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iPhone 4のカメラは5メガピクセルの裏面照射型CMOSセンサーで比較的暗所に強く、720p動画も撮影できる。またiOS 4.1アップデートでHDR撮影機能も追加され、半端なコンデジよりも扱いやすいぐらいなのだが、難点が2つある。 1つはLEDフラッシュ。光量が強すぎたり背面カバーによっては変な反射を起こしてしまったりするし、HDR機能とは両立できないためあまり出番がない。まあ、懐中電灯がわりにするアプリなどもあるし、そもそも明かりがあるだけで有り難い場合も多いので難点とまでは言えないかもしれないが。 そしてもう1つが、いわゆる”青カビ”問題だ。蛍光灯のもとで撮影すると、画面中央付近が妙に青くなってしまう現象。室内で食べ物を撮ることが多いぼくにとっては、かなり厄介だ。その青カビを軽減してくれる機能を搭載したアプリが登場したので、さっそく試してみた。 もともとFinderCamは、レンジファインダー機のように焦点距離別のフレームが表示されて、撮影するとその画角でトリミングしてくれるというアプリだ。あくまでトリミングなのでレンズの画角が変わっているわけではないし得られる画像も5メガピクセルより小さくなる。
だが、まさに風景を「切り取る」という感覚がして面白いので、実は以前から購入して使っていた。加速度センサーを利用した手ブレ補正機能(ブレが少なくなった瞬間にシャッターを切る)や、セピア・モノクロ撮影などの機能もあり、数多いトイカメラ系アプリとはまた違う楽しみがある。 今回は青カビ補正が目当てなので、本来の機能については割愛する。
ソフトウェア的な問題という噂もあるので、iOSのアップデートでいずれ解決するかもしれないが、こういう「足りない部分」をアプリでカバーしてくれるというのは非常に有り難い。本来の機能である「レンジファインダー気分」も面白く、230円ならお得だと思う。
だが、まさに風景を「切り取る」という感覚がして面白いので、実は以前から購入して使っていた。加速度センサーを利用した手ブレ補正機能(ブレが少なくなった瞬間にシャッターを切る)や、セピア・モノクロ撮影などの機能もあり、数多いトイカメラ系アプリとはまた違う楽しみがある。 今回は青カビ補正が目当てなので、本来の機能については割愛する。
FinderCam起動画面。
カメラ画面。左下の歯車アイコンをタップしてツール&設定画面を呼び出す
上向き矢印アイコンをタップしてカメラロールやアルバムから写真を読み込み、右から3番目のグルッと巻いた矢印アイコンをタップして画像編集を行う
画像編集モード。青カビ補正は強中弱の3段階から選べる
手元のiPhone撮影画像の中でも際立って青カビが激しかった写真を使って試してみた。ちなみに被写体はモンテールの「くちどけチーズケーキ」ある意味カビとは縁の深い被写体かもしれない。元画像。「青カビ」とはまさに言い得て妙だと思う
青カビ補正・弱。まだ青みが強い
青カビ補正・中。元と比べればだいぶマシだがやはり青い
青カビ補正・強。厳しく見ればまだ青いが、だいぶ消えた
被写体によっては弱や中でもたぶん大丈夫だろう。また、食べ物なのでもうちょっと全体の色を赤寄りにいじった方が美味しそうに見えるとは思うが、補正後の画像をベースに他のアプリでいじればかなり良くなりそうだ。ソフトウェア的な問題という噂もあるので、iOSのアップデートでいずれ解決するかもしれないが、こういう「足りない部分」をアプリでカバーしてくれるというのは非常に有り難い。本来の機能である「レンジファインダー気分」も面白く、230円ならお得だと思う。