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ポジティブもネガティブも含めて、話題を呼んでいるAppleのiPad。
個人的に買うのは大前提なのだが、どのモデルを選べば幸せになれるのか考えてみた。
まず、iPadのラインナップは6モデル。3G+Wi-FiモデルとWi-Fiモデルの2シリーズが、フラッシュメモリの容量で3グレードに分かれる。
3G+Wi-Fiモデルには3G回線の他にGPSが含まれる。iPadはどちらもカメラがないが、機能的な差はiPhoneとiPod touchに近いと考えて良さそうだ。
3G+Wi-Fiモデルには3G回線の他にGPSが含まれる。iPadはどちらもカメラがないが、機能的な差はiPhoneとiPod touchに近いと考えて良さそうだ。
容量(GB) | 16 | 32 | 64 |
Wi-Fi(ドル) | 499 | 599 | 699 |
3G+Wi-Fi(ドル) | 629 | 729 | 829 |
※3Gモデルの価格は日本では未発表
まず、容量について考えてみる。
iPadは1024×768のディスプレイを持っており、専用のアプリ(ゲームなど)が出た場合、単純に考えてiPhone/iPod touchのものより容量が大きくなる可能性は高い。また、720pクラスの動画を作成して再生する機会も多くなりそうだ。というわけで、なるべく容量は大きい方が良いだろう。ぼくも含めてヘビーユーザーは現状の16GBさえギチギチという人が少なくないはずだ。
次に、3Gの有無について考えてみる。
1ドル95円で換算すると3Gの16GBモデルが約6万円。SoftBankでiPhone 3GS(32GB)を買うと本体価格が57600円なので、もしSoftBankがiPadを手がける場合、16GBモデルをそのぐらいの価格に持ってくるのではないだろうか。
ただし、通話がないのでそもそもホワイトプランとは違う料金体系になる可能性も高い。できればAT&Tの月30ドル定額データプランのようなものがあると良いのだが、SoftBankにそんなプランを作るだけの回線がありそうにない(何せデータカードの定額プランがイー・モバイルのMVNOなぐらいだ)。
ともかく、3Gモデルはどこでもデータ通信+GPSにどれだけの価値を見いだせるかがポイントだ。ネットに繋がる場所なら最強のポータブルナビ(+インターネット端末+メディアプレイヤー+アプリ)になりうるわけで、通話無し巨大iPhoneと考えればいろいろ使いではありそうだ。
一方で、スティーブ=ジョブズがデモでやってみせたようにソファーで使う家庭内用コンピュータと考えるなら、Wi-Fiモデルでまったく不便はない。ネットブックを自宅内で持ち歩いて使っているような用途なら簡単に代替できそうだ。その代わり、Wi-Fiのない場所では単なる巨大メディア+アプリプレイヤーに成り下がるわけで、あまり持ち出す意味がない(とくにiPhone持ちには)。
3Gモデルが向きそうなのは
- iPhoneは2台持ちのサブ機(通話はほとんど使わない)で、iPhoneの画面では小さすぎるためイー・モバイル+ネットブックなどを利用している
- とにかく最高の機能を持つApple製品が欲しいマニア
Wi-Fiモデルが向きそうなのは
- 自宅内でネットブックやノートPCを持ち運んでブラウザやメーラを使う
- 寝モバにiPhone/iPod touchは画面が小さすぎるが、ノートPCだと仰向けで使いにくくてイヤだ
- アンテナの弱いSoftBankに金払う気はないね
といったところか。
ひとつ気になるのは、iPadのSIMカードは「micro SIM」という小型カードで、iPhoneとは別物になるらしい。また、米国ではSIMアンロックで出荷される。そして、「iPhoneとiPadは別物」ということでNTT DoCoMoが興味を見せているという話もある。つまり、iPadがDoCoMoから出る可能性もないとは言い切れない。2社から発売になって価格競争が起きるようなことがあれば、iPad 3GモデルのTCOがだいぶ下がる可能性もある。すべては仮定の話だが。
現時点ではぼくの場合、
- ネットブックではなくNetWalkerがメインなので、荷物のコンパクトさという点では有り難みが少ない
- iPhoneしか携帯を持っていないので、iPhoneとiPadの両方にお金を払うのは少々もったいない
- 寝モバ好き
- 月々払うのはイヤだけどなるべく高機能な製品が欲しいAppleマニア
- そもそも出るのかどうかも未定の3Gモデルと違って、Wi-Fiモデルは3Gモデルより早く3月に出ることが確定している
という理由で、64GBのWi-Fiモデルを狙うつもりでいる。