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新しいiPadを買ってから1ヶ月も過ぎていないのに、ケース、カバーの類を5つも買ってしまった。
iPadと同時に注文したSmart Case(刻印入り)、PRODUCT(RED)仕様のSmart Coverは見た目的にはなかなかお気に入りだが、Smart Caseはスタンドの角度が好みに合わないし、Smart Coverは(最初から分かっていたことではあるが)背面を保護しないのが気になる。
そこでACaseのハードカバーやELECOMのハードカバー、シリコンカバーなどサードパーティのものも買ってみたのだが、iPad本体が傷つく、指紋汚れが目立ちやすい、ホコリが大量につく、とどれも微妙。
新たに何か良さそうなケースはないかとAmazonをさまよって見つけたのが、今回のSpeck fitfolioだ。SpeckのMacBookカバーなどは使ったことがあったので、まあ大丈夫だろうと思って買って使ってみたところ、予想よりずっと良かった。
fitfolioはハードケースと合皮のカバーが合体した作りになっていて、iPadをぴったり保持しつつカバーがSmart Cover同様に電源オンオフやスタンドの役割を果たすようになっている。
フィット感は上々で、全体を包むケースの割に薄くて軽いので扱いやすい。また、表面の質感にはしっかり保持できそうな安心感があり、実際持ちやすい。
イヤホンジャックやDockコネクタなどの開口部は狭くもないが広くもない。Dockに関して言えば、純正カメラコネクションキットがスムーズに挿せる大きさは確保されている(つまりサードパーティのUSB/SD一体型アダプタみたいなものだと厳しい)。
カバー部分についてだが、新しいiPad用を謳うだけあってマグネット機構は問題なく作動する。ただ、純正カバーより少し遠くてもiPadが反応しているので、多少磁石は強力かもしれない。
スタンドとして使うと、動画観賞用ポジション(カバー内側に設けられた溝を使う立て方)はともかく、キーボード用ポジションでは特に引っ掛ける場所などがないため、うまくバランスがとれる角度を見つけるのに少し手間取った。できてしまえば何の問題もないし、純正カバーより角度が少し高いため個人的にはキーボードを打ちやすく感じたぐらいだ。
気になる点を挙げると、外側カメラを使う時にカバーが邪魔になることだ。スタンドとして使いやすいようカバーがかなり大きく開くため、撮影時にぶらぶらしやすい。純正Smart Coverならそれこそ風呂の蓋のように畳んでしまえばいいのだが、作りが違うのでその手も使えない。
最近はiPhoneよりiPadのカメラの方をよく使うので、これはけっこう困る。何か工夫を考えたいところだ。
もともとこのケースはiPad 2用に既に出ていて、新しいiPadに合わせてリニューアルしたようだ。恐らく厚みが増えたことやカバーのマグネット位置変更に対応したのだろう。
また、iPad 2用ではゴムだったカバーとケースの間の留め具が、スナップでぱちんとはまるプラスチックのパーツに変更されている。レビューなどを読むと耐久性を不安視する声があったので改善したのだと思われる。
個人的に合皮の手触り自体があまり好きではない上に、カメラを使う時にちょっと不便なのが難点ではあるのだが、薄く軽くてスタンドとしても使いやすいことを考えると、当分はfitfolioのお世話になりそうだ。
※ちなみにこの記事はすべてfitfolioを装着したiPadのソフトキーボードで書いた。