スキップしてメイン コンテンツに移動

Logicool Pebble Keys 2 K380sの簡易レビュー

食わず嫌いは良くない(1)今さらウォークマンXを買ってみた。

 初めて使ったMP3プレイヤーはアイ・オー・データのHyperHyde(若かりし頃、グラビア路線まっしぐらの釈由美子がイメージキャラクターだった)だけど、2001年の初代iPodからはずっとiPod一筋でやってきた。実はAmazonの叩き売りでwizpyやGigabeatも買ったけれど、絶賛死蔵中だ。

 そんなぼくが、ソニーのウォークマンXことNW-X1060を買ってしまった。

 期待していたのはやはり音質とノイズキャンセリング。それだけならAシリーズの方が容量も多くてコストパフォーマンスが良かったはずなのだが、多機能な方が好きなのと、ソニーのタッチパネルUIがどんなものなのか知りたかったこともあってX1060を選んだ。

 結果、音質はたしかにiPodよりも良くなったように感じる。ただ、付属イヤホンだといささかホワイトノイズが気になるのが残念。ER-4SやKlipsch Image X10などではさほど聴こえないが、そうするとノイズキャンセリングが使えなくなる。音楽を鳴らし始めれば気にならなくなるとは言え、iPodの方がホワイトノイズ少なめなのは「音質」をウリにするウォークマンとして正直どうなんだろうという気もする。
 タッチパネルは3.0型の有機ELで、マルチタッチこそないがフリックはあるし、音楽プレイヤーとしては十分普通に使えると感じた。ただフラッシュメモリーが遅いのか、素早くめくると曲目やジャケット画像の表示が遅れてしまうのが微妙に残念といえば残念。

 何だかんだ書いたが、ハードに関してはいろいろ調べた上で期待した通りのものだったのでそれで良い。問題はソフトの方。付属のSonicStage Vと、最近DLできるようになったX-アプリ。正直どちらも使いにくい。
 ソフトのUIは単に慣れの問題だと思うが(それにしてもmoraの宣伝ぐらいは閉じられるようにして欲しいし、スクリプトエラーを吐いたりして驚かすのもやめて欲しいw)、それよりもiTunesからの移行が思ったほどスムーズに行かなかったのが残念だった。

 XシリーズはUSBで接続してマウントし、MUSICフォルダに適当な音楽ファイルをドラッグ&ドロップして使うこともできる(このおかげでMacやLinuxでも扱える)ため、USBのストレージがマウントできるならX-アプリも要らないし、OSを問わない。ただ、iTunesやX-アプリの機能を一切放棄するような感じなので個人的にはあまり好きではない。というか、曲数が増えると管理が面倒なのでエクスプローラやFinderにはあまり頼りたくない。

 SonicStage CPあたりからAACが読み込めるようになり、ウォークマン自体もAACの再生に対応したのは明らかにiPod+iTunesの層を狙ってのことだと思う。曲のファイルパスをそのままでライブラリに登録できるのもiTunesライブラリをそのまま使えて便利だ。
 しかし、実際にやってみると何でもないAACファイル(拡張子m4a)が読み込めなかったりした。ライブラリ移行後はATRACエンコードでも構わないだろうが(関係ないが、ATRAC Advanced Losslessの仕組みなんかはAppleにもぜひ採用して欲しい)、プレイリストはともかく曲自体はスムーズに持ち込めないと、曲数が多くなるほど何故か読めないファイルが発生してやる気を無くすだろう。iPodからユーザーを奪いたいのなら、そのあたりがノートラブルで進むように努力して欲しい。

 

このブログの人気の投稿

最近のパケット事情(または断捨離し損ねた通信契約の話)

こんにちは、モバ( @yubile )です。 かれこれ半年近く更新しなかったわけですが、今日もなんとなく生きています。 IIJmioを解約した のが昨年10月のこと。 その後ZenFone 7を衝動買いした結果、持ち歩くスマートフォンが現在4台です。 内訳はこんな感じになっています。 (1) iPhone XS Max(ソフトバンク:ウルトラギガモンスター+)=メイン (2) Zenfone 7(mineo:au回線 10GB通話付きプラン)=サブ (3) OPPO A5 2020(楽天モバイル)=モバイルルーター的用途 (4) Rakuten mini(DENT)=Edy、nanaco、WAON等 Google Pixel 3aも使っていたのですが、5台はさすがに多いのでしばらくお休みしてもらうことにしました。Android 12がリリースされたら真っ先にアップデートして試そうかなと思います。 ……本来のイメージはiPhoneとRakuten miniの2台持ちぐらいで済ませるつもりだったんですが、どうしてこうなった。 あと、Zenfone 7が楽天モバイルに完全対応してくれてれば、(2)と(3)は統合できたんですよねえ。アップデートお願いします>ASUSさま。 ちなみにRakuten miniに入れているDENTのeSIMは、いわゆる海外ローミング回線です。有効期間が365日と長い上に1GBが4.99ドルという、「とりあえず入れておくSIM」にピッタリのヤツです。ローミング先がドコモ回線なのでRakuten miniのロットに左右されますが、電子決済で通信が必要な場合に役立ちます……と言いたいのですが、問題もあります。いずれ別記事で。

