Apple's Latest Creation = "iPad"

 ついに発表になったAppleの新型デバイス“iPad”(リンク先は米Apple)。
 ポイントをまとめると

・9.7インチマルチタッチIPS液晶(LEDバックライト)、0.5インチ(約1.3cm)、1.5ポンド(約680g)、16/32/64GBフラッシュ搭載
・Apple A4 1GHzプロセッサ、802.11n(3Gモデルも)、Bluetooth、加速度センサー、スピーカー、10時間のバッテリー持続時間
・iPhoneアプリを1x、2xサイズで実行可能(ということは960×640以上の液晶?)
・大画面を生かしてUIをよりMacに近づけたSafariカレンダー、メール、iTunesストアなど
・iBooksアプリを搭載し、電子書籍のストアが追加
・Pages、KeynoteなどのiWorkアプリがiPad向けに登場
・アメリカで先行販売、“International Deal”は6~7月を予定。つまり第4世代iPhoneが出た場合、日本での発売時期が重なるかも
・キーボード接続可能なDockなどのアクセサリも
・価格はWiFiのみのモデルが499/599/699ドル、3G回線付きが629/729/829ドル

といったところ。

 個人的にはものすごく欲しい。とは言えぼくは一般的にAppleファン(信者)に分類される人間だと思うので(林檎マークが付いていると正常な判断力を失う)、一般にお勧めできるデバイスかというとまだよく分からない。

 ただ、発表前はKindleなどの電子ブックリーダーと比較されていたが、ターゲットがちょっとズレているように感じられる。本を読み、ゲームで遊び、ブラウザやメールを扱い、ちょっとした書類作成もしてみたりと用途は幅広い。

 twitterでどなたかがつぶやいていた「パーソナルコンピュータの再定義」というのが一番当てはまりそうだと感じた。

 Flashがやっぱり非対応らしいこと、iPhone OSのアップデートが発表されなかったことなど残念な点はいくつかあるが、すぐに買えるモノがないのが一番残念かもしれない。とにかく触って使ってみないことには結論の出ないモノであるのは間違いないからだ。

ウィルコムのHYBRID ZERO3がとても気になる。

 iPhoneのテザリングが公式に解禁される気配はないし、日常生活で支障を感じたことはないが、やはりSoftBankの電波は少し弱めなのも事実。

 そこでPCなどでも使うことを考えてイーモバイルとUQ WiMAXの間で揺れていたのだが(幸運なことに、普段の行動範囲内でPCを使いたくなるような場所はほとんどWiMAXの電波が来ていた)、ここに来て強力な伏兵が登場した。

 ウィルコムのHYBRID ZERO3である。

 PHS+3G+Wi-Fiというまさに”ハイブリッド”なSHARP製Windows Mobile端末だ。
 初代のW-ZERO3からするとかなりスマートかつフラットな形になり、より電話機らしくなった。

 機械としてもおもしろそうではあるのだが、ぼくの目を引いたのは「基本料金1450円、パケット定額5250円」という事実。しかもテザリングや無線ルーター化が可能なので、PCと接続しても定額範囲内に収まる。

 正確にはパケット定額は2種類あって、PHSが上限2800円、3Gが上限5250円とそれぞれ別個に掛かり、0円からスタートする二段階定額制だが、こういうのは使い始めたらあっという間に上限まで張り付くので考えないことにする。

 つまり、PHSを使わずに3Gでのみ通信して(ネットに接続する際、接続先を明示するようなのでおそらく可能)、月々6700円。
 これはイーモバイルやUQに比べて2000円以上高い。が、このHYBRID ZERO3が使う3G回線はNTT DoCoMoのもの、ということがポイントだ。しかもハイスピード対応、7.2Mbpsまでイケてしまうらしい。

 さて、本家NTT DoCoMoでPCとの接続が可能な定額データプランを見てみよう。
 ベーシックプラン……10,500円/月
 バリュープラン……… 9,765円/月

 そもそもDoCoMoが自社ユーザーからぼったくってるんじゃないかという感じの価格設定だが、間違ってPHS回線までフルに使ってしまったとしても9500円。相当にお得だ。

 いいことばかり見ていても何なので予想される難点を考えてみると、

・データカードと違ってバッテリーが必要
・ウィルコムが(財務的な意味で)大丈夫かどうか
・OSがWindows Mobile

といったところだろうか。……後ろの2つはユーザーレベルではどうしようもないが。

 ともかく、イーモバイルやUQでは当分得られないレベルの広いエリアを、本家DoCoMoより安く使えるという点でかなり魅力的ではないかと感じた。

 先日の「気になるガジェット」にもう1つ追加されそうだ。

気になっているガジェットなど

 ここ最近気になっているガジェットについてつらつらと。

1.Appleのタブレット
 iSlate、iTablet、iPadなどいろんな名称の噂が流れるAppleの新モバイル端末。 10インチクラスのマルチタッチ液晶とARMベースの高速プロセッサを備え、3GやWi-Fiの通信機能を持っている、とか。
 iPodで音楽の販売形態を変え、iPhoneで携帯電話の販売形態を変え、次は電子ブック市場を狙っているとまことしやかに囁かれているが、果たしてこれらの噂、真偽のほどはいかに。
 噂通りのスペックであるならゴロ寝で使うデバイスとして楽しそうだし、ぜひ1台欲しいところ。

