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Microsoft Designerでブログのワンポイント画像を作ってみた。

iPhoneは失速中らしいですよ?

●スマートフォン戦線異常あり iPhone失速、ドコモ攻勢
<記事より引用>
 アイフォーンは、タッチパネル式大型液晶画面による斬新な操作性▽インターネット閲覧の容易さ▽未来的なデザイン▽音楽プレーヤーを一体化した利便性──などが魅力だった。しかし、絵文字が使えず、おサイフケータイ、ワンセグ放送受信機も搭載されていない。アイフォーンに買い替えると携帯メールのアドレスが変わってしまうことや、電池の持続力の短さなども災いし、購入層はアップル製品の愛好者などにとどまっているもようだ。

 乾氏は「新しい提案のある製品だが、日本向けに手直しせず発売した点で市場を見誤っていた。一定のヒットはしたが、戦後処理も必要な段階だ」とアイフォーン商戦を総括。携帯が電話とメール機能にとどまっていた欧米と異なり、「日本はすでにネット閲覧や音楽再生機能を盛り込んでいる。アイフォーンの新規性は薄い」と市場環境の相違を指摘した。
<引用終わり>
 まさしく、はいはいワロスワロス、の一言だ。
 年内100万台という声もあったが実際は20万台程度だろう……って、そもそも100万台なんてアナリスト(笑)の勝手な予測に過ぎないでしょうに。勝手に持ち上げて勝手にたたき落とすのはやめて欲しいもんだ。

 個人的にはぜひ使いたかった(発表のあった2007年1月のMacWorldからずっと)けど、あくまで「アップル好きが選ぶべき携帯電話が来た!」という感じであって、誰しもに勧められるものだとは思えなかった。そして実際に使ってみて、それを確信した。

 方々で指摘されているような絵文字、おサイフ、ワンセグがないことは使わずとも解ることだし、本質的な問題ではない。電波感度に関してはぼくの場合困っていないし、原因はどちらかというとソフトバンクの側にありそうにも思う。
 メールの問題に関してはぼくも同感だ。iPhoneはsoftbank.ne.jpドメインやvodafone.ne.jpドメインのメールを扱えない。従って乗り換える場合は新しいメールアドレス(i.softbank.jpや他のアドレス)を周囲に知らせなくてはならない。この作業の面倒さで二の足を踏んだ人も多いんじゃないかな。

 でも本当の問題は、パソコンとの連携を強いられる(パソコンが苦手な人にはiTunesの設定だって鬱陶しいに違いない)こと、アプリの追加やOSのバージョンアップによって個々の端末で環境が千差万別になってしまい、トラブルを自力で調査、解決できる根気が必要とされることだと思う。
 見た目はとてもとっつきやすい(iPhoneの操作自体は少し教えればすぐに身につくのはぼくも実感している)のに、意外とハードルが高い。結局、おもしろいんだけど難しそう、ということで敬遠されやすくなる。
 もっとも、パソコンとの連携ができるからこそ快適なアドレス帳管理やブラウジングが実現するのだし、マメなアップデートやアプリの追加によって不具合の修正や機能の追加が期待できる利点がある。長所と短所は裏返し、というわけだ。

 とまあiPhoneが日本で売れていない原因分析はともかく、世界的にはかなり好調なようだし、iPodは3世代目でブレイクするまでじっくりと売り続けてきたAppleがこの程度で日本の携帯市場を諦めるとは思えない。Xbox360の売れ行きが芳しくなくても(このところ品薄で人気は出てきた感があるが)日本のゲーム市場を取りに来るマイクロソフトのようなものだ。

 それよりも、ドコモがiPhone対抗策として(?)出してきたBlackBerryや、auが検討しているスマートフォン、イーモバイル、日本通信などのスマートフォンが果たしてどれだけ売れるのか(あるいは売れているのか)が気になる。一般的な携帯電話のキーでさえ小さくて数が多くてややこしい、といわれることがあるのに、QWERTYキーボードをフル装備したスマートフォンが広く売れるとはとても思えない。

 結局「iPhoneの販売台数を越えられませんでした」というオチになるのでは?

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