There are lies, damned lies, and statistics. - Benjamin Disraeli

人間には嘘と、大嘘と、統計学がある。
とでも訳しましょうか。
統計は「測る基準」によってどうにでもなる、というお話。

オンライン消費者の54%が「iPhone購入の予定なし」——iPhone 3G発表前調査 – ITmedia +D モバイル

携帯電話ってものすごくパーソナルなモノで、もっとも個人の好みが反映されるモノの一つ。日本だって、各キャリアから年2、3回新機種がまとめて発表されて、いちおうそれなりに選択肢はあるわけです。

アメリカはそもそもキャリアの選択肢も日本より多く、SIMカードだけ買って好きな電話機と組み合わせるという使い方もできるそうです。実は日本でもノキアやHTCの電話機を使えば同じことができますが、iモードメールなどキャリア固有のサービスが使えないのであまり現実的ではないでしょう。パケット定額も効きませんし。

そんな多様性のある状況の中、42%もの人が「購入を検討中」というのは実はすごいことだと思うのですがどうでしょう。

しかも今回の新機種の価格が発表される前、つまり$399か$499のイメージが消費者に付いている状態でのアンケートです(この点はアンケートとった会社も認めているようですが)。

それを「54%の人は購入予定なし」というタイトルにしてしまう調査会社。なんか恣意的なものを感じるのは、ぼくがiPhone支持派だからですかね。

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