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Logicool Pebble Keys 2 K380sの簡易レビュー

旅スナップカメラとしてのCyber-shot TX5。

 先月、福岡の親戚の家に行ってきた。
 持っていったカメラはK-7、EXILIM FC150、そしてCyber-shot TX5の3台。E-P1やCoolpix S10も持っていくつもりだったが、カメラの台数=充電器の台数、そして一眼の台数に比例してレンズの本数が増えることを考えて諦めた。

 目論見としては、最近生まれた赤ちゃんの写真をガシガシと撮り、その合間にヒマを見て温泉にでも行ってくるつもりだったのだが、あいにくの雨続きで予定が完全に狂ってしまった。結局行けたのは、秋月城址や柳川の御花、それから太宰府など。また、雨のせいでK-7を持ち出す気になれず(ボディは防塵防滴だが、手持ちレンズに防塵防滴がなかったため)、大半の写真はTX5によるものとなった。

 旅スナップカメラとしてTX5を考えた時、何よりもメリットなのは防水耐衝撃だ。雨の中でも気にせず撮れるし、旅の汚れも水洗いでサッと済む。擦り傷やアタリを気にしないのなら、そのままカバンに放り込んでしまえる気楽さは何にも替え難い。
 また、手持ち夜景モードや逆光HDRなどのおかげで、一人旅にありそうなシチュエーション(風景スナップ)をかなりカバーできるのもいいし、スイングパノラマの手軽さも楽しい(上手く撮らないと継ぎ目が気になる場合もあったが)。
 細かく設定をいじる余裕がない時はストロボ禁止だけ設定しておまかせオートも多用したが、写真にばかり構っていられない一人旅にはとても便利だと感じた。

 ソニーのGPSロガーGPS-CS1KSPも持っていっていたのだが、付属の画像管理ソフトPicture Motion Browser(PMB)でGPS情報を写真に埋め込むのもとても簡単だった。母艦にはFerrari Oneを使ったが、さしてパワーのないマシンでもストレス無く使えた所も良かったと思う。

 最大の難点はたぶんバッテリーだ。静止画だけなら、宿に戻った時に充電を忘れなければ大丈夫なぐらいではあるが、動画を撮るとなるとどんどん減っていくので予備バッテリー必須だ。ぼくは予備を持っていなかったのと、さほど動画にしたいものもなかったので、外ではほとんど撮らなかった。

 また、25mmスタートの広角レンズは写る範囲が広くて重宝したが、歪みが大きいため撮りづらいことも多かったし、4倍ズームだと寄れなさすぎて、足で稼げない所は撮るのを断念してしまうことも。まあ、この薄さ小ささで防水なことを考えたら贅沢な話でもあるし、逆にこのカメラならではの写真を撮ろうという気にもなれるから、そう悪いことばかりでもない。

 このサイズ、質量、デザイン、防水付き、撮影モードの面白さ、と考えると、旅カメラの選択肢の一つとしてかなりお勧めできると思う。ソニーにはぜひこの路線を継承して追求して欲しい。

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