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Microsoft Designerでブログのワンポイント画像を作ってみた。

Klipsch Image X10を購入。

 懲りずに今日も衝動買い。Klipschのカナル型イヤホン“Image X10”(メーカーページへのリンク)をビックカメラでゲット(ポイントで買えたので気分的にあまり衝動買いとは言えない気もするが)

 買おうと思った理由は(1)あちこちのレビューであまり悪い評価を見なかったこと、(2)愛用のER-4Sに2、3細かい不満があってそれを解消してくれそうだと思ったことなどだ。

 ともかく、価格帯的にも実力的にも近いと思われるER-4Sや、コストパフォーマンスの高いバランスドアーマチュア式と評判のApple In-Ear Headphones with Remote and Micなどと印象を比べながら書いてみたいと思う。

(1)装着感
 ER-4S → 慣れが必要。ただ最近のイヤーピースが合わなくてどうも耳がヒリヒリする(不満その1)イヤーピースは三段キノコ、スポンジ、シリコンの3種。

 Apple → フィット感は上々で耳への負担も少ない。ただER-4Sに慣れると多少外れやすい感じもする。イヤーピースはSMLのサイズ違いのみ。

 X10  → 耳にいちばん優しいと感じる。丸みを帯びた形状と本体の軽さがとても良い。イヤーピースはシングルフランジのサイズ違い3種およびダブルフランジのサイズ違い2種。

(2)ケーブルの取り回し
 ER-4S → 案外絡みにくく割と長い上にクリップつきなので、ポケットに突っ込んだiPodから首元に付けたiPod shuffleまで意外とオールマイティ。ただしタッチノイズが大きいので対策が必要。

 Apple → 短くはないのだが、ぼくにとっては微妙にポケット内のiPhoneに引っ張られて外れることがある絶妙な長さ。表面が滑りにくいので服に引っかかって外れることもある。せめてクリップがあれば。タッチノイズは少なめ。

 X10  → 正確に測ったわけではないが、ちょうど前2者の中間ぐらいの長さ。微妙に絡みやすいのが難点かも。タッチノイズも上2つの中間といったところ。コネクタがL字というよりJっぽい独特の形状で、細く強度に不安を感じる。

(3)付属品の使い勝手
 ER-4S → 箱が大きく、やはり補聴器を彷彿とさせる。持ち歩き用のケースの他に手入れ用具や交換フィルタなどの付属品も一通り揃っているが、逆に言えば手入れの手間もけっこう掛かるとも言える。ケースは正直ダサいが、もともとこの製品にデザインを期待する方が(ry

 Apple → コンパクトなおにぎり型のイヤホンホルダーと、耳栓ケースのようなイヤーピース入れのみ。本体以外のデザインまで気配りが届いているのがAppleらしいが、イヤホンホルダーはとっさに巻くにはちょっと使いづらい気もする。

 X10  → 本体のみを入れる小さなケースと、iPod touchまでいっしょに入れられるサイズの大きなケースが付属。他に手入れ用ツールや航空機用アダプタ、ステレオジャック用変換アダプタなども付いている。本体デザインが良い割に、ケースの作りがチープなのが悲しい。

(4)音質
 ER-4S → とにかく正確な音。1つ1つの音が綺麗に分離するので、モニター的用途にはもってこい。耳コピするのにも各パートが聴き取りやすくて良い。はっきりした音なので耳に痛い時もあるし(不満その2)、迫力不足を感じることもある。

 Apple → 低価格ながら2ドライバ式というだけあって、線の細い音という感じはない。ごく普通に聴いて楽しめる音。iPhoneや第2世代iPod touchではヘッドセットとしても使えて、通話時の音質にも何ら問題はない。

 X10  → ER-4Sほど音が分離しないが、ごちゃごちゃというわけでもなく綺麗にミックスされた音。低音は明らかにER-4Sより楽しく、耳が痛くなるようなことはなさそう。本体のサイズからは想像するよりも、ずっと元気で太い音が出る。

(5)遮音性と音漏れ
 ER-4S → イヤーピースによっても異なるが、基本的に「明らかに耳栓」と言える遮音性。補聴器のメーカーならでは。机の脇に置いてある電話の子機が鳴っても気づかないし、電車のアナウンスも聞き逃す。自転車どころか歩きながらも危険を感じるぐらい。音に没頭したいならお勧め。遮音性が高い=小音量で聴こえる=音漏れほぼゼロ。

 Apple → カナル型の割に遮音性は低め。そのおかげで外で使うのに向いている。iPodといっしょに持ち歩くためのイヤホン。音漏れもカナル型の割に多め。とはいえiPod付属イヤホンなどに比べれば当然マシ。

 X10  → ダブルフランジだとER-4Sに近い遮音性を発揮し、シングルフランジだとAppleに近い。ある意味いいとこどり。ユニットが小さく奥まっているせいか、音漏れは基本的に気にしなくて良さそう。もともと音漏れするほどの音量で聴いてたらたぶん耳がダメになる。

 まとめるとこんな感じ。
 ER-4S → フラットな音が好きで、多少の手間(装着への慣れ、手入れなど)も厭わず「正確な音」にひたすら没頭したいならコレ。遮音性、音の正確さはピカイチ。

 Apple → iPhone/iPodユーザーなら使って損はないバランスドアーマチュア式イヤホン。iPhoneではボリュームボタンは効かない(恐らく6/26発売のiPhone 3G Sは対応)ものの早送り/巻き戻し、再生、通話など基本機能は使えるし、何より音質面でのコストパフォーマンスからして、iPhone/iPodを持っているならぜひ使ってみるべきだと思う。ちなみにリモコン付きイヤホンでないと動かせない新shuffleも操作できる。本体価格より高いイヤホンになってしまうが、その価値はある。

 X10  → 耳への物理的、音質的負担の少なさで使い勝手の良いイヤホン。音を楽しむ高級機という感じ。値段的に万人にお勧めというわけには行かないが、イヤホン好きで少々金を出しても自分の気に入るものにしたいという人には、ぜひ一度試聴してみることをお勧めしたい。

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