ウォークマンNW-S760(32GB、スヌーピー刻印)レビュー・ハードウェア編

この秋に発表されたソニーのウォークマンは、”最高音質”を謳うAシリーズやAndroid搭載Zシリーズの注目度が高い。 ガジェット好きとしてはやっぱZかなあ、Android版iPod touchみたいな感じで使えるのかなあなどと考えていたのだが、気がついたらSシリーズを買っていた。理由はただひとつ。スヌーピーだからだ。 写真は純正クリアケースを装着後。背面の刻印は3種類(+ソニーストア実店舗限定のものが1つ)から選べる。 スピーカー付属モデルやBluetoothイヤホン( 以前の記事 で書いたMDR-NWBT10N)付属モデルもあるが、今回はウォークマン本体だけを購入。本当はスピーカー付属が欲しかったのだが、32GBの設定がない。今までの経験から言って8GBや16GBではすぐに足りなくなると踏んだため、19800円の32GBモデル(型番NW-S766)を注文した。ちなみに写真の通り、色はゴールド。 昔からスヌーピーものには目がない。「スヌーピーだから」という理由で、以前ラナが出していたiPod nanoのスヌーピー刻印モデルを予約購入した(第1世代、第2世代ともに)ぐらいだ。いくつかのオマケ付きとはいえ、たしか本体の倍近い価格だった。しかも容量が少ないモデルがベースだったため、すぐに使わなくなってしまった。 それに比べれば、今回のウォークマンは刻印と壁紙以外のオマケは無いものの値段が通常モデルと変わらないわけで、えらく良心的に感じる。 ひとつ気になるのは、刻印モデルの販売期間が終わったあとに修理に出すと、刻印が保証されないということ。せっかく3年ワイド保証に入ったのに、迂闊に修理に出せないというのは困ったものだ。まあ、壊れたら壊れたでオブジェとしてとっておく気まんまんなのだが。 そんなわけで、機能性能に惚れ込んで買ったわけではない分ちょっと冷静にレビューしてみよう。 見た目は正直なところ、iPod nano第5世代とよく似ている。クリックホイールでもないしボタン数も違うのだが、でもやっぱり雰囲気は近い。裏を返せばiPodユーザーにも違和感が少ないともいえるか。第5世代nanoより少し厚みがあることと、裏面の金属質感のおかげで取り落としにくそうなのは嬉しい。また、本体にストラップホールがあるのもiPod/iPhoneには無い利点だ。 前世代のS7...

FMV Comfort Keyboard KB800(FMV-KB800T)を買ってみた(簡易レビュー的メモ)

 こんばんは、モバ( @yubile )です。 正直、正直なところ、PCのキーボードはタイプライターと見紛うほどのカシィンカシィンと鳴るメカニカルキーボードが好きです。が、昨今は自宅でも出先でも静かにやりたいことがとても多く、もはや時代の流れには抗えません。 そんなわけで半ば衝動買いしたのが、富士通の FMV Comfort Keyboard KB800 です。この記事を書いている今、Amazonには入荷しておらず、メーカーのオンラインショップでも品切れ中のようです。 ちなみに私は、近所のケーズデンキに1台残っていたのを運良く衝動買いできました(?)。直前に同じケーズデンキで Logicool K380s を買ったばかりだった(でもって、そちらはそちらでとても良かった)んですけどね……。 ファーストインプレッションとしては、 テンキーを含むフルキーボードとしてはコンパクトで良い キートップは小さめに感じるが小さすぎもしない絶妙な大きさ キーストロークは見た目より深いが軽いタッチでも反応する 総じてタイピングが気持ちいい Bluetoothに加えてUSBドングルも使えるので、有線キーボードが必要な部分をカバーできるのが便利 カラバリがあったら欲しい といったところ。今のところちょうどいいケースがなくてモバイルしづらいことを除けば、けっこう気に入っています。