iPhoneの写真をいろいろなアプリでモノクロ化してみた。

 なんでもない写真が、モノクロ化すると妙に雰囲気を持つということがよくある。デジカメだとただの邪魔者にしか見えない高感度ノイズも、モノクロフィルムだと独特の粒状感というかザラザラ感がかえって味を生んだりする。
 というわけで、最先端デジタル機器に古き良き「写真」を再現するべく、モノクロ画像を作るアプリを試してみた。被写体は、このブログではおなじみになりつつあるXbox360ワイヤレスコントローラ。
 前回までと背景が違うことと、Old CameraとVint B&Wは撮影済みの画像をロードできないため、同一画像がベースになっていないことはご了承いただきたい。

Vint B&W(Ver.1.0)

 CameraBagよりは大人しく、Old Cameraよりは強気。無料アプリなのでとりあえずモノクロ写真で遊んでみたいならお勧め。

Old Camera(Ver.1.3)

 四隅を思いっきり暗くして古いカメラっぽさを出しているが、Old Cameraと銘打つのなら、もっと汚れた感じにしてしまってもいい気がする。

HiCon(Ver.2.0)






 コントラストの具合をある程度調節できるのは利点だが、動作が重たく不安定なのが玉に瑕。

CameraBag(Ver.1.3)

 1962という名前のフィルタだが、コントラストが高めでちょっとザラついた感じが古いフィルムのような印象。

PhotoWizard(Ver.1.1)
Monochrome

Sketch

 他にもFish-Eyeや油絵風などの効果で遊べて、動作も(画像加工の割には)速いのでお勧め。

 フィルムやレンズの味みたいなもので、ひとくちにモノクロ化といっても雰囲気はさまざまだ。結果を見比べて、自分好みの絵を作ってくれるアプリを選ぶと幸せになれるかもしれない。
 今回の画像をまとめたアルバムはこちら。

iPhoneMonochrome

 おまけ、PhotoShareでおなじみBigCanvasの新作アプリPhotoArtistによるモノトーン加工とペン画風加工。


 他にもイラスト風、カートゥーン風などの加工を選べて、もちろんPhotoShareにアップもできる。複数の効果を重ねたり、他のアプリで保存した画像を使えば思わぬ面白画像が作れるかもしれない。