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iPhone 3.0とBluetoothでできること。

 iPhoneにはBluetooth 2.0 +EDRという無線規格が搭載されている。そもそもBluetoothとは

 Bluetooth – Wikipedia

を読んでいただければ何となく分かっていただけると思うが、2.4GHz帯を利用した近接距離用無線通信規格で、マウスやキーボード、モデム、PDAなどの接続に主に使われている。iPhoneに搭載されているのは通信スピードをアップさせたEDR(Enhanced Data Rate)タイプだ。

 ではこのBluetooth、搭載されていれば何でも繋がるのかというとそこがまたややこしく、プロファイルと呼ばれる通信の手順みたいなものをお互いに持っていないと通信ができない。BluetoothでPCと接続されたオーディオ機能付きヘッドセットがあったとして、PC側がHSPのみ対応だった場合、ヘッドセットで音楽を聴こうとしてもモノラルでしか再生されないなんてオチがついてしまったりする。

 さて、iPhone OSが備えるBluetoothのプロファイルはiPhone OS @ Bluetooth.orgに書かれている。OS 3.0アップデートの目玉になったステレオBluetooth機能を実現するA2DPや、これまでも利用できたHFP(ハンズフリープロファイル)に加えて、AVRCP(Audio/Video Remote Control Profile)などがサポートされているらしい。

 素人の斜め読みだが、この表から解る範囲で「iPhoneとBluetooth機器でとりあえずできること」は

・A2DP … Bluetoothヘッドホンやスピーカー、カーオーディオなど対応機器で音楽を聴く(AVRCP対応機器ならiPod機能をリモコン操作できる)
・HFP … Bluetoothヘッドセットで通話する
・DUN … iPhoneをモデムとしてインターネットに接続する
・PAN … iPhoneのネットワーク接続を他の機器と共有する
・PBAP … 電話帳のデータをBluetooth経由で他の機器に転送する

などがある。ソフトバンクモバイルはインターネットテザリングをやっていないので、DUNやPANはあまり意味がない。当面役に立つのはA2DPおよびHFPということになりそうだ。

 ちなみに、DRC-BT15というSONYのBluetoothレシーバ(自分で好きなヘッドホンを繋いで使える)を使って音楽を聴いてみたが、Bluetoothの規格上の限界からか、音質はあまり良くない。外を歩く時など音質が優先されない場合は気にならないかもしれないが、腰を据えてじっくり聴くには向かないと思う。少なくとも、Klipsch Image X10と組み合わせて聴くのはかなり堪え難いものがあった。

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