SH-03C本体ソフトウェア更新完了。

3月26日、SH-03Cの本体ソフトウェア更新が発表された。
LYNX 3D SH-03Cの製品アップデート情報 | お客様サポート | NTTドコモ
http://www.nttdocomo.co.jp/support/utilization/product_update/list/sh03c/inde…

このリリースを眺めていたら、実は昨年10月に行われたアップデートもやっていないことに気がついた。

調べてみると、10月のアップデート(ビルド番号2.00.01→2.01.00)でエリアメール、YouTube 3D、本体のみでスクリーンショットというそこそこ重要な機能が追加された。
さらに今回のアップデート(ビルド番号2.01.00→2.01.01) で「特定サイトでブラウザからファイルをアップロードすると、完了後の画面で一部文字化けが発生する場合がある」のを改善し、「より快適にご利用いただくための更新」がされるとのこと。
タッチパネルの反応が少し良くなったというブログ記事なども見かけたので、これはぜひアップデートしてみようと決めた。


だがやっかいなことに、b-mobileなどのMVNOが発行するSIMカードではSH-03Cのソフトウェア更新ができない。spモードもしくはmoperaのAPNが使えるSIM(つまり普通にドコモと契約して手に入れるSIM)でなければならないようだ。
ドコモと直接契約していない特殊なパターンでしか起きない問題とはいえ、普通にドコモやシャープのサイトからデータをDLしてPCでアップデートさせてくれれば面倒がなくて良いのになあ、と思う。

ともかく、ドコモショップでSIMカードを借りて更新するという、以前と同じ方法で行くことにした。ちなみに前回とは違うショップだ。
ショップに着くと「80分待ち」の表記に一瞬くらっと来たが、事情を話すと前回と同じく早めに対応してくれた。ドコモショップにはスマホアップデート用PCのコーナーが設けられていて、窓口ではなくそちらで済む話だったからだろう。
店員さんが持ってきてくれたSIMを差してAPN設定を変更し、ソフトウェア更新を開始。
最初は二度アップデートの必要があるのかと思っていたが、最新の更新を実行すれば過去の更新もすべて含まれているとのこと(言われてみればそれが普通だ)なので、更新は一度で終了。何回かの再起動を含めトータル20分ほどで完了。

アップデート後のSH-03Cだが、Googleアカウント4つとtwitterアカウント2つのパスワード再入力を求められたのがちょっと面倒だった(パスワード自動生成アプリでやたら長いパスワードを使っているため)以外は、特に問題なく使用再開できた。
タッチパネルの反応についてはアップデート前後での違いがよく分からなかったが、本体メモリ空き容量がアップデート前に比べて20MB近く増えていたのは嬉しい。さっそくSkypeをインストールした。
ちなみにYouTube 3Dは、ニンテンドー3DSの立体視を見慣れているとちょっと不自然で見づらい。少なくともSH-03Cにおいては、話の種にはなるがそれ以上ではないという感じ。

2010年12月発売の機種を2012年3月にアップデートしたのは、正直ちょっと意外だった。iPhoneと比べてしまうと見劣りするが、頑張っているとは思う。
個人的にシャープの出すモノはわりと好きなのだが、なんだか尻すぼみで終わる印象(最近だとNetWalkerやIS01、GALAPAGOSなどもそうか)があるため余計にそう感じるのかもしれない。

これはシャープに限った話ではないが、2年縛りを基本とするのなら、長くサポートしてくれて長く使える1台を出して欲しいものだ。
年4回もモデルチェンジしたところで、もはやどれがどれだかよく分からない飽和状態。すぐ旧機種になって叩き売られるわアップデートないのかとユーザーに怒られるわで碌なことがないと思うのだが……。

ところで、ぼくの場合は直接ドコモと契約していないし、おまけに本体も白ロム購入なわけで、こういうサポートは完全にショップ側の厚意によるものだ(自宅PCでアップデートできるようにしておいてくれればお互い手間がなくて済むのになあとは思うが)。
前回と同じくせめてものお礼(になるのかどうか微妙だが)ということで、電池パックをそのショップで購入した。

b-mobile WiFiふたたび (2)IIJmioの128kbpsプラン契約

b-mobile WiFi(BM-MF30)復活作戦第2弾ということで、低価格(かつ定額)な3G契約を探してみることにした。

やりたいことは、
(1) iPad Wi-Fiを外でネットに繋ぐ
(2) SH-03Cで050 Plusを使う
の2つ。

いちおうiPhoneとSH-03Cの2台持ちということになっているが、SH-03Cは白ロムで購入しb-mobile FairのSIMを差して使っているため、電話回線としての契約はiPhoneのみだ。半端な2台持ちである。なので、SH-03Cで050 Plusが使えれば音声通話を2台に振り分けられて便利そうだと考えた次第。