2.カシオ EX-G1
 耐衝撃、耐水デジカメそのものはオリンパスやペンタックスがすでに出しているけど、G-SHOCK風のなじみのあるデザインに加えて薄型軽量という特徴を打ち出してきた。
 これはEXILIMシリーズのそもそもの良さ(初代EXILIMはカードサイズが売りだったはず)を生かしていると感じられるし、常に持ち歩く物としてよけいな気を使わずに済むという点が素晴らしい。
 個人的に、耐衝撃はともかく防水については携帯やデジカメ、音楽プレイヤーの類が必ず備えているべき機能だと思う。

3.ペンタックス K-7
 HOYAに買われたと思ったらビクターへの身売りが検討されているというペンタックス。小型軽量で防塵防滴、CCDシフトによる傾き補正などおもしろそうな機能もあり、興味津々だ。
 今でこそE-P1がメインのようになっているが、もともとデジタル一眼レフはK100Dがデビューだったし、K10DやK20Dも持っている。レンズもKマウントがいちばん多いわけで、買えば活用できるのは分かっているのだがイマイチ踏み切れないでいる。

4.Amazon Kindle DX
 9.7インチという大型ディスプレイのKindle。PDFなどが普通に見られるらしいので、意外と手元に多いPDFを見たり(同人誌なんかはPDFが便利だと思う)、青空文庫をPDF化して読むのも面白そう。ただ、絶対的な価格がまだ高いと感じる。3万円を割ればもっと売れ……その前に日本語対応が必要か。

5.オンキヨー BX&富士通 LOOX U
 超小型モバイルPC。PCを1台は持ち歩かないと不安な人間なので、この手のマシンを常備しておきたいなあとは常々思っている。
 とは言いながら、出先でWindowsが必要なことは意外と少ないのでNetWalkerで十分事足りてしまい、何だかんだで購入には踏み切れていない。

6.ビクター HP-FX700
 木をふんだんに使ったビクターのイヤホン。FX500の上位機。FX500の価格がだいぶこなれてきたので買おうと思っていた矢先に発表となったため、とりあえず発売待ちしてみることにした。
 とはいえ、未知のイヤホンに2万円台後半というのがちょっと引っかかる。じっくり試聴したいところだが、耳に突っ込むカナル型はあまり店頭に置いてあるのを試したくないため、悩ましいところだ。

 Appleのタブレット、EX-G1、HP-FX700の3つは恐らく買うことになりそうだ。というか、すでにEX-G1は予約ページを開いてウンウン唸っていたりする。果たしてどうなることやら。

今更ポメラでブログ

 少々遅ればせながら、キングジムのポメラプレミアムモデルことDM20を購入。色はバイソンブラウンを選んだ。同時にレーシングカーボンの着せ替えパネルも買ったので、リザードブラックだとおもしろくないからだ。

 買った動機はこのブログを含むいろんな原稿の下書き、それとメモ。あまり図の要らない講義ならこれでメモが取れるかな、という目論見もいちおうある。昔はVisorとTargusの折りたたみキーボードで同じようなことをしていたし。

 今の体制としては、ポメラで下書き→NetWalkerで仕上げ(orブログに投稿)、という流れだ。ポメラに足りない文書の仕上げや通信機能はNetWalkerでフォローできる(正直、NetWalkerにプリインストールされたOOoが役に立つ日が来るとは思わなかった)。
 ちなみに両機器ともmicroSDスロットが頻繁な抜き差しに向いていない形状をしているが、NetWalkerとUSB接続すると本体メモリはマウントできる(我が家のiMac(Late 2006、Snow Leopard)ではポメラを全くマウントしなかった)。microSDは小さすぎて外で抜き差しするのは不安だし、バッテリーに余裕を持たせてケーブルを使う方が楽だと思う。

 さて、すでにポメラについてはあちこちでレビューやらノウハウやら掲載されているのであまり書くこともないのだが、個人的な印象をいくつか。

良いと思った点
(1)キーボードは十分タッチタイプできるしたわみも想定内
(2)フォントが思ったより好み
(3)文字と背景の色を入れ替えるなど細かい設定が意外と豊富

 (1)も(2)も好みの問題ではあるが、道具として使う(そして入れ替えが利かない)以上はデフォルトのものに馴染めるかどうかがポイントになるわけで、その点でポメラは幸いにもぼくの許容範囲内に収まった。まあ、最近よく使っているNetWalkerやエレコムの超小型BTキーボードで鍛えられたおかげというのもあるかもしれないが、ともかくわりと普通にタッチタイプできるレベルのキーボードであることは間違いない。
 液晶も見やすいし、黒地に白文字という設定ができるのも、普段そういう設定のエディタをよく使う身としては地味にうれしい。

気になった点
(1)思ったより小さいが思ったより重たい
(2)microSDカードは出し入れしづらく、フォーマットも遅い
(3)着せ替えパネルが微妙に安っぽい

 どれも、そうなってしまっている理由が何となく分かる(キーボードの作りはある程度しっかりしてないといけないとか、ポメラの処理能力がテキスト処理に特化した分貧弱なんだろうとか)が、がんばって欲しいところでもある。特に重さ。

 トータルで見て機能的に不満はない。そもそもこれ以上の多機能を望むときっと軽快さが失われて意味が無くなる気がするので、外観だとかキーボードの使いやすさだとか、そういうデジタルでない部分に力を注いで欲しい。

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