダウンロードするか否か訊かれる(短くタップするとストリーミングで再生)。それなりに簡単だ。少なくとも録画番組をタブレットで持ち出したい、などと考えるような人なら難しくない。Blu-rayレコーダの場合は設定が必要なようだが、nasneは普通にセットアップしておけば特に設定の変更は要らないはずだ。
試しに転送してみた55分の番組(900MB)は、自宅LANでは15分ほどで転送できた。ファイルサイズから計算して2Mbps程度のビットレートと思われるが、Pでは上画面だけで観ることになるので、その限りにおいては十分なクオリティだ。当たり前かもしれないがローカルのファイルなのでネットワーク越しより何もかも速い。
ダビング10のおかげで10回しか転送できないのは鬱陶しいことこの上ないが、今後おでかけ転送で使いたい機器が増えるとしてもせいぜいPS Vitaぐらいだろうし、どのみちnasneでは保存しておきたいような番組は録らないので個人的には問題ない。
この分だとPで録画を消化する機会がかなり増えそうだ。ケチって16GBのmicroSDHCにしてしまったが、32GBに交換したくなってきた。
(2)日本語手書き入力対応
標準キーボードに「手書き入力」が追加されたのでさっそく試してみた。認識率は意外と(というと失礼かもしれないが)高く、MetaMoJiの「mazec」に近いレベルだ。ただmazecの交ぜ書きとは変換が少し違うようで(例:「認しきりつ」と手書きすると「認式率」となってしまう。mazecなら「認識率」が候補に出る)、書きたかった単語を予測してくれるという点ではmazecには及ばない。
ひとつmazecより良いと思うのは、認識範囲の微調整をする場合(「に」が「し」+「こ」と認識された時など)だ。標準キーボードは認識したエリアの間に+マークが表示され、タップすると二つのエリアが合体するようになっている。mazecは指でドラッグして細かく範囲を動かせるが、ぼくは不器用なのでボタン1つで済む方が楽だ。もっとも、あまりに認識されないなら結局は書き直した方が速いので、どちらも大して変わらないという見方もできるのだが。
Sony Tablet Pは二画面の関係で標準キーボードでないと面倒なことも多く、標準キーボードが進歩したのは素直に嬉しい。……まあ、普段はカスタマイズしたATOKを使いますけどね。
(3)スモールアプリの追加とウィジェットのスモールアプリ化
スモールアプリというのはソニーの独自機能で、前面には1アプリしか出られないAndroidに小さな機能を持ったウィジェットを表示させるものだ。かつてのMacやPalmでDA(デスクアクセサリー)と呼ばれていたものに近い。何かアプリを起動している時にブラウザを呼び出して検索したりできるのは非常に便利だ。
Pでは4.0アップデートの際に追加されたものの、ソニーがサードパーティ向けに出したSDK(これを利用するとGoogle Playで配布できるスモールアプリが作れる)もリリース当初Pには非対応だったりしたため、ブラウザと計算機しかなく使い途が限られていた(ちなみにSシリーズにはリモコンアプリがあるのでもう少しマシだったらしい)。
今回のアップデートでタイマーとレコーダーが追加された他、ようやくこのSDKに対応したため、ソニタブッター for Small AppやMini Camera for Small Appなどもインストールして使えるようになった。
さらに加えて、ウィジェットをスモールアプリとして表示できるようになったのはとても大きい。これでウィジェットがあるアプリはすべてスモールアプリ対応とも言えるようになった。まあ、フィード表示なんかは小さすぎて読めなかったり、大きくすると(スモールアプリはサイズ可変が基本だ)意味がなかったりするので、すべてがジャストフィットというわけではないのだが、一気に選択肢が広がったのは確かだ。
まとめ
今回のアップデートは思ったより盛りだくさんだ。アプリは追加されただけでなく、削除されたり他のアプリに統合されたものもあるので、Androidのバージョンが変わらない割には変化は大きい。
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p style=”font-size: 19px;”>ただ、追加された機能はだいたい便利なので、root化など特別な事情がない限りはやっておいた方が良いと感じた。