いくつか検討した中で、もっとも月額が安く縛りがない、IIJmioの「高速モバイル/D ミニマムスタート128プラン」を契約してみた。


IIJmio:高速モバイル/D概要
https://www.iijmio.jp/guide/outline/hdd/?l=0m163a

詳しくは上記リンクを参照していただきたいが、普段は128kbpsに制限して価格を安くし、別売りのクーポンを使うと決まったデータ量だけ高速通信ができる、というシステムだ。

3/25の夕方に申し込んだところ、3/28にSIMカードが到着した。この手際の良さは素晴らしい。

さっそく、届いたSIMカードをBM-MF30に差し込み、設定画面でパッケージ記載のAPNやID、パスワードを入力する。ダイヤル先電話番号は記載されていないが、IIJmioのQ&Aを参照して「*99#」と設定した。ちなみにBM-MF30はIIJmio側で動作確認済みなので、安心して使える。
そして設定さえ済めば、当たり前のように繋がる。ちょっと拍子抜けとさえ感じた。
肝心の速度はどうかというと、さすがにMbpsクラスに慣れきった身では128kbpsは辛い。ブラウザでもちょっと大きい画像だと読み込みでストレスを感じる時もある。ただ、遅くとも使い放題なので鷹揚な気分で待てるし、どうしてもスピードが欲しい場合はクーポンという手もある。端末とエリアさえ対応していればLTE(ドコモXi)も使える。

iPhoneアプリSpeedTestを使って計測してみたが、スペックはほぼきちんと出せているようだ。

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自宅CATV回線+AirMac Extreme (2.4GHz 11n)

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IIJmio SIM+b-mobile WiFi (2.4GHz 11g)

Img_2485
SoftBank 3G

この速度だと音楽や動画のストリーミングなどは考えるだけムダだと思うので試していないが、とりあえずポート制限に関しては(今のところ)大丈夫そうだ。

たとえばBM-MF30経由でSH-03Cの050 PlusからiPhoneに電話を掛けてみたが、SH-03Cからの声がちょっとノイズ混じりな程度でそれなりに使えそうだと感じた(ノイズの原因については、SH-03Cが050 Plus対応機種でないゆえなのか、単にSH-03C本体マイクのせいなのかは分からない)。

似たような価格帯のイオンSIM(100kbps/月額980円)ではポート制限が掛かっているとのことなので、将来IIJmioがそうならないことを祈りたい。

速度以外の制限が少なく、SIMカードだけ借りることができ、何より安い。
ぼくのような半端な2台持ちや、余った端末を使いたい向きにはぴったりのプランだと思う。

b-mobile WiFiふたたび (1)バッテリー復活作戦

昨年夏に山形旅行をした時、b-mobile WiFi(BM-MF30)のバッテリー(BT001)がすっからかんのまま充電できないことに気づいて、それ以来D25HWを使うようになっていた。
だが旅行先では繋がらない場所も多く、なんだかんだでドコモのエリアには敵わないことを実感しつつもそのまま放置していた。
とはいえそのまま腐らせるのももったいないと常々思っていたところ、128kbps回線ながら945円/月で使えるというIIJmioの「高速モバイル/Dミニマムスタート128プラン」を知り、MF30を復活させて使ってみようと考えた。

改めて調べてみると、どうもバッテリーが減りすぎると本体での充電ができなくなるらしいということが判明。
つまり、 使わない時はバッテリーを外しておきましょう、使用頻度が低くても充電しましょうという、バッテリー動作ガジェットのお約束を守らなかった結果こうなったようだ。

USBでは電圧が足りないだとかそういう理由なのだろうが、それならACアダプタぐらい別売りしてくれればいいのにとも思う(※2012/03/28追記・訂正 紛失してしまったらしく私の手元にはありませんが、ACアダプタはパッケージに添付されていたようです)。また、b-mobile WiFi自体の取り扱いを終了したせいか、日本通信のオンラインストアで純正バッテリーを買うことすらできないのも不親切だ。

楽天などを探せば純正バッテリーはあるが、高い。大容量互換バッテリーもあるがもっと高い。そもそも使わなすぎてバッテリーが死ぬ程度の使用頻度なので、互換バッテリーを使うぐらいならeneloop mobile booster外付けで十分対応できる。
そんなわけで、スマホやデジカメのいろいろなバッテリーに対応する汎用充電器をゲット、ダメ元で試してみることにした。

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本体

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形状が比較的近い、D25HWのバッテリーをセットしてみたところ。
右上の星形ランプが青く点灯している。

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ストッパーをぐるりと回すと、PENTAX Q用バッテリのように小さいモノもセットできる。 
薄型のリチウムイオン電池ならかなりいろいろ対応できそうだ。

説明書には「バッテリーを接点に付けると、内部に残っている電力で本体の青いランプが点灯する。その状態でコンセントに繋ぐとランプがピンク色になる」とあったが、バッテリーをセットしてもまったくランプに反応がない。D25HW純正バッテリーを繋いでみたところ青く点灯したので、やはり電力を完全に使い切ってしまったということらしい。

