何がMacBookを熱く(暑く)しているのかチェックしてみた。

 ぼくのメインマシンはMacBook 黒の最終モデルで、メモリを4GBフルに積んでいる。買ってほぼ1年経つものの、RAW現像がもうちょっと速くならないかなというぐらいで特に不満はない。ただ1つ気になるのは、やけにCPU温度が高いこと。温度監視のためにiStat menuをインストールしているのだが、それによるとだいたい60℃弱を保ってしまっている。いくらなんでも高すぎる。何とか下がらないものかと、いろいろ試してみることにした。ちなみに、電源を接続した状態で考えている。

(1)冷却グッズを使う
 ファン付きの台やゲル入り冷却シート、角度を付けることで空気に触れる部分を増やすスタンドなどいろいろ試してみたが、違いはせいぜい2~3℃で、根本的解決には遠い。もしかしたらと思い、SeeThruというポリカーボネート製のMacBookケースを外してみたが変化はなし。アルミやチタニウムの筐体と違って熱伝導率があまり良くないため、外から冷やしても効率が悪いのかもしれない。

(2)内蔵ファンの回転数をコントロールする
 smcFanControlやFan Controlなどのユーティリティを使えば、内蔵ファンの回転数を制御できる。基本回転数(いちばん温度の低い時の状態)を大きめにしておけば温度が下がりやすくなる、という寸法だ。ただし、ぼくのMacBookではさほど大きな効果がなく、また強制的にファンを回転させると耐久性が心配なこともあってあまり使いたくない。唯一、回転数が大きくなる閾値を少々低めにした程度だ。

(3)外付け機器をすべて外す
 メインマシンとして使っている関係で、FireWireやUSB、外部ディスプレイなどでポートはすべて埋まっている。そこで思い切ってこれらのケーブルをすべて外してみたところ、なんと10度以上温度が下がった。40℃台の表示を見たのは久しぶりで少々びっくり。おそらく外部ディスプレイが原因なのではないだろうか(かつてのPowerBookG4にも外部ディスプレイを繋ぐと熱くなる問題をもった機種があった)。
 簡単かつ効果が高いものの、すべての機器を外すとかなり不便なので使い所が難しい方法だ。

(番外) AirMacをやめてEthernetに切り替える
 iStatではCPU温度の他にAirMacカードやHDDなどの温度もチェックすることができる。それによるとAirMacカードの温度が常にCPUよりも高いぐらいなので、有線ネットワークに切り替えれば熱が下がり、筐体内部の空気を余計にあたためずに済むのではないかと考えた。
 これは一見成功したように見えた(AirMacカードの温度は目に見えて下がった)が、結局CPUの温度を下げるところまでは貢献しなかった。

 外付け機器をすべて外すのが効果としてはバツグンだが、外付け機器が使えず画面も狭くなるなど不便も多い。悩ましいところだ。

自宅iTunes環境に関する覚え書き。

 設定がややこしくなってきたので、自分のために覚え書き。

 iMacのFirewire端子がどうにもこうにも認識できないので、Time MachineがUSB経由でしか使えなくなった。正直スピードもマシンへの負担もFirewireの方が有利なのであまりUSBは使いたくないのだが、かといってバックアップ無しでメインマシンを使い続けるのはいささか怖い。仕方なく、メインをiMac(Late 2006)からMacBook(Early 2008)に切り替えた。
 ところで、どちらも内蔵HDDが250GBなのだが、据置きで外付けディスクを繋ぎっぱなしにできるiMacと違って、持ち歩く可能性のあるMacBookにはなるべく空き容量が欲しい。そこで、iTunesのライブラリをネットワークで共有する方法を試してみることにした。

 まずiTunesフォルダをまるごとUSB HDDにコピーし、そのHDDをAirMac Extremeに繋ぐと、Finderのサイドバーから共有ディスクにアクセスできるようになる。ちなみに、我が家は基本的にMacのみでネットワークを組んでいるのでフォーマットはHFS+にしてある。

 次に内蔵HDD内のiTunesフォルダを“iTunes_old”などにリネームし、ターミナルから
“sudo ln -s /Volumes/外付けHDD名/iTunes /Users/自分のホームフォルダ名/Music/iTunes”
としてやれば、iTunesフォルダのシンボリックリンクがミュージックフォルダの中にできており、そのままiTunesを起動すれば普通に使える。使えることを確認したらiTunes_oldフォルダを消してしまえばOK。これによってうちのMacBookは80GB弱の空きが増えた。
 また、iMacの方でも同様にシンボリックリンクを作成しておけば、常に同じiTunesライブラリを共有することができる(競合を防ぐため、同時に起動しないのがポイント)。

 なぜこんな回りくどい方法をとるかというと、iTunes内の再生回数データをきちんと残したいからだ。iTunesの共有機能では、せっかく再生しても回数が残らないのがどうにもイヤだという実に細かい理由なのである。

 ともあれ無事にライブラリの移動&起動チェックも済んでホッとしていたら、なぜか802.11n接続が切れるトラブルが発生。原因も起こるタイミングもよく解らない。音楽再生中はともかく、CDの読み込み中に突然接続を切られたりしたらコトなので、メインマシンからの引退を機に有線接続に切り替えたiMacから再生することにした。AirTunes経由で手元のスピーカー(BOSE M3)に音を飛ばし、操作はMacBookからの画面共有とiPhoneのRemoteでやればさほど不便はない。再生中の曲の歌詞がMacBookから見られないぐらいだろうか。

 実はAirMac Expressを買ってからというものほとんどプリンタ共有のためだけに使っているような感じだったので、まともな使用法になってちょっと嬉しかったりする。

