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PCで音楽を聴くのには、ずっとBOSEのM3を使っていた。サイズに見合わない低音で迫力があり、大きな不満はなかったのだが、音質のためにUSBオーディオ経由で繋いでいたこともあって、コンセントを2つ塞いでいるのが悩みといえば悩みだった。 これに比べれば、USBケーブル1本で接続できるスピーカーは僅かとは言え節電になるはず。USBオーディオを繋ぐ理由でもあった「音を入力する」ようなことも最近していないし、必要になったらまたそれだけ繋げばいい。というわけで、M3はPC用以外の使い道を模索することにして、新しいスピーカーを選ぶことにした。 実はM3の前にロジクールV20というUSBスピーカーを使っていたのだが(これもサイズと電源からは想像できないほど音量が出て良かった)M3購入と前後して売り払ってしまったため、以前から気になっていて、評判も割と良かったOlasonic TW-S7を選んでみたというわけだ。 タマゴ型という形状の理由、USBなのに10W出力な理由などはあちこちで言及されているので割愛して、使用感を結論から言えば、シンプルで扱いやすく、音も良い。コストパフォーマンスは高く、タマゴ型というちょっと面白い形状からは想像できない「まともなスピーカー」だと思う。 ・音質
M3と比較すると、低音が少ないが定位が良く、音場が広い。PCディスプレイの両隣に置くと、ちょうど画面のあたりにボーカルが来るような感触を味わえる。音楽だけでなく、動画やゲームなどで使うのもアリだと思う。ただし、基本的には一人用の狭い範囲向けスピーカー。部屋にBGMを流すような用途にはあまりそぐわない。 ・取り回し
PC本体とケーブル1本で繋がり、OSも基本的に選ばない。音量調節はOS任せなので非常にスッキリしている。我が家ではもう少しUSBケーブルが長いとありがたいが、ロジクールV20よりは長いのでまだマシか。シリコン製のインシュレーターにのせてスムーズに角度を変えられる。音の向きを調節しやすいので良いと思う反面、ちょっとぶつかるとズレてしまうこともある。 ・デザイン
タマゴ型は可愛らしくて良い。白を選んだが、黒でも良かったかもしれない。メーカー通販ではもう1色のカラバリがあり、そちらには同色のインシュレータとキャリーバッグが付属するらしい。 M3は名機だと思うが、電源不要で可愛くてこのぐらいの音が鳴るのならTW-S7で十分、というのが今の時点での結論だ。