充電器にバッテリーをセットしてしばらくコンセントに繋ぎ、外してセットしなおしてまた繋ぐ、というのを何度か繰り返しているうちに、やっとランプがピンク色に光るようになったのでそのまま充電を開始。

ちなみに正確に計測してはいないが、ランプが青くなる(=充電完了)まで7時間ほど掛かった。充電器が4.2V 550mAで、バッテリーが定格3.7V(充電制限電圧4.2V)1500mAhと考えるとちょっと時間が掛かったようにも思う。が、この手の保証外な充電器で急速充電されるのは怖いし、あくまで緊急避難なのでこれで十分だ。

充電完了したバッテリーをセットして、無事に電源が入ることを確認。その後、電源をオフにしたのにしばらく本体が熱くなっていたのがちょっと気になったが、しばらく放置したら収まった。その後、また同じ事態になっては面倒なので、バッテリーを外して保管している。

というわけでバッテリー問題は無事(?)解決した。IIJmioのSIMカードが届き次第、いろいろ試してみたい。

バーチャルねんどろいど?3DS「初音ミク and Future Stars Project mirai」フ ァーストインプレッション

この春たのしみにしていた3DSゲームのひとつ「初音ミク and Future Stars Project mirai」が届いたので、PSPのProject DIVAシリーズとの違いを中心に紹介してみる。

下の画像はゲームのAR機能で撮影したもの。3DSブラウザなら立体表示される……はずだ(追記:この記事だと読み込みに失敗する模様。こちらのミラー記事から画像を表示してみると上手くいった)。

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ARモードで付属のカードを撮影。
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右側はぷちぷくパック同梱のねんどろいどぷち。

まず、ぼくはProject DIVAシリーズは全て買って遊んだが、ニコニコ動画やYouTubeなどはあまり見ていない。ゲームから人気曲を知るタイプのユーザーであることをあらかじめお断りしておく。
また、今のプレイ状況は難易度最低の「ラクラク」でひととおりクリア(ちなみにこれでエンディングは見られる)、標準の「ホドヨク」で何曲かクリア、というあたりだ。

1. 良い点
・キャラの可愛さ。
・リズムゲームの取っつきやすさ。
・(思ったより)豊富な曲数。同じ曲のボーカル違い
・充実したオマケ。ARモード、スケジュール、アラームなど、ゲーム以外の要素もかなり多い。
・ローディングの速さ。インストールしてもそこそこ待ち時間のあるDIVAと違って遊びやすい。

2. 気になる点
・リズム入力音のバリエーションがDIVAに比べて少なく、また曲単位で記憶されること。
・入力の成否が分かりにくい。ミスとジャストタイミングは分かるのだが、それ以外が見分けにくい。

3. DIVAプレイヤーから見たmirai
リズムゲームはぱっと見には似ているが、プレイしてみると同じものとは言いにくい。
マーカーのタイミングに合わせてボタンを押す点はもちろんいっしょだが、miraiはボーカルが基準になっている。そのため歌が入っていない部分はマーカーが出てこない。と思ったら「ホドヨク」以上では割とあった。

一見して易しくなったと感じたが、逆に歌詞に合わせてリズムを刻むこともあるので忙しい曲はやっぱり忙しい。ハードモードの「トコトン」ならそれなりに歯応えがあるのではないだろうか。

ビジュアル的にもねんどろいどの2.5頭身はDIVAとは違うベクトルの可愛さがあり(ガンダムとSDガンダムみたいなものか)、これはこれで魅力的だ。またこのスケールゆえに、立体感がありつつ狭さを感じさせないところも良い。リズムゲーム以外でも立体感がないとつまらないので、せっかくの3DS、基本は立体視オンで遊ぶべきだ。

ちなみにDIVAに登場した曲もいくつか収録されているが、曲以外に共通点がないレベルなので新鮮な気分で楽しめる。

4. まとめ
入力の成否が分かりにくいことと、あまり馴染みのないPVの3D化よりもねんどろモデルが動く方が良かった(これは単に動画サイトを見ない故なので、作者の方々にはとても失礼な話なのだが……)という個人的好みの問題を除けば、おおむね期待通りかそれ以上のおもしろさだった。

そもそも、miraiは単なるリズムゲームではない。記事タイトルの通り「バーチャルねんどろいど」と呼ぶべきものだ。実物にはあり得ない「歌って踊るねんどろいど」を愛でるソフトである。Project DIVAもDIVAルームという要素で「ボーカロイドと過ごす日常」を演出していたが、それをさらに一歩推し進めていると感じた。方向性は違えど、ある種ラブプラスのようなものかもしれない。

まあ細かいことはおいといて、ボカロ好きには「とりあえず押さえとけ」、それ以外の人には「とりあえず体験版DLしとけ」とお勧めしたい。

Ankerの飲食店とな