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こんばんは、モバ(@yubile)です。すっかり寒くなったと思ったら、もう2012年もあっという間に残り一ヶ月少々になってしまいました。早いものです。
さて今日のネタは、iPhone用Bluetoothキーボード&バッテリー「iTwins」です。
メーカーのニュースリリース(PDF)はこちら。
この商品、ケータイ風のキー配列でケータイ風に入力できるというのが最大のポイント。ちなみにiOS専用です。
Bluetoothの外付けキーボードは多々ありますが、ほぼQWERTY配列です。これは恐らく「外付けキーボードのニーズがある層=PCの方が慣れている層=キーボードはQWERTY」という認識から来るものなのでしょうが、この商品はiPhoneユーザーの中の「PCよりもガラケーの方に慣れている層」に向けて作られたキーボードだと言えるでしょう。
ぼくはQWERTYキーボードに慣れていますし、もっといえばiPhoneではフリック入力、Androidではジェスチャー入力を使っていてそこそこのスピードが出せています。なのでまあ要らないといえば要らないのですが、最近プリモバイル002Pを使ったせいか、キーのカチッとした感触が恋しくなってしまったため購入しました。
大きさとしてはiPhone 5より少し小ぶり、厚みは第五世代touchのちょうど2つ分といったところでしょうか。002Pの下半分(ヒンジ部分を除く)とほぼ同じぐらいのサイズ感です。ペアリングはとても簡単で、この手のデバイスのペアリングをしたことがあれば困ることはまずないでしょう。
左上にモード(日本語、英語、数字)のインジケータがあることと、「あ」の上に絵文字キーがあるのは便利です(とはいっても、絵文字キーを押すと「えもじ」と入力されて変換候補が並ぶだけなのですが)。iOS専用だというなら他のファンクションキーも入れて欲しかったところですが、文字入力時のみ使うと割り切ればこれはこれでありです。
また、一度ペアリングした後、電源を入れ直してから再接続まで早いのは好印象です。お気に入りのニンテンドーワイヤレスキーボードで唯一気にくわないのがこの復帰時間なので……。
実際にiPhone 5と組み合わせてメールやGoogle+への投稿を書いてみましたが、キーの感触自体は悪くありません。もう少しストロークが深く、文字キーとその他のキーの間がもっと離してあるとベターですが、 さすがにiPhoneを使うまでずっと使っていた配列だけあって、使い始めからブラインドに近い打ち方ができました。
問題はソフトの方で、これで文章を書いていると突然アプリが落ちる時があります。下書きを自動保存してくれるようなアプリならばいいのですが、そうでないと苦労が一瞬で水の泡。
しばらくいじり回していて気がついたのですが、どうもこのキーボード、テンキーに対応した文字をローマ字で素早く入力するマクロみたいなこと(「さ」なら”sa”とか、「ぬ」なら”na”→消す→”ni”→消す→”nu”という風に)をしているようです。たぶん落ちるのもこれが原因なのでしょう。
ゆっくり確実にタイプすればこれらのトラブルはだいたい防げるようですが、それならハードキーなんてなくてもフリックで十分だったりします。
結論。どうしても文字入力にハードキー、しかもケータイ配列のキーが欲しい! という人向け。文章の入力量しだいですが、iOSのフリックに習熟した方がたぶん幸せになれます。
さてそれはともかく、ぼくはどうしたもんでしょう?
iPhoneへ給電する機能(というかUSB端子)がついていて、内蔵バッテリーは1590mAhとのことなので、満タンにはできずとも緊急用のバッテリーとしては使えそうですが……うーむ。