クアドラプルディスプレイ(?)のその後。

使い方を絶賛模索中。

「ウィジェットをデスクトップに常駐できる?」
http://ascii.jp/elem/000/000/144/144164/

という記事を参照して、Timeloやtwitterのウィジェットを貼り付けてみることにした。とりあえずはそこそこ便利そうな気もする。

MacBookにUSBサブモニターを2台繋いでみた。

今日、センチュリーのplus one(LCD-8000U)が届いたので、plus one(LCD-4300U)と合わせて早速使ってみた。Mac用ドライバは同梱CD、もしくはDisplaylink MacOS X Driverのページからでも入手できるが、すでにLCD-4300Uを導入済みだったので特にやることはなく、ただUSBケーブルを繋ぐだけ。このあたりの簡単さは素晴らしい。ちなみにUSBハブに接続した場合の動作は保証されていないが、うちでは特に問題なく2台とも使えている。

 MacBook(13.3インチ/1280×800)に19インチ液晶(1440×900)を繋いでデュアルディスプレイとして使っていたが、ここにLCD-8000U(8インチ/800×600)と4300U(4.3インチ/800×480)を追加して夢の4台体制(クアドラプルディスプレイ?)となった。

 ひとつひとつの領域があまり大きくないため使い分けを模索中。ひとまず4300Uを縦表示にしてtwitterクライアント夏ライオンを、8000UにMail.appを表示しておくことにしている。
 CPUの消費は思ったよりマシだが、温度測定ユーティリティで見る限り平均で3〜4℃は上昇しているので、確実に使ってはいるようだ(MacBook Early2008の黒、Core2Duo 2.4GHz)。動画を再生するとさすがに温度上昇が激しいが、それでもコマ落ちなどしないあたりはちょっと感心した。

 さて、LCD-8000Uを4300Uと比べてみる。

・大きさ
 8000Uは210×151.5x32mmで500g、4300Uは127x77x17mmで130g、当たり前だが携帯性では4300Uが上。4300UはiPhoneを一回り大きくした程度のサイズで、重量も下手をするとゲーマー用マウスの方が重いんじゃないか、というぐらいに軽くできている。

・画面サイズと解像度(8インチSVGAと4.3インチWVGA)
 精細度が明らかに違うので、ガジェットとしての密度感というか楽しさは4300Uが上だが、細かすぎて文字を読みづらいことを考えると8000Uの方が実用的に感じる。

・表面処理
 8000Uは4300Uと違ってノングレアになっている。個人的にはノングレアの方が好みなのでこの変更は歓迎したいところだが、上に書いた精細度の関係でちょっとぼやけてるように感じるかもしれない。

・電源スイッチの有無
 4300UはUSBポート以外に何もないので、輝度調整も電源も一切コントロールできない。シンプルといえば聞こえはいいがちょっとまぶしすぎることもある。いっぽう8000Uは電源スイッチと輝度調整スイッチ(三段階に調整可能)が付き、多少使い勝手が良くなっている。

・縦置きのしやすさ
 4300Uはドライバで画面回転ができるものの、ケーブルが邪魔をして縦置きしづらいという欠点があった。8000Uではサイズ的な余裕とスタンドの工夫のおかげで縦置きでも自立させることができるようになった。

 こんな感じで、似ているようで進歩していたり微妙に違っていたりするこの2台、価格はセンチュリーの直販で16800円(8000U)と15800円(4300U)とほとんど変わらない。液晶サイズを考えると4300Uはもう少し安くてもいいような気がするのだが、ともかくどっちも使ってみれば楽しいガジェットだと思う。

声でシャッターを押す"Camera Genius"

iPhoneのしょぼい(失礼)カメラをソフトウェアから補うべく、さまざまなアプリがApp StoreやCydiaからリリースされている。ぼくはDarkroomというアプリを愛用しているのだが、今回それをおきかえても良いかなと思わせるアプリが登場した。
 Camera Geniusというこのアプリ、まだ買ったばかりなのでレビューできるほど使い込んではいないのだが、タイマーや加速時計を利用した手ブレ補正(ブレが最小になったらシャッターを切る)に加えて、音に反応してシャッターが切れるSound Activationモードがユニークだ。iPhoneを固定する方法さえあれば、あとは手を触れずにシャッターを切ることができるので、おそらく最も手ブレを防げるのではないだろうか。

ダウンロードはこちら

デュアル/トリプルディスプレイに挑戦。

plus one(LCD-8000U)|センチュリー(CENTURY)

 以前から注目していたセンチュリーのUSB接続サブモニタ”plus one”に8インチSVGAタイプが登場。さっそく予約してみた。
 自宅ですでに外部ディスプレイに繋いでいるMacBookに、三つ目のモニタとして使えるか試してみたい。トリプルディスプレイがダメでもLet’s Noteのサブモニターとしても使えるから構わない、という目論見である。
 500gという重さがちょっと気になるが、4.3インチ800×480(WVGA)だといかにも小さすぎる気がするし、運べない重さではないと判断しての購入。果たしてどうなることやら……?

(追記)その後、あちこちのレビュー記事などをチェックしているうちに4.3インチのLCD-4300Uも欲しくなり、注文してしまった。1280*800、1440*900、800*600、800*480の4画面をどうやって使いこなすのか、今から楽しく悩むことにしよう(衝動買いの基本は「買ってから用途を考える」だと思う)。

ひさしぶりにiPhoneから投稿。

一時は「やっぱiPhoneは素のままで使うべきでしょう!」と脱獄否定派だったが、今やすっかり脱獄環境にひたってしまった。
リスクが大きいことは承知しているが、それでも一度味わうと戻れない便利なアプリがたくさんある。

— from My iPhone

Ankerの飲食店とな