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Logicool Pebble Keys 2 K380sの簡易レビュー

iPhoneトラブルシューティングまとめ

 ハードウェア、ソフトウェアともに携帯というよりPCに近いiPhone。できることの幅が広い代わりにトラブルもいわゆる国産の携帯電話とはひと味違ったりするので、ケースと対処法をまとめてみた。以前も一度まとめているが、情報が新しくなったりしたので別記事にしている。
 なお、ぼくはiPhoneの動作に関して詳しい原理などを知っているわけではなく、あくまで自分の経験と見聞きした情報のみでこの記事を書いているため、ここに書かれている方法に関しては自己責任で試していただきたい。

・ソフトウェア的トラブル
(1)日本語変換などの動作が鈍い
(2)フリーズする、アプリが突然落ちる
(3)音楽再生が途切れたりする
 これらの場合、まず電源オフ(スリープボタンを長押し→スクリーンに現れる電源オフボタンをスライド)してから入れ直せば解決するケースが多い。電源オフができない場合は強制シャットダウン(スリープボタンとホームボタンを同時に長押し)を行ってみる。バックアップをこまめに取っているのであれば、復元にトライするのも手だ。

(4)特定のアプリが立ち上がらない
 インストール失敗などの可能性が考えられるので、一度iPhone上で削除(アイコンを長くタッチし、アイコン左上に表示される×印をタッチ)して、もう一度PC/Macと接続してインストールしてみる。この場合、言語環境などによるアプリ側の不具合の可能性もあるため、ほどほどで諦めるのが肝心かもしれない。

(5)あらゆるサードパーティ製アプリが起動直後にクラッシュして立ち上がらない
 これが今のところ最もやっかいな問題の一つ(ぼくも2、3日潰して環境再構築をやり直す羽目になった)。2.0.0、2.0.1、2.0.2いずれのファームウェアでも起こりうるらしい。なお、ぼくの場合はファームウェア2.0.1でのみこのトラブルに遭遇し、アップデート後は今のところ無事であることを明記しておく。
 主な対処法としては
 ・iTunesでコンピュータの認証を解除→再認証し同期し直す
 ・iPhone上のApp Storeから何か適当なアプリを購入する
 ・iPhone上から一度アプリを削除し、もう一度同期してインストールする
などが挙げられている。ちなみに、ぼくが行ったのは
 「iTunesフォルダの中にあるMobile Applicationsフォルダの中身をすべて捨て、改めてiTunesのApp Storeからすべてのアプリをダウンロード。念のためiPhoneは復元ではなく、ゼロから設定し直す」
 というもの。サードパーティアプリにのみこの問題が起きることを考えると、あちこちで指摘されているとおりDRM絡みの問題である可能性は高いと考えられる。

(6)絵文字/デコメール
 読むだけならば、Gmailに転送してWebからアクセスすれば読むことができる。もちろん、MobileSafari用のGmailでも表示できる。デコメールは要するに画像添付メールみたいなものなので、HTMLメールが普通に表示できるiPhoneなら問題ない。
 書く方法が今のところ無いのが残念だ。アプリが出てくれればイッパツで解決なのだが……

・ハードウェア的トラブル
(1)バッテリがもたない
 たとえば、iPhoneのバッテリーを長持ちさせる10の方法 : Gizmodo Japanという記事に紹介されているような方法が考えられる。
 ・Wi-Fi、Bluetooth、位置情報は使わないときに確実にオフ
 ・画面の明るさを適度に抑え、自動調節をオンにする
 ・必要なければプッシュメールをオフにし、フェッチもオフ。受信は手動で
 この辺をやっておけばかなりマシになる……のだけど、iPhoneとしての魅力も半減するところが難点。なので、最近ぼちぼち目にするようになったiPhone用外部バッテリを持ち歩くのも手。ぼくはダイヤテックのPowerBank Slim 2.0と、サンワダイレクトで買ったdexim BluePackを併用している。ちなみに、初めはUSB出力を持つソニーのEnergyLinkを使おうとしたが、iPhone/iPod touchには使えなかった。

(2)電波の感度が悪い
 正直、この問題に関しては使う人それぞれとしか言いようがない。ぼくは702NKII→705NK→iPhoneと乗り換えてきたが、表示されるアンテナ本数こそノキアより少なめなものの通話や通信に目立った支障は出ていないからだ。通信スピードも、測定サイトを使うとなぜかWi-Fiより速いぐらいなので不満は特にない。
 バッテリー部分を開けることができないiPhoneでは、眉ツバものの電波感度強化グッズ(バッテリーに貼り付けて使う)なども使えないわけで、強いて解決方法があるとすれば、Appleが今後出してくるだろうソフトウェアアップデートをきちんと適用することしかないだろう。

(3)ワンセグ/おサイフケータイがない
 こればかりはiPhone単体ではどうしようもない。ワンセグは単体機器がいくつか出ているし、おサイフケータイはSuicaで代用するか、もう一台持つしかない。まあ、2台目としてiPhoneを使っている人にはあまり意味のない話ではある。

(4)ストラップが付かない
 これはケースでどうにかするしかない。ケースはどんどんいろんなものが出てきていて、ストラップホールが開いているものもいくつかある。ぼくの手元に明日と来週で合わせて三つのiPhone用ケースが増えるので、いずれレビューしてみたい。

(5)画面に指紋が付く
 液晶保護シートを貼るもよし、フォーカルポイントから出ているTuneShell Plusというケースを使うとケースの上からタッチパネルを使うことができる。もしくは、サンワサプライやレイアウトなどから出ているiPhone/iPod touch用タッチペンがあるが、個人的にはあまり使いやすいとは思えない(ピンチもできないし)のでお勧めしない。やはりiPhoneは指で操作してナンボだということだ。

(6)カメラが撮りにくい
 荻窪圭氏のレビュー、笑っちゃうほど何もないシンプルカメラ、ピントの合う範囲が独特──「iPhone 3G」にもある通り、iPhoneのカメラはピントの合う範囲にクセがあるようで、マクロ写真は基本的に撮れないと思った方がいい。汎用のケータイ用マクロレンズ(シールで貼ったり剥がしたりできるようになっている)をあれこれ試しているのだが、未だに「コレ!」というのには巡り会えていない。

 というわけで、まとめ直してみたのだがどうだろうか。ハードウェア絡みの方は、気にならない人には問題なかったり運用で解決できる部分なのでトラブルとは言えないかもしれない(どちらかというとTips?